あさぴーのおいしい独り言

石川を中心に西日本のグルメネタを気ままに書きます。(ご注意)あくまでも主観で書いていますので何かありましても責任は負いかねます。参考にされる場合はご留意を。また内容は訪問当時に知り得た情報(ネット含む)をもとに書いています。なお、コメントは承認後にアップしており、不適切な内容はアップをしませんので、あしからずご了承願います。

タグ:鎌倉

今回の旅の初日の宿泊は、鎌倉と江の島のほぼ中間の位置にある「鎌倉プリンスホテル」にしました。

プリンスホテルと言えば、日本におけるホテル・リゾートの草分け的な存在だと思いますが、私も何度か利用したことがあります。

「鎌倉プリンスホテル」は1995年開業で、相模湾を見下ろす高台に建つリゾートホテル。
鎌倉プリンスホテル (45)

江ノ電と一緒に写真を写してみました。

手前側が「バンケットホール七里ヶ浜」で、奥の高台が宿泊棟となっています。
鎌倉プリンスホテル (41)

建物は緩やかなカーブを描いていてすべての部屋から七里ヶ浜の海を一望できました。
鎌倉プリンスホテル (8)

ロビーは広く明るいです。ここが3階になります。
鎌倉プリンスホテル

私の利用した部屋がこちら。

屋外プール越しに相模湾・江の島を見渡すことができ、晴れた日には富士山を望むことができました。
鎌倉プリンスホテル (15)

日の入り。
鎌倉プリンスホテル (23)

日の出のときもきれいでした。
鎌倉プリンスホテル (6)

建物自体は30年近く経つので若干の古さを感じますが、バスルームとシャワースペースが分かれていて、部屋自体も十分な広さ。宿泊金額を考えるとお得感がありました。
鎌倉プリンスホテル (26)

朝食は2階にある「レストラン ル・トリアノン」で取ります。
鎌倉プリンスホテル (28)

大きな窓一面に広がる七里ヶ浜の海を正面に眺めながら「ごちそうモーニング」というセミビュッフェスタイルの朝食を楽しむことが出来ます。
鎌倉プリンスホテル (38)

ビュッフェはドリンクと、こちらのお茶漬け。あと、パンと小菓子などありました。

まずは、サラダプレートが出されます。こちらにはたっぷりのサラダに鎌倉ハムなどが盛られています。チーズっぽく見えるのは豆乳から作られたものでした。
鎌倉プリンスホテル (29)

あと、目覚めのスムージーと有田みかんジュース、そしてフルーツヨーグルトも一緒に出されました。

写真に写っているトマトジュースとグレープフルーツジュースはフリーのドリンクコーナーからを取ってきました。
鎌倉プリンスホテル (40)

こちらのスープもです。
鎌倉プリンスホテル (25)

そして、「選べるごちそうプレート」としては「エッグベネディクトプレート」か「オムレツプレート」を選ぶことが出来、私は「エッグベネディクトプレート」にしています。
鎌倉プリンスホテル (33)

イングリッシュマフィンにスモークサーモン、ベーコン、ほうれん草を添えたエッグベネディクトで、ソースはオランデーズソースでした。
鎌倉プリンスホテル (32)

妻は「オムレツプレート」で、サイズ的には小さなオムレツですが、とろ~り、ふわふわの仕上がりだったようです。

二つのメインプレートに添えられた煮込み料理はチキンでした。
鎌倉プリンスホテル (36)

妻は、こちらのパンも食べています。
鎌倉プリンスホテル (39)

ドリンクとしてコーヒー。そしてプチシューも食べています。

ビュッフェは一人3,500円という、この手のホテル相当の料金でしたが、宿泊費含めてのコスパはよかったのと、リゾート感もしっかり味わえるのでよかったのではないでしょうか。ご馳走様でした。

ただ1点、改善を求めたいところとしては、最寄りの江ノ電の駅との送迎バスがあってありがたかったのですが、接続時間が微妙で、かつ、ホテルの出発時間が勝手に延ばされて乗りたい電車に乗ることが出来なくなりました。

延ばす場合は確認して欲しいですね。最後は愚痴っぽい書き込みですみません。

鎌倉プリンスホテル
神奈川県鎌倉市七里ヶ浜東1-2-18
TEL 0467-32-1111
7:00〜10:00(L.O.9:30)



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湘南エリアといえば「しらす」が有名です。

先日紹介しました通り。江の島で生しらすを堪能しましたが、このしらすは「湘南しらす」とブランド化されています。
アンチョア

さて、今日紹介するお店は、鎌倉にある「anchoa(アンチョア)」というスペイン料理のお店。

お店の名前になっている「アンチョア」とは、スペイン語で「カタクチイワシ」のこと。

ちなみに「しらす」とはイワシ類や、ウナギ、アユなどの稚魚を示す総称ですが、「カタクチイワシ」の稚魚も一般的に「しらす」と呼ばれています。

そんな地元で獲れる食材で、まぁ、庶民的な、と言ってもいい「カタクチイワシ」を店名にしている意味としては、スペイン料理を肩肘張らずに楽しめるお店でありたいという思いを表現しているのかもしれません。

お店は江ノ電の鎌倉駅からほぼ線路沿いにある商店街から、少し線路側に入った場所にひっそりとありました。

今回、三浦半島に住む弟夫妻共々4名での訪問。コロナ禍もあって4名での会食は4年ぶり。

「anchoa(アンチョア)」のオーナーシェフは酒井涼さん。元々は代々木八幡に別名でお店を出していたようですが、2021年8月にこちらに移転オープンしています。
アンチョア (2)

店内はこじんまりとしたスペースですが、温かみのあるインテリアで、ゆっりと食事ができる空間でした。
アンチョア (4)

使われている食器やテーブルセットもかわいかったです。

たぶん、スペインの中でも美食の街として有名なバスク地方の料理を得意としているのかもしれませんが、スペイン各地の郷土料理をベースにシェフのアレンジを施した料理の数々。最初に結論を書けばとても楽しめたと思います。

今回は12,100円の「コース アンチョア」でお願いしてありました。

こちらのコースは、店名が冠されているようにお店のおすすめコースで、下記のような内容となっています。いわゆるデギュスタシオンコースでシェフの得意料理を少量多皿で出してくれます。

・アペリティーボ
・ピンチョス盛合せ
・タパス 5皿
・米料理
・デザート2品
・カフェ、小菓子

まず出されたのが、こちら。アペリティーボの「アンチョア コカ」。フィンガーフードで手でつまんでそのまま食べます。
アンチョア (10)

コカとは、スペインの野菜ピザのことで、生地に色々鎌倉野菜を煮込んだピストをのせて焼いて食べる料理ですが、上にアンチョビが乗せられていました。

お次はピンチョス盛合せ。
アンチョア (15)

色々な食材を色とりどり使って楽しませてくれました。もちろんしらすも!

この後、タパス料理が5皿続きます。

料理の説明はしてくれたのですが、全部は当然覚えきれないので、もし間違っていたらごめんなさいです。
アンチョア (17)

こちらはカンパチとナス、アーモンドを使った冷製のタパス。器はとても重かったです。
アンチョア (18)

こちらは太刀魚と冬瓜、細長いのもピーマンって言ったかな?をサフランのソースで食べさせてくれました。
アンチョア (22)


そして、こちらがシェフのスペシャリテ「ピキージョ」。
アンチョア (21)

トウガラシ属トウガラシの赤ピーマンですが、辛みはなく、水煮でソースも甘く味付けされていました。中にはタラと海老のすり身が詰められています。
アンチョア (24)

こちらは、この黒ムツを使ってニンニクとビネガーのソースで食べさせてくれました。
アンチョア (28)

取り分けてサーブされます。赤ムツだとのどぐろですが、黒ムツも赤ムツほどではないですが、脂が乗って美味しかったです。
アンチョア (30)

最後のタパスは、北陸ではなじみがないヒトミハタという魚を使った料理で、茸と里芋が添えられ、アーモンドのように見えるのはから付きの落花生でした。柔らかくて美味しかったですよ。ヒトミハタ自体は淡白な白身で、ソースで食べます。

そして料理としての最後に出されるのが、スペインの米料理の代表「パエリア」。
アンチョア (31)

お米から大きな鍋一杯に薄く広げた状態で炊かれていて、新鮮な地魚をふんだんに使ったスープでシンプルに炊き上げたパエリア。
アンチョア (32)

魚のうま味をたっぷり吸い、美味しさが口の中に広がりました。
アンチョア (33)

ニンニクが効いたアイオリソースが添えられていて、こちらを付けて食べると風味が変化して、それがまた美味!

シンプルがゆえに、シェフの腕が試されますね。とてもおいしかったです。
アンチョア (37)

デザートは、こちらはシャインマスカットにハチミツをかけて。
アンチョア (38)

バスクチーズケーキ。濃厚です。
アンチョア (40)

最後に小菓子。
アンチョア (39)

ドリンクは私はエスプレッソを頼んでいます。

最後に頼んだワインについて。

私と妻はペアリングでお願いしました。

5種類と9種類があって、各々日常使いのワインか少しリッチなワインどちらかをチョイスする組み合わせ。

妻は質より量の9種類で8,000円。私は量より質の5種類で8,000円を頼んでいます。

ワインはほぼスペインのものばかり。中にはなかなか飲めないものもあって楽しめました。
アンチョア (8)

発泡酒のカヴァに始まり、
アンチョア (29)

飲み口の違う白や赤など色とりどり。
アンチョア (27)

こちらはバスク産の微発泡ワイン「チャコリ」。
アンチョア (26)

高い位置から注ぐのがバスク式です。
アンチョア (12)

以上を飲み食いして、弟夫婦はアルコールをあまり飲まなかったので、4名で73,000円強でした。

ちょっとばかりの贅沢でしたが、たくさんのスペイン料理を楽しむことが出来たのと。弟夫妻とも久しぶりだったので、美味しい料理に舌鼓しながら楽しいひと時を過ごさせていただきました。

近くにあったら、リピート間違いなしのお店です。ご馳走様でした。

anchoa(アンチョア)
神奈川県鎌倉市御成町2-14-3
 御成ヴィレッジ A棟 1F
完全予約制
TEL 050-5571-9391
火.水 18:00~(20:00最終入店)
木.金 12:00開店12:15一斉スタート
    18:00~(20:00最終入店)
土.日 12:00開店12:15一斉スタート
   17:30~(19:00最終入店)
月曜休+不定休



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江の島といえば、東京周辺にお住いの方々にとって日帰りで行くことが出来る観光地です。

江戸時代からすでに庶民にとって馴染みの観光地だったようで、「江の島信仰」発祥の地として知られています。

さて、毎年恒例の秋の墓参ツアー。今年は、そんな江の島に初めて上陸しました。

いいお天気で最高の秋晴れ!江の島は、天気がいいのと悪いのとでは天と地の違いです。
江の島

小松空港から羽田、そして京急・JR・江ノ電を乗り継ぎ、10:30ごろに江の島に到着。
江の島 (3)

江の島弁天橋を徒歩で渡って向かいます。
江の島 (6)

島に渡ってすぐが弁財天仲見世通りになっていて、色々なお店が立ち並んでいました。
江の島 (14)

江の島は平地が少ないので島の中心まで行くには多くの階段を上り下りしないといけません。さすがに上りはきついので、江の島エスカーというエスカレーターを利用して上まで上がることにしました。
江の島 (17)

江島神社は、日本三大弁財天を祀る神社で、「辺津宮」「中津宮」「奥津宮」の3社からなっています。ご覧のように途中途中に社があります。
江の島 (33)

頂上にあるのが「サムエル・コッキング苑」。「江の島シーキャンドル」がそびえています。
江の島 (22)
江の島 (23)

明治時代かつて英国人貿易商のサムエル・コッキング氏の別荘と庭園だった時代に使われた温室の遺構を見ることが出来ます。
江の島 (20)

一通り見まわった後は「江の島シーキャンドル」のエレベーターで昇ります。
江の島 (30)

タワー自体はそれほど高いわけではありませんが、島の頂上に立っているので見晴らしが最高!

鎌倉や湘南の海が360度見渡せました。天気が良くてよかった!
江の島 (36)

その後、江の島のもう一つの見どころである「岩屋」に向かって階段を下っていきます。狭くて急な階段なので、足腰に自信ない方はやめた方がいいかもしれません。
江の島 (41)

「岩屋」は海食洞窟で、かつて弘法大師や日蓮上人も修行したといわれいます。江の島信仰発祥の地として崇められてきた場所なのです。
江の島 (42)

来た階段は帰りは登りになるので、遊覧船「べんてん丸」で移動しました。片道400円です。
江の島 (44)

その後、ディナーの前に立ち寄ったのが、鎌倉に本店がある「レ・ザンジュ 鎌倉本店」。
レ・ザンジュ 鎌倉本店 (5)

アンティーク調のお店で、中にはカフェスペースがあります。
レ・ザンジュ 鎌倉本店 (4)

かわいい缶に入った、人気の「プティ・フール・サレ」などを買って宅急便で家に送りました。
レ・ザンジュ 鎌倉本店 (6)

「プティ・フール・サレ」はフランス産ゲランドの塩を使用した塩味クッキーで大人の味。ワインのお供によかったです。

レ・ザンジュ 鎌倉本店  (2)

レ・ザンジュ 鎌倉本店
神奈川県鎌倉市御成町13-35
TEL 0467-23-3636
10:00~18:00
喫茶
10:00~17:00(L.O.16:30)
無休



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今回の旅行の最初の宿泊地の鎌倉で宿泊したのは、鎌倉駅前に4月24日オープンしたばかりの新しいホテルでした。

JR東日本の系列の「ホテルメトロポリタン 鎌倉」です。
ホテルメトロポリタン鎌倉 (15)

ホテルメトロポリタンは、JR東日本エリアには多数あって、私も過去に宿泊したことがあります。
ホテルメトロポリタン鎌倉 (4)

鎌倉は景観上、建築物について15mの高さ制限があるため5階建てで、それほど大きなホテルではありません。フロントロビーは2階にあります。新しいホテルなのでシンプルながらきれい。インテリアは明るい色調で落ち着いた内装でした。
ホテルメトロポリタン鎌倉 (7)

中央には吹き抜けのアトリウムがあり緑がたくさん。

我々が宿泊した部屋は、ちょうどメイン道路に面した部屋で、鎌倉の街がよく見えました。部屋もアイボリー基調の明るい空間ですね。
ホテルメトロポリタン鎌倉 (18)

最近建てられたホテルによくみられる、洗面台のエリアがオープンな作りです。
ホテルメトロポリタン鎌倉 (23)

引き戸を締めるとクローズすることができました。

では朝食の紹介です。

1階には「Cafe&Meal MUJI」が入っていて、物販とレストランが同じフロアでつながっています。
Cafe&Meal MUJI (14)

朝食は、こちらの「Cafe&Meal MUJI」で取ることにしました。

ご存じ無印良品が展開しているカフェで、関東・関西と名古屋にお店があります。


化学調味料は最小限に抑え、保存料はいっさい使用していないので安心です。

朝食時は宿泊者専用となり、ホテルから直接店内に入ることができました。
Cafe&Meal MUJI (3)

朝食メニューはこちら。

コロナ禍で、ブッフェスタイルでの提供は休止。3種類のセットメニューからチョイスするスタイルです。パンとドリンクはフリーとなっていました。

入り口で検温。パンとドリンクを取るときは手袋着用が必要です。
Cafe&Meal MUJI (9)

通常ならサラダ・フルーツもサラダ・フルーツバーなようですが、現在は、こちらの盛り合わせを一人分ごと持ってきてくれます。もちろんお変りも自由ですが、他の料理もあるので一皿で十分かな?
Cafe&Meal MUJI (6)

パンはこちらから自由に持ってきて食べることができました。
Cafe&Meal MUJI (8)

セットのほうは私はCの「本日の干物」をチョイス。
Cafe&Meal MUJI (12)

この日はサバの干物。みりんの上品な塩味がよかったです。
Cafe&Meal MUJI (13)

ご飯と甘辛いゴマだしと湘南しらすが添えられていました。

妻と義母はBのエッグスラットをチョイス。
Cafe&Meal MUJI (11)

エッグスラットは卵とマッシュポテトを蒸しあげたもの。添えられているバゲットにつけて食べます。

あとはベーコンとソーセージ、ポテトですね。

鎌倉駅のほぼ駅前といっていいほどの便利な場所にある新しいホテルで、観光客にとっては利用しやすいところではないかと思いました。ご馳走様でした。

ホテルメトロポリタン 鎌倉
神奈川県鎌倉市小町1-8-1
TEL 0467-60-1250
Cafe&Meal MUJI ホテルメトロポリタン鎌倉
TEL 0467-22-7852
6:30~10:30(L.O.10:00)
※宿泊客専用
グランドメニュー
11:00~22:00(L.O.21:30)
無休


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今回の旅行では鎌倉で妻の母と弟夫妻との会食をセットしてありました。

その時にチョイスしたのが「イルノード/IL NODO」という、人気のイタリアンのお店です。

いつも観光客でにぎわっている小町通りから一本曲がったところ、静かなエリアにお店はあります。
イルノード

夜だったので建物全体の感じがわかりづらかったのですが、スイスにあるような感じの建物の2階に「イルノード/IL NODO」はありました。
イルノード (3)

オーナーシェフと奥さま2人が切り盛りされている小さなお店です。

店内は広くなく、カウンター席が5~6席とテーブル席が6人分。
イルノード (4)

今回我々は5名で、ディナータイムに「シェフこだわりのディナーコース」を事前に予約してあったので、テーブル席に案内されました。

オーナーシェフは青山のサバティーニで働いておられた松井さん。

ジャンルとしてはイタリアンなのでしょうが、いわゆる「イノベーティブ・フュージョン」のイタリアンでした。凝った料理の数々で、品数も多く楽しめるお店でした。

鎌倉という古き良き町ならではの地産地消にこだわっていて、仕入れる食材によって毎日メニューが変わるようです。

ディナーは一種類で税抜1万円のコースのみ。私がお邪魔した時はもう一組2名のお客様と一斉スタートでした。

ディナーコースは、伺ったときは晩秋のコースで「~鎌倉で感じる 晩秋の畑と海~」と銘打たれていました。主役は地元鎌倉で採れた野菜です。
イルノード (9)

最初の一杯としてのドリンクは、私と妻はスプマンテを頼みました。
イルノード (10)

義弟は鎌倉の地ビールです。

では、コースの内容を順番に紹介していきます。

鎌倉野菜など地産地消にこだわっていて、料理が出されるタイミングで生産者や特徴などを説明をしてくれましたが、なかなか覚えきれないので、間違っていたらごめんなさいです。

こちらのお店のコースの特徴は、一皿が少量で前菜が何皿も出てくることです。

スープは出てきませんでした。
イルノード (27)

パンは自家製のフォカッチャ、ライ麦パンです。

まずアミューズとしては「天城 成長録」というテーマで2品。
イルノード (11)

天城で養殖された20か月のアマゴ(ヤマメ)を使って再構築した一品。八木下さんのベルガモットで香りづけされていて、素材の持つうま味・酸味・苦み・甘みなどが絡み合って五感に複雑に語りかけてくる逸品でした。
イルノード (13)

こちらは3年物のアマゴと生まれる前の、つまり0年物のイクラ、そして秋レタスを2色のマスタードで食べさせてくれました。皮も炙って乗せられていました。

ここからが前菜です。

これは「畑の旬」と名付けられている小田原の志村さんが採取したマコモダケ、柳蓼(やなぎたで)を生と揚げた状態?のを乗せて、下には生ハムが敷かれていました。
イルノード (20)

「青統一」と命名された品は、小坪漁港の秋の鰆(春のサワラより脂が乗っているそうです)に、鎌倉の完全無農薬野菜の渡辺農園の白菜を色々。芯の部分と葉っぱところの食感が違っていて面白いです。ソースには八木下さんの青日向夏で酸味を強めに感じる味でした。
イルノード (21)

こちらは「秋らしさ」。小坪漁港の鮮魚(この日はヒラメ) のベニエ。その上に紫サツマイモ、チコリを乗せてバーニャカウダーソースで食べさせてくれます。
イルノード (24)

「苦み 青臭み」と銘打たれた一品は真牡蠣がメイン。渡辺農園の玉ねぎと万願寺唐辛子、空心菜をソテーしてあり、確かに苦みのきいた大人の味でした。
イルノード (26)

ちゃんと下にはプリッとした牡蠣が隠れていますよ!
イルノード (30)

こちらは「海の旬を畑で食す」という名で、焼きナスに材木座海岸にあるもんざ丸というお店の生シラスに発酵させたクリームソースにカレーリーフで香りづけ。
イルノード (32)

「小坪の恵み」は2品。一品目は小坪漁港の活サザエを使います。
イルノード (31)

ご覧のように、鎌倉唯一の地野菜の里芋を加えアーモンドバターでつぼ焼にしてあります
イルノード (34)

2品目は長野の天然クリタケ・秋のホタテ・畑のじゃがいもにベルガモットとヨモギを素揚げして乗せてあります。

こちらの「イタリア×長野県」という名前のパスタ。
イルノード (35)

ストロッツァプレーティと呼ばれるショートパスタを使い、長野県の天然茸「ショウゲンジ」「チャナメツムタケ」を絡ませてあります。パスタといってもごく少量でした。
イルノード (37)

メインは「天城×神奈川」という名前で、ご覧のようなココットに藁と共に入れられて蒸し焼きにされた天城の山本さんの鹿ロース。
イルノード (38)

こちらを渡辺農園のニンジンを付け合わせに、シェリービネガーソースで味付け、サワークリームが添えられています。

実は、肉が苦手で豚と鶏が特に!と伝えてあったのですが、まさかジビエが出されるとは!(^^;

しかし部位がロースで、血抜きが上手らしく臭みも全くなく、私も食べることができました。

ドルチェのネーミングは「畑を感じるデザート」で2品出されます。
イルノード (39)

秋のナシと畑のナスを細かく刻んで敷いて、ほうじ茶のジェラート。 
イルノード (41)

こちらは渡辺農園のサツマイモとアールグレイの口当たりのいい食感のスイーツ。
イルノード (42)

ドリンクは、信州水野農園MUI(旧もとえ珈琲)の焙煎コーヒーが3人。
イルノード (43)

私は宮崎県五ケ瀬の有機和紅茶(しょうが)を頼んでいます。

最後にアルコールの話題です。最初に飲んだスプマンテのあと、3種ペアリング(税抜4,500円)を頼んでいます。

1杯目は白の「サンバジーレ グレコ」。
イルノード (28)

ミネラル感たっぷりのすっきりとした飲み口の白でした。

2杯目も白でシャルドネの「マドンナ」という名前でした。写真はありません。

ドイツの代表的な白ワインで、こちらはよりフルーティな口当たりでしっかりとした白。

3杯目はトスカーナの赤で「ロッソ ディ モンタルチーノ」。
イルノード (36)

鮮やかなルビー色で重厚な味わいで、花の香りが鼻に抜けました。美味しい赤ワインでした。

以上を全てきれいに飲み食べ出来ました。何皿も出されたのでボリュームがあるように見えますが、一皿一皿の量は少なく、高齢の義母もすべて食べることができました。全員が満足できたディナーです。

人間が感じる味覚である五味(甘味・酸味・辛味・苦味、うま味)。 これをすべて網羅しながら、素材の持つ真の良さを引き出してくれる、シェフの調理の技術を感じました。特に苦味をうまく使っていていることがとても印象に残りましたね!ご馳走様でした。

イルノード/IL NODO
神奈川県鎌倉市小町2-6-12
 くすの木443 2F3号
TEL 050-5597-1346
ランチは週3日
12:00~13:00(L.O)15:00(close)
ディナーは火~日
18:00~20:30(L.O)22:00(close)
月曜休


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