あさぴーのおいしい独り言

石川を中心に西日本のグルメネタを気ままに書きます。(ご注意)あくまでも主観で書いていますので何かありましても責任は負いかねます。参考にされる場合はご留意を。また内容は訪問当時に知り得た情報(ネット含む)をもとに書いています。なお、コメントは承認後にアップしており、不適切な内容はアップをしませんので、あしからずご了承願います。

タグ:穴子

石川県には天ぷらの専門店が少ないです。

これは石川県に限らず食文化面で関西の影響を受けている地域はそうなのですが、関西では天ぷらは和食のコースの一つとして出されることが多いことから、そうなっているようです。

さて今日紹介するのは福井市の国道8号線から少し市内方面に入ったところにある「矢車 本店」というお店。
矢車 本店

天ぷら・会席料理のお店ですが、接待や、いわゆるハレの日に地元の方に利用されるのでしょう。特に天ぷらがウリのところで建物は立派です。
矢車 本店 (5)

2階にも席があるようで、こちらは1階。我々はカウンター席に案内されました。カウンターで天ぷらを食べるのは久しぶり。

店内に滝が設置されていたり、日本庭園を眺めながら、カウンターで揚げたての天ぷらをゆったり楽しむことが出来ました。
 
矢車 本店 (3)
ランチメニューです。
矢車 本店 (4)

こちらはお昼の会席。

私は、この中から、穴子一本天ぷらが気になって、「活〆穴子丼(1,700円)」を頼むことに。
矢車 本店 (9)

出されたのがこちら。ミニサラダ・漬物・赤出しが付いていました。
矢車 本店 (10)

見て驚くのがロングサイズの穴子の天ぷらですね。一本揚げです。そのままでは食べられないので半分にカットしてから食べます。

穴子以外はナス・さつまいも・紅生姜、そして天ぷらとしては珍しいコンニャク田楽が乗せられていました。

揚げたてで美味しいです。ただ、年を取ったせいか少し胃が重たくなりました。汗

こちらは一緒に行った2人が頼んでいた「天ぷら定食(1,700円)」。
矢車 本店 (8)

こちらも揚げたてを楽しめて、えび・魚介・旬の野菜4品という構成でした。
矢車 本店 (6)

こちらにはミニサラダ・ご飯・赤出し・漬物が付いています。

1,700円で揚げ立て天ぷらを楽しめるのでおススメ。夜も家族や宴会など幅広く利用できるお店だと思いました。ご馳走様でした。

矢車 本店
福井県福井市西方2-1-1
TEL 0776-23-3893
ランチ11:00~14:00(L.O.)
17:00~21:00(L.O.20:30)
不定休



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広島は、グルメに関して色々な素材がある土地です。

牡蠣、お好み焼き、尾道ラーメン、先日紹介した汁なし坦々麺、そして今日紹介する「あなごめし」などです。

穴子料理については4年半ほど前に「紅緒(べにお)」というお店を紹介したことがあります

今回、前々から気になっていたお店「あなごめし うえの 広島三越店」に行くことが出来たので紹介したいと思います。

「あなごめし うえの」は、日本三景の一つ広島安芸の宮島に本店があって、「あなごめし弁当」が有名。あなごめし発祥のお店として知られています。

宮島へはなかなか行くことが出来ないのですが、その「あなごめし」が広島の中心地でも食べることが出来るということで行ってきました。
あなごめし うえの 広島三越店 (7)

「あなごめし うえの 広島三越店」は広島三越店の地下1階にあります。
あなごめし うえの 広島三越店

「あなごめし弁当」などテイクアウトできるお店ですが、カウンターだけですが、イートインできるコーナーがあります。
あなごめし うえの 広島三越店 (2)

こちらでは、ご覧のメニューのみ食べることが出来るようになっていました。ちなみに「あなごめし」の並と特上の違いはあなごの量の違いだそうです。

私は本当はおこげが絶品だという「釜炊き穴子飯御膳」が食べたかったのですが、コロナ禍で販売中止になっていて、であればご飯の量が少ない「あなごめし小(1,950円)」を頼むことにしました。
あなごめし うえの 広島三越店 (6)

しばらく待って出されたのがこちら。蒲焼きの穴子が9切れ乗せられています。

名物にうまい物なし!とはよく聞くフレーズですが、この「あなごめし」は美味しかったです。
あなごめし うえの 広島三越店 (5)

柔らかく、そして上品に煮られた穴子はもちろんですが、穴子の骨で取った出汁で炊き込んだ味付ご飯のほんのりとした上品な風味との合体!素晴らしいハーモニーでした。

一緒に行った人は「あなごめし並(2,250円)」を頼んでいました。
あなごめし うえの 広島三越店 (3)

見た目は同じようですが、穴子が2切れ多いです。

穴子料理は石川県ではあまり食べることが出来ないので、たまに食べると鰻とはまた違った味で楽しめました。

出来れば安芸の宮島の本店で食べてみたいものです。ご馳走様でした。

あなごめし うえの 広島三越店
広島県広島市中区胡町5-1
 広島三越B1F
TEL 082-242-3111
1030~1930
三越の定休日に準じる


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明日グランドオープンするイオンモール白山。

北陸最大級のショッピングモールです。前を通る金沢外環状道路海側幹線(海環)は広い道路なのですが、グランドオープン後は混雑するでしょうね?
イオンモール白山 (12)

今回、オープン前に近隣エリア対象のソフトオープンに行ってきましたが、その時のことは近々書きたいと思いますが、今日は先月行ってきた、イオンモール白山のすぐそばにある「金沢まいもん寿司 白山インター店」でランチしてきたときの話題です。
金沢まいもん寿司

「金沢まいもん寿司」については、過去にも私のブログで八日市店を紹介したことがありますが、残念ながら閉店になっています。

高級回転寿司のお店で、どちらかといえば石川県内よりも大都市周辺に店舗展開しています。

行ったのは6月末の日曜日、11時過ぎにお店に入りましたが、店内はほぼ満席に近い状態。ほどなく満席になり順番待ちが出来ていました。人気ですね。
金沢まいもん寿司 (7)

大きな回転レーンのまわりにカウンター席。奥にボックス席が並んでいました。ちなみに回転レーンには寿司は回っていません。
金沢まいもん寿司 (6)

オーダーはこちらの端末で行います。

では、食べたものを紹介していきます。

「本日の厳選3貫盛り(660円)」は、皮目を炙った金目鯛、肝が乗った能登カワハギ、そして地元産のメジマグロの3貫セット。
金沢まいもん寿司 (8)

金目鯛の握りは、地元でもそれほど食べることが出来ないし、カワハギの肝もいいですね。
金沢まいもん寿司 (11)

こちらの3貫盛りは何だったかな?カワハギ。アオリイカ、あぶりかますだったと思います。
金沢まいもん寿司 (12)

こちらは「能登あじ(330円)」。七尾湾の朝獲れアジを使用。脂が乗っています。
IMG_3137

アジについては「能登あじの夏巻(495円)」も頼んでいます。みょうが・ネギ・きざみ大葉と一緒に巻かれていて、さっぱりとした夏向きの太巻きでした。
金沢まいもん寿司 (13)

この日は普段食べないような寿司ネタを頼もうということで「能登さざえ(495円)」。コリッとした食感です。
金沢まいもん寿司 (18)

「煮はまぐり(660円)」は大きな身で甘いツメがポイント。
金沢まいもん寿司 (19)

こちらは「まいもんの自家製穴子食べ比べ(660円)」。煮穴子と白焼き+あら塩の2種類を楽しむことが出来ます。
金沢まいもん寿司 (21)

最後に頼んだのは「塩水ウニ(495円)」。最近ウニを食べていないので味の比較ができないのですが味は濃厚でした。
金沢まいもん寿司 (15)

妻はもずくの吸い物も頼んでいました。

以上で4,500円ほど。それほど量は頼んでいませんが、高級回転寿司でランチタイムの値段としてはこんなものでしょうか?ご馳走様でした。

金沢まいもん寿司 白山インター店
石川県白山市横江町土地区画21街区7
TEL 076-275-0448
11:00~21:30
不定休


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今日で石川県金沢市が対象となっていた「まん延防止等重点措置」が解除になります。

これまでアルコールを飲んだ内容のアップを控えていましたが、今回からアップしていきます。

さて、今日紹介するお店の場所は、前は「一献」というミシュランで星を2つ獲得された日本料理の名店でした。

残念ながら閉店。女将の「まずは一献!」で宴が始まる粋なお店でしたが、残念です。

そのあとを、引き継がれたのが、今日紹介する「鮨 いくた」なのです。昨年9月にオープンしています。
鮨 いくた

外観は、見た感じでは「一献」のときのままのようです。
鮨 いくた (4)

店内はカウンターはそのままですが、他は手を加えられていると話されていました。

「鮨 いくた」のご主人の生田さんは、金沢東山のミシュランの星一つを獲得されている「鮨みつ川」で、光川さんが東京にお店を出した際に「鮨みつ川」を任されていた方です。

夜はおまかせのコースのみで税込み11,000円です。
鮨 いくた (5)

まずは薄張りグラスで出される生ビールで乾杯。

「鮨みつ川」では、刺身以外のおつまみや料理はそれほど出されませんでしたが、こちらでは6品ほど出てきました。
鮨 いくた (6)

最初に出されたのはアイナメの刺身。

そして「蒸しアワビ吸い物」です。
鮨 いくた (7)

アワビを食べるのは久しぶりかもしれません。上品な出汁が効いていて、じゅんさいが入っていました。
鮨 いくた (9)

お次は、サワラのたたき。藁で炙って香りづけ。そして新玉ねぎの漬けが乗せられているもの。

新玉ねぎの甘みが加わっていて、サワラの上品な脂と香りとのハーモニーが心地よい一品でした。
鮨 いくた (10)

こちらはホタルイカとイチゴ。珍しい組み合わせです。下にはホタルイカのミンチが敷かれていて、漬け込まれたホタルイカの塩気とうま味、イチゴの酸味が合わさって不思議な味?

フグの白子を焼いたものにワラビとワサビ菜が添えられています。
鮨 いくた (11)

フグの白子は中が熱々で注意が必要。注意しながら噛むと、中からとろ~りとクリーミーなうま味が口の中に広がりました。
鮨 いくた (12)

料理ものの最後は毛蟹の酢の物。小さめの毛蟹のそれも半分でしたが、甲羅に身と内子が詰められ、上に足の身が乗せられていました。

ここから握りに移ります。江戸前風で握りに何らかの味付けがされているので、そのまま食べることができます。
鮨 いくた (13)

最初の一環はアカイカ。「鮨みつ川」で出されるイカと同じように、3枚におろしてシソを絡めてある握り。まぁ、元々は、90歳になって最後?の現役引退を宣言された小松弥助の森田さんの得意技?切ったところからうま味を感じるイカの身の処理の仕方。熟知されています。
鮨 いくた (15)

こちらは七尾湾でとれる赤西貝。コリっとした食感がいいです。
鮨 いくた (16)

フクラギ。皮目をワラで炙ってあります。
鮨 いくた (17)

サヨリ。これからの季節はいいですね。
鮨 いくた (18)

こちらは桜鱒の漬け。すごい脂が乗っていました。
鮨 いくた (19)

コハダは、大きめのサイズで身が厚かったです。これからの初夏からが旬ですが、5月だとサイズ的にはコノシロに近かったのかも?
鮨 いくた (20)

穴子は脂が乗っていました。
鮨 いくた (21)

最後は手巻きでメジマグロの漬けでした。マグロの手巻きで締めるのも「鮨みつ川」流?

あとどこかでキジハタが出されたと思うのですが、写真写し忘れたかな?
鮨 いくた (2)

最後にお酒について。こちらがドリンクメニュー。
鮨 いくた (8)

色々料理の流れに応じて、おすすめの日本酒を3~4種類ほど出していただきました。すべて純米酒ですっきりとした飲み口のお酒が多かったです。

以上飲み食いして、2人で2万8千弱。料理や握りはバラエティ豊かで味の面でも変化があって楽しめましたし、美味しかったです。おすすめのお店だと思います。ご馳走様でした。

鮨 いくた
石川県金沢市片町1-4-4
TEL 076-254-1422
12:00~14:30 最終入店13:00
18:00~22:00 最終入店20:30
不定休


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今回の福岡への旅のテーマは「福岡に住んでいた時の食の足跡を訪ねて」でした。

私が12年前に福岡に住んでいた時、夜に3度ほどお邪魔したことがあるお店「火群(ほむら)」。福岡から離れるとき最後の晩餐でお邪魔したほど好きなところでした。しかし、大阪に住んでいるときに一度行ったらすでに閉店されていて、残念ながらその後どうされているかもわからずじまいだったのですが、ふとしたことから、その方が、昔住んでいたところのすぐ近くでお店をやっているという情報が入り、その「田しま」に行くことが今回の福岡への旅の大きな目的でした。

そしてついでにほかのお店についても昔住んでいた時に行ったところを中心に旅程を決めているのです。

グルメの格付けで有名なミシュランガイドでは、三つ星は「そのために旅行する価値のある卓越した料理」という評価だそうですが、今回、まさしく、こちらのお店の行く目的をメインに福岡へ行くことを決めたわけです。

こちらが「田しま」で日本料理のお店。ミシュランガイド福岡で星一つを獲得されています。
田しま

ひっそりと佇む感じの木の格子の外観に白い暖簾が凛としていました。
田しま (2)

店内はカウンターとテーブル席一つ、間接照明を使い、しっとり落ち着いた空間。

コロナ禍で。予約は平日は2組ほどにして、お一人で対応されているようです。

行った時も我々2人と、もう一人年配の男性客の3名のみ。

ご主人は「火群」の当時はまだ30代で若い寡黙な料理人でしたが、今回、約12年ぶりに拝見すると、髪の毛やお顔は確かに貫禄が出てきた感じがしました。色々昔話をしながら美味しくて楽しいひと時を過ごすことができました。

お品書きはなく、お任せのコース12,000円のみ。料理9品、鮨6貫という内容でした。

「田しま」では、お魚とお野菜のみを使い、新鮮な食材ばかりを使った季節の移ろいを感じられる日本料理を愉しむことができます。
田しま (4)

まずはビールで乾杯です。

お品書きがなく、使われている食材名のみ伝えられ料理の詳しい説明がなかったのと、そのあと2軒目に行き、久しぶりにトータルでだいぶ飲んだので、料理の内容をほとんど覚えていません。(^^;

そのため、あまり間違ったこと書くといけないので、覚えているところのみ書きます。

まず3種類の山菜料理が続きましたが、何が何だかまったく忘れました。
田しま (5)

最初に出されたのはこちらの山菜を出汁と卵でとじた椀物でした。

博多の少し甘めの醬油の風味で、ホッとできる一杯。
田しま (8)

こちらは山菜の白和えです。きめ細かで舌ざわりがよかったです。
田しま (9)

これは「たらの芽」だったかの、酢味噌和え。
田しま (10)

しめ鯖もいい塩梅。
田しま (11)

お吸い物は菜の花と竹の子。上品なお出汁です。
田しま (13)

昆布締めは何だったかな?
田しま (14)

煮ダコはしっかり味がシュンでいました。

ここで旬のホワイトアスパラが出されます。なかなかこれだけ太いホワイトアスパラを食べることはできません。
田しま (15)

トリュフ塩でシンプルに食べさせてくれました。ホワイトアスパラだと、やわな食感の料理のものが多いのですが、しっかりとアスパラとしての食感を残しつつ、素材の甘みとうまみを感じることができました。
田しま (16)

これは、確かあさり汁だったかな?上品なお出汁がきいています。

お料理はここまで。

以上を食べた感想は、日本料理の基本を踏まえて、余計な味付けを極力廃して素材の持つ自然なうま味を最大限引き出す手腕に感心しました。使われている器もよかったです。

この後は握りに移ります。何らかの仕事がされているので、そのまま食べることができる握りです。
田しま (18)

まず出されたのはサヨリ。旬の春を感じることができます。
田しま (19)

締め加減が秀逸な小肌。
田しま (20)

カレイの昆布締めだったかな?
田しま (21)

ウニ。あら塩で。
田しま (22)

煮穴子は、ほろりと口の中でほどけます。
田しま (23)

最後はマグロの漬けの手巻きでした。

福岡の鮨店ではたくさん料理が出て鮨は少しだけといったお店が多くありますが、ここ「田しま」は鮨で締めるのですが、あくまでも日本料理店なのです。

でも、鮨のクオリティは、鮨店に負けていませんね。

最後に飲んだお酒についての紹介です。

「田しま」では日本酒の品揃えが豊富で、何種類かの日本酒を料理の内容に合わせて、ご主人に相談しながら出してもらっています。
田しま (6)

純米吟醸を中心に4種類ほど飲みましたが、どれもが美味しい日本酒でした。
田しま (7)

久しぶりにお会いして、お互い年の経過を感じざるを得なかったですが、「火群」の当時も美味しい料理を食べさせてくれていましたが、この年を重ねることによる日本料理の形を垣間見ることができた気がします。また機会があれば福岡まで出かけてみたいです。ご馳走様でした。

田しま
福岡県福岡市中央区警固2-12-12
 警固丸ビル1F
TEL 092-724-7852
月~土18:00~24:00
日曜休


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