あさぴーのおいしい独り言

石川を中心に西日本のグルメネタを気ままに書きます。(ご注意)あくまでも主観で書いていますので何かありましても責任は負いかねます。参考にされる場合はご留意を。また内容は訪問当時に知り得た情報(ネット含む)をもとに書いています。なお、コメントは承認後にアップしており、不適切な内容はアップをしませんので、あしからずご了承願います。

タグ:珠洲市


元日に能登を震源とする大きな地震が発生してから今日でちょうど1か月。

親戚や友人は被災地にはいないのですが、個人的な知り合いの方が何人いて、その方は皆さん無事。また、我が家は灯篭が倒れたり本棚が変形したりしましたが、ほぼ被害がなかったのが幸いでした。

現地では災害復旧はまだまだ。復興はその先という段階で、今後気の遠くなるような時間が必要です。現地に行ってのボランティアは難しいいので、義援金や支援金の形で何か所かに寄付をしました。

さて、私自身は昨年、一昨年と奥能登を訪れています。
輪島朝市 (7)

一昨年の輪島では、今回の地震の際の火事などにより壊滅的な被害を被った朝市通りを歩いたり、知人の輪島塗の桐本さんの工房「輪島キリモト」にお邪魔しています。
輪島キリモト
輪島キリモト」は幸い人的被害はなく、数年前に新しく建てられた工房で避難生活を始めていますが、ご実家のほうは大きく損壊している状況で輪島塗の仕事の方もいつから開始できるか分からないようです。
輪島ドラマ記念館 (3)

朝ドラ「まれ」の記念館も全焼。

ラトリエ・ドゥ・ノト

その時にディナーを食べた人気のフレンチ「ラトリエ・ドゥ・ノト(L'Atelier de NOTO)」もお店が倒壊されたようです。
ラトリエ・ドゥ・ノト (19)

また、昨年、一昨年とも訪れた輪島白米千枚田も地割れが多く発生しています。
千枚田珈琲 (17)

昨年は珠洲へ行って奥能登芸術祭を見に行き、能登町の「能登イタリアンと発酵食の宿 ふらっと」に宿泊しました
ふらっと (2)

ご主人のベンジャミンフラットさん(ベンさん)とは、むかし妻とご縁があって、その日も昔話で盛り上がったことが、昨日のことのように目に浮かんできます。
ラトリエ・ドゥ・ノト (19)
幸い建物自体は無事でしたが、設備に大きな損傷がでたようで、営業再開はまだ先のようです。

ふらっと (48)

そして珠洲市で巡った奥能登芸術祭のアートの数々。それらの多くも被害にあっている思われ心配です。
奥能登国際芸術祭 (112)

現状、義援金以外はあまり出来ることが少ないのですが、復旧から復興へ向かうときには、改めて現地へ赴き、お店を巡りたいと思います。

被害にあわれた皆様。どうか健康に留意されお過ごしください。


さて、最後に一つ告知です。

明日2日(金)から石川県が舞台となる映画「レディ加賀」が石川県で先行上映されます。

加賀温泉郷の温泉旅館や飲食店の女将で結成された「レディー・カガ」がモデルになっています。
レディ加賀

先日、別な映画を観にイオンシネマ新小松に行ったときに、通路に「レディ加賀」の撮影風景などの写真パネルが掲げられていました。

何故、ここで紹介するかと言えば、映画の配給収入の一部(5%)が、元日に発生した能登半島地震で被害にあわれた方々への義援金として石川県に寄付されるからです。

また、この映画のプロデューサーの一人である村田徹さんとは20年以上のお付き合いになります。

なかなか現地でのボランティアが出来ないところもあるかと思いますが、多くの方に観ていただくことによって、少しでも被災地の復興につながるのではないかと思っています。

我が家のコーヒーは妻がいつも「二三味珈琲」から取り寄せていて、いわゆる御用達です。

ずっと飲んでいるので、口の中で味を覚えています。

今回、珠洲市で開催されていた「奥能登国際芸術祭2023」を見に来たときに、見学の合間に休憩のためお茶しに「二三味珈琲 cafe」へ再訪しました。
二三味珈琲 cafe

「二三味珈琲 cafe」へは約10年前に一度お邪魔していて、こちらで紹介しています

今回、「奥能登国際芸術祭2023」開催中で、かつ日曜日だったこともあり、駐車場や店内は混雑していましたが、幸いすぐ座ることが出来ました。
二三味珈琲 cafe (4)

入ってすぐのところが豆やグッズが売られていて、
二三味珈琲 cafe (5)

奥の方がカフェスペースになっています。
二三味珈琲 cafe (2)

メニューです。
二三味珈琲 cafe (3)

軽食もありましたが、食事は済ませてきたのでここではコーヒーのみ、と思っていましたが、暑い日だったので私は「caffè con gelato-カフェ・コン・ジェラート(600円)」を頼むことにしました。
二三味珈琲 cafe (10)

「caffè con gelato」は、バニラアイスにエスプレッソをかけたもので、「アフォガート」とも言われる、イタリアではデザートに分類されるものです。

私もここ数年、時々頼むことがあります。

濃厚なエスプレッソとバニラアイスの組み合わせは、意外とイケますよ!
二三味珈琲 cafe (7)

妻は「アイスオレ(500円)」と、
二三味珈琲 cafe (6)

こちらにケースにあった「ぶどうのヨーグルトムース(と妻は言っていました)」を頼んでいました。
二三味珈琲 cafe (9)

濃厚ながら、ぶどうとヨーグルトの酸味ですっきりした味わいです。

お店を出るときに、コーヒー豆を買って帰ることにしました。

いつもは深煎りの「二三味ブレンド」と、やや深煎りの「さいはてブレンド」を取り寄せていますが、今回はやや深煎りのは「舟小屋ブレンド」にしました。

ちなみに「さいはてブレンド」の名前は、2015年に公開された、ここ「二三味珈琲」のオーナーの方がモデルになっている映画で「さいはてにて やさしい香りと待ちながら」にちなんでネーミングされています。この映画は私も観に行きました。

10年ぶりにお邪魔しましたが、前に行ったときの印象そのままでうれしかったです。ご馳走様でした。

二三味珈琲 cafe
石川県珠洲市飯田町7-30-1
TEL 0768-82-7023
10:00~19:00
月・火休



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その時にランチを食べたお店について紹介します。

珠洲に到着後、2つの5つほどの展示を見たあとに向かったのが「レストラン浜中」。
レストラン浜中

行く日が日曜日だったので、芸術祭中は混雑するのではないかと思い、事前に予約を入れてありました。
レストラン浜中 (4)

その時に「食べるものも事前に知らせていただければ、お待たせせずに出せます。」と言われたので、4日前に連絡を入れ万全の態勢で臨むことに。

そして、当日予約時間の11時ジャストにお店に到着。店内に入ると、「すみません。まだ営業していないです」と言われたので、11時に予約する旨を伝えると一旦奥に戻り、その後案内されました。
レストラン浜中 (7)

そして、おもむろにメニューを持って来て、オーダーを聞いてきたのです。まぁ、奥能登なのでのんびりしているのかな?汗
レストラン浜中 (6)

というようなやり取りをしながら、予定通りの料理が運ばれてきました。

私は、「奥能登国際芸術祭2023」の期間中限定の珠洲の海藻とタコを使用した「すず定食(2,200円)」を頼んでいます。
レストラン浜中 (5)

珠洲市内の8店舗でメニュー設定がされていて、どこも趣向を凝らした内容になっているようです。
レストラン浜中 (10)

「レストラン浜中」のものは、タコは里芋と煮たもの(いもだこ)に少し使われていました。
レストラン浜中 (11)

そして海藻は味噌汁の具として使われているアカモクと、もずく酢ですね。全体的に何となく地味?汗
レストラン浜中 (9)

それ以外の料理は、刺身・天ぷら・茶碗蒸しといったラインナップでした。

ただ、天ぷらが冷たいのです。ん?我々が一番最初の客さんなのにいつ作られた天ぷら?と思いましたが、後ほど分かったことですが、我々が食べている時に、小型バスで団体客がお店にやってきたので、たぶん想像するに、そちらに出す天ぷらと一緒に、だいぶ前の時間に作られたものなのでしょう?。

お店には行ったときに、断られそうになった理由も、たぶんそこらへんになるのではないかと思います。

それに、後日観た石川ローカルのTV番組では大きな海老の天ぷらが入っていましたが、こちらにはありませんでした。笑
レストラン浜中 (17)

妻は「いしる鍋定食(2,013円)」でした。

こちらは人気の名物料理のようです。
レストラン浜中 (15)

いしる汁がたっぷり入れられたほたて貝の鍋。沸騰し始めたらまずはイカを入れ、うま味が出た後で野菜などを加えて煮込みます。
レストラン浜中 (12)

こちらには、蕎麦と刺身、そしてフルーツのパイナップルが付いていました。
レストラン浜中 (14)

ご飯も私の「すず定食」の倍ぐらいの量が付いていました。

全体的に見ると、私の食べた「すず定食」より、妻の「いしる鍋定食」のほうがよかった気がしました。

「奥能登国際芸術祭2023」の会期中は珠洲市内の飲食店は混むことが予想されるので、事前に予約されたほうがいいでしょう。ご馳走様でした。

レストラン浜中
石川県珠洲市上戸町南方イ-21
TEL 0768-82-2595
9:30~20:30
月曜休



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奥能登国際芸術祭2023」開幕と共にオープンした「潮騒レストラン」。
潮騒レストラン (24)

世界的建築家である坂茂氏が設計しています。

坂茂氏といえば、紙の建築で知られていて、2014に建築界のノーベル賞と言われるプリツカー賞を受賞されていて、主な作品としては、ニュージーランドのクライストチャーチ大聖堂や、国内では静岡県の富士山世界遺産センター、石川県ではぶどうの森のレストラン「レ・トネル」などを手掛けています。

さて、「潮騒レストラン」は「奥能登国際芸術祭2023」の展示会場でもある「スズ・シアター・ミュージア」に隣接して、今年新しく建築されたレストランです。

名前は、ここにあった学校のランチルームが「しおさい」という名前だったことから付けられていますが、ぴったりの名前ですね。
潮騒レストラン (20)

日本海の外浦を一望できる高台にあって、海側に面したところは総ガラス張りのハイカラな建築。
潮騒レストラン (22)

そのような造りなので、どの席に座っても外浦を一望することができるのがウリで、天気がいい時は素晴らしい眺望を眺めながらの食事やドリンクを楽しめるのです。
潮騒レストラン (7)

なお、「潮騒レストラン」は、一般的には鉄骨を用いたトラス構造で建築されているものを、鉄ではなく圧縮し強度を上げた木材で作っているのです。日本で初めて用いられた建物物なのだそうです。すごいですね。
潮騒レストラン (4)

店内は、ガラス張りのため明るく開放的。

席数は多いです。「奥能登国際芸術祭2023」の開催期間中は毎日営業しているようですが、終了後はどうするのか少し心配です。

こちらがメニューです。種類を絞っていますね。
潮騒レストラン

ランチは以下の3種類で、金沢のレストラン「ぶどうの木」の総料理長、米田岳人シェフが監修されていました。

・海と森のプレートランチ(2,200円)
・潮騒カレー(1,300円)
・日替わりパスタ(1,600円)

私は「潮騒カレー」を頼むことに。
潮騒レストラン (8)

最初にサラダが出されました。

そして彼は大浜大豆の豆乳カレーです。
潮騒レストラン (9)

意外とスパイシーで美味しかったです。

妻は「海と森のプレートランチ」です。
潮騒レストラン (12)

出されたセットがこちら。

内容は日なのか週なのか月なのかはわかりませんが、変わるようです。

この日は能登豚だったかな?のベーコンと、豆腐ハンバーグ。各2個ずつ乗せられていました・

野菜たっぷりなのはよかったのですが、妻曰く、ベーコンは2枚いらないので、他にサイドディッシュが欲しかった!と。汗

つまり、海のものの割合が少ないということですね。

おかげさまでバーコンと豆腐ハンバーグは各1個は私の胃の中に消えました。

ちなみにパンかライスかをチョイス出来ます。
潮騒レストラン (11)

さて、坂茂氏とも少々ご縁があり、ぜひ、このレストランへ行きたいといった思ったことが「奥能登国際芸術祭2023」へ行くきっかけになった理由の一つ。

いい経験をさせていただきました。ありがとうございます。そしてご馳走様でした。

潮騒レストラン
石川県珠洲市大谷町2-47
TEL 070-4802-2100
日曜~木曜
9:30~17:30(L.O.17:00) 
金・土曜
9:30~19:30(L.O.19:00) 
ランチ11:00~14:00
ドリンク11:00~17:00
原則6名様以上でランチプレート 2,200円のみ予約可能



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2023年5月5日午後2時42分に奥能登珠洲で発生した震度6強の地震。

被災された方々とそのご家族の皆様に改めてお見舞い申し上げます。

さて、そんな珠洲市に行ってきました。地震のほうは現在はだいぶ落ち着いているようで、我々がいる間は一度も揺れませんでした。

目的は9月23日から始まった「奥能登国際芸術祭2023」を見るため。
奥能登国際芸術祭 (125)

今年が3回目の開催で、14の国と地域から59組が参加。第1回目からの常設しているものを含め、あわせて60点の作品が展示されています。

私は今回初めて見に行きました。

1泊2日の短時間の滞在だったので、すべてを見ることはできませんでしたが、2日間ともいい天気に恵まれ、なかなかの見ごたえがある作品が多くて満足度高かったです。

小松から珠洲まではさすがに遠いです。小松からは車で2時間20分ほどかかりました。

作品は日置、三崎、蛸島、飯田、上戸、宝立、大谷、正院、直、若山と大きく分けて10のエリアに展開されていますが、今日は、そんな作品の中で見てきた主なものを紹介していきます。

基本的には屋外展示は無料、屋内展示は有料で、多くを見たい方はパスポートを購入するのがおすすめ。屋内展示は1作品330円です。

各エリアが離れているので、個人で行くには車が必須で、カーナビの恩恵がないとたどり着けないですね。あと、ガイドブックを買っていったのですが、展示作品の紹介に住所が記載されていないので少し大変でした。(沿道には看板が立っていて、近くまでいくとわかる配慮はありがたかったです)

ちなみに、過去2回の芸術祭の作品で現存しているものについても、あわせてみることが出来ます。

まず最初に向かったのは、廃線になったのと鉄道能登線の旧鵜飼駅のホームに設置されているオーストラリア/香港のコウ・シュンミン(高浚明)さんの「秘境」という作品。
奥能登国際芸術祭 (4)

ガイドブックに掲載されていた完成イラストではR形状だったのですが、実際のものは少し違っていました。

こちらは珠洲のシンボルである見附島の近くにあるシリン・アベディニラッドさんの作品で「流転」。
奥能登国際芸術祭 (12)

海岸に落ちていたシーグラスや魚網などを用いてのインスタレーション。展示場所は漁具倉庫だったところで、真っ暗な中に淡い光によって照らされていました。砂が引き詰められた床に映し出されるガラスの影など幻想的な雰囲気を醸し出していた作品でした。
奥能登国際芸術祭 (17)

こちらは、その近くの柳田児童公園にある、インドのN.S.ハーシャさんの作品で「なぜここにいるのだろう」と名付けられた作品。「迷子のキリン」の親子だそうです。

こちらは、一つポツンと離れたエリアに作られた、コレクティブさんの「SIDE CORE《Blowin' In The Wind》」という作品。
奥能登国際芸術祭 (21)

珠洲には風力発電のための風力タービンが多くあって。その近くに風見鶏を設置してありました。同じ、風を使って動くもので文明の歴史を感じさせてくれる作品でした。

上戸エリアにある現在だれも住んでいない民家を会場に、海洋生物や魚の木彫作品が置かれたり吊り下げらている作品を展示してある、吉野央子さんによる「回遊の果て」という作品。
奥能登国際芸術祭 (23)

音響や、ちょっとした仕掛けを体感でき、思わずクスッと笑うようなところもあり、座敷には、この家の主?の大蛸が鎮座していました。

こちらはドイツのトビアス・レーベルガー氏の「Something Else is Possible / なにか他にできる」という作品。
奥能登国際芸術祭 (31)

廃線となった、のと鉄道能登線の線路上に作られたカラフルな色を使った造形です。
奥能登国際芸術祭 (34)

2017年の第1回目の芸術祭のときに作られ、現在まで常設展示されているもので、無料で見ることが出来ます。
奥能登国際芸術祭 (37)

鉢ケ崎オートキャンプ場のところにある台湾の4名のアーチストユニット「ラグジュアリー・ロジコ(豪華朗機工)Luxury Logico」の「Home Whispering」という作品。「瓦を通して、『記憶』『家』『人口』『産業』など、素材と地域問題の関連性をとりあげ、家というものを記憶を集めるエネルギーの象徴と考え、「集まることは力になる」をコンセ プト」に作られているそうです。
奥能登国際芸術祭 (49)

こちらは旧保育所を会場に作られた山本基さんの「記憶への回廊」。
奥能登国際芸術祭 (46)

彼は妻と娘を亡くされているそうで、長年「塩」を用いたインスタレーションを制作しています。この作品も2か所が欠落した塩の階段が天井へ向かって伸びていて、彼曰く「思い出を封じ込める壮大な試み」とのこと。青と白のドローイングのイメージを含め考えさせられる作品でした。

こちらはドイツのカールステン・ニコライさんの「Autonomo」。
奥能登国際芸術祭 (54)

旧保育所の大きな遊戯室の中に天井から吊られた9枚のアルミの円盤。これにテニスボールが当たると音が発生するというものでした。

かつてここで遊んでいた園児たちの声を思い起こさせせてくれます。

2日目は外浦方面を巡りました。
奥能登国際芸術祭 (63)

これはアゼルバイジャン出身のファイグ・アフメッドさんの「自身への扉」。
奥能登国際芸術祭 (68)

ゴジラ岩を眺める海岸に神社の鳥居が設置されていて、そこをスパンコールで覆っている作品。
奥能登国際芸術祭 (76)

ちょうど干潮のときで、護岸のところから下に降りて作品を見ることが出来ました。
奥能登国際芸術祭 (94)

こちらは、スペインの作家アナ・ラウラ・アラエズ作「太古の響き」という作品。

こちらは金沢市出身の奥村浩之さんの「風と波|Wind and Waves」という作品。彼は現在メキシコを中心に活躍しているそうです。
奥能登国際芸術祭 (80)

景色のいい場所に真っ白な石でできた作品で、外浦の荒々しい海の波がしらをイメージしているのかな?

「割戻し」という技法を用いて作られていますが、切り立った白い石と青空、そして青い海とのコントラストがすばらしい!
奥能登国際芸術祭 (84)

こちらはロシアの故アレクサンドル・コンスタンチーノフさんの「珠洲海道五十三次」。この作品が遺作となりました。

珠洲市内にあるバス停4か所に、貝殻が真珠を包むように格子状の構造物でバス停を包み込んだ作品でした。

こちらは浅葉克己さんの「石の卓球台3号」。
奥能登国際芸術祭 (105)

前回は、飯田町の海沿いにある「さいはてのキャバレー」に置かれていた作品ですが、地震のため、この場所に移されたようです。
奥能登国際芸術祭 (98)

奥の方にある建物は「スズ・シアター・ミュージアム」。
奥能登国際芸術祭 (103)

前は珠洲市立西部小学校の体育館だったところを、珠洲市の文化の保存のため2021年に改修され歴史民俗博物館となっています。
奥能登国際芸術祭 (111)

中は「光の方舟」という展示で、ここだけは料金が800円となっていました。

むかし家庭で使用されてきた生活用具を展示。そして民謡、祭囃子が映像や光、音などによるインスタレーションが繰り広げられます。

最後は、冒頭アップしたガイドブックと、雑誌ブルータスの表紙を飾っている塩田千春さんの「時を運ぶ船」。
奥能登国際芸術祭 (112)

第1回からの継続しての展示となっていて、むかし揚浜式製塩で砂取舟として使われていた実際の小舟を、千個の赤い毛糸を使って、空間に張り巡らされる人々の記憶や歴史を表現しています。

最初想像していたより見ごたえがあって面白かったです。

他にも色々楽しくて見る価値がある作品が多数あります。皆さんも是非行って見てください。

奥能登国際芸術祭2023
石川県珠洲市各地で開催
会期:2023年9月23日~11月12日
屋内展示は木曜休

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