昨日、施設・朝食編を紹介した湯河原温泉の温泉旅館「湯河原 三輪」。
今日は夕食編です。
こちらはスタイリッシュな温泉旅館で設計・デザインは東京の「内田デザイン研究所」。
館内随所にこだわりを感じる作りで、食事をするレストランも、同じく素敵な空間でした。
昨日紹介した朝食は和食でしたが、ディナーは和とイタリアの創作コース。
メニューは季節によって変わるようで、つまり年4回変更になるということですね。
我々がお邪魔したのは10月末。たぶん今日紹介する内容は11月一杯までの秋のコースだと思います。
私と妻は今回、料理に合わせてワインをペアリングでお願いしています。スパークリング・白・赤の3杯で4,800円でした。
まず最初はイタリアの「スペリオール ブリュット」。辛口のブロセッコ。リンゴと洋梨の香りを感じるスパークリングでした。
料理も最初としてのアペタイザーは「足柄牛生ハムといちじく」。一人3個でした。我が家でも秋はいちじくをよく食べます。
こちらは「カニと秋キャベツのカッペリーニ」。緑色のソ-スが何だったか忘れました。
スープは「月見スープ」で、最初、お皿の上にゆり根ダンゴだけ乗せられていて、その後スープが注がれました。素材はかぼちゃとカツオ出汁を使っている甘めのポタージュ系スープでした。
2杯目のワインは白ワインですが、オレンジワインでした。カリフォルニアワインで「フィールド レコーデイングス スキンズ」というオレンジワインです。
食中に飲むのに適した飲みやすいバランスのいい味でした。
そして「旬の刺身3種」。
こちらは魚料理で「金目鯛と松茸 秋盛」と名付けられた一品。
松笠焼きで、酢橘を絞ってゆず塩で食べさせてくれます。秋らしく銀杏があしらわれていました。
箸休めのグラニテで「ぶどうと甘酒」。
赤ワインはカリフォルニアのメルロー「テーブル No.7」。ほどほどのボディで肉料理に合いました。
肉料理は「和牛フィレ」。
口直しに「ピーナッツムース」が出されます。
〆のご飯は「トリュフご飯」。
料理長が目の前でトリュフを削って仕上げてくれました。
ご飯は高麗人参などの薬膳出汁で炊き上げ、ナチュラルチーズを混ぜ込んでありました。手が込んでいますね。
デザートは秋らしく「三輪モンブラン」と名付けられたもの。
食後のドリンクは私は紅茶にしています。
抹茶も選べました。
最初、もっとイタリアンに寄った料理かな?と想像していましたが、食べ終わってみると和のテイストのほうが出ていたと思います。高齢の義母も美味しいとほぼ平らげていたので気に入ったのでしょう。
夕食も朝食と同じく、ボリュームが多いわけではなくいいものを少量ずつ。お腹の膨れ具合もちょうどいい感じでした。
夕食後、バーで1杯カクテルが無料だと聞いて行ってみました。
そして照明計画がいいので落ち着きます。さすがに「内田デザイン研究所」が手掛けただけあります。
白州と山崎でハイボールを頼んでいます。
私の方は、この1杯で打ち止めしましたが、妻はもう一杯頼んでいます。
こちらの「梨のスパークリングカクテル」です。
あと、お夜食として立派な気の箱に入れられたサンドイッチが出され、部屋でスパークリングの肴として食べました。これで満腹です。
さて、2日間にわたって紹介してきました湯河原温泉の隠れ家旅館「湯河原 三輪」。なかなか高級旅館に宿泊することは少ないですが、たまにはゆったりと極上のひとときを過ごすのもいいものです。ご馳走様でした。
湯河原 三輪
神奈川県足柄下郡湯河原町宮上206
TEL 0465-46-6111
朝食8:00〜10:00(L.O.09:30)
夕食18:00~22:00(L.O.21:30)