11代大樋長左衞門氏は私も何度かお会いしていて、むかし酒蔵で開いていた会にもお越しいただいたことがあります。

その11代大樋長左衞門氏の長男は、現在、陶芸家・建築家として活動する奈良祐希氏。

彼の建築家としての記念すべき第１作目が金沢市問屋町にある株式会社家元のオフィス＆ギャラリーです。

金沢でも問屋町にはめったに行くことはありませんが、一度見てみたいと思い、中にある「Cafe&Restaurant Node」に行ってみることにしたわけです。

「Cafe&Restaurant Node」は、金沢武蔵の超人気「フルーツパーラーむらはた」が昨年４月にオープンしたお店。

私自身は、ほとんどパフェを食べることがないのですが、「フルーツパーラーむらはた」については前々から気にはなっていました。

武蔵店のように超人気で順番待ちを覚悟しないといけないのに比べて、こちらのお店は郊外にあり観光客も来にくいこともあるからか、それほど待たなくてもいいのです。ちなみに過去「フルーツパーラーむらはた」のお店には一度も行ったことがありません。

さすがおしゃれな建物です。

植木された通路に置かれた飛び石を歩いて店内へ。動線は、将来、大樋長左衞門の名を継ぐことになるであろう奈良祐希氏なので、何となく詫びさびを感じる作りでした。

店内はシンプル。テーブル席と大きなガラス窓に沿ってカウンター席が設けられていて、人数はだいぶ入ることが出来る感じでした。

ちょうどテーブル席に空きが出たので案内されました。

テーブルにメニューは置かれていなくて、オーダーはスマホからＱＲコードを読み取って行います。

基本、本店と同じメニューを楽しめるようで、こちらには食事メニューも少しでしたがありました。なお、ディナーは予約制となっています。

私は「ヨーグルトパフェ(880円)」を頼みました。

色々な種類のフルーツがたっぷり乗せられていて、お値段以上を感じました。

ソフトクリームのまわりにたっぷりとヨーグルト。そしてその下にはバナナといちごソース。パフェにはまったく疎い私ですが、ヨーグルトの酸味も上品でなかなか美味しくクールダウンできました。

妻は7/31まで限定メニューの「水蜜桃パフェ(1,540円)」を頼んでいました。「フルーツパーラーむらはた」のパフェの中でも人気の一品らしいです。

ちょうど旬の水蜜桃が、これでもか！と乗せられています。そしてアメリカンチェリーとブルーベリーがトッピング。

ソフトクリームの中にも桃が入っていて、たぶん１個丸ごと桃が使われているのでしょうね。あと桃のシャーベットも入っていたようです。

私は桃を２切れ食べましたが、さすがフルーツパーラーのお店らしく、ジューシーな桃で水蜜桃と呼ぶだけありました。

問屋町というだけあって、周辺は卸売りや色々な企業のショールームがあったりして、少々場違いな建物のような感じもしましたが、それだけに目立ちますし、「フルーツパーラーむらはた」のような人気店も相まって、一度行って見る価値があるところだと思います。ご馳走様でした。