あさぴーのおいしい独り言

石川を中心に西日本のグルメネタを気ままに書きます。(ご注意)あくまでも主観で書いていますので何かありましても責任は負いかねます。参考にされる場合はご留意を。また内容は訪問当時に知り得た情報(ネット含む)をもとに書いています。なお、コメントは承認後にアップしており、不適切な内容はアップをしませんので、あしからずご了承願います。

タグ:島根県

松江には出張で過去5回ぐらい来たことがありましたが、いつも広島、もしくは大阪からの日帰りでした。
ホテル一畑 (13)
一度だけ宿泊したことがあり、その時に利用したのが今回お世話になることにした「松江しんじ湖温泉 ホテル一畑」です。
ホテル一畑 (9)
現在の駐車場のところにあった当時宿泊した建物は取り壊されていて、今の新館は2021年に新築オープンしています。
ホテル一畑 (2)
前回宿泊の時のことは17~8年前のことなので記憶があまりありませんが、1階ロビーは広くて明るく開放感がありました。
ホテル一畑 (8)
宍道湖側と反対側で料金がだいぶ違ったので、我々は街側の部屋。ツインで26㎡の十分な広さ、新しいので備品・設備がきれいです。
ホテル一畑 (16)
この辺は松江しんじ湖温泉という名前で温泉が出るので、ホテルにも温泉の大浴場がありました。泉質はナトリウム・カルシウム-硫酸塩・塩化物泉です。
ホテル一畑 (18)
朝食は2階の「レストラン アヴァンシア」でバイキング方式。料金は大人3,000円と少し高めですが、2階なので宍道湖の眺めが素晴らしい。
ホテル一畑 (17)
料理は料金に見合うようなバリエーション豊富で島根の郷土料理も
ホテル一畑 (23)
出雲そば、
ホテル一畑 (34)
しじみ汁などもたっぷり頂くことができました。
ホテル一畑 (28)
この日食べたのはこれら。
ホテル一畑 (25)
ライブキッチンがあり、今回は目玉焼きを作っていただきました。
ホテル一畑 (32)
干物はノドグロですが、超かわいいサイズ。笑
ホテル一畑 (35)
食後にヨーグルトとフルーツ、野菜ジュース。
ホテル一畑 (27)
妻は、こんなものを食べています。この日もカレーですね。
ホテル一畑 (30)
一日のスタートに宍道湖を眺めながらゆったりとおいしい朝食をいただくと幸せな気分になりました。ご馳走様でした。

松江しんじ湖温泉 ホテル一畑
島根県松江市千鳥町30
TEL 0852-22-0188
朝食
2階「レストラン アヴァンシア」
7:00~9:30

山陰の旅2泊目の宿泊は松江市でした。

ホテルにチェックイン後、しばし休憩。

陽が傾いてきたころ、予約してあったディナーのお店に向かいます。

宿泊したホテルのすぐ隣にある「松江の台所 こ根っこや」という、松江市内に3軒お店を持っている根っこグループのお店です。根っこグループのお店はどこも人気のようです。
松江の台所 こ根っこや
宍道湖と言えば蜆(しじみ)が有名で、そんな宍道湖畔にある「しじみ館」という建物の2階にお店はありました。

ただ、「しじみ館」は閉館していてシャッターが締まっています。
松江の台所 こ根っこや (3)
1階には足湯が設置されていましたが、「しじみ館」の名残りでしょう。

2階に上がり店内へ。17:20ごろで先客は女性の方お一人。
松江の台所 こ根っこや (7)
ご覧のように宍道湖を眺めながら飲み食いできるスペースがありましたが、我々は2人だったので、中央付近のテーブル席に案内されました。
松江の台所 こ根っこや (5)
表に出されていたお品書き。色々島根県の名物料理が並んでしました。
松江の台所 こ根っこや (10)
今月のおすすめ。
松江の台所 こ根っこや (16)
ドリンク。
松江の台所 こ根っこや (12)
乾杯は地ビールで!ということで、「大山Gビール ピルスナー(980円)」と、
松江の台所 こ根っこや (13)
「松江城スタウト(980円)」を飲んでいます。「松江城スタウト」は黒ビールなので最初の一杯としてはミスりました。
松江の台所 こ根っこや (18)
お通しは「赤こんにゃく」です。

では、頼んだ料理を紹介します。
松江の台所 こ根っこや (21)
何度も書きますが宍道湖といえば蜆(しじみ)!その宍道湖のしじみを使った「しじみの酒蒸し大(1,320円)」は頼まないわけにはいきません。
松江の台所 こ根っこや (23)
「松茸の土瓶蒸し」のように、お猪口にしじみのエキスがたっぷりのスープを飲んで、そのあと身を食べます。粒が大きめでプリッとしていておいしかったです。

これは「ドギの唐揚げ(770円)」。ドギとは、北陸でも食べられる深海魚の「ゲンゲ(幻魚)」のこと。
松江の台所 こ根っこや (24)
私は魚は全般好きなのですが、このゲンゲを煮たものだけはコラーゲンのとろみが苦手です。

これは唐揚げなので食べました。
松江の台所 こ根っこや (25)
そして「ノドグロ塩焼き(2,580円)」。松江市出身の錦織圭選手の発言でブレイクとなったノドグロ。金沢にもノドグロ目当てで多くの観光客が来ますが、産地としては島根県沖がボリューム的には圧倒的の多いようです。

ただ、残念ながらこちらのノドグロは味的にたんぱくな気がしました。
松江の台所 こ根っこや (19)
これは「しめ鯖蒲鉾とあごの焼(790円)」。しめ鯖蒲鉾は見た目もそうですが、しめ鯖の風味を生かした蒲鉾でした。

最後の締めとして頼んだのは「しじみのピッツァ(900円)」です。
松江の台所 こ根っこや (28)
たぶん冷凍のピザにしじみの佃煮を散らしたものだと思います。

地ビールの後飲んだアルコールは、地酒として松江の王祿酒造の「王祿 王禄3種飲み比べセット(1,089円)」。
松江の台所 こ根っこや (20)
超王禄・丈径・80%の3種類の銘柄。なかなかカラーがはっきりした味を楽しめてよかったです。
松江の台所 こ根っこや (27)
あと「生姜ハイボール(638円)」と「松江ハイボール(638円)」を飲んでいます。

以上を飲み食いして締めて11,400円ほど。大体予想どり。島根のご当地グルメをリーズナブルに楽しめました。ご馳走様でした。

最後に余談ですが、実はこちらのお店にしたのには訳があって、宍道湖に沈む夕日と夕焼けを見ようと思っていました。
ホテル一畑 (15)
しかし、お店を出た後、宍道湖大橋まで歩いて行きましたが残念ながらご覧のように曇り空で見ることができません。残念でした。

松江の台所 こ根っこや
島根県松江市千鳥町36
 しじみ館2F
TEL 050-5594-9536
11:00~14:30(L.O.14:00)
17:00~21:00(L.O.20:30)
年末年始休

出雲大社に参拝後は宍道湖の北側をドライブ
島根県立古代出雲歴史博物館 (4)
本当は島根県立古代出雲歴史博物館を見学したかったのですが、残念ながら耐震改修工事等のため来年9月まで休館していました。
島根ワイナリー (5)
そこで宍道湖の北側を走り、途中「島根ワイナリー」に立ち寄り、そのあとホテルのチェックインの時間まで少し間があったので湖畔のカフェでお茶をすることにしました。
珈琲館 湖北店 (2)
入ったのは「珈琲館 湖北店」。同名の全国チェーンのコーヒー店がありますが、そことは関係がありません。
珈琲館 湖北店 (4)
赤煉瓦造りの建物に蔦が絡まり、すぐが宍道湖で素晴らしいロケーションと雰囲気です。
珈琲館 湖北店 (8)
モーニング営業もやっていて、この辺では人気のカフェ。この日も平日の14時少し過ぎの時間でも多くのお客さんが店内にいらっしゃいました。
珈琲館 湖北店 (25)
いいお天気でしたが暑かったので窓の外の席はやばそう。
珈琲館 湖北店 (6)
なのでそんな日は室内の窓際の席が人気でおすすめ。ちょうど空いていたので我々も座ります。
珈琲館 湖北店 (7)
インテリアにもお金をかけているので、すごく落ち着いた空間になっていました。
珈琲館 湖北店 (5)
表に出されていたメニューです。

我々は自家焙煎コーヒーを使ったコーヒーゼリーの「コーヒーゼリー(750円)」を頼みました。
珈琲館 湖北店 (20)
ビターな味のコーヒーゼリーにスイートなバニラアイスが乗せられていておいしかったです。人気のようです。
珈琲館 湖北店 (21)
ドリンクは「アイスコーヒー(630円)」と「アイスティー(630円)」を頼んでいます。
珈琲館 湖北店 (16)
アイスコーヒーはすっきりとした苦みでおいしい!
珈琲館 湖北店 (17)
もしかしたら、こちらのお店で「アイスティー」を頼む人は少ないのかもしれません。汗

何はともあれ、このレイクビューの景色こそが最もご馳走。ゆったりと喉の渇きを癒すことができました。ご馳走様でした。

珈琲館 湖北店
島根県松江市浜佐田町1044-1
TEL 0852-36-8968
9:00~17:00
木曜休

足立美術館から出雲大社までやってきました。

出雲へ来るのは3度目です。

その時も出雲そばを食べていますが、出雲そばといえば日本三大そばの一つ。ほか2つは岩手県の「わんこそば」と長野県の「戸隠そば」。

ちなみに、それらに江戸(東京)と福井県を加えたのが五大そばなのだそうです。

出雲そばの特徴はそばの実を殻ごと挽き込む「挽きぐるみ」という製法で作られ、色が濃く、風味が強いこと。福井の越前そばもそうですね。

この日お邪魔したのは食べログでも百名店に選ばれている「本格手打蕎麦 出雲 砂屋」。
出雲大社
出雲大社の二の鳥居「勢溜の大鳥居」の真ん前にあります。

ウリはつなぎを一切加えずに国産の石臼挽き100%のそば粉と水だけで打ち上げる十割そば。出雲大社周辺で唯一の十割そば専門店なのです。
砂屋
お店はこちらの建物の2階で、脇に入りこちらの入り口から2階に上がります。
砂屋 (2)
到着したのが11:30で4組の人が順番を待っていましたが、平日なのでこの時間帯としては少ないほうではないでしょうか。その証拠に食べ終わってお店を出ると1階まで順番待ちの列が伸びていました。

15分ほど待って席に案内されました。
砂屋 (8)
店内はそれほど広くはありません。

お客さんはお一人客の方が意外と多かったです。縁結びの神様に願掛けに来ているのかな…。
砂屋 (6)
そして、こちらには出雲そばの特徴とお店のウリが書かれていました。
砂屋 (3)
お品書きです。料金のところには円ではなく縁と書かれています。さすが縁結びの神様のおひざ元です。

我々は「彩り三色割子(1,330縁)」を頼むことに。朝食のバイキングでだいぶ食べてきたので3皿で十分。
砂屋 (10)
薬味は「海老揚玉」「ねばりっこ(とろろ)」「梅おろし」。
砂屋 (5)
こちらの別添えのつゆをぶっかけて食べます。
砂屋 (14)
「ねばりっこ」は前の「和食居酒屋 旬門 米子本店」のときにも書いた「砂丘ねばりっこ」の長芋ことです。
砂屋 (13)
旬門では揚げ物で食べたのでわかりませんでしたが、能美市の「加賀丸いも」のほうが粘りが強いです。

そばには一口ぜんざいが付いていました。北海道産つぶあんと白玉。その上にそばがきがかけられています。
砂屋 (15)
もちろんそば湯ももれなく付いてきます。

日本三大そばの一つで、かつ十割だけあって夏の時期でも香りを感じるおいしいそばでした。ご馳走様でした。

本格手打蕎麦 出雲 砂屋
島根県出雲市大社町杵築南772
 出雲杵築屋2F
TEL 0853-27-9006
月・水・木・金
11:00~15:00
土・日・祝日
10:30~15:30
火曜休


同じ日本海沿いとはいえ山陰地方は遠いです。

福岡・大阪に住んでいた時、仕事で山陰に行ったことが何度かありますが、当然観光などは基本出来ません。

今年4月から改めて自由な日々を過ごすことができるようになったので3泊4日かけて車で巡ってきました。

長時間車を運転するのが苦手ですが、JRや飛行機で移動すると意外と時間と料金がかかることがわかり車の選択となりました。

行った時点で北陸はまだ梅雨明けしていませんでしたが、山陰はとっくに梅雨明け済。

そんな山陰の旅を今日から3回に分けて島根編・鳥取編(倉吉市・鳥取市)として紹介します。

まずは島根編です。

先日、石川県立美術館で開催されている「足立美術館所蔵 横山大観と北大路魯山人展」について紹介しましたが、今回「足立美術館」へは初めて行ってきました。
足立美術館 (2)
その時のブログ記事には。「前にNHKスペシャルで足立美術館の庭師にフォーカスした番組を観たとき、内容がいたく気に入って」と書きましたが、石川県立美術館の展覧会が背中を押してくれて今回の訪問となったわけです。

「足立美術館」は島根県安芸市にある民間の美術館。横山大観と北大路魯山人の作品を多く所蔵していることで知られますが、もう一つの見どころが美術館の庭園です。

美術館のHPには以下のように書かれています。

「アメリカの日本庭園専門誌『数寄屋リビングマガジン/ジャーナル・オブ・ジャパニーズ・ガーデニング(Sukiya Living Magazine: The Journal of Japanese Gardening)』が、日本国内の日本庭園約1000か所を対象に実施した「2024年日本庭園ランキング」を発表し、当館の日本庭園が「22年連続日本一」に選ばれました。」と。

アメリカの専門誌ですが、日本一の庭園ということは世界一ということと同じですね。

横山大観と北大路魯山人の作品は石川県立美術館で観ることができますが、この庭園は現地に行かなければ見ることができないのです。

結論は「素晴らしいの!」一言。庭については素人ですが、感動ものでした。
足立美術館 (8)
オープン前の8:45ごろに到着すると、庭師の方たちが庭園の清掃をしていました。前見たテレビ番組では毎朝の清掃は庭師だけではなく社員総出で行うと言っていましたが、この毎日の努力が22年間日本一の結果につながっているのですね。
足立美術館 (24)
創設者の足立全康氏の「庭園も一幅の絵画である」という言葉をその通り再現した景観。
足立美術館 (25)
館内の窓枠をそのまま額縁に見立てた生の額絵。
足立美術館 (36)
植えられている赤松はほとんどが能登の赤松だそうです。
足立美術館 (51)
借景や遠くに滝などを配置して、見渡せるエリアすべてが絵画のように美しい造形でした。
足立美術館 (50)
なお、展示の美術品については写真撮影NG。しかし、石川県立美術館に貸し出している作品以外にも横山大観と北大路魯山人の作品が多く展示されていました。
足立美術館 (57)
写真は魯山人館のエントランス。

庭園については写真では10分の一ほども良さを伝えられないと思います。是非行かれることをお勧めします。

足立美術館
島根県安来市古川町320
TEL.0854-28-7111
4月-9月 9:00~17:30
10月-3月 9:00~17:00
無休

お次は出雲市にある「出雲大社」。

明治時代には「大社」と名が付く唯一の神社が「出雲大社」でした。

しかし現在は、神社には神宮・宮・大社・神社など色々な呼び名がありますが、伊勢神宮は別格としてそれ以外の神社は同格だそうです。

大社と付くのは羽咋の気多大社や奈良の春日大社、長野の諏訪大社などがあります。

ご存じ「出雲大社」は縁結びの神様として知られていて、年間約200万人の参拝者が訪れる観光名所でもあります。
出雲 006
16年ほど前に一度だけ立ち寄ったことがありますが、残念ながら「平成の大遷宮」ということで大改修の真っ只中!本殿は仮囲いで覆われて見ることができませんでした。
出雲大社
正式な参拝のやり方はあるのですが、今回時間の関係でこちらの二の鳥居の「勢溜の大鳥居」から入りました。
出雲大社 (8)
縁結びの神様として知られる理由である「ムスビの御神像(大国主の神)」。
出雲大社 (17)
拝殿でお参り。出雲大社では「二礼四拍手一礼」でお参りします。
出雲大社 (20)
八足門でもお参り。
出雲大社 (24)
そして時計と反対周りに一周して。
出雲大社 (35)
巨大なしめ縄で知られる神楽殿でお参り。しめ縄は長さ約13メートル、重さ5.2トン!すごいですね。

いいご縁がありますように!

出雲大社
島根県出雲市大社町杵築東195
TEL 0853-53-3100
6:00~19:00

今回最後に紹介するのは宍道湖畔にある「島根県立美術館」。
島根県立美術館 (24)
菊竹清訓氏が設計した建物で、そんなに大きな美術館ではないですが、宍道湖の景観にもマッチした柔らかな曲線で構成されたフォルム。女性的な建築です。
島根県立美術館 (20)
宍道湖の対岸からも目を引きます。
島根県立美術館 (25)
館内に入り宍道湖を望むエントランスロビー。
島根県立美術館 (5)
宍道湖越しに見る夕日は「日本の夕陽百選」に選ばれているほどきれいだそうです。
島根県立美術館 (9)
大きな窓から差し込む光。明るくて落ち着く空間でした。
島根県立美術館 (11)
行った日は夏休み前の展示替えの時期で企画展はやっていなくてコレクション展のみ観てきました。
島根県立美術館 (17)
葛飾北斎のコーナーが常設されています。
島根県立美術館 (18)
島根県では、この3か所以外にも行っているところがありますが、また機会があれば紹介します。

島根県立美術館
島根県松江市袖師町1-5
TEL 0852-55-4700
10:00~18:30
※3月~9月 10:00〜日没後30分
火曜、年末年始休館

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