小松の紅葉の名所「荒俣峡」。
あと半月ほどすると紅葉も見頃となるでしょうか?
その「荒俣峡」に私もよく行く川魚と山菜・きのこを食べさせてくれるお店「長寿庵」があります。
「長寿庵」へは行ったのは6年ぶりです
渓流大杉谷川沿いの一部が川に張り出す形で、1300年以上経過した古い木材を使って建てられているお店で、囲炉裏があって昔ながらの風情を感じる空間です。
しかし今年は、お盆から8月末まで水不足で休業していたそうです。珍しいことです。
ところが一転、9月に入ってからゲリラ豪雨や台風、秋雨前線と、毎日降るわ降るわ!大変でした。^^;
さてこちら「長寿庵」は、春は山菜、秋はキノコ類がお目当てなのですが、行った9月の中旬は端境期でした。
この日も雨模様で、しっとりと濡れた木々、大杉谷川の川の音が目と耳両方から癒してくれます。大杉谷川の流れも速かったです。
女将の花子さんは茨城出身で、いまは小松弁と茨城弁の混じったような会話で接待してくれます。
鮎は行った時期が一番美味しい時期だったかもしれません。
今回酒を飲んだのは私だけ、他の3名には悪いことしたかも知れません。こんな美味しいものを目の前にして飲めないのは私には我慢できませんでした。
今回はコースで5,000円。リクエストは東京からの客人のご希望が鮎!ということで、鮎をメインであとはおまかせでお願いしました。
いつもの座敷のお部屋です。
まず座卓に置かれたのは、左はぜんまい。右はミョウガのゴマ和えです。
そして出された、ザルに氷を敷き詰めた上に置かれているのは「イワナの洗い」。氷で冷やされたイワナの身にわさびを乗せ軽く醤油に付けて食べると、岩魚の身が凛として、そして美味しい。定番料理です。
まず最初の鮎は、少し小ぶりなものが唐揚げで2匹出されました。ガブリ!サクッ!という感じで食べます。
焼きも2匹。メスの鮎で子持ち。お腹もパンパンに張った鮎で、焼き具合も最高。頭から骨ごと食べることができます。
これもお店の囲炉裏で炭火で焼くことによって遠赤外線でじっくり焼いているからです。
この鮎には東京から来た客人も大いに喜んでいました。
そして次に出されたのがこちら。牛肉(どこの肉かは聞きませんでした)と松茸が野菜と一緒にソテーされたものです。
これまで「長寿庵」では一度も食べたことがないメニューです。
東京の有名店で料理人として働いておられた息子さんが数年前に戻ってこられたから出されるようになったのでしょうか?
この時期、松茸は海外産のものでした。
最後の締めは蕎麦。
ただ、これまででお腹がいっぱいになってしまっていたので、美味しかったのですが私は少し残してしまいました。^^;
いや~、もう胃袋パンパンです。
昔はこのぐらいは全然平気だったのですが、歳と共に食が細くなりましたね。
なお、お酒のほうはビール1本と神泉大吟醸1合。飲んでいるのは私だけだったのでこのあたりでやめました。^^;
久しぶりの長寿庵。花子さんもお元気で、そして鮎や岩魚の味は最高!満足満足。ご馳走様でした。
荒俣峡 長寿庵
小松市赤瀬町
TEL 0761-46-1605
11:00~14:00
17:00~19:00