あさぴーのおいしい独り言

石川を中心に西日本のグルメネタを気ままに書きます。(ご注意)あくまでも主観で書いていますので何かありましても責任は負いかねます。参考にされる場合はご留意を。また内容は訪問当時に知り得た情報(ネット含む)をもとに書いています。なお、コメントは承認後にアップしており、不適切な内容はアップをしませんので、あしからずご了承願います。

タグ:山菜

加賀百万石の城下町である金沢は昔から美食の街でした。

北陸新幹線が金沢に延伸した10年前以降、国内外から観光客がより多く訪れるようになりました。

私がグルメブログを始めた20年前。最初のころ夜に行って紹介したことがある金沢の繁華街片町に隣接する場所にある「味処 大工町 よし村」を紹介しています。

今回、20年ぶりに行ってランチタイムにお昼のコースを食べてきました。ちなみにランチは予約のみの営業で4,400円からとなっています。
よし村
建物の間口はそれほど広くはありません。

店内に入るとカウンター席があり、奥と2階に個室がある割烹料理店です。
よし村 (5)
文字が全く見えないと思いますが、カウンター越しの上のほうに色々な加賀料理が書かれたお品書きが貼られていますが、これは毎日書かれているとのことでした。品数もさることながら毎日とはすごいですね。
よし村 (8)
最初に出てきたのが、先付けの品。春を感じる内容です。
よし村 (9)
「旬のホタルイカの鍋仕立て」は熱々でプリプリのホタルイカがおいしかったです。
よし村 (10)
これらを見て飲まないわけにはいきません。生ビールを1杯だけ頼みました。
よし村 (11)
お造りはガスエビ・カジキ・ほうぼう。
よし村 (12)
蒸し物は「蓮蒸し」。もちっとした食感で滋味を楽しめるので大好きです。ゆり根が張り付けられていました。
よし村 (13)
焼き物は「桜マスの幽庵焼き」。ふきみそで食べさせてくれました。

そして目の前で上げてくれる天ぷら。まず稚鮎です。
よし村 (14)
私も初めて知りましたが、川を遡上する前の稚鮎は七尾湾に住んでいるとのこと。それが網に入ってきたものらしいです。味的にはワカサギのような感じでした。
よし村 (15)
あと、春の山菜の行者ニンニク・こごみ・ふきのとうも出されました。

旬を感じる季節の一品、それも稚鮎は偶然に獲れたものという貴重品ですね。
よし村 (16)
酢の物は能登のもずく。
よし村 (17)
締めの食事は細めのうどんでした。氷見うどんかな?
よし村 (18)
デザートはブラッドオレンジとマンゴーゼリー。

板場で働いている料理人が3名で手際よく次々に出される料理の数々。値段以上の満足を得ることができるお店でおすすめです。ご馳走様でした。

味処 大工町 よし村
石川県金沢市大工町22番地
TEL:076-232-3001
11:30~14:00(昼食時要予約)
17:00~21:30(L.O.21:00)
日曜休
※日・月曜連休の場合は月曜休業

春は山菜の季節です。個人的には山菜の天ぷらが好きです。

しかし、コロナ禍ではあまり山菜を食べていないということに気が付きました。

一昨年の春に小松市の山間部の大杉まで行って「ゆるぎ荘」で山菜の天ぷらを食べて以来、昨シーズンは食べていませんでした。

さて、今日紹介する野々市市下林の「まごころ手料理とお酒のお店 ななや」は、居酒屋、もつ料理、天ぷらのお店。
ななや (2)

ご主人は前は大阪吹田市で同じ名前のお店として営んでいたようですが、2019年6月に今の場所に移転しています。

特にもつ料理がウリのようです。ランチメニューにも設定がありました。

人気のお店で、私は4月最初の土曜日、予約なしで開店時間の11:30にお店に到着すると、すでに3組のお客さんが開店を待っていました。当然開店すぐに予約席以外は満席になったようです。お休みの日は予約されてから行った方がいいと思いました。

店内です。前は寿司店だったようです。
ななや (5)

カウンター席。
ななや (4)

こちらは小上がり席。私は一人だったのでカウンター席に案内されました。
ななや (6)

ランチメニューです。少しピントがずれていてすみません。
ななや

入口に出されていた黒板メニューのほうが見やすいですね。
ななや (7)

こちらは夜のお品書きです。

私は山菜の季節ということで、この季節限定のメニュー「海鮮丼と山菜天麩羅ランチ(1,680円)」を頼むことにしました。

山菜天ぷらだけでも十分満足できると思いますが、それに海鮮丼まで付いてくるという贅沢なランチです。

出されたのがこちら。
ななや (8)

小鉢、漬物、味噌汁が付いています。

小鉢は大根と豚の角煮でした。
ななや (10)

天ぷらは「たらの芽」「ふきのとう」「うど」「こしあぶら」だと思いますが、
ななや (11)

こちらは一番下になっていた「ふきのとう」です。

もちろん揚げたて。天つゆではなく塩で食べます。久しぶりだったこともあって美味しくいただけました。山菜は大人の味ですね。
ななや (9)

海鮮丼のほうは。ご飯の量は私にとってはちょうどいい量で、脂が乗ったネタとも相まって、こちらの方も美味しかったです。

この内容で1,680円なのは満足度高しです。おすすめですね。ご馳走様でした。

ななや
石川県野々市市下林3-287-1
TEL 076-294-3939
11:30~14:00(L.O.13:30)
17:30~23:00(L.O.22:30)
月曜・日曜休



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今回、先週の「もとや」に引き続き大杉まで行って「ゆるぎ荘」でそばを食べてきました。
ゆるぎ荘

約16年ぶりで、前回のことはこちらで少し書いていますが、その時は写真なしでした。

前週「もとや」に行ったときはいいお天気で暖かい日だったのですが、この日は冷たい雨が降る一日。
ゆるぎ荘 (3)

庭の一本のしだれ桜は先週通った時は花がたくさん咲いていましたが、この日は寂しい感じになっていました。

昔ながらの立派な建物です。元々は庄屋さんのお屋敷だった旧家を移築復元しています。
ゆるぎ荘 (12)

「ゆるぎ荘」は、民宿も営んでいますが、昨年から続くコロナ禍で休業されています。
ゆるぎ荘 (6)

昔の家の土間のところに、炭火で焼く料理のための囲炉裏が設置されていました。こちらは現代のものです。

そして壁際にはガラス棚があって、昔使っていた生活用具、酒器、食器やサイン色紙が所狭しと飾られています。

我々は手前のカウンター席に座ります。
ゆるぎ荘 (4)

こちらが壁に貼られていたメニューですが、これは民宿営業の内容も含めてで、コロナ禍ではできないものも多く、行った時点ではそばと天ぷらのみokだったと思います。1日20食限定の「手打ち本そば」も残念ながらありませんでした。

雨が降る寒い日だったので、私は暖かい山菜そば(650円)を頼みます。
ゆるぎ荘 (18)

乗せられていたのは、煮シイタケ、竹の子、ワサビ菜と山芋のとろろ。
ゆるぎ荘 (20)

そしてそばにもとろろが練りこまれていて、のど越しのいいそばでした。少し濃いめの汁でした。
ゆるぎ荘 (19)

妻はざるそば(750円)です。2段重ねで出されます。
ゆるぎ荘 (16)

あと、山菜の天ぷらを頼みました。大(1,000円)と小(600円)があって、頼んだのは大。
ゆるぎ荘 (13)

出されたら大盛でびっくり。食べきれるかな?と思いましたが食べきることができました。行った日は雨でしたが、前日までいいお天気が続いたので、山菜の在庫がたくさんだったので多めに出したということ。その日の在庫で大小のボリュームが決まるようです。のどかです。

天ぷらを揚げているのをカウンター越しに見ていると、衣に水を混ぜる代わりにビールを入れて揚げられていました。そして揚げたてなのでもちろんサクッとしているのですが、比較的厚めの衣でもちっとした食感もあって、美味しかったです。

天ぷらはご主人曰く、「うちの天ぷらは家に持ち帰って冷めてから食べても美味しい」と話されていましたが、何となくわかるような気がします。

天ぷらの内容は、山菜の王様「たらの芽」山菜の女王「コシアブラ」そして「ふきのとう」「こごみ」「竹の子」です。旬の山菜を堪能できましたね。

これからの季節はアユやイワナなどの川魚も美味しい季節です。

だいぶご年配のご夫婦お二人で切り盛りされていて、何となくゆったりとした時間が流れる空間。しばし時間を忘れて美味しいそばと天ぷらにした続きを打つことができてよかったです。ご馳走様でした。

ゆるぎ荘
石川県小松市大杉町寅160
TEL 0761-46-1301
10:00頃~17:00頃
不定休


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今回の福岡への旅のテーマは「福岡に住んでいた時の食の足跡を訪ねて」でした。

私が12年前に福岡に住んでいた時、夜に3度ほどお邪魔したことがあるお店「火群(ほむら)」。福岡から離れるとき最後の晩餐でお邪魔したほど好きなところでした。しかし、大阪に住んでいるときに一度行ったらすでに閉店されていて、残念ながらその後どうされているかもわからずじまいだったのですが、ふとしたことから、その方が、昔住んでいたところのすぐ近くでお店をやっているという情報が入り、その「田しま」に行くことが今回の福岡への旅の大きな目的でした。

そしてついでにほかのお店についても昔住んでいた時に行ったところを中心に旅程を決めているのです。

グルメの格付けで有名なミシュランガイドでは、三つ星は「そのために旅行する価値のある卓越した料理」という評価だそうですが、今回、まさしく、こちらのお店の行く目的をメインに福岡へ行くことを決めたわけです。

こちらが「田しま」で日本料理のお店。ミシュランガイド福岡で星一つを獲得されています。
田しま

ひっそりと佇む感じの木の格子の外観に白い暖簾が凛としていました。
田しま (2)

店内はカウンターとテーブル席一つ、間接照明を使い、しっとり落ち着いた空間。

コロナ禍で。予約は平日は2組ほどにして、お一人で対応されているようです。

行った時も我々2人と、もう一人年配の男性客の3名のみ。

ご主人は「火群」の当時はまだ30代で若い寡黙な料理人でしたが、今回、約12年ぶりに拝見すると、髪の毛やお顔は確かに貫禄が出てきた感じがしました。色々昔話をしながら美味しくて楽しいひと時を過ごすことができました。

お品書きはなく、お任せのコース12,000円のみ。料理9品、鮨6貫という内容でした。

「田しま」では、お魚とお野菜のみを使い、新鮮な食材ばかりを使った季節の移ろいを感じられる日本料理を愉しむことができます。
田しま (4)

まずはビールで乾杯です。

お品書きがなく、使われている食材名のみ伝えられ料理の詳しい説明がなかったのと、そのあと2軒目に行き、久しぶりにトータルでだいぶ飲んだので、料理の内容をほとんど覚えていません。(^^;

そのため、あまり間違ったこと書くといけないので、覚えているところのみ書きます。

まず3種類の山菜料理が続きましたが、何が何だかまったく忘れました。
田しま (5)

最初に出されたのはこちらの山菜を出汁と卵でとじた椀物でした。

博多の少し甘めの醬油の風味で、ホッとできる一杯。
田しま (8)

こちらは山菜の白和えです。きめ細かで舌ざわりがよかったです。
田しま (9)

これは「たらの芽」だったかの、酢味噌和え。
田しま (10)

しめ鯖もいい塩梅。
田しま (11)

お吸い物は菜の花と竹の子。上品なお出汁です。
田しま (13)

昆布締めは何だったかな?
田しま (14)

煮ダコはしっかり味がシュンでいました。

ここで旬のホワイトアスパラが出されます。なかなかこれだけ太いホワイトアスパラを食べることはできません。
田しま (15)

トリュフ塩でシンプルに食べさせてくれました。ホワイトアスパラだと、やわな食感の料理のものが多いのですが、しっかりとアスパラとしての食感を残しつつ、素材の甘みとうまみを感じることができました。
田しま (16)

これは、確かあさり汁だったかな?上品なお出汁がきいています。

お料理はここまで。

以上を食べた感想は、日本料理の基本を踏まえて、余計な味付けを極力廃して素材の持つ自然なうま味を最大限引き出す手腕に感心しました。使われている器もよかったです。

この後は握りに移ります。何らかの仕事がされているので、そのまま食べることができる握りです。
田しま (18)

まず出されたのはサヨリ。旬の春を感じることができます。
田しま (19)

締め加減が秀逸な小肌。
田しま (20)

カレイの昆布締めだったかな?
田しま (21)

ウニ。あら塩で。
田しま (22)

煮穴子は、ほろりと口の中でほどけます。
田しま (23)

最後はマグロの漬けの手巻きでした。

福岡の鮨店ではたくさん料理が出て鮨は少しだけといったお店が多くありますが、ここ「田しま」は鮨で締めるのですが、あくまでも日本料理店なのです。

でも、鮨のクオリティは、鮨店に負けていませんね。

最後に飲んだお酒についての紹介です。

「田しま」では日本酒の品揃えが豊富で、何種類かの日本酒を料理の内容に合わせて、ご主人に相談しながら出してもらっています。
田しま (6)

純米吟醸を中心に4種類ほど飲みましたが、どれもが美味しい日本酒でした。
田しま (7)

久しぶりにお会いして、お互い年の経過を感じざるを得なかったですが、「火群」の当時も美味しい料理を食べさせてくれていましたが、この年を重ねることによる日本料理の形を垣間見ることができた気がします。また機会があれば福岡まで出かけてみたいです。ご馳走様でした。

田しま
福岡県福岡市中央区警固2-12-12
 警固丸ビル1F
TEL 092-724-7852
月~土18:00~24:00
日曜休


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いつも白峰や瀬女・一里野方面に行くときに通る国道360号。

小松からだと県道178号を通り、ちょうど「レストラン 手取川」の信号のところで国道360号に合流するルートになります。

いつも「レストラン 手取川」の看板は目に入っていたのですが、これまでは一度も行ったことがありませんでした。
レストラン 手取川

このあたりは、大きななめこで有名な木滑地区となります。
レストラン 手取川 (2)

こちらはだいぶ前からあるようです。大きな建物で昔も今も人気なのでしょうね?

「レストラン 手取川」は、そんな川魚や春は山菜、秋はきのこ、冬はジビエ?などの料理を一年中楽しめるお店なのです。

さて、これからは川魚が美味しくなる季節。今回、山の方にドライブがてら、こちらのお店に立ち寄りランチを食べることにしました。

12時少し過ぎ、一応事前に電話を入れてありました。名前で予約を入れてなかったのですが、お店の方が気を利かせて席を確保してくれていました。

その時刻は小上がりの席を除いてテーブル席が満席だったのでありがたかったです。
レストラン 手取川 (8)

窓際の席で、緑を眺めながらのランチタイムでした。
レストラン 手取川 (15)

こちらの写真は、テーブル席で食べていた方々が食べ終わり、帰った後で写したものです。
レストラン 手取川 (7)

メニューです。種類が豊富です。
レストラン 手取川 (3)

入口にはジビエ系メニューが黒板に書かれていました。
おもてなし池田 (24)

我々は「白山百膳」のメニューの中から頼むことに。

「レストラン 手取川」の「白山百膳」は全10メニューがラインナップされています。種類が多いです。

私が頼んだのは「岩魚焼物膳(税抜1,600円)」です。
レストラン 手取川 (10)

まず、こちらのセットが出されます。これらは「白山百膳」すべてのメニューについてくるものです。上にあるのは山菜の酢の物です。

一番左側にあるのはそばの実を山かけ風にしたもので、よくかき混ぜると、これがとろろのような納豆のような粘りけがあって美味しい風味になります。
レストラン 手取川 (11)

ご飯に掛けて食べたらおいしかったです。

今年は新型コロナウイルスの影響で春の山菜の需給状況が狂って、冷凍してあったものを使わざるを得なかったようです。
レストラン 手取川 (13)

そしてメインの岩魚。たで酢で食べます。焼くのに少し時間がかかりました。しかしじっくり焼かれているので、頭からガブリと食べられました。岩魚の右に見えるのは、フキ味噌ですね。苦みがいいです。
レストラン 手取川 (14)

もちろん、ご飯とお吸い物が付いています。

妻は「山菜膳(税抜2,100円)」を頼みました。
レストラン 手取川 (9)

こちらにはあと岩魚の稚魚の南蛮漬けが付いています。左にはわさびの茎のセンナ漬け、右には白山堅とうふ醸し漬が添えられていました。

白山堅とうふ醸し漬は、白山の名物「堅とうふ」を醸造してチーズのような風味を出しています。
レストラン 手取川 (12)

そしてメインは山菜の天ぷら。色々な種類の山菜がありました。季節によって天ぷらの内容は変わると思います。美味しかったようです。

我々が食べている間にもお客さんが次々入ってきていました、やはり人気のお店なのですね。ご馳走様でした。

レストラン 手取川 
石川県白山市木滑出75-1
TEL 076-255-5159
9:30~20:00
水曜休


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