あさぴーのおいしい独り言

石川を中心に西日本のグルメネタを気ままに書きます。(ご注意)あくまでも主観で書いていますので何かありましても責任は負いかねます。参考にされる場合はご留意を。また内容は訪問当時に知り得た情報(ネット含む)をもとに書いています。なお、コメントは承認後にアップしており、不適切な内容はアップをしませんので、あしからずご了承願います。

タグ:小浜市

福井県小浜でのグルメ編最後の紹介となります。

恒例のパンの紹介ですが、人気の「石窯パンの郷 こころ」というお店です

事前に小浜の街中でおすすのパン屋を探して見つけました。遅めに行くと売り切れていそうだったので、小浜についてランチを食べた後すぐに向かいました。
石窯パンの郷こころ
寺院がたくさんあるエリアでなかなか立派な店構えでびっくり。
石窯パンの郷こころ (9)
側面のガラス窓の向こうに大きな石窯が見えます。小松に戻って原稿を書くため調べてみると、この石窯はスペインから材料とともにやって来た職人により作られた石窯だそうです。そのことだけでも相当なこだわりを持ったオーナーがやっているパン屋さんだとわかります。
石窯パンの郷こころ (6)
店内に入ると、明治初期の商家の建物らしい立派な調度品が使われていて、パンの種類も思っていたよりたくさん並んでいました。
石窯パンの郷こころ (8)
1階の窓際にもテーブルが置かれていますが、2階ではイートインが可能なようです。
石窯パンの郷こころ (7)
パンが並べられている棚の上には額に入れられた店名が書かれ、その下にはお店のこだわりが書かれていました。

パンの材料だけではなく、薪にまでこだわっているのです。すごいです。

そして先ほど紹介した石窯は、炉床(ハース)にパンを置き直焼きする窯で、19世紀のヨーロッパで広まったパンの焼き方のようです。思うにたぶんピザ窯と同じような原理なのでしょう。

では、他の焼き方と何が違うのか!?

ネット上で紹介されていたお店の文章を引用させていただくと「石窯内の対流熱と炉床熱による放射熱(遠赤外線)の高温の熱で一気に焼き上げるので、ハードパンは、クープの部分が力強く立ち上がり、クラストはバリッと、中はクラムも整い、もっちりとした食感に焼き上がります。」とのことでした。

とりあえず一通り並べられているパンを眺めました。こだわりが半端ないのでお値段も総じて高めでした。
石窯パンの郷こころ (10)
そして我々が買い求めたのが、こちらは「パン ド カンパーニュ(540円)」。どっしりとした重量感です。
石窯パンの郷こころ (11)
半分にカットするとこんな感じ。

中には有機クランベールと有機カシューナッツがたっぷり。パンの密度というかもっちり感というか食べ応えがすごかったです。まさにハード系。それに有機小麦とライ麦の風味。パン作りへのこだわりをすごく感じました。
石窯パンの郷こころ (12)
こちらはフランスパンの「スパイシー ハーフ(680円)」。
石窯パンの郷こころ (13)
半分にカットするとこんな感じ。

中には大山ベーコン、チーズ、マイルドマスタード。チーズの量が半端なかったです。そしてマイルドマスタード。マイルドと付いていますがより粗挽きのマスタードなのでスパイシーさが引き立っていました。おいしかったです。

素材と作り方にこだわるとどうしても価格に跳ね返ります。まぁ、毎日は食べられないけど、いわばハレの日のパンと言えるかもしれません。ご馳走様でした。

石窯パンの郷 こころ
福井県小浜市小浜男山39-2
TEL 0770-53-0575
9:30~18:00
月・火曜休

小浜市編の飲食店の最後の紹介はディナーでお邪魔した人気の居酒屋の紹介です。

名前は「きらく亭」といい小浜駅から3分ほどのところにあります。
きらく亭
メイン通りには面していないので知る人は知るといった感じのお店でした。

人気店だと知って1週間ほど前に予約を入れて伺いましたが、食べログやGoogleでは17時からオープンとなっていますが17時半からの営業です。

ウリは種類豊富な日本酒と炭火で焼く「おばま醤油干し」。

一般的には魚をみりん干しして干物にしますが、小浜では醤油干しが特徴。みりんの余計な甘みがなく、かついい塩梅で味付けされた干物が人気です。

夕方から小雨が降り出したので観光を少し切り上げて小浜駅でしばし開店時間まで待ちました。

そしてオープン時間に伺います。
きらく亭 (2)
カウンターと小上がり席でそれほど大きくない居酒屋でした。
きらく亭 (3)
カウンターの上にはたくさんの種類の干物が並べられていました。

我々はカウンター席に座りお品書きを見渡します。
きらく亭 (8)
お造りと炭火焼。
きらく亭 (9)
天ぷら・串物・揚げ物。
きらく亭 (10)
一品料理。
きらく亭 (11)
肉料理・マリネ・酢の物。
きらく亭 (18)
日本酒のメニュー。
きらく亭 (5)
壁にもおすすめや本日の活魚などが掲げられていました。なかなかの種類です。
きらく亭 (7)
まずは生ビールで乾杯。
きらく亭 (6)
お通しは「サワラのたたき」だったかな?
きらく亭 (12)
お品書きをしばし眺めて頼んだのが、まずは穴子です。
きらく亭 (14)
小浜では近海で水揚げされた穴子のことを「ハモ」と呼ぶそうで、一方、一般的なハモのことは「辰ハモ」と呼ぶようです。北海道でも穴子のことを「ハモ」と呼んでいますね。まぁ、似てないこともないか…。

炭火のコンロが運ばれてきて自分で焼いて食べるのですが、これが美味しかった!焼くと醤油の風味がいい塩梅に出てきて酒がすすみます。
きらく亭 (16)
そして今や超高級魚「のどぐろ」。干物だと余計うま味が凝縮されたような気がしました。
きらく亭 (17)
きらく亭 (20)
あと、名前忘れましたが下のほうの干物をサービスしてくれました。ありがとうございました。
きらく亭 (21)
こちらは「小鯛酢(649円)」です。小浜と言えば「小鯛ささ漬」が有名ですが、上品に漬けられていておいしかったです。
きらく亭 (19)
「サザエ(890円)」は2個で歯ごたえシャキッ!

そして、小浜に来たなら食べたいと思っていた「甘鯛」の塩焼き。のどぐろもそうですが、甘鯛は塩焼きが一番です。おいしかったです。
きらく亭 (22)

福井や京都では「ぐじ」と呼ばれますが、ここ若狭地方のは「若狭ぐじ」と呼ばれて京都では珍重されています。

甘鯛は近年では石川県でもあまり獲れないのか、なかなかスーパーでも見かけなくなった感があります。そして、あったとしても値段が高くなっていて買えなくなりました。
きらく亭 (15)
生ビールの後は日本酒。お店の方がおすすめしてくれた美浜町の三宅彦右衛門酒造の「早瀬浦 特別純米冷用酒(968円)」を頼んでいます。飲みきりサイズの300mlでフルーティな香りですが、すっきりキレがありました。

他にも私はハイボール。妻も1杯何か頼んでいました。

以上飲み食いして2人で9千円弱!思っていたより安かったのでびっくり!

味の面でも干物が想像していたより美味しかったので満足満足!小浜に行かれたならお勧めの一軒です。ご馳走様でした。

きらく亭
福井県小浜市駅前町4-33
TEL 0770-53-5553
17:00~23:00(L.O.22:00)
水曜休

「北陸新幹線をポイ活で貯めたポイントで3日間乗り放題旅」ではよく歩きました。

北陸新幹線での移動なので着いた街では基本歩き。3日間で48,000歩。一日平均で16,000歩ほど歩いたことになります、

最後の日の小浜になると、さすがに疲れが蓄積したのか、行った先々で少し休むようになりました。

で、14時過ぎにカフェに入りお茶をすることに。

小浜の中心エリアにあった「ニューグリーンカフェ 緑茶房」に入ることにしたわけです。
ニューグリーンカフェ 緑茶房
観光エリアなので観光施設や飲食店などがあって、「ニューグリーンカフェ 緑茶房」は築160年の薬の倉庫だった建物を改修したカフェ。
ニューグリーンカフェ 緑茶房 (5)
門をくぐると中庭があり、ここでも飲食が可能でした。
ニューグリーンカフェ 緑茶房 (10)
店内はこんな感じです。昔の面影を色濃く残していると思います。
ニューグリーンカフェ 緑茶房 (4)
こちらは外に出されていた食事メニュー。我々はすでにランチは済ませているので詳しくは見ませんでした。
ニューグリーンカフェ 緑茶房 (7)
店内メニュー。デザート系です。
ニューグリーンカフェ 緑茶房 (8)
ドリンクとランチ。全体的にデザート系が充実している気がしますね。

我々は夕方早めの時間に居酒屋へ行く予定をしていたので、ここではでデザートは頼まずにドリンクのみを頼むことにしました。

二人ともスムージーで私は「グリーンスムージー(600円)」。しかし、メニューでは「デザート」に分類されていました。汗
ニューグリーンカフェ 緑茶房 (13)
それほど葉っぱの味が増さっているわけではなく、デザート系に入っている通り甘めのスムージーでした。
ニューグリーンカフェ 緑茶房 (11)
妻は「アサイースムージ(700円)」です。

30分ほど休憩して元気回復!この後も歩いて小浜の街を巡りました。ご馳走様でした。

ニューグリーンカフェ 緑茶房
福井県小浜市小浜酒井95-2
TEL 090-6984-4627
10:00~16:00
水曜休

これまで順次アップしてきた「北陸新幹線をポイ活で貯めたポイントで3日間乗り放題旅」もやっと最後の小浜のグルメ編となります

これまで小浜は通ったことはありましたが、観光するのは初めてでした。

行く前に食事処を検索しましたが、この日は車ではないので歩いて行ける距離に限定しての候補探し。目に留まったのが今日紹介する「すし政本店」。

こちらを選んだ理由は鯖の寿司が名物だったことです。

小浜といえばむかし京都と結ぶ鯖街道の起点だったことで知られています。しかし、現在は鯖はほとんど地元では獲れないようで、主にノルウエーからの輸入に頼っています。

敦賀や三方町に行った時も鯖を食べたことがありますが、その時はもっぱら焼き鯖。今回は寿司で堪能することにしました。
すし政本店 (2)
「すし政本店」は、小浜駅から歩いて5分ほどの位置にあり、昭和35年の創業のこの辺では老舗のお寿司屋さんです。
すし政本店 (5)
建物は趣があり、中庭があって池には鯉が泳いでいました。
すし政本店 (4)
この日のランチは13時に予約してあり、到着したのが12:40。中ではご年配の大将がお一人で握っていました。
すし政本店 (7)
お品書きです。
すし政本店 (6)
ドリンクメニュー。

鯖寿司以外にも地元で獲れた魚介を使った寿司もありましたが、この日の頭の中には鯖が元気に泳いでいたので、鯖中心で頼むことにしました。

「焼きサバづくし(3,500円)」と「名物三種盛(3,800円)」の2つを頼んで妻とシェアして食べることにしました。

鯖と言えば大衆魚のイメージでしたが、近年は高級魚に近いお値段ですね。
すし政本店 (9)
「焼きサバづくし」は焼いた鯖をほぐして味付けを変えてある寿司で。味の変化をつけるために柚子胡椒が添えられていました
すし政本店 (13)
「名物三種盛」には、しめ鯖・小鯛・焼き鯖&焼き鯖ちらしが盛られています。焼き鯖の1貫は「焼きサバづくし」のものと同じでした。

一応、しめ鯖と小鯛は〆られているので、塩気がありそのまま食べてもいい塩梅でしたが、ワサビ醤油でもok。ちなみに小浜と言えば「小鯛ささ漬」が有名ですね。

焼き鯖ちらしは甘じょっぱい醤油ダレが付けられていておいしかったです。

こんなおいしいものを目の前にしたら飲まないわけにはいかないです。
すし政本店 (11)
瓶ビールを1本いただきます。
すし政本店 (12)
あと、こちらの赤だし(500円)も。大きめの椀に注がれた赤だしの中には魚のアラではなく身が入っていました。

少々お値段高めでしたが、名物料理を堪能できたので良しとしましょう!ご馳走様でした。

すし政本店
福井県小浜市大手町5-13
TEL 0770-52-0875
11:30~20:00
月~木曜休

「Yes We Can!」2008年3月4日テキサス州サンアントニオの演説でオバマ元大統領が発した言葉です。

個人的にはオバマ人気にあやかろうとしてブレイクしたお笑い芸人のノッチさんのことを思い出しますが、小浜市もオバマ氏が大統領になって一躍有名?になった記憶があります。

そんな小浜市に初めて行ってきました。

小松から敦賀までは北陸新幹線で46分で到着しますが、そこから小浜まではJRの小浜線で67分かかりました。
小浜線
さらに平日は小浜線が7:49から11:18まで電車がないのです。汗

なので小浜到着が12:24。約半日の旅となりました。
小浜駅
小浜駅からは歩いて観光。何せバスの便もあまりよくないのと、コンパクトな街なので歩いてまわるほうがいいです。
小浜
さて、小浜のグルメと言えば「鯖」が有名。小浜から京まで鯖を運ぶ道「鯖街道」として日本遺産に認定されているのです。
小浜市鯖街道ミュージアム
その起点となる目印の目の前にあるのが「小浜市鯖街道ミュージアム」。
小浜市鯖街道ミュージアム (3)
立派なエントランス部分だったのでそこそこ大きな施設かと思いきや、この1部屋のみでした。

でも、案内の女性からしっかりとご説明いただきよく理解できました。ありがとうございました。

小浜市鯖街道ミュージアム
福井県小浜市小浜広峰17-1
0770646034
9時00分~17時00分
火曜休

「小浜市鯖街道ミュージアム」から西のほうに向かい、小浜西組重要伝統的建造物群保存地区を見てまわります。
小浜 (5)
金沢の「ひがし」と「にし」の茶屋街のような街並みですね。

平日なので観光客もほとんどいなくてお店も閉まっているところが多く少し寂しかったです。

小浜西組重要伝統的建造物群保存地区
福井県小浜市小浜大原8

そして海岸のほうに出て歩いていると、この人魚の像に出会います。
小浜 (7)
ここは「マーメイドテラス」で、NHKの朝ドラの撮影地にもなったようです。
小浜 (8)
小浜市には人魚の肉を食べて不老不死となり800年以上生きたという「八百比丘尼(やおびくに)」という人魚伝説が残っているようですね。

マーメイドテラス
福井県小浜市小浜日吉

そのまま海岸沿いを歩いて、途中、港町にありがちなフィッシャーマンズワーフに立ち寄りお土産を買い、海の近くにある「御食国若狭おばま食文化館」を最後に見学しました。
御食国若狭おばま食文化館 (2)
日本初の公立の食文化博物館で、調べてみると2003年に開催された地方博覧会「若狭路博2003」のメイン会場「海会場」の主要施設として開設された施設でした。
御食国若狭おばま食文化館 (5)
なので立派な施設なのですね。
御食国若狭おばま食文化館 (6)
こちらは日本全国のお雑煮の違いのパネル。
御食国若狭おばま食文化館 (7)
小松市のお雑煮も紹介されています。
御食国若狭おばま食文化館 (9)

こちらは寿司に関しての歴史について。

これらの展示はグルメブロガーの私にとってとても勉強になる内容。楽しめましたよ。

さて、嶺南地方、それも京都に近い場所ということもあって、石川県からは少し遠いのですが、日帰りでミニトリップするには北陸新幹線が開通したのでちょっとは身近になった気がしました。

御食国若狭おばま食文化館
福井県小浜市川崎3丁目4-4
9:00~18:00
水曜休

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