あさぴーのおいしい独り言

石川を中心に西日本のグルメネタを気ままに書きます。(ご注意)あくまでも主観で書いていますので何かありましても責任は負いかねます。参考にされる場合はご留意を。また内容は訪問当時に知り得た情報(ネット含む)をもとに書いています。なお、コメントは承認後にアップしており、不適切な内容はアップをしませんので、あしからずご了承願います。

タグ:安宅関

アルプラザ小松の平和堂が1階の売り場をリニュアルしています。

大阪屋が小松にも進出してきたり、スーパー業界の競争激化に伴ってのことだと思います。

そのリニューアルのため、1階の吹き抜けエリアにあったクレープ屋さん「G & NessCrepes(ジーアンドネスクレープス)」が9月末に閉店になりました。

そのクレープ屋さんが小松市安宅住吉神社近くに11/29に移転オープンしていて、地元新聞に掲載された記事で知りました。

個人的にはクレープはそれほど好きではないので、平和堂にあった時には一度も利用したことがありませんでしたが、一昨日紹介した「瀬戸又」でスパイスカレーを食べた後、立ち寄ってみました。
ATAKA HUT

ここは小松市の不動産会社が杉板張りの小屋型テナントの「ATAKA HUT」というのを建築して、そこにテナントとして「G & NessCrepes」が入っているのです。

お店の名前のnessはHappinessからきていて~小さな甘い幸せ~というコンセプト。名前のようにかわいいお店になっていました。
ATAKA HUT (4)

クレープメニューです。甘い系だけかと思っていましたが、食事系のクレープもありました。
ATAKA HUT (6)

こちらはドリンク。
ATAKA HUT (14)

現在は基本テイクアウトのみとなっています。

私はお店の1番人気となっていた「焦がしきび糖バターシュガー(650円)」を頼んでみました。

焼きあがるまで数分待って、お店の前で食べてみます。
ATAKA HUT (10)

シンプルなクレープでしたが、程よい苦みと甘み。やはりクレープは焼き上がりにすぐ食べたほうがおいしいですね。

そのため、お店のところに小さなイスとテーブルがあったらうれしいかな(現在はイスが置かれているようです)。
ATAKA HUT (8)

あと、「石焼カフェオレ(450円)」も頼んで飲んでいます。
ATAKA HUT (13)

平和堂にあった時はPRなどしなくてもある程度のお客さんは見込めましたが、この場所だと、より人を呼び込む工夫も必要かな?とも思いました。ご馳走様でした。

G & NessCrepes(ジーアンドネスクレープス)
石川県小松市安宅町タ121-12
TEL 080-4253-8343
11:00~18:00
火曜休

小松市安宅と言えば歌舞伎「勧進帳」の舞台となる安宅関を有する港町です。

北前船寄港地・船主集落」として日本遺産にも認定されています。

そんな安宅にある北前船主の家「瀬戸家」がスパイスカレーを食べさせてくれるお店になりました。11月30日オープンです。
瀬戸又 (2)

「瀬戸又」という名前で、たぶん屋号なのでしょう。歴史を感じる立派な建物ですね。

こちらの家は奥様のご実家で、旦那さんも一緒にUターンされてきたようです。
瀬戸又 (3)

日本遺産のプレートが掲げられていて、潜り戸をくぐって中に入ると、北前船の絵と暖簾が目に飛び込んできます。
瀬戸又 (5)

さらに中に入ると、昔ながらの造りの土間と部屋が現れます。
瀬戸又 (7)

田の字型の昔の農家の部屋の間取りになっていました。移築したようですね。
瀬戸又 (8)

昔なら使っていた屏風や衣紋掛けにかけられた着物など、昔の暮らしがしのばれます。

お店の営業は基本ランチと夕方までの時間帯はドリンク営業で、月曜夜は予約があれば営業するとのこと(営業時間は地元新聞に紹介されていた情報です)。

奥様のほうは昨年まで東京で飲食店関係のお仕事をされていて、旦那さんのほうもそうなのでしょう、月曜夜の料理やランチの出汁巻きなどを作っているのです。

ランチメニューは、スパイスカレーメインのセット1種類のみ。カレーは週替わりでした。
瀬戸又 (6)

この日はこのような内容で最初に料金を支払います。1,500円でした。

まずサラダと瀬戸家に伝わる「どぶ漬け」というぬか漬けが出されます。
瀬戸又 (11)

見た目「どぶ漬け」は塩気濃そうに見えますが、だいぶ年季が入ったぬか床なのでしょう、酒粕のような風味でそれほど塩辛くはありませんでした。
瀬戸又 (14)

次に出されたのは、こちらの「だし巻き玉子」と「つくねと白菜のクリーム煮」。

旦那さんの作られた「だし巻き玉子」美味しかったです。

そしてメインのカレー。
瀬戸又 (16)

この週は「牛蒡と蓮根のキーマカレー」。
瀬戸又 (15)

ライスはターメリックライスです。
瀬戸又 (18)

スパイスが効いた、それでいて素材のうま味を生かした美味しいカレーでした。

安宅にはまだまだ古くからある建物が残っています。港町としての可能性はまだまだあるのだと思うので、ますます色々なお店ができることを願っています。ご馳走様でした。

瀬戸又
石川県小松市安宅町ヨ55
TEL 090-2833-2919
11:30~18:00
ランチは11:30~14:00(L.O.13:30)
月曜、火曜休
月曜夜は予約があれば営業

小松市安宅と言えば歌舞伎「勧進帳」の舞台として知られています。

しかし、子供のころの安宅といえば海水浴場のイメージでしたが、近年は砂場自体がほとんどなくなり設備的にも完備していないので、海水浴自体を安宅の海岸で楽しむ人はほとんど居ません。

さて、普段安宅海岸に行く機会はあまりなくなっていますが、GWの前半2日目。妻とランチを食べに「ATAKA CAFE」へ。

久しぶりに行って見ると、駐車場やその周辺が整備されてきれいになっていました。
ATAKA CAFE (12)

安宅関跡の門もきれいに。
ATAKA CAFE (10)

こんなものも出来ていますね。
ATAKA CAFE (2)

「ATAKA CAFE」へは、約4年前にリニューアルオープンした「勧進帳ものがたり館」へ行き、こちらでお茶して以来の訪問です。
ATAKA CAFE (4)

こちら「安宅の海で獲れた新鮮なお魚と地元の食材にこだわり、心を込めた創作料理やお飲み物」をご提供するカフェです。
ATAKA CAFE (6)

店内は明るく、お土産売り場を併設しているため、飲食以外の方も入ってきます。
ATAKA CAFE (3)

メニューです。

前に来た時より種類が増えているかな?

私は「生わかめと山菜のヌードル(1,000円)」にしました。メニューだけだとどんな麺料理かわからなかったので聞いてみると、ラーメン系です、と言われ頼んでみることに。
ATAKA CAFE (9)

出されたのがこちら。

美川産の生わかめと、コシアブラ&わらびが具として使われていました。珍しい組み合わせです。

小松塩焼きそばの緬が使われていて、モチっとした食感。そしてラーメンというよりスープそば?ブイヤベースのような風味のスープで美味しかったです。

妻のほうは「お魚ごはん(1,500円)」。
ATAKA CAFE (7)

このメニューは前からあって、私は4年半ほど前に一度食べています

ただ、地産地消でその日手に入る食材によって内容は変わります。

この日はサワラとアジでした。

私も少し食べましたが、和でもない洋でもないアジアンな風味も感じて美味しかったです。
ATAKA CAFE (8)

こちらには味噌汁が付いていました。

オープンしたのが2018年。すっかり小松安宅に根付いたお店になりました。ご馳走様でした。

ATAKA CAFE
石川県小松市安宅町タ140-4
安宅ビューテラス
TEL 070-1461-7561
11:00~21:00(LO.20:30)
水曜休



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昨年秋、市川海老蔵さんが十三代目 市川團十郎白猿を襲名しました。

市川團十郎という大名跡が9年ぶりに復活したわけですが、その襲名披露の地方巡業が小松市から始まります。
勧進帳 (3)

小松市にはご存じ安宅関があり、歌舞伎十八番「勧進帳」の舞台となっていて、その関係もあって十二代目の市川團十郎の時から、小松市と深い関わりがありました。
勧進帳 (21)

十三代目 市川團十郎白猿が海老蔵時代には、実際に安宅関でも「勧進帳」が演じられ、私も観に行っています

石川県での公演は3月4日(土)~3月6日(月)で計4回もあって、以下のようになっています。小松市で3回、金沢市で1回です。

①3月4日(土)開演13:00(團十郎芸術劇場うらら大ホール)
②3月5日(日)開演12:00(團十郎芸術劇場うらら大ホール)
③3月5日(日)開演16:30(團十郎芸術劇場うらら大ホール)
④3月6日(月)開演12:00(金沢歌劇座)
演目
歌舞伎十八番の内「勧進帳」/口上/他
出演
海老蔵改め市川團十郎/中村梅玉/他

私も観に行く予定ですが、こちらは公演のチラシと、
勧進帳

東京歌舞伎座で行われた 襲名披露のときのポストカード?です。
勧進帳 (7)
勧進帳 (4)

残念ながら公演のチケットは売切れのようですが、3月4日の公演に先立ち出演者のお練りが行われ、こまつ曳山(ひきやま)交流館みよっさを経由し、JR小松駅前の市民公園までの約400mをお練りする予定となっていて、こちらの方は無料で見ることが出来ます。

お時間のある方は是非見に行かれてはいかがでしょう。
うらら (5)

なお、これまで「石川県こまつ芸術劇場うらら」とういう名称で親しまれてきましたが3月4日から「石川県小松市團十郎芸術劇場うらら」という名称に変わります。この劇場をつくるときに先代の團十郎が関わっていますが、歌舞伎公演に適した舞台を持っているからの改名でしょうか?

館内には「歌舞伎のまちギャラリー 成田屋と小松の絆」というコーナーがあって、十三代目 市川團十郎が名誉館長に就任することが決まっています。

團十郎さんと小松市との絆がこれからも続くことを願っております。

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小松市には歌舞伎18番の一つ「勧進帳」で有名な「安宅の関」があります。

安宅は漁港としても知られていて、江戸時代から北前船の寄港地としても栄えていました。

2018年に日本遺産として「荒波を越えた男たちの夢が紡いだ異空間(北前船寄港地・船主集落)」に認定されました。

その栄華が街中にもところどころ残っていて、昔ながらの大きな家が何軒か残っています。
長沖

今日紹介します料亭「長沖」は、回船問屋の離れだった大広間が移築されていることで日本遺産に認定されているのです。
長沖 (2)

そんな時代の名残を忍ばせてくれるような建物。玄関は立派。お水取りで有名な東大寺二月堂の松明があります。
長沖 (3)

一歩中に入ると、栄華の時代を思い出させてくれるような、これまた立派。

大小の和室が18室もあり、人数や用途に応じて使い分けられています。
長沖 (16)

廊下も立派で、なぜか猫が2匹居ました。
長沖 (4)

我々は二人だったので、こちらの部屋に案内されます。
長沖 (18)

二人としては広いスペースで、立派な庭を眺めながらゆったりとした気持ちで食事が出来ました。

一応、夜は5千円から料理の設定がありましたが、この日は1万円の料理でお願いしています。
長沖 (7)

まずは生ビールで乾杯。
長沖 (9)

最初に出されたのが「岩牡蠣」。レモンを絞って食べますがプリンプリン!
長沖 (11)

椀物はお吸い物で「鯛のしんじょう」。上品なお出汁です。
長沖 (12)

続いて出されたお造りには色々な種類の魚が。2人で行ってこんなに多くの種類が出てきたのでうれしいです。
長沖 (20)

焼き物は「キンキの焼き魚」。
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酒粕チーズいい味出していました。

長沖 (22)

そして「かに甲羅揚」が出されます。

いまでは小松市のご当地グルメとしても知られていますが、ここ長沖が発祥。

長沖の「かに甲羅揚」については、私のブログでは大昔こちらで紹介しています
長沖 (24)

鍋物は「あわびのバター蒸し」。調理前はまだ生きていました。

と、ここでびっくり!停電になりました。30分ほどでしたが、日が長い時期だったので少し薄明かりがあり、そのまま飲食を続けます。
長沖 (26)

お店の方がしばらくしてからろうそくを持って来てくれ、そのろうそくの明かりの元でのディナータイム。キャンドルナイトでこれはこれで印象に残る日になりました。
長沖 (27)

酢の物は毛がにです。
長沖 (29)

そして、ちょうどあわびが蒸し上がるころに電気が復活。美味しくいただくことが出来ました。
長沖 (34)

締めのご飯はシンプルに白ご飯と味噌汁、そして漬物。上品なぬか漬けで美味しかったです。
長沖 (35)

デザートはメロンです。
長沖 (36)
最後に飲んだお酒について。

長沖 (19)

生ビールのあとは、冷酒を2種類。
長沖 (32)
黒龍と菊姫です。
長沖 (25)

あとハイボールも飲んでいます。


以上を飲みくして、二人で3万円強。立派なお部屋で庭を眺めながらゆったりとした気分で美味しい酒と料理に舌鼓。気分よく楽しむことが出来ました。ご馳走様でした。

長沖
石川県小松市安宅町タ140
TEL 0761-22-3838
11:00~19:00
※19時以降は予約の場合のみ営業
不定休



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