あさぴーのおいしい独り言

石川を中心に西日本のグルメネタを気ままに書きます。(ご注意)あくまでも主観で書いていますので何かありましても責任は負いかねます。参考にされる場合はご留意を。また内容は訪問当時に知り得た情報(ネット含む)をもとに書いています。なお、コメントは承認後にアップしており、不適切な内容はアップをしませんので、あしからずご了承願います。

タグ:安宅関

小松市安宅と言えば歌舞伎「勧進帳」の舞台として知られています。

しかし、子供のころの安宅といえば海水浴場のイメージでしたが、近年は砂場自体がほとんどなくなり設備的にも完備していないので、海水浴自体を安宅の海岸で楽しむ人はほとんど居ません。

さて、普段安宅海岸に行く機会はあまりなくなっていますが、GWの前半2日目。妻とランチを食べに「ATAKA CAFE」へ。

久しぶりに行って見ると、駐車場やその周辺が整備されてきれいになっていました。
ATAKA CAFE (12)

安宅関跡の門もきれいに。
ATAKA CAFE (10)

こんなものも出来ていますね。
ATAKA CAFE (2)

「ATAKA CAFE」へは、約4年前にリニューアルオープンした「勧進帳ものがたり館」へ行き、こちらでお茶して以来の訪問です。
ATAKA CAFE (4)

こちら「安宅の海で獲れた新鮮なお魚と地元の食材にこだわり、心を込めた創作料理やお飲み物」をご提供するカフェです。
ATAKA CAFE (6)

店内は明るく、お土産売り場を併設しているため、飲食以外の方も入ってきます。
ATAKA CAFE (3)

メニューです。

前に来た時より種類が増えているかな?

私は「生わかめと山菜のヌードル(1,000円)」にしました。メニューだけだとどんな麺料理かわからなかったので聞いてみると、ラーメン系です、と言われ頼んでみることに。
ATAKA CAFE (9)

出されたのがこちら。

美川産の生わかめと、コシアブラ&わらびが具として使われていました。珍しい組み合わせです。

小松塩焼きそばの緬が使われていて、モチっとした食感。そしてラーメンというよりスープそば?ブイヤベースのような風味のスープで美味しかったです。

妻のほうは「お魚ごはん(1,500円)」。
ATAKA CAFE (7)

このメニューは前からあって、私は4年半ほど前に一度食べています

ただ、地産地消でその日手に入る食材によって内容は変わります。

この日はサワラとアジでした。

私も少し食べましたが、和でもない洋でもないアジアンな風味も感じて美味しかったです。
ATAKA CAFE (8)

こちらには味噌汁が付いていました。

オープンしたのが2018年。すっかり小松安宅に根付いたお店になりました。ご馳走様でした。

ATAKA CAFE
石川県小松市安宅町タ140-4
安宅ビューテラス
TEL 070-1461-7561
11:00~21:00(LO.20:30)
水曜休



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昨年秋、市川海老蔵さんが十三代目 市川團十郎白猿を襲名しました。

市川團十郎という大名跡が9年ぶりに復活したわけですが、その襲名披露の地方巡業が小松市から始まります。
勧進帳 (3)

小松市にはご存じ安宅関があり、歌舞伎十八番「勧進帳」の舞台となっていて、その関係もあって十二代目の市川團十郎の時から、小松市と深い関わりがありました。
勧進帳 (21)

十三代目 市川團十郎白猿が海老蔵時代には、実際に安宅関でも「勧進帳」が演じられ、私も観に行っています

石川県での公演は3月4日(土)~3月6日(月)で計4回もあって、以下のようになっています。小松市で3回、金沢市で1回です。

①3月4日(土)開演13:00(團十郎芸術劇場うらら大ホール)
②3月5日(日)開演12:00(團十郎芸術劇場うらら大ホール)
③3月5日(日)開演16:30(團十郎芸術劇場うらら大ホール)
④3月6日(月)開演12:00(金沢歌劇座)
演目
歌舞伎十八番の内「勧進帳」/口上/他
出演
海老蔵改め市川團十郎/中村梅玉/他

私も観に行く予定ですが、こちらは公演のチラシと、
勧進帳

東京歌舞伎座で行われた 襲名披露のときのポストカード?です。
勧進帳 (7)
勧進帳 (4)

残念ながら公演のチケットは売切れのようですが、3月4日の公演に先立ち出演者のお練りが行われ、こまつ曳山(ひきやま)交流館みよっさを経由し、JR小松駅前の市民公園までの約400mをお練りする予定となっていて、こちらの方は無料で見ることが出来ます。

お時間のある方は是非見に行かれてはいかがでしょう。
うらら (5)

なお、これまで「石川県こまつ芸術劇場うらら」とういう名称で親しまれてきましたが3月4日から「石川県小松市團十郎芸術劇場うらら」という名称に変わります。この劇場をつくるときに先代の團十郎が関わっていますが、歌舞伎公演に適した舞台を持っているからの改名でしょうか?

館内には「歌舞伎のまちギャラリー 成田屋と小松の絆」というコーナーがあって、十三代目 市川團十郎が名誉館長に就任することが決まっています。

團十郎さんと小松市との絆がこれからも続くことを願っております。

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小松市には歌舞伎18番の一つ「勧進帳」で有名な「安宅の関」があります。

安宅は漁港としても知られていて、江戸時代から北前船の寄港地としても栄えていました。

2018年に日本遺産として「荒波を越えた男たちの夢が紡いだ異空間(北前船寄港地・船主集落)」に認定されました。

その栄華が街中にもところどころ残っていて、昔ながらの大きな家が何軒か残っています。
長沖

今日紹介します料亭「長沖」は、回船問屋の離れだった大広間が移築されていることで日本遺産に認定されているのです。
長沖 (2)

そんな時代の名残を忍ばせてくれるような建物。玄関は立派。お水取りで有名な東大寺二月堂の松明があります。
長沖 (3)

一歩中に入ると、栄華の時代を思い出させてくれるような、これまた立派。

大小の和室が18室もあり、人数や用途に応じて使い分けられています。
長沖 (16)

廊下も立派で、なぜか猫が2匹居ました。
長沖 (4)

我々は二人だったので、こちらの部屋に案内されます。
長沖 (18)

二人としては広いスペースで、立派な庭を眺めながらゆったりとした気持ちで食事が出来ました。

一応、夜は5千円から料理の設定がありましたが、この日は1万円の料理でお願いしています。
長沖 (7)

まずは生ビールで乾杯。
長沖 (9)

最初に出されたのが「岩牡蠣」。レモンを絞って食べますがプリンプリン!
長沖 (11)

椀物はお吸い物で「鯛のしんじょう」。上品なお出汁です。
長沖 (12)

続いて出されたお造りには色々な種類の魚が。2人で行ってこんなに多くの種類が出てきたのでうれしいです。
長沖 (20)

焼き物は「キンキの焼き魚」。
長沖 (21)
酒粕チーズいい味出していました。

長沖 (22)

そして「かに甲羅揚」が出されます。

いまでは小松市のご当地グルメとしても知られていますが、ここ長沖が発祥。

長沖の「かに甲羅揚」については、私のブログでは大昔こちらで紹介しています
長沖 (24)

鍋物は「あわびのバター蒸し」。調理前はまだ生きていました。

と、ここでびっくり!停電になりました。30分ほどでしたが、日が長い時期だったので少し薄明かりがあり、そのまま飲食を続けます。
長沖 (26)

お店の方がしばらくしてからろうそくを持って来てくれ、そのろうそくの明かりの元でのディナータイム。キャンドルナイトでこれはこれで印象に残る日になりました。
長沖 (27)

酢の物は毛がにです。
長沖 (29)

そして、ちょうどあわびが蒸し上がるころに電気が復活。美味しくいただくことが出来ました。
長沖 (34)

締めのご飯はシンプルに白ご飯と味噌汁、そして漬物。上品なぬか漬けで美味しかったです。
長沖 (35)

デザートはメロンです。
長沖 (36)
最後に飲んだお酒について。

長沖 (19)

生ビールのあとは、冷酒を2種類。
長沖 (32)
黒龍と菊姫です。
長沖 (25)

あとハイボールも飲んでいます。


以上を飲みくして、二人で3万円強。立派なお部屋で庭を眺めながらゆったりとした気分で美味しい酒と料理に舌鼓。気分よく楽しむことが出来ました。ご馳走様でした。

長沖
石川県小松市安宅町タ140
TEL 0761-22-3838
11:00~19:00
※19時以降は予約の場合のみ営業
不定休



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今年発刊された「ミシュランガイド北陸2021特別版」。

小松市では2つ星に2軒選ばれています。

千木野町の「日本料理 つづら」と今日紹介する安宅町にある「料亭 まつ家」です。

両方のお店には過去行っていますが、どちらもブログでは紹介したことがありません。

今回、本当に久しぶりに行ってきたので書きたいと思います。

伺ったのは10月の中旬。夏を思わせる気候から一気に冬に変わったような日曜日のお昼でした。

「料亭 まつ家」へは、10数年以上前に接待とかで何度かお邪魔しています。

昔のことなので、記憶があまりないのですが、2階のお部屋から見る日本海・安宅の海がきれいだった記憶があります。

安宅と言えば、能「安宅」や歌舞伎「勧進帳」で知られ、北前船の寄港地として日本遺産に認定されている町。
まつ家

「料亭 まつ家」は、そんな北前船で栄えた昔の栄華をしのばせてくれるるような純数奇屋造りの立派な建物です。
まつ家 (2)

室礼のほうもさすがです。
まつ家 (27)

我々は2人で、小さな個室に案内されました。
まつ家 (5)

梯川の河口にあって、この日の窓からは日本海に打ち付ける荒波を見ることが出来ました。
まつ家 (7)

さて、こちらでは、夜は懐石料理のコースですが、ランチタイムは気軽に楽しめる松花堂弁当からのメニューがあります。

しかし、土日祝日は松花堂弁当はやっていないというで、小懐石からとなっていました。

そこで我々は6,000円(税・サ別)の小懐石でお願いすることに。

一番お安いコースなのですが、結論から書けば、びっくりするほどの内容で満足度めちゃ高かったです。さすがミシュラン2つ星。

この日は昼間から飲むつもりだったので、車を置いてきました。
まつ家 (8)

そこで、まずは生ビールです。
まつ家 (9)

最初に出されたのは「シャインマスカットと柿とザクロの白和え」。

季節を感じさせてくれる一品です。
まつ家 (12)

続いてのお造りは赤いか・甘えび・鬼えび・地あら。

このあらが美味しかった!プリッとした食感と歯ごたえ、もちろん甘みに旨みもとてもよかったです。

鬼えびは普段あまり食べる機会が少ない海老で、ねっとりとした食感と相まって美味しい。能登で獲れたと仰っていたかな?

茶碗蒸しは、こちらも旬の食材「松露(ショウロ)」と「とんぶり」が具として使われています。
まつ家 (15)

きのこの「松露」、最近食べてないですが、若い白い松露ではなく、色のついた麦松露を使っていて滋味。

また「とんぶり」は、別名「畑のキャビア」と呼ばれている草の実で、プチっとした食感を楽しめます。

そして「焼八寸」。
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魚は子持鮎と焼かますでした。

真昼間から酒が進みます。汗
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そして「かに甲羅揚」。小松のご当地グルメとして今一押しの料理。
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その名の通り「香箱ガニ」の身をほぐして色々な具と玉子などを詰めて揚げたものです。

料亭や割烹店だけではなく、小松市内の飲食店では比較的身近に出される料理で、我が家でも年に数回は食べる機会があります。

料亭で揚げたてを食べると、また格別ですね。

締めのご飯は、こちらの土鍋で炊き上げた「舞茸と生姜ご飯」。
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舞茸からのうま味が染みて、生姜の爽やかな辛みも相まってとてもおいしいご飯。

普段飲むと炭水化物は控えるのですが、美味しくて全部平らげてしまいました。
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なめこのお味噌汁と香の物が付いています。
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デザートは「洋梨とんぶりブドウのゼリー寄せ」。
まつ家 (26)

コーヒーはサービスで出してくれました。

最後に生ビール以外に飲んだお酒について。
まつ家 (6)

ドリンクメニューはこちらですが、金額は書いてありません。

日本酒はグラスでオーダーします。
まつ家 (14)

ワイングラスで出されました。
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日本酒の味によって、ワイングラスが変えて出される気配りが嬉しいです。4種類ほど頼んだでしょうか。
まつ家 (20)

あと、私はハイボールを一杯飲んでいます。

お酒をいろいろ飲んだので、2人で締めて2万円を少し超えるぐらいかかりましたが、この内容でこの料金は素晴らしいと思いました。

もちろん、味やサービスについてもミシュラン2つ星獲得が納得できるものでした。

出来れば夜にお邪魔して、ちゃんとした懐石コースを楽しみたいものです。ご馳走様でした

料亭 まつ家
石川県小松市安宅町ワ-30
12:00~14:30
17:30~22:00 (入店は19:00まで)
※要予約


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小松市の観光資源として大きなものに安宅関があります。
安宅 (2)

ご存じ歌舞伎の「勧進帳」の舞台となったことで全国的に知られていて。歌舞伎では大名跡である十二代目の市川團十郎さんも小松によく来られて子供歌舞伎の指導などを熱心にされていました。

今年5月に十三代目の市川團十郎白猿を襲名することになっていた海老蔵さん。残念ながらコロナ禍のなか延期になってしまいましたが、彼も2016年に安宅関で「勧進帳」の弁慶役を見事に演じています。私も観に行きました

さて、小松市では、これまでこの最大の資源を活かしていたかといえばそうではないところがありました。

5年ほど前に私のブログでも「北陸新幹線金沢延伸後の小松市の未来を考える(食と観光を中心に)」というシリーズで書いたことがあって、その7回目に安宅関と勧進帳について取り上げたことがありますが、やっと重い腰?をあげて安宅関周辺の整備にお金を投入するようになりました。

一昨年は安宅ビューテラスをリニューアル。そして今年は併設する「勧進帳ものがたり館」が令和2年7月26日に全面リニューアルされました。また今後3カ年で関所跡の安宅公園の再整備と、屋外デッキや広場、休憩施設などを作る計画だそうです。

私もオープン翌週に見に行ってきました。
ATAKA CAFE

前は直接「勧進帳ものがたり館」に入りましたが、いまは「安宅テラス」から「『安宅の関』こまつ勧進帳の里」に館名が変わったこちらから入り、入り口右側の窓口で検温。入場料を支払ってからカフェの中を通って入ります。
勧進帳ものがあたり館 (2)

入ってすぐ、北前船の寄港地だった安宅町で実際にお祭りに使用された「曳船(ひきふね)」が展示されています。そしてその奥に本館?がありました。
勧進帳ものがあたり館 (3)

コロナ禍で住所記名が必要でした。
勧進帳ものがあたり館 (7)

展示の特徴はいまのIT技術を取り入れた体験型展示となっているところですかね。
勧進帳ものがあたり館 (6)

こちらの写真の右側には歌舞伎の世界を歴史上の資料や現物で見せていた展示があるのですが写真NG。一部、展示okなところがあったのでそちらを入れて、左側にあるのはデジタル着せ替え。AR技術により、自分が歌舞伎の衣装を着た様子を見られたり、歌舞伎の隈取もバーチャルで体験できるものです。
勧進帳ものがあたり館 (9)

これはこれで面白いのですが、一度やったらやらないと思うのと、この手の技術は日進月歩ですぐに陳腐化するのが心配ですね。

そしてお隣のメイン展示?安宅勧進帳シアターでは「勧進帳」の映像を8分間のダイジェスト版で見ることができます。

なんと!弁慶役が十二代目の市川團十郎さん、富樫役が現海老蔵さんという親子共演の「勧進帳」。

元NHKアナの葛西さんのわかりやすい解説と相まって見ごたえのあるコンテンツでした。

そして見終わった後、併設の「ATAKA CAFE」でお茶することに。
ATAKA CAFE (5)

ちょうど梅雨が明けたときで天気が一気に回復。青空のもと日本海を眺めながら一服することにしました。

「ATAKA CAFE」については過去2度ほど紹介していますが、前回はこちらに書いています

今回は食事はせずにドリンクとスイーツのみです。
ATAKA CAFE (10)

私は冷たい加賀紅茶(税込500円)。

すっきりとした飲み口でおいしい!
ATAKA CAFE (8)

妻はアイスコーヒー(税込500円)です。

あと能登のマルガージェラートの「マンダリンジンジャーミント(税込400円)」も頼みました。
ATAKA CAFE (11)

マンダリンの甘さをジンジャーとミントがすっきりと締めてくれます。夏のフレーバーですね。

その後しばらく外を眺めながら気分をリフレッシュでしました。ごちそうさまでした。

勧進帳ものがたり館
石川県小松市安宅町タ140-4
TEL 0761-21-6734
9:00~17:00
※新型コロナウイルス感染拡大防止のため当面の間は16時まで
水曜休、年末年始
※祝日の場合は翌日休
大人300円、高校生以下150円
小松市在住の65歳以上は無料

ATAKA CAFE(安宅カフェ)
小松市安宅町タ140-4
 安宅ビューテラス内
TEL 070-1461-7561
11:00~21:00(L.O.20:30)
水曜休


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