あさぴーのおいしい独り言

石川を中心に西日本のグルメネタを気ままに書きます。(ご注意)あくまでも主観で書いていますので何かありましても責任は負いかねます。参考にされる場合はご留意を。また内容は訪問当時に知り得た情報(ネット含む)をもとに書いています。なお、コメントは承認後にアップしており、不適切な内容はアップをしませんので、あしからずご了承願います。

タグ:宇奈月温泉

石川県と岐阜県にまたがる霊峰「白山」。

「白山」をフランス語で書くと「Mont Blanc=モンブラン」。こちらはフランスとイタリアの国境に位置する4807.81mのヨーロッパアルプス最高峰です。

古い話になりますが、今から30数年前。20代の終わりにスイスのジュネーブからシャモニーのロープウェイで標高3,842mのエギーユ・デュ・ミディ展望台に登りモンブランを生で見たことがあります。

とてもいいお天気で感動したことを覚えています。

さて、今日は宇奈月温泉でランチ後に休憩したカフェ「カフェモーツァルト」で食べた「モンブラン」の紹介。最近、スイーツ系の登場が多くなってきましたが、これも歳のせいかな…?
カフェモーツァルト

カフェモーツァルト」は、宇奈月温泉駅のすぐ近くにあり、この辺では人気のお店です。
黒部トロッコ電車 (65)

店名に超有名作曲家の名前が付けられていて、これは店のオーナーが大のモーツァルト好きからだそうです。モーツァルトといえば天才作曲家として知られていますね。


ちなみに、宇奈月温泉はモーツァルトの生誕地であるオーストリアの古都・ザルツブルクと似ていることから、毎年音楽祭が開催されているのです。

また、こちらのお店は9年前に公開された雑賀俊朗監督の映画「カノン」でロケに使用されています。この映画は石川県と富山県が主な舞台となっていて私も監督舞台挨拶の回を見に行きました。
カフェモーツァルト (4)

この日は一昨日紹介した「河鹿(かじか)」で名物の釜めしを食べた後、直行で向かいました、「河鹿」からは100mぐらいの距離。すぐです。

平日でしたが、小さいお店でキャパがそれほど大きくないので満席。

しばらく待って相席テーブルでしたが案内されました。
カフェモーツァルト (17)

店内にはいたるところに音楽やモーツァルトの関するグッズが置かれていて、こちらはメニュー置きで使われていたト音記号。
カフェモーツァルト (6)

そのメニューです。
カフェモーツァルト (7)

私はこちらのメニューに出ていた「珈琲と栗のモンブラン(550円)」と、
カフェモーツァルト (10)

「ブレンドコーヒーモーツァルト(550円)」をセットで頼むことに。セットで50円引きになります。
カフェモーツァルト (13)

出された「珈琲と栗のモンブラン」がこちら。

メニュー写真と違って上に栗が乗せられていましたが確かに白いモンブランです。

一般的にモンブランと言えば、細く絞りだされた栗のクリームで茶系の色のが多いですが、冒頭書いた通りモンブランはフランス語で白い山という意味なので。本来、こちらのお店のように白いのが本当だと思います。ちなみに調べてみたらイタリアのモンブランは白いのだそうです。
カフェモーツァルト (18)

半分にカットしてみると、中にコーヒーの風味をプラスした生地とマロンクリームが現れました。味的には甘さ控えめで大人のモンブランかな。
カフェモーツァルト (12)

「ブレンドコーヒーモーツァルト」は酸味・苦み・甘みのバランスがいいコーヒーでおいしかったです。

余談ですが小松市の粟津駅前に「モンブラン」という喫茶店があります。ここのモンブランは普通のようですが、石川県加賀地方のご当地グルメとして「白いモンブラン」を統一して打ち出せば面白いと思いました。
カフェモーツァルト (9)

妻が頼んだのは、このメニューを見て変更していました!さすがです。地ビールの「宇奈月ビール」トロッコです。
カフェモーツァルト (11)

きれいな色ですね。清流黒部川の伏流水と黒部の大自然が育んだ黒部二条大麦で醸したビールだそうで、私も一口飲みましたがいい香りが特徴の少しの甘みを感じながらもコクがありました。

店内に流れるのはもちろんモーツァルトの音楽。まったりとした時間が流れる素敵なカフェ。ご馳走様でした。

カフェモーツァルト
富山県黒部市宇奈月温泉294-1
TEL 0765-62-1255
8:00~21:30
11月下旬~4月下旬は8:30~19:00
不定休

だいぶ前に「北陸新幹線をポイ活で貯めたポイントで3日間乗り放題旅!」の観光編を3回に分けて紹介しました。

今日からは、ちょっと遅くなりましたが宇奈月温泉・富山・小浜のグルメ編を順次アップしていきます。

最初は宇奈月温泉で、黒部峡谷トロッコ列車に乗った後でランチを「河鹿(かじか)」で食べてきました。
河鹿 (2)
お店に到着したのが11:45。信楽焼きのたぬきが目印です。

今の時期は紅葉で宇奈月温泉もトロッコ列車も繁忙期になっていると思いますが、10月1日は平日でまだ観光シーズン前ということもあり、順番待ちはありませんでした。

「河鹿(かじか)」は釜飯とおでんがウリのお店ですが、宇奈月温泉でも1・2を争う人気店なので、だいぶ店内は埋まっていました。
河鹿 (18)
こちらの写真は我々が食べ終わりお店を出る前に写したもので、タイミング的にお客さんが出た後です。
河鹿 (16)
カウンターには釜めし専用のコンロに、
河鹿 (17)
おでん鍋が並んで置かれていました。

そして右側には座敷のテーブル席があり、我々はそちらのスペースに。
河鹿 (4)
メニューです。
河鹿 (5)
こちらはおでんメニュー。富山おでんと書かれていますが、その場で調べたらおでんにとろろ昆布をのせて食べるのが富山おでん。他はそれほど金沢おでんとは違いがなさそうだったので、カウンターでおでん鍋に入れられていたおでんがおいしそうでしたが、今回は頼みませんでした。
河鹿 (15)
オーダーはこちらから行います。

釜めしは9種類。我々は少しでも富山らしいものを頼みたいと思い、「紅ズワイ蟹の釜めし(1,450円)」と「ホタルイカの釜めし(1,450円)」の2つを頼んでシェアして食べることにしました。

妻が「名水ポークの角煮釜めし」を気になったようですが、肉系だったのでパスしました。
河鹿 (11)
オーダーを受けてから炊き上げるので少し時間がかかりました。出されたのがこちら。
河鹿 (9)
「紅ズワイ蟹の釜めし」は、妻側に置かれたので、蟹の量がわかりにくいですが、
河鹿 (12)
「ホタルイカの釜めし」のほうは、三つ葉をのけると、こんな感じ。
河鹿 (13)
「紅ズワイ蟹の釜めし」は妻にお茶碗に取り分けれもらい食べました。
河鹿 (14)
両方とも美味しいのは間違いないのですが、意外と塩味が効いていました。

これから益々寒くなってくるので、炊きたて熱々の釜めしは観光客にとってもありがたいですね。
河鹿
ちなみに、こちらのお店の釜めしは、宇奈月温泉の街中に何か所か自販機があって、そちらのほうで買い求めることができます。ご馳走様でした。

河鹿(かじか)
富山県黒部市宇奈月温泉330-19
TEL 0765-62-1505
11:00~14:00
17:00~00:00
火曜休

北陸新幹線をポイ活で貯めたポイントで3日間乗り放題旅!の2回目です。

「芸術の秋」ということで、2日目は富山で美術館巡り。「富山県美術館」でポップ・アートを堪能し、「富山市ガラス美術館」では開館10周年記念展を見てきました。
富山県美術館 (2)
朝、北陸新幹線で富山まで移動して、歩いて「富山県美術館」まで向かいます。
富山県美術館 (12)
現在やっている企画展は「ポップ・アート 時代を変えた4人」。

ちょうど招待券があったためということもあるのですが、7月に鳥取県立美術館に行き目玉収録作品であるアンディー・ウォーホルの「ブリロの箱」を見てきたこともあって出かけてみることにしました。

「富山県美術館」へ行くのは4回目かな?内藤廣氏の設計で2017年に開館。素敵な建築です。
富山県美術館 (5)
「ポップ・アート 時代を変えた4人」は全国の美術館を巡回している展覧会で、「富山県美術館」では10月26日までの開催となっています。

展示品は写真撮影NGでしたが、同時に開催されていた「国立美術館 コレクション・プラス」の展示のほうはokでした。
富山県美術館 (9)

写真は、アンディー・ウォーホルの「キャンベル・スープI」とトム・ウェッセルマンの「スモーカー #26」。

ポップ・アートは身近なポスターや漫画としても見ることができるので、興味のある方は是非行ってみてください。

富山県美術館
富山県富山市木場町3-20
TEL 076-431-2711

「富山県美術館」を見てから、ランチとお茶をした後向かったのが、久しぶりの「富山市ガラス美術館」。
富山市ガラス美術館 (28)
ご存じ、隈研吾氏の設計でリノベーションされた建築は、ガラス美術館の名に適した外観に、
富山市ガラス美術館 (3)
内部もお得意の木を多用した開放的な空間を実現しています。

「富山市ガラス美術館」は今年が開館10周年ということで、その記念企画展「Livesライブズ―富山市ガラス美術館所蔵品選」を見ることができました。
富山市ガラス美術館 (4)
余談ですが、こちらのポスター見て「リーバイス」と言ったY婦がいました。笑

6階から順番に下に降りてきて2・3階の展示室1-3が企画展「Livesライブズ―富山市ガラス美術館所蔵品選」の会場になっていました。
富山市ガラス美術館 (26)
2・3階の写真撮影はokだったので、写した写真の一部ですがご覧のような感じ。

動画はNGだったので動きや音を伝えることが出来なくて残念ですが、こちらは「光陰矢の如し」という作品です。
富山市ガラス美術館 (27)
ガラスの腕がガラスをたたいて音を出していて、血のような赤色のガラスにカラスが群がっていたりとちょっとグロテスクな感じも。

そのほかこれがガラス!?と思えるような作品に見入ってしまい、楽しめました。

この記念企画展「Livesライブズ―富山市ガラス美術館所蔵品選」は10月13日までなので、興味がある方は是非どうぞ!

富山市ガラス美術館
富山県富山市西町5−1
TEL 076-461-3100

最後に紹介するのは、1日目に行った宇奈月温泉にある「黒部市芸術創造センター セレネ美術館」。
セレネ美術館 (2)
こちらは高岡市の「創 建築事務所」が設計を担当していて、外観や建物内部は曲線を多用したデザイン。
セレネ美術館 (8)
完成が1993年7月ということで30年以上経っていますが、元々は国際会議場として建てられた建物のようですが、段々と使用目的が変化。

内部はホールと会議室などがあって、その2階に「セレネ美術館」があります。
セレネ美術館 (10)
「セレネ美術館」の基本理念は「黒部峡谷の大自然を、絵画芸術を通して未来へ伝える」ことで、その実現のために開館時点から平山郁夫など現代における日本画壇を代表する画家に作品の制作を依頼していて、行った日はそれらの絵画が展示されていました。

大自然の雄大さを二次元のキャンパスにいかに表現するか、各作家の想いと努力が伝わってきました。
セレネ美術館 (5)
写真撮影はNGでしたが、こちらの戸出喜信氏の「黒部川」という作品のみok。大作でした。

宇奈月温泉に行かれたら立ち寄ってはいかがでしょう。

黒部市芸術創造センター セレネ美術館
富山県黒部市宇奈月温泉6-3
TEL 0765-62-2000
4月1日~10月31日 9:00~17:30 無休
11月1日~3月31日 9:00~17:30
 火曜、12/29〜12/31休館

10月に入り朝晩の気温は一気に秋らしくなってきました。

そんな秋を満喫するために北陸3県を3日間日帰り旅をしてきました。

さて、現役時代出張が多かったので昔からJR西日本発行のクレジットカードを持っていました。

前は貯まったポイントを使う場合、還元率的にメリットがそれほどなかったのですが、JRに限らず交通他社が色々なメリットを打ち出してきているからか、自社の主要リソースである鉄道を使ったお得な還元サービスをリストに加えてきています。

今回は「WESTERポイント北陸新幹線フリーパス」というポイント還元トクトクきっぷを使って3日間北陸3県を巡ってきたわけです。昨年に続いて2回目です。

北陸新幹線は昨年3月の敦賀延伸により糸魚川~敦賀間の輸送キャパが増大していますが、繁忙期の除いて需要のほうが追い付いていないため、乗るとそれほど搭乗率が高くないことがわかります。

それならば!と言った理由もあると推測するわけですが、何れにせよ3,000ポイントで北陸新幹線が3日間も乗り放題になるのはうれしいことですね。

ちなみに小松から敦賀まで指定席で4,090円。糸魚川までだと5,280円かかるので、通常のポイント還元1P=1円で考えると片道乗車1回で元が取れることになります。

この「WESTERポイント北陸新幹線フリーパス」の利用期間は10月1日から12月25日まで。詳細はこちらのページをご覧ください。

本題です。
黒部宇奈月温泉駅
初日は黒部宇奈月温泉駅と
新高岡駅
新高岡駅に行ってきました。この2つの駅は私がまだ行ったことがなかったので、これでJR西日本管轄の北陸新幹線の駅についてはすべて利用したことになります。

しかし、朝は黒部宇奈月温泉駅まで行くための直行の便がなく、金沢で乗り換えて8:54に黒部宇奈月温泉駅に到着。すぐ近くにある富山地方鉄道に乗り換えて宇奈月温泉駅に9:32に到着しました。
黒部トロッコ電車 (71)
小松駅を出て2時間弱で到着するので便利になったものです。
黒部トロッコ電車 (39)
そしてすぐに黒部峡谷鉄道、通称「黒部峡谷トロッコ電車」に乗るため宇奈月駅まで移動。

この日、小松を出るとき宇奈月はほぼ一日雨の予報だったので、比較的天気がよさそうな時間帯の電車に乗りたかったのです。まぁ、結果から言えば天気予報はまったくのはずれで結局一滴も雨に打たれることはありませんでした。
黒部トロッコ電車 (28)
そんな「黒部峡谷トロッコ電車」は昨年元日の能登半島地震により、終点の欅平までは行くことができなくなり、途中の猫又駅での折り返し運転になっています。
黒部トロッコ電車 (31)
紅葉はまだ先だったので、観光客の数は少なかったのでしょうが、それでもオープンな普通客車の車両はほぼ一杯でした。
黒部トロッコ電車 (24)
こちらの車両は追加料金が必要な車両ですが、この日はガラガラ。
黒部トロッコ電車 (35)
黒部峡谷を眼下に見ながら猫又駅まで約46分の乗車。開放感たっぷりの普通車両なのである意味スリルも味わえてよかったです。
黒部トロッコ電車 (27)
猫又駅は日本で唯一の「猫」の文字が付く駅だそうで、普通は一般旅客は乗降できない駅ですが折り返し運転のために期間限定で駅となっているようです。

宇奈月駅まで戻ってランチを食べ、そのあとしばし周辺を見てまわりました。
黒部トロッコ電車 (46)
川に架かる橋から「トロッコ電車」を見たり美術館を見たりです。
黒部トロッコ電車 (42)
温泉地なので街中に宇奈月温泉総湯がありました。
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神戸の建築設計事務所「ofa」と大阪の「桃李舎」が設計を手掛けた温泉施設です
黒部トロッコ電車 (66)
また、街のいたるところに足湯や手湯がありましたが、今回私は温泉には入っていません。
宇奈月温泉
こちらは宇奈月駅の目の前にある「黒部川電気記念館」です。
宇奈月温泉 (4)
ここでは黒部峡谷トロッコ電車に関しての歴史や黒部川にあるダムに関わる展示などを見ることができました。

宇奈月温泉には半日ほどの滞在でしたが楽しめました。

美術館やグルメに関しては、この後順次アップしていきます。

黒部川電気記念館
富山県黒部市黒部峡谷口11
0765621334
夏期(4/18~11/30)7:30~18:00
冬季(12/1~ 4/17)9:00~16:00
12/1~4/17の間は毎週火曜日休館

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