あさぴーのおいしい独り言

石川を中心に西日本のグルメネタを気ままに書きます。(ご注意)あくまでも主観で書いていますので何かありましても責任は負いかねます。参考にされる場合はご留意を。また内容は訪問当時に知り得た情報(ネット含む)をもとに書いています。なお、コメントは承認後にアップしており、不適切な内容はアップをしませんので、あしからずご了承願います。

タグ:坂井市

北陸の港町というと、何となく演歌の世界を感じます。浮かぶのは日本海の荒波にカモメが飛ぶ映像です。

まぁ、イメージと言えばイメージなので、実際は色々な街の雰囲気があるのは当たり前だと思います。

今日は坂井市三国町にあるカフェのお話です。

一昨日紹介した坂井市の春江にある「スパイス食堂 PANGAEA(パンゲア)」でおいしいカレーを食べたあと向かいました。

三国には食事ができるお店でいいところが色々ありますが、カフェについてはそれほど紹介したことがありません。


お店の名前は「イルニッビオ(IL NIBBIO)」。
イルニッビオ(IL NIBBIO) (10)

南イタリア好きのオーナーが営むギャラリー&カフェです。こちらはお店に置かれていたフライヤー。ここにも書かれていますが、店名の「NIBBIO」とはイタリア語で鳶(トビ)のことです。
イルニッビオ(IL NIBBIO) (2)

イタリア好きが高じてカフェをやり始めたのだと思いますが、かわいい外観で、行ったことはありませんが地中海のイメージ?です。

店内には靴を脱いで入ります。
イルニッビオ(IL NIBBIO) (3)

入ると女性オーナーがイタリアで買い付けたのでしょう、ご覧のようにイタリアの食器やアート、雑貨などが並んでいました。
イルニッビオ(IL NIBBIO) (5)

カフェスエリアはカウンターと4人掛けの丸テーブルが一つ。女性オーナーがお一人でやっているので、こじんまりとしていてアットホームなつくりになっています。イタリア好きの想いが感じられます。
イルニッビオ(IL NIBBIO) (6)

昼はイタリアンドルチェカフェ、夜は予約制イタリアンワインバーになっていて、こちらがカフェメニュー。

この日はランチは食べてきたので、ドリンクとケーキ(ドルチェ)を頼むことにしました。

ケーキはオーナーの女性の手づくりで常時2~3種類あって、この日は3種類から選べました。
イルニッビオ(IL NIBBIO) (16)

その中から我々は「おばあちゃんのケーキ(700円)」と「オレンジケーキ(700円)」の2種類を頼みシェアして食べることに。両方とも季節のフルーツが添えられていました。
イルニッビオ(IL NIBBIO) (13)

こちらの写真の「おばあちゃんのケーキ」というのを調べてみると、イタリアでは「torta di nonna(トルタディノンナ)」という、トスカーナ地方でよく作られる伝統ドルチェのことらしいです。
イルニッビオ(IL NIBBIO) (17)

パイ生地にレモンカスタードクリームをたっぷり入れて焼き上げてありました。

見た目と違って甘さも控えめです。

「オレンジケーキ」のほうはオレンジピールがたっぷり乗せられていて、その苦味がアクセントです。
イルニッビオ(IL NIBBIO) (12)

こちらも甘さ控えめで、シンプルですがイタリアの太陽の恵みを感じるケーキで、甘いものをあまり食べない私も美味しいと思いました。

このケーキに合わせて注文したドリンクは、私は「カフェアメリカーノ(500円)」、妻は「アールグレイ(500円)」。
イルニッビオ(IL NIBBIO) (9)

「カフェアメリカーノ」はアメリカーノという名前ですが、濃い目のコーヒーのことです。
イルニッビオ(IL NIBBIO) (11)

「アールグレイ」はポットで提供されて2杯取れました。「オレンジケーキ」に合いますね。

我々はカウンター席に座り、オーナー女性のサーブの様子を見ていましたが、テキパキ作業をされていました。

さて、イタリアへはこれまで2回行っていますが地中海を見たことはありません。なので地中海の実際のことはわかりませんが三国の海とは明らかに違うと思います。

しかし何となくこちらのお店は、建物からドルチェまでオーナーのイタリアの想いを強く感じるカフェだったと思います。ご馳走様でした。

イルニッビオ(IL NIBBIO)
福井県坂井市三国町安島2-202
TEL 0776-81-7610
11:00~18:00
※水曜、日曜のみ夜予約可
月・木、第3日曜休

石川県では金沢カレーのお店が幅を利かせています。

ご当地グルメの雄として全国的に知名度が上がることはいいと思うのですが、個人的には「カレーの市民 アルバ」以外へはあまり行くことがありません。

個人の好みの違いかもしれませんが、南加賀でも金沢カレー以外を食べさせてくれるところがもっとあったらうれしいです。残念ながら閉店になった「小松西町食堂aniki no curry」が本当に懐かしいです。

さて、1月の最終の土曜日に妻と2人で福井へ行ってきました。

今日はその時にランチに食べたカレーの話題です。
PANGAEA(パンゲア)

お邪魔したのは坂井市春江にある「スパイス食堂 PANGAEA(パンゲア)」。3年2か月ほど前にオープンしたスパイスカレーのお店です。

​お店のHPを見ると「バックパッカー時代に出会った異国のスパイス料理に感銘を受け、国境にとらわれない独自性のあるスパイス料理を目指しています。」と書かれていました。

お店の開店時間の11:30の数分前に到着。駐車場にはすでに2台の車が停車中。すぐにお店の前に並んで待ちました。そしてオープン時間には7組の順番待ちが出来ていました。人気なのですね。
PANGAEA(パンゲア) (14)

店舗は船舶用だと思いますが大型のコンテナを改造していて、カウンター6席とテーブル席16席。たぶんご夫婦でしょう?男女お2人で切り盛りされていました。
PANGAEA(パンゲア) (6)

メニューです。カレー以外にもありますが、基本スパイス料理です。
PANGAEA(パンゲア) (5)

こちらはドリンクです。
PANGAEA(パンゲア) (8)

私はこの中から「赤海老と浅利のサザンカレー(1,450円)」を頼むことにしました。
PANGAEA(パンゲア) (10)

出されたのがこちら。いいビジュアルです。刻まれたパクチーはオーダーの時大丈夫か聞いてくれました。

スープカレーのように水分多め。肝心の味のほうは、メニューには「海老と浅利出汁にココナッツミルク、ナンプラーを合わせた東南アジアテイストなカレー」と書かれていて、まさにそんな感じ。

スパイスがきいた辛さの中にフェンネル(ウイキョウ)だと思いますが、ココナッツミルクとともに甘みが引き出されていて、バランスのいい味のカレーに仕上がっていました。もちろん海老と浅利の出汁もいい仕事しています。

付け合わせには、「インドネシアのサンバルマタをオマージュした柚子香る付け合わせ」と書かれていましたが、エシャロット?玉ねぎ?のピクルス的な感じの付け合わせでした。

妻はパンゲアの原点と書かれていた「ホームメイドチキンカレー(1,100円)」にしています。こちらはライス小サイズです。
PANGAEA(パンゲア) (11)

チキンが大きな塊ではなく食べやすく、スパイシーなカレーに仕上げられていて美味しかったと言っていました。

小松にもこんなカレー屋さんがあったらうれしいな…。再訪したくなるお店でした。ご馳走様でした。

スパイス食堂 PANGAEA(パンゲア)
福井県坂井市春江町江留下宇和江23-1
TEL 0776-92-0580
11:30~14:00
月曜、第1,3日曜休

一昨日紹介した坂井市の「そば工房 垣市(がいち)」。

そちらで蕎麦を食べた後向かったのは、車で15分くらい走った三国町。

ミシュランプレート掲載店があるというので行ってきました。

それはこちらの「お蕎麦と鴨料理 小六庵」。立派な古民家をリノベーションされています。
小六庵

ご年配の男性がお一人で切り盛りされていて、その関係か、営業時間は金~日曜日の11:30~13:30と短いです。
小六庵 (11)

中に入ると、2階まで吹き抜けの広い居間があり、真ん中には囲炉裏がありました。
小六庵 (3)

そして、こちらの座敷席。
小六庵 (4)

居間からは庭を眺めながら食べることが出来たり、日本蕎麦を食べるには最適な空間かもしれません。
小六庵 (16)

お品書きです。シンプルな構成です。
小六庵 (8)

今の時期でも鴨を使ったメニューがありました。

前のお店で私はとろろそば、妻はおろしそばを食べているので、こちらではチェンジして私がおろし蕎麦(800円)、妻はつけとろ蕎麦(1,100円)を頼むことにしました。

私が頼んだおろし蕎麦がこちら。
小六庵 (14)

大根おろしの汁とダシを合わせたものをそばにかけるという「越前坂井 辛み蕎麦」の形のおろしそばでした。

カツオの削り節に白ネギが乗せられています。

そして、蕎麦自体がすごかった。十割蕎麦で短く切られていて、例えがいいかどうかはありますがまさに剛麺。噛み応え最高の蕎麦で、よく噛んで食べましょう!笑

ここまでだと、好き嫌いが分かれるかもしれません。

妻のつけとろ蕎麦がこちら。
小六庵 (15)

つけ汁が濃かったようです。蕎麦に合わせたのでしょうか?

両方とも並盛ですが、それでもボリュームがありました。
小六庵 (17)

そば湯も出されました。

ここまで個性的な蕎麦を食べさせてくれるお店は少ないかもしれません。鴨を含めてお好きな方は一度訪れてはいかがでしょうか。ご馳走様でした。

お蕎麦と鴨料理 小六庵
福井県坂井市三国町米ケ脇1-1-32
TEL 0776-82-5056
金~日曜11:30~13:30
月から木曜休(祝日は営業)

福井県嶺北地方でそばのハシゴ旅をしました。

時々するのですが、今回は坂井市の2軒。

まず今日は福井市にもほど近い閑静な住宅街にひっそりとある「そば工房 垣市(がいち)」。場所は「アル・プラザ アミ」のお隣です。
そば工房 垣市

住宅を改装されてお店にしていました。

ご主人は定年後に蕎麦の道に入った方で、永平寺の門前のそば店で8年間修業をされて今のお店をオープンされています。

行ったのは7月の3連休の日曜日。

ちょうど開店時間の11時に到着して一番乗りでした。
そば工房 垣市 (3)

中は6人掛けのテーブル席と、小上がりの座卓が2つのこじんまりとしています。
そば工房 垣市 (6)

営業時間は昼間の3時間のみ。お休みもしっかりとられていました。
そば工房 垣市 (4)

お品書きです。シンプルですね。冷たいそばのみのようです。

そばは、そば粉10に対して小麦粉を1加える「外一(といち)」で打っていますが、10割そばはダイレクトにそばの風味を強く感じることが出来ますが、のど越しの良さは少し小麦粉を加えることで良くなるのでそうしているそうです。

この日はそばのハシゴ旅なので、こちらでは私は「とろろそば(850円)」を頼むことにしました。

妻の方が「おろしそば(700円)」を頼んでいて、少しずつシェアして食べています。
そば工房 垣市 (7)

こちらが「とろろそば」です。福井のそばにしては細めにきれいに切りそろえられていました。そば湯も同時に出されています。
そば工房 垣市 (8)

見た目にもエレガントなそばで、確かにとろろも相まってのど越しよく胃の中に消えていきました。美味しいそばでした。

こちらは妻の「おろしそば」です。
そば工房 垣市 (12)

福井の「おろしそば」にはカツオの削り節が付きものですが、こちらのお店ではそばの風味を大切にしたいということでかけられていません。辛み大根もいい塩梅でした。

つゆはさっぱりとした感じで、薄口しょうゆで上品な色合い。みりんが効いていました。

最後にこちらの「そばだんご」がサービスで出されました。まぁ、サービスというより最初から込みなのだと思いますが。
そば工房 垣市 (10)

そばの実ときな粉たっぷりかけられていて、程よい甘さで美味しかったです。

ご主人のそばに対する想いが現れている美味しいそばでした。ご馳走様でした。

そば工房 垣市(がいち)
福井県坂井市春江町江留中29-5-17
TEL 0776-51-6503
11:00~14:00
火・水曜、第1・3土曜、第4日曜・月曜休

福井の三国港と言えば越前ガニと甘えびが有名。

それ以外にも東尋坊などの観光地を抱え、多くの観光客が訪れる観光地でもあります。

三国町周辺には新鮮な魚介が水揚げされるので人気の飲食店が多く、私のブログでも色々な飲食店を紹介しています。

そんな三国で一番人気なのは、やはりカニのお店です。ただ、越前ガニは漁の期間が限られていて、それ以外の時期は基本食べることができません。

5月末に妻と三国まで行って、寿司を食べてきたので紹介します。
福寿し

行ったのは「寿司処 福寿し」。創業60年以上経っているそうです。店構えは年季が入っていますね。

三国に行くと、いつもお店の前を通るので、前から気になっていたお店です。

日曜日だったので、念のため予約を入れてお邪魔しました。
福寿し (4)

店内に入ると、カウンター13席と小上がり席がありました。

お品書きです。昼も夜も一緒かな?
福寿し (2)

料理系のメニューはあまりないので、立ちの寿司屋(寿司専門店)です。

我々は、せっかく三国まで来たので、やはり地物ネタの握りを食べたいと思い、「三国漁港 北前にぎり(3,300円)」を頼むことに。
福寿し (7)

こちらには季節の地物の魚10貫と赤出しが付いていました。

おすすめの一品だそうです。

まず出されたのが「ホタルイカ」。酢味噌が乗せられ、そのまま食べます。
福寿し (5)

ホタルイカの季節は今は終了していますが、今年は豊漁でした。
福寿し (6)

こちらは「アジ」。煮切りが塗られ、ショウガ乗せでそのまま。
福寿し (8)

エビは2種類同時に出されます。甘えびとガスエビ(三国では「ガサエビ」と呼ぶみたいです)。

この後、2貫ずつだされます。
福寿し (9)

こちらは「アカイカ」とブリの幼魚「フクラギ」。
福寿し (10)

「梅貝」と「白ソイ」。「白ソイ」はメバルの仲間です。
福寿し (11)

「カニ」と「イサキ」だったかな?

地物がウリのこの「北前にぎり」ですが、この時期のカニはどうしているのかな?
福寿し (12)

締めに、サービスだと言って出してくれた玉子です。

3,300円で地物ネタの握りが10貫と玉子という内容は満足できました。

ただ、握ってくれた大将。二代目だということですが、少しせっかちで次から次へどんどん握りが出てきたので、少しせかされた感じがしました。汗

寿司はもう少しゆっくり食べたいですね。ご馳走様でした。

寿司処 福寿し
TEL 0776-81-3168
福井県坂井市三国町北本町2-1-45
11:30~14:00
17:00~22:00
火曜休
※祝日の場合は翌日が休み



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