この夏、久しぶりに輪島へ行ってきたことは、前にブログで紹介しました。
その時に、「輪島キリモト」のオープンしたばかりの「漆のスタジオ」にお邪魔して、我が家で使用する器などを買い求めました。
年を重ねるごとに日本の伝統工芸に興味が出てきて、昔は高価な品という認識しかなかった輪島塗もそこそこ買い求めるようになった次第です。
さて、そんな輪島塗の漆器店が金沢に伝統工芸体験型レストランをオープンさせていると知り、金沢にコンサートを聴きに行った折に軽くお腹を膨らませるために行ってきました。
そこは「CRAFEAT(クラフィート)」という、「輪島塗」をはじめ九谷焼や山中塗などの石川県内の伝統工芸品を使用していて、それらの器で実際にて飲食することが出来るレストラン兼ショップ。いわゆるアンテナショップの位置付けですね。2022年7月にオープンしています。
「CRAFEAT(クラフィート)」の名前は「CRAFT+EAT」からきています。
入口には輪島塗などが飾られていました。
お店は、1階がカウンター席が6つのみ。アラカルト中心ですが、進化系のおでんなどを楽しめるようになっています。
そして2階は完全予約制の会員制レストランです。オープン時間すぐだったので、2階は写真のみ写させていただきました。
1階のお品書きです。
我々はコンサートまでの小一時間楽しむために、こちらの「ちょい呑みセット(1,980円)」と「おまかせ満喫セット(3,500円)」を頼み、妻とシェアして食べることにしました。
両方とも料理は創作系のおでんが中心で「ちょい呑みセット」には1杯、「おまかせ満喫セット」には2杯のドリンクが付いています。
まずは私は生ビール、妻は「金澤麦酒のゴールドバッハ(880円)」を頼んでいます。
ちなみに「金澤麦酒」はセットのドリンク対象外です。
最初に出されたのは「金時草のポテトサラダ」。金時草がほのかにピンク色に染めていて、ビールに合いました。
こちらの鶏肉のは私は食べていません。
能登の「岩もずく」。歯応えシャキシャキ。
「能登ふぐとわかめ」。上品な出汁です。
おでんは輪島塗の器で出されることが多かったです。
「加賀レンコン」のピクルス。
「だいこん」。上品にしゅんでいます。
そして色々なおでんが入った盛り合わせ。
からしに添えられているヘラのようなものは、漆を塗るときに使うものです。
こちらは「豚足」。沖縄の「てびち」のような感じ。こちらは妻が食べています。
最後は「たまご」のおでんが出されたのですが、こちらの注射でトリュフオイルが注入されました。
確かにトリュフの風味を感じます。
最後にビールのあとに飲んだアルコールについて。
ひやおろしの季節だったので、妻は「池月」のひやおろしを頼んでいます。
私は「LEDAIG(レダイグ)」をハイボールで。スコットランドのマル島にある「トバモリー蒸留所」のシングルモルトウイスキーで作ったハイボール。スモーキーなハイボールが好きです。
もう一杯、アイリッシュ・ウイスキーの「Busker(バスカー)」のハイボールも頼んでいます。
美味しいおでんだったので、ついつい飲み過ぎました。汗
輪島塗も市場規模がだんだん縮小していて、漆器店としても生き残りをかけてやらないといけないと思いますが、この試みが成功することを祈っています。ご馳走様でした。
CRAFEAT(クラフィート)
石川県金沢市木倉町5-2
090-4740-4177
17:00~23:00