あさぴーのおいしい独り言

石川を中心に西日本のグルメネタを気ままに書きます。(ご注意)あくまでも主観で書いていますので何かありましても責任は負いかねます。参考にされる場合はご留意を。また内容は訪問当時に知り得た情報(ネット含む)をもとに書いています。なお、コメントは承認後にアップしており、不適切な内容はアップをしませんので、あしからずご了承願います。

タグ:加賀市

スパイスカレーという名前も一般的になってきた感がします。

先日紹介した北陸新幹線小松駅開業1周年記念イベント「おいしさつながるフードフェス」での「ナマステ カレーフェスタin小松」。

今日紹介する山中温泉加美谷台に3月10日オープンした「LUCCI CAFE(ルッチカフェ)」は、そのイベントにキッチンカーで出店していたお店です。

私はその時に初めてお店の存在を知りました。ネットで調べたら3月10日に実店舗をオープンしていたのです。

そこで早速妻と2人で出かけてきました。

山中温泉の町中から少し離れたところにある住宅地の一角にお店はあります。

ここは、前は「kitchen NAKAYA」だったところ。私は約3年前に一度お邪魔していて、こちらで紹介しています
LUCCI CAF

そこを一部改修して使っていました。外観は店名サインが変わっているのみかな?
LUCCI CAF (7)

「kitchen NAKAYA」の時も思ったのですが、場所的にはそんなにいいところではないと思います。

奇遇というか、「kitchen NAKAYA」の時は焼きカレーがウリのお店で、「LUCCI CAFE」は一応カフェなのですが、ウリは「発酵食品や自家製発酵調味料などを使用した体に優しいスパイスカレー」!

当然我々はスパイスカレーが好きなので、そちらを食べに来たわけです。

ご夫婦でしょうか?男女お2人で切り盛りされていました。
LUCCI CAF (3)

メニューです。カレー以外にも食事メニューがあります。
LUCCI CAF (4)

裏面はドリンクメニュー。

カレーは3種類設定があり、

A.能登味噌バターチキンカレー(甘口)
B.トマト麹キーマカレー(辛口)
C.りんご麹ポークキーマカレー(中辛)

となっています。全部のあいがけもできましたが、2人とも2種類のあいがけに(1,580円)しました。

私はBとC。妻はAとBです。

私の「りんご麹ポークキーマカレー(左)」と「トマト麹キーマカレー(右)」です。
LUCCI CAF (6)

スリランカ風の副菜が4種類添えられています。ライスは黒米のブレンド米でした。

どちらもキーマカレーで何となく味の傾向が似ている気がしました。でも、りんご麹が少しの甘みをトマト麹が少しの酸味を出していて、どういうか複雑な美味しさを感じることができるスパイスカレーなのです。

最初は個別に、途中で混ぜ混ぜしながら食べます。個人的にちょうどいい辛さがあっておいしくいただくことができました。

残念ながら閉店してしまった「小松西町食堂 aniki no curry」のことを思い出してします。

妻の「能登味噌バターチキンカレー」と「トマト麹キーマカレー(右)」がこちら。
LUCCI CAF (5)

「能登味噌バターチキンカレー」は甘口になっていますが、そんなに甘くはなくチキンが細かくカットされていておいしかったそうです。南加賀でスパイスカレーを楽しむお店ができてうれしいです。

土日など、キッチンカーでイベントに出店していることもあるので、やっているかどうかお店のインスタページを確認されていかれたほうがいいと思います。ご馳走様でした。

LUCCI CAFE(ルッチカフェ)
石川県加賀市山中温泉加美谷台1丁目116
11:00~18:00
月・火曜休
イベント出店により土日にお休みの場合あり

加賀市動橋町に2025年2月26日にオープンした「ラ ヴォルペ エ ルヴァ(狐と葡萄)」。


近くには加賀棒茶の丸八製茶場があります。ただ、それほどいいと思える立地ではなく、さらには建物自体が飲食店のような雰囲気ではないので気が付きにくいかもしれません。
狐と葡萄 (2)

前は建築会社の事務所だったのでスレートの外壁です。
狐と葡萄

店名の「ラ ヴォルペ エ ルヴァ(狐と葡萄)」は、イソップ寓話の一つから名前をとっています。
狐と葡萄 (4)

中に入ると、左側にレストランエリア。
狐と葡萄 (34)

2階にもスペースがあるようです。

この時点ではランチは2名以上での予約制で4,500円のコースのみの設定でした。そしてディナーは逆にアラカルト中心になっているようです(予約が必要かどうかは確認していません)。

お店は2月26日にオープン。ご夫婦2人で切り盛りされていてご主人がシェフ。前は金沢鞍月で「クチーナ・イタリアーナ パルティーレ(cucina italiana Partire)」というイタリアトスカーナ地方の料理のお店を12年ほどやられていたほか、そのあとでフレンチや和食のお店でも腕を磨いているようです。

「クチーナ・イタリアーナ パルティーレ」へは6年前に一度お邪魔していて、こちらのほうで紹介しています。※現在はビストロ「OLD LIT(オールド リット)

奥さまがサーブ担当で、前は金沢せせらぎ通りのカフェ「CAFE DUMBO(ダンボ)」で週一ですが働いていたと話されていました。
狐と葡萄 (6)

白い扉を開けて店内に入ると北欧モダンのインテリア。どうも奥さまが北欧の家具や食器が好きなようで、色々集めていたようです。
狐と葡萄 (9)

フリッツ・ハンセンやハンス・J・ウェグナーのチェア、ルイス・ポールセンの照明など使われていました。ちなみに我が家でもYチェアとルイス・ポールセンのPH5を先日買いました。笑
狐と葡萄 (7)

そして一番奥には薪ストーブがあって暖かい火が店内を温めていました。
狐と葡萄 (11)

我々がお邪魔したのがオープン約1週間後の平日のランチ。この日のメニューはこちら。

ランチで4,500円は少し高いなぁ、と食べるまでは思っていましたが、結論を先に書けば納得の内容でした。
狐と葡萄 (12)

まずはアミューズのような位置付けの温製の「穴子のフリットとポルチーニ茸」。ソースにもポルチーニ茸のうま味が濃縮されていました。

そして前菜が3皿も出てきます。
狐と葡萄 (15)

最初は和のテイストが入った「イワシのマリネ」。土佐酢のジュレがかけられていました。和食の経験が生きていますね。
狐と葡萄 (17)

前菜の2皿目が「ガルシア豚のサルティンボッカ」。
狐と葡萄 (18)

サルティンボッカはイタリアローマ地方の郷土料理で、ガルシア豚をハーブや生ハムを巻いてオリーブオイルで調理してあり、一番下にはそら豆とエンドウ豆がたっぷり敷かれていました。
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ここでSTAUB鍋に入れられたフォカッチャが出されます。オリーブオイルたっぷりの自家製フォカッチャでした。温かい状態で食べられるのがうれしいですね。

そして前菜の3皿目がこちら。大和豚のハム・桜エビのフリッタータ・サーモン・テリーヌなどたくさん盛られていてワインが欲しくなりました。
狐と葡萄 (21)

ちなみに大和豚のハムやテリーヌは自家製だそうです。

ここでやっとプリモ・ピアットのパスタの出番。

私は「毛ガニのスパゲッティ」にしていますが、こちらは+800円。フィンランドのイッタラの皿に盛らています。
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+800円ですが毛ガニ半バイ使用しているサイズ感に合わせるため麺の量が少し多めになっていました。
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妻は「カラスミのスパゲッティ」。アーリオ・オーリオではなくレモンバター風味。具にはイカがたっぷり入ったパスタでした。

実は金沢の「クチーナ・イタリアーナ パルティーレ」で私はこちらを食べています。

なお、パスタの麺はイタリアのナポリのパスタブランド「ヴォイエッロ」を使用していて、他のスパゲッティより少し細めな感じですが、ソースの辛みがいいように思えます。

セコンド・ピアットのメインは二人とも魚です。

私は「オニカサゴのカッチュッコ」にしていますが、カサゴ以外にもムール貝やイカゲソなどもたっぷり入っていてました。
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カッチュッコという料理は聞きなれなかったので調べてみたら、トスカーナ地方リヴォルノという港町で親しまれている魚介の煮込み料理のことでした。

イタリアの魚介煮込料理だとアクアパッツァが有名ですが、トマトで煮込んでいる南フランス料理のブイヤベースのような料理で、魚介のうま味がスープに出ていてとてもおいしかったです。相変わらずカサゴは食べにくかったですが。笑
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妻は「スズキのロースト」。クリームソースでレモン風味がさわやかな味だったそうです。

パスタとメイン、私はトマトで妻はクリーム系でダブってしまいましたね。

ちなみにメイン料理が盛られた皿はロイヤルコペンハーゲンのものです。あと、カトラリーはイタリアのサンボネのものが使われていました。
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いや~、料理のボリュームが多くおなかがいっぱいになりましたが、別腹に入る最後のデザートは「かぼちゃプリン」と「ベリーのタルト」と2人違うものを出してくれています。ケーキも自家製です。
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ドリンクは私はエスプレッソ。妻はコーヒーです。

これだけの種類が出されるのでランチで2時間弱かかりました。でも、目で楽しみ舌で楽しむことができたのでいい時間を過ごすことができたと思います。おすすめのお店です。ご馳走様でした。

ラ ヴォルペ エ ルヴァ(狐と葡萄)
石川県加賀市動橋町タ41-1
TEL 0761-76-5722
11:30~
今のところ不定休

近年、観光庁が温泉旅館の食事と宿泊を別にする「泊食分離」を推進しています。

日本のいろいろな食事を楽しみたい、というインバウンドの訪日外国人客のニーズに合っているということらしいですが、そうは言っても昔からあるような温泉街がそう簡単に変わることが出きないと思います。

今日紹介する片山津温泉もそうだと思いますが、そんな片山津温泉にある飲食店の「創作おばんざい 寿々」。
寿々

1年8か月前に一人で行っていて、こちらで紹介しています

行ったのは2月上旬の寒波が来ていた日曜日。前回は一人でしたがこの日は妻と2人で訪れました。

除雪のためお店の前の駐車場は止めることが出来ずに、20mほど離れたところにある駐車場に車を止めます。

人気のお店で、前回来た時食べた日替わりランチ(当時は950円)のコスパの良さにびっくりした記憶が強く残っていました。

「楽食 健食 福食」ということで体に優しい料理を提供することを目指しているようです。夜は居酒屋スタイルで楽しめますが、夜は地元の方向けかな?
寿々 (5)

店内に入ると、12時少し前でまだ少々席に余裕がありましたが、帰るときには満席に。やはり人気です。
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ランチメニューです。
寿々 (2)

この日の「日替わりランチ(1,200円)」は、海鮮ミックスフライでした。

私はもちろん「日替わりランチ」です。他のお客さんも「日替わりランチ」を頼まれる方がほとんどのようです。
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出されたのがこちら。
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海鮮ミックスフライは海老・ホタテ・魚のフライが各2個付いていて、グリーンサラダと付け合わせパスタが添えられていました。
寿々 (8)

そして、小鉢の春雨サラダと車麩の卵とじ、ご飯・みそ汁・漬物という内容です。ちなみにご飯は小にしてもらっています。

この内容で1,200円はお得です。そして40年を超えるベテラン料理人の方が作っているので味の面でも満足です。

妻が頼んだのは「福御膳(1,760円)」。
寿々 (9)

ご覧の料理の盛り合わせを楽しめる御膳です。
寿々 (10)

反対から写真を写していますが、肉と魚バランスよく色々な種類の味を楽しめるのがいいですね。

味的にはお酒がすすむような感じだったようです。
寿々 (11)

「福御膳」にはデザートとドリンクが付いていました。

デザートとドリンクがいらない場合は「日替わりランチ」のほうがコスパがいいと思います。ご馳走様でした。

創作おばんざい 寿々(じゅじゅ)
石川県加賀市片山津温泉ア101-12
TEL 0761-74-1340
11:30~14:30(L.O.14:00)
17:30~23:00(フードL.O.22:00 ドリンクL.O.22:30)
月曜、火曜休

今日は加賀市のパン屋さん2軒の紹介です。

2軒とも毎度おなじみかもしれませんが…。

最初は片山津温泉総湯前にある「ヒラクベーカリー」。
ヒラクベーカリー

人気のパン屋さんで、遅めの時間にお邪魔するとパンが残り少なくなっていることが多いです。
片山津温泉総湯

この日は1月中旬の土曜日。冬の晴れ間となり片山津温泉総湯越しに見える柴山潟がきれいでした。

13時少し前でしたが、やはりだいぶパンが少なくなっていました。

妻には毎度おなじみの「クロックムッシュ(250円)」。
ヒラクベーカリー (9)

国産小麦を使った食パンを使用。上にホワイトソースとチーズ、間にはポークチョップドハムが挟まっています。
ヒラクベーカリー (10)

半分にカットするとこんな感じです。

こちらは「スモークチーズ(290円)」でクレセント型のパン。
ヒラクベーカリー (5)

名前の通りスモークチーズを練りこんで長時間発酵した生地で焼かれていました。
ヒラクベーカリー (6)

半分にカットするとこんな感じです。

こちらは「パン オ フリュイ(330円)」。
ヒラクベーカリー (7)

こちらも長時間発酵した生地で焼かれていて、中にはドライイチジク・オレンジピール・クランベリー・レーズン・くるみがたっぷり入れられていました。
ヒラクベーカリー (8)

半分にカットするとこんな感じです。

これらを妻とシェアして食べていますが、さすが安定の美味しさです。ご馳走様でした。

ヒラクベーカリー
加賀市片山津温泉乙69-39
TEL 0761-76-9362
9:30~17:30
なくなり次第閉店
火・水曜休
不定休あり

お次は「中谷宇吉郎 雪の科学館」にほど近い場所にある社会福祉法人運営の「ベーカリー&カフェ パンドーネ」です。
パンドーネ

こちらは店舗販売以外にも保育園やホテル・老人施設への受注生産・納品をしているようで、もしかしたらそちらの方が主力なのかもしれません。
パンドーネ (4)

お店で売られているのはソフト系がほとんどで、昨今の物価高の折、お値段お手頃なのがうれしいパン屋さんです。
パンドーネ (5)

今回買い求めたのは、まずこちらは「オニオンチーズ(190円)」。妻が食べています。
パンドーネ (6)

私は「カレーパン(170円)」を食べていますが、半分にカットするとこんな感じです。
パンドーネ (7)

辛さは上品でした。

2年半ぶりに伺いましたが、何となくホッとするパン屋さんだと思います。ご馳走様でした。

パンドーネ
石川県加賀市源平町84
TEL 0761-74-3652
8:00~17:00
日曜・月曜休

北陸新幹線の加賀温泉駅に12月1日オープンした施設「ゆのまち加賀」。

前に「cafeよつばハウス ゆのまち加賀店」を紹介しましたが、今日は施設内のもう一つの飲食店である「オリエンタルブルーイング加賀店」の紹介になります。
オリエンタルブルーイング加賀店 (12)

オリエンタルブルーイング」は地元のブリュワリーとして、主に金沢市内に数店展開していますが、今回初めて加賀市に出店したわけです。

行ったのは大学入学共通テストがあった土曜日。

隣接するアビオシティ加賀や加賀温泉駅には加賀温泉への旅行客がたくさんいらっしゃいました。
オリエンタルブルーイング加賀店 (3)

しかし到着の11:40頃、店内に先客はいません。
オリエンタルブルーイング加賀店 (4)

こちらは自社醸造ドラフトビールのメニュー。見ると飲みたくなります。
オリエンタルブルーイング加賀店 (2)

クラフトビール以外のドリンク。
オリエンタルブルーイング加賀店 (5)

サイドメニューにデザート。

この日は車でランチを食べに来たので頼むのはピザです。
オリエンタルブルーイング加賀店 (9)

オーダーはQRコードを読み込んで行います。
オリエンタルブルーイング加賀店

メニューには4種類が設定されていましたが、私は過去に頼んだ記憶がないと思われる「シシリアーナ(Siciliana)」を頼むことにしました。

出されたのがこちら。
オリエンタルブルーイング加賀店 (10)

ここのはナポリピザということでしたが、比較的生地は薄めでした。

具はアンチョビ、オリーブ、ケッパー。ニンニクがきいていてビールが欲しくなるピザでした。ただチーズがかけられていないのがtちょっと残念かも。

そして、せっかくオリエンタルブルーイングというブリュワリー直営店なのでクラフトビールの味を楽しみたいと思い、久しぶりにノンアルコールビールを飲んでみることにしました。
オリエンタルブルーイング加賀店 (6)

ビールはこちらのタップから注がれます。

少し話は脱線しますが、皆さんはノンアルコールビールをお店で頼むことはあるでしょうか?

もちろん、アルコールを飲めない、飲まない方は飲む機会があるとは思いますが、私個人としてはお店でノンアルコールビールを頼むことはありません。

運転のため飲めない場合はウーロン茶など、他のノンアルコールのドリンクを頼みます。理由はビールは酔うからいいのであって、そうでなければ苦いドリンクにそれほど欲求がわかないからです。

あと。ノンアルコールビールを飲んでもなぜかしばらく酔った気になるのですが、皆さんはそうはならないでしょうか…?

話を戻しますが、オリエンタルブルーイングには自社で醸造している「シトラフリー」というノンアルコールビールがあるのですが、メニューにあったのは「ヴェリタスブロイ(550円)」というドイツからの輸入ビールでした。
オリエンタルブルーイング加賀店 (7)

いわゆるピルスナービールでアルコールは0.00%。さきほどノンアルコールビールを飲まないと書きましたが、味的にはホップの心地よい苦みがあり美味しいと思いました。

お店のお客さんは、私がいる間にもう一組、たぶん観光客だと思いますが家族連れが入ってきました。

しかし、加賀温泉駅を利用する観光客は温泉旅館に宿泊して夕食は旅館で取るし、二次会でわざわざ駅まで来ることはないと思います。ターゲット客層がどこなのか?土曜のランチタイムでこの状況は老婆心ながら少し心配してしまいました。ご馳走様でした。

オリエンタルブルーイング加賀店
石川県加賀市作見町ヲ6-2
 加賀温泉駅 にぎわい交流施設「ゆのまち加賀」
昼10:00-15:00
夜16:00-19:00
無休

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