今ではおしゃれなホテルがそこかしこに存在していますが、35年前はまだまだ少なかったと思います。
福岡での2泊目は、そんなデザインホテルの先駆けともいえる「ホテル イル・パラッツォ」にしました。
今回の旅行では、こちらでの宿泊がメインイベントの一つで、妻が行きたがっていたことも決め手になっています。
昔から「ホテル イル・パラッツォ」の存在は知っていて、14~15年前に福岡に住んでいた時にも一度は泊まりたいと思っていましたが実現できませんでした。
20世紀を代表する世界的な建築家でイタリアの巨匠、故アルド・ロッシ氏が設計したことで知られる「ホテル イル・パラッツォ」。
ロッシ氏とインテリアデザイナーの故内田繁氏とタッグを組んで日本ではじめて手がけた建築です。
1989年に開業していますが、30年以上経過し設備などが古くなってきたため、一時期の休館期間を経て、2023年に開業当初の理念を継承した新たな空間として「Re-Design」され生まれ変わっています。
新しくなったということで、今回の旅行では是非泊まってみたいということで予約しました。
ご覧のように、日本の建築とは一味も二味も違う外観。
夜はこんな感じにライトアップ。
脇に通路が設けれていて、イタリアの街並みのよう?
一面にトラバーチンが使われていて、グリーンやブルーなどの原色の装飾など、さすがイタリアの建築家の作品です。
今回、2名1部屋デラックスキングのラウンジアクセス・朝食付きで1泊22,000円弱。正直ウソかと思うようなリーズナブルな値段で宿泊することが出来ました。結論的には超満足で特に妻がテンションあげあげでした、
1階のこちらの入り口からホテルに入ります。
ブルーの壁に一輪のバラの飾り。エントランスからテンションが上がりますね。
フロントは地下にあって、ラウンジ「エル・ドラド」が同じフロアにありました。
ここは開業当時はディスコがあった場所ですが、今回、アルド・ロッシと内田繁の考え方を大切にしながら全面的に「Re-Design」されていて、素晴らしい空間美を創り出していました。
ホテル内にある備品も「Re-Design」に合わせて再製作されていて、鏡にはロッシ氏のデッサンが描かれていたり、左にある時計もロッシ氏デザインのようです。
また、地下だけではなく部屋も同じで、我々が宿泊したデラックスキングの部屋は、落ち着いたトーンながら随所にセンスの良さを感じるインテリアと家具類。
バスルームは広くバスタブも大きかったです。
なお、ホテルにはツインルームが設定ないようでした。
そして先ほど、「正直ウソかと思うようなリーズナブルな値段」と書きましたが、その理由は、付いているラウンジアクセスのコスパがすごいことです。
このホテルでは宿泊者は朝食・ランチ・ディナーの利用がフリーなのです。
何れもビュッフェスタイルですが、色々な種類の料理やノンアルコールドリンクがフリーで、宿泊日16時以降から21時まで、翌朝朝食タイムからチェックアウト後のその日の16時まで、何度でも利用することが出来ます。
つまり、ほぼ丸1日ラアウンジを利用することがので、このホテルのみで3食を済ますことが出来るわけです。いや~、すごい!
宿泊者以外も1,900円(朝食は2,500円)でランチやディナーのビュッフェを楽しめて、こちらも値段的には相当コスパがいいと感じました。
こちらは朝食べたものです。
サラダ。
大きな野菜がゴロゴロ入っていたミネストローネスープとオレンジジュース
フルーツとヨーグルト、ナッツ。
食後のコーヒー。
こちらは私より一足早くチェックインして、夕方妻が食べたスイーツ。
そして。夜に餃子を食べた後、一旦ホテルに戻り、バーに行く前に少し食べたもの。
あと、こんな焼菓子を無料で頂きました。
すごいでしょう!これらがすべて料金に含まれているのですから。
我々は夜も翌日のランチも飲食店でちゃんと食べたので、それほどの量をこちらのホテルでは食べませんでしたが、もし他のお店で食べなかったら相当の量をを食べていたでしょうね。素晴らしい!
福岡で宿泊される場合は、「ホテル イル・パラッツォ」がおすすめですよ。ご馳走様でした。
ホテル イル・パラッツォ
福岡県福岡市中央区春吉3-13-1
TEL 0570-009-915
朝食はラウンジ「エル・ドラド」
ディナータイム 16:00~21:00
※お酒は+2,000円で飲み放題
朝食 7:00~11:00(2,500円)
ランチ 11:30~16:00(1,900円)
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