湘南エリアといえば「しらす」が有名です。
先日紹介しました通り。江の島で生しらすを堪能しましたが、このしらすは「湘南しらす」とブランド化されています。
さて、今日紹介するお店は、鎌倉にある「anchoa(アンチョア)」というスペイン料理のお店。
お店の名前になっている「アンチョア」とは、スペイン語で「カタクチイワシ」のこと。
ちなみに「しらす」とはイワシ類や、ウナギ、アユなどの稚魚を示す総称ですが、「カタクチイワシ」の稚魚も一般的に「しらす」と呼ばれています。
そんな地元で獲れる食材で、まぁ、庶民的な、と言ってもいい「カタクチイワシ」を店名にしている意味としては、スペイン料理を肩肘張らずに楽しめるお店でありたいという思いを表現しているのかもしれません。
お店は江ノ電の鎌倉駅からほぼ線路沿いにある商店街から、少し線路側に入った場所にひっそりとありました。
今回、三浦半島に住む弟夫妻共々4名での訪問。コロナ禍もあって4名での会食は4年ぶり。
「anchoa(アンチョア)」のオーナーシェフは酒井涼さん。元々は代々木八幡に別名でお店を出していたようですが、2021年8月にこちらに移転オープンしています。
店内はこじんまりとしたスペースですが、温かみのあるインテリアで、ゆっりと食事ができる空間でした。
使われている食器やテーブルセットもかわいかったです。
たぶん、スペインの中でも美食の街として有名なバスク地方の料理を得意としているのかもしれませんが、スペイン各地の郷土料理をベースにシェフのアレンジを施した料理の数々。最初に結論を書けばとても楽しめたと思います。
今回は12,100円の「コース アンチョア」でお願いしてありました。
こちらのコースは、店名が冠されているようにお店のおすすめコースで、下記のような内容となっています。いわゆるデギュスタシオンコースでシェフの得意料理を少量多皿で出してくれます。
・アペリティーボ
・ピンチョス盛合せ
・タパス 5皿
・米料理
・デザート2品
・カフェ、小菓子
まず出されたのが、こちら。アペリティーボの「アンチョア コカ」。フィンガーフードで手でつまんでそのまま食べます。
コカとは、スペインの野菜ピザのことで、生地に色々鎌倉野菜を煮込んだピストをのせて焼いて食べる料理ですが、上にアンチョビが乗せられていました。
お次はピンチョス盛合せ。
色々な食材を色とりどり使って楽しませてくれました。もちろんしらすも!
この後、タパス料理が5皿続きます。
料理の説明はしてくれたのですが、全部は当然覚えきれないので、もし間違っていたらごめんなさいです。
こちらはカンパチとナス、アーモンドを使った冷製のタパス。器はとても重かったです。
こちらは太刀魚と冬瓜、細長いのもピーマンって言ったかな?をサフランのソースで食べさせてくれました。
そして、こちらがシェフのスペシャリテ「ピキージョ」。
トウガラシ属トウガラシの赤ピーマンですが、辛みはなく、水煮でソースも甘く味付けされていました。中にはタラと海老のすり身が詰められています。
こちらは、この黒ムツを使ってニンニクとビネガーのソースで食べさせてくれました。
取り分けてサーブされます。赤ムツだとのどぐろですが、黒ムツも赤ムツほどではないですが、脂が乗って美味しかったです。
最後のタパスは、北陸ではなじみがないヒトミハタという魚を使った料理で、茸と里芋が添えられ、アーモンドのように見えるのはから付きの落花生でした。柔らかくて美味しかったですよ。ヒトミハタ自体は淡白な白身で、ソースで食べます。
そして料理としての最後に出されるのが、スペインの米料理の代表「パエリア」。
お米から大きな鍋一杯に薄く広げた状態で炊かれていて、新鮮な地魚をふんだんに使ったスープでシンプルに炊き上げたパエリア。
魚のうま味をたっぷり吸い、美味しさが口の中に広がりました。
ニンニクが効いたアイオリソースが添えられていて、こちらを付けて食べると風味が変化して、それがまた美味!
シンプルがゆえに、シェフの腕が試されますね。とてもおいしかったです。
デザートは、こちらはシャインマスカットにハチミツをかけて。
バスクチーズケーキ。濃厚です。
最後に小菓子。
ドリンクは私はエスプレッソを頼んでいます。
最後に頼んだワインについて。
私と妻はペアリングでお願いしました。
5種類と9種類があって、各々日常使いのワインか少しリッチなワインどちらかをチョイスする組み合わせ。
妻は質より量の9種類で8,000円。私は量より質の5種類で8,000円を頼んでいます。
ワインはほぼスペインのものばかり。中にはなかなか飲めないものもあって楽しめました。
発泡酒のカヴァに始まり、
飲み口の違う白や赤など色とりどり。
こちらはバスク産の微発泡ワイン「チャコリ」。
高い位置から注ぐのがバスク式です。
以上を飲み食いして、弟夫婦はアルコールをあまり飲まなかったので、4名で73,000円強でした。
ちょっとばかりの贅沢でしたが、たくさんのスペイン料理を楽しむことが出来たのと。弟夫妻とも久しぶりだったので、美味しい料理に舌鼓しながら楽しいひと時を過ごさせていただきました。
近くにあったら、リピート間違いなしのお店です。ご馳走様でした。
anchoa(アンチョア)
神奈川県鎌倉市御成町2-14-3
御成ヴィレッジ A棟 1F
完全予約制
TEL 050-5571-9391
火.水 18:00~(20:00最終入店)
木.金 12:00開店12:15一斉スタート
18:00~(20:00最終入店)
土.日 12:00開店12:15一斉スタート
17:30~(19:00最終入店)
月曜休+不定休
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先日紹介しました通り。江の島で生しらすを堪能しましたが、このしらすは「湘南しらす」とブランド化されています。
さて、今日紹介するお店は、鎌倉にある「anchoa(アンチョア)」というスペイン料理のお店。
お店の名前になっている「アンチョア」とは、スペイン語で「カタクチイワシ」のこと。
ちなみに「しらす」とはイワシ類や、ウナギ、アユなどの稚魚を示す総称ですが、「カタクチイワシ」の稚魚も一般的に「しらす」と呼ばれています。
そんな地元で獲れる食材で、まぁ、庶民的な、と言ってもいい「カタクチイワシ」を店名にしている意味としては、スペイン料理を肩肘張らずに楽しめるお店でありたいという思いを表現しているのかもしれません。
お店は江ノ電の鎌倉駅からほぼ線路沿いにある商店街から、少し線路側に入った場所にひっそりとありました。
今回、三浦半島に住む弟夫妻共々4名での訪問。コロナ禍もあって4名での会食は4年ぶり。
「anchoa(アンチョア)」のオーナーシェフは酒井涼さん。元々は代々木八幡に別名でお店を出していたようですが、2021年8月にこちらに移転オープンしています。
店内はこじんまりとしたスペースですが、温かみのあるインテリアで、ゆっりと食事ができる空間でした。
使われている食器やテーブルセットもかわいかったです。
たぶん、スペインの中でも美食の街として有名なバスク地方の料理を得意としているのかもしれませんが、スペイン各地の郷土料理をベースにシェフのアレンジを施した料理の数々。最初に結論を書けばとても楽しめたと思います。
今回は12,100円の「コース アンチョア」でお願いしてありました。
こちらのコースは、店名が冠されているようにお店のおすすめコースで、下記のような内容となっています。いわゆるデギュスタシオンコースでシェフの得意料理を少量多皿で出してくれます。
・アペリティーボ
・ピンチョス盛合せ
・タパス 5皿
・米料理
・デザート2品
・カフェ、小菓子
まず出されたのが、こちら。アペリティーボの「アンチョア コカ」。フィンガーフードで手でつまんでそのまま食べます。
コカとは、スペインの野菜ピザのことで、生地に色々鎌倉野菜を煮込んだピストをのせて焼いて食べる料理ですが、上にアンチョビが乗せられていました。
お次はピンチョス盛合せ。
色々な食材を色とりどり使って楽しませてくれました。もちろんしらすも!
この後、タパス料理が5皿続きます。
料理の説明はしてくれたのですが、全部は当然覚えきれないので、もし間違っていたらごめんなさいです。
こちらはカンパチとナス、アーモンドを使った冷製のタパス。器はとても重かったです。
こちらは太刀魚と冬瓜、細長いのもピーマンって言ったかな?をサフランのソースで食べさせてくれました。
そして、こちらがシェフのスペシャリテ「ピキージョ」。
トウガラシ属トウガラシの赤ピーマンですが、辛みはなく、水煮でソースも甘く味付けされていました。中にはタラと海老のすり身が詰められています。
こちらは、この黒ムツを使ってニンニクとビネガーのソースで食べさせてくれました。
取り分けてサーブされます。赤ムツだとのどぐろですが、黒ムツも赤ムツほどではないですが、脂が乗って美味しかったです。
最後のタパスは、北陸ではなじみがないヒトミハタという魚を使った料理で、茸と里芋が添えられ、アーモンドのように見えるのはから付きの落花生でした。柔らかくて美味しかったですよ。ヒトミハタ自体は淡白な白身で、ソースで食べます。
そして料理としての最後に出されるのが、スペインの米料理の代表「パエリア」。
お米から大きな鍋一杯に薄く広げた状態で炊かれていて、新鮮な地魚をふんだんに使ったスープでシンプルに炊き上げたパエリア。
魚のうま味をたっぷり吸い、美味しさが口の中に広がりました。
ニンニクが効いたアイオリソースが添えられていて、こちらを付けて食べると風味が変化して、それがまた美味!
シンプルがゆえに、シェフの腕が試されますね。とてもおいしかったです。
デザートは、こちらはシャインマスカットにハチミツをかけて。
バスクチーズケーキ。濃厚です。
最後に小菓子。
ドリンクは私はエスプレッソを頼んでいます。
最後に頼んだワインについて。
私と妻はペアリングでお願いしました。
5種類と9種類があって、各々日常使いのワインか少しリッチなワインどちらかをチョイスする組み合わせ。
妻は質より量の9種類で8,000円。私は量より質の5種類で8,000円を頼んでいます。
ワインはほぼスペインのものばかり。中にはなかなか飲めないものもあって楽しめました。
発泡酒のカヴァに始まり、
飲み口の違う白や赤など色とりどり。
こちらはバスク産の微発泡ワイン「チャコリ」。
高い位置から注ぐのがバスク式です。
以上を飲み食いして、弟夫婦はアルコールをあまり飲まなかったので、4名で73,000円強でした。
ちょっとばかりの贅沢でしたが、たくさんのスペイン料理を楽しむことが出来たのと。弟夫妻とも久しぶりだったので、美味しい料理に舌鼓しながら楽しいひと時を過ごさせていただきました。
近くにあったら、リピート間違いなしのお店です。ご馳走様でした。
anchoa(アンチョア)
神奈川県鎌倉市御成町2-14-3
御成ヴィレッジ A棟 1F
完全予約制
TEL 050-5571-9391
火.水 18:00~(20:00最終入店)
木.金 12:00開店12:15一斉スタート
18:00~(20:00最終入店)
土.日 12:00開店12:15一斉スタート
17:30~(19:00最終入店)
月曜休+不定休
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