あさぴーのおいしい独り言

石川を中心に西日本のグルメネタを気ままに書きます。(ご注意)あくまでも主観で書いていますので何かありましても責任は負いかねます。参考にされる場合はご留意を。また内容は訪問当時に知り得た情報(ネット含む)をもとに書いています。なお、コメントは承認後にアップしており、不適切な内容はアップをしませんので、あしからずご了承願います。

タグ:シャンパン

前に「ハイアット セントリック 金沢」のメインダイニングを紹介したことがあります
クロスゲート金沢 (3)

今日は「ハイアット セントリック 金沢」の14階にある「RoofTerrace Bar」と、お隣の「ハイアット ハウス金沢」の3階の「Hバー」を紹介したいと思います。

まずは「RoofTerrace Bar」ですが、こちらは「ハイアット セントリック 金沢」の最上階にあって、ちょうど金沢駅側に面した一番眺めのいいところに位置しています。

この日は18時から別なお店でディナーを予約していたのですが、それまでの時間調整が必要となったため、軽く1杯飲みに入ることにしました。
RoofTerrace Bar (12)

行った時間帯が早かったため空はまだ明るく、また雨模様の天気だったので残念ながらきれいな夜景を楽しむことができませんでした。

1階からは3階でエレベーターを乗り換える必要があります。
RoofTerrace Bar (15)

ハイアットホテルのメインバーなので、風格というか高級感があるインテリア。
RoofTerrace Bar (19)

大きな窓からは金沢駅や駅周辺のビル群などが一望できました。

この日はあいにくの雨ということで、ウリ?のルーフテラスの席がクローズしていたため、我々はエントランスから入った右側の窓際の席に座りました。
RoofTerrace Bar (11)

メニューは、スマホからバーコードでアクセスします。

メニューの中で目に飛び込んできたのは「RoofTerrace Bar」の3種類あったオリジナルの創作カクテル。

季節ごとに変わるようですが、私はこちらの「Hana-Ayame(税抜1,300円)」を頼みました。
RoofTerrace Bar (9)

9月末だったので、まだ夏のカクテルです。10月からは秋のカクテルに変わっています。

「Hana-Ayame」というカクテルの名前の由来ですが、金沢が生んだ明治の三文豪の一人、泉鏡花の句「わが恋は 人とる沼の 花菖蒲([はなあやめ]と詠ませています)」から取っています。

ジン・ブルーベリー・生姜・柚子サイダーが使われていて、飲んでみると大昔に飲んだバイオレットフィズのような感じ?すっきりとした飲み口で美味しいです。
RoofTerrace Bar (10)

妻はシャンパンでモエ(税抜1,500円)。シャンパン好きです。(^^;

ちなみにテーブルチャージは一人500円。そのチャームとして出されるのは、北陸製菓のビーバーでした。
RoofTerrace Bar (5)

オリジナルのケージャンスパイス味だそうです。確かにスパイスが効いていました。

2人で軽く1杯ずつ飲んで4,200円ほどかかりましたが、夜は夜景というご馳走まで付いていて、まったりと過ごすことができるので観光客の方だけではなく地元民も楽しめるお店でしょう?ご馳走様でした。

RoofTerrace Bar
石川県金沢市広岡1-5-2
 ハイアットセントリック金沢14階
TEL 076-256-1559
17:00 ~24:00(L.O.フード23:00,ドリンク23:30)
無休

お次は、「ハイアット ハウス金沢」の3階にある「Hバー」について。

ただ、今回は昼間のカフェタイムに利用したときの内容です。

さて、「ハイアット ハウス金沢」は「ハイアット セントリック 金沢」と違い中・長期滞在者向けのホテルです。こちらはハイアットブランドでも日本初上陸のホテルです。
ハイアットハウス (8)

その中にある「Hバー」は、「ハイアット ハウス 金沢」のフロントとロビーの横にあって、カフェ&バーエリアとして朝食の会場としても使用されています。
ハイアットセントリック金沢

宿泊者は朝食が無料。奥にはレストランスペース「Hレストラン」があって、人気はオムレツバーだそうです。
ハイアットハウス (5)

この「Hバー」については10:00~22:00の間は宿泊者以外も利用でき、広くて天井も高い開放的な空間。「ハイアット セントリック 金沢」の「RoofTerrace Bar」とは違ってカジュアルですが、インテリアは素敵。ソファーでゆったりとくつろぐことができました。
クロスゲート金沢 (17)

またテラス「みらいの丘」と同じ3階のため、そのままテラスでもドリンクを楽しむことができるので、天気の良い日などは爽快な気分を味わうことができます。
ハイアットハウス (15)

オーダーはカウンターで行い、お金を支払います。ドリンクは席まで運んでくれます。
ハイアットハウス (2)

こちらがカフェタイムメニューです。もちろんアルコールもありました。
ハイアットハウス (12)

私はこちらに来る前に金沢の街中を相当歩いたため喉が渇いていて、オレンジジュースを頼みました。フレッシュなオレンジジュースでした。
ハイアットハウス (13)

妻はハーブティーで「モロッカンミント」。味は飲んでミントわかりません!(^^;
ハイアットハウス (4)

お水もセルフですがハーブウォーターです。

オレンジジュースはグラス提供ですが、ハーブティーはテイクアウト用の紙の容器でした。フタまで付いていましたね。

ホテル宿泊客以外も利用できることは意外と知られていないのか、カフェタイムはお客さんが少なく、密にならずにゆったりとした気分に浸れる穴場のカフェ&バーかもしれません。ご馳走様でした。

Hバー
石川県金沢市広岡1-5-2,
 ハイアットハウス金沢3階
TEL 076-256-1235
10:00~22:00
無休


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金沢駅の金沢港口(西口)もだんだんと変貌を遂げてきています。

昔は本当に何もなかったですが、北陸新幹線が金沢まで延伸してからの変貌は目覚ましいものがありますね。
クロスゲート金沢 (3)

今回、8月1日にオリックスグループが事業主体で、新しいホテルと商業施設エリアの「クロスゲート金沢」をオープンさせています。

当初は6月の開業予定でしたがコロナ禍のなか8月になっています。

メインは北陸に初進出するハイアットホテル。ハイアットのホテルの中では中グレードに位置する「ハイアット セントリック 金沢」と中長期滞在型の「ハイアット ハウス」とマンションがあるツインビルになっていて、「ハイアット ハウス」の1~2階に商業施設エリアの「クロスゲート金沢」という構成です。

2015年に誕生した新ブランド「ハイアット セントリック」はビジネスからレジャーまで幅広い客層をターゲットにしていて、金沢は東京銀座に次いで日本で2つめのホテルになります。

1階のエントランスから金沢の伝統工芸品をふんだんにあしらった内装や装備品。
ハイアットセントリック金沢 (8)

エントランスを入ると目に飛び込んでくるのが金箔を贅沢に張った能舞台の後ろの「鏡板」に描かれている松、もしくは兼六園の松?をモチーフにした造形。
ハイアットセントリック金沢 (9)

そして加賀獅子舞と
ハイアットセントリック金沢 (11)

エレベータ前には加賀友禅。
ハイアットセントリック金沢 (37)

3階のロビーエントランスには金箔や漆が塗られた壁など。なかなか地元の私のとっても見るべきものがありました。

今回私は、オープン最初のころやお盆休み中は混雑して密になる可能性があったので避け、お盆休み明けに見学がてらランチを食べに行くことにしました。

行ったのは「ハイアット セントリック 金沢」の3階にあるメインダイニング「FIVE - Grill & Lounge」。
ハイアットセントリック金沢 (12)

こちらの料理長に就任したのは「パーク ハイアット 東京」のメインダイニング「ジランドール」の料理長を務めていた市塚 学(いちづか・まなぶ)氏。彼は石川県小松市出身で、「環境王国こまつ親善大使」も務めている方です。
ハイアットセントリック金沢 (22)

ホームページを見てみると、「FIVE - Grill & Lounge」という店名は石川の伝統工芸である加賀友禅や九谷焼などで用いられる「加賀五彩」「九谷五彩」という特徴を持つ5つの色の「五」のインスピレーションと、店内の異なる「五つの空間」に由来しているということでした。
ハイアットセントリック金沢 (24)

確かに広い店内は5つのエリアに区分されていて、そのどれもが洗練された落ち着いた空間で、料理をさらにおいしくいただくことができること請け合いです。
ハイアットセントリック金沢 (25)

天井が高いのと大きなガラス窓で、外の明かりが差し込んできて料理も映えます。

さて、平日のランチメニューには税・サ別ですが1,500円というお手軽なお値段で楽しめる「Weekday Quick Lunch Menu Starter」の設定があります。

こんな素晴らしい空間で、一流のホテルシェフが作るランチを1,500円で食べることができるなんて凄いです。

そして当日お店に伺うまで知らなかったのですが、9月一杯までオープニング記念として、予約されたお客様に限り、ドリンクとアペリティフが無料でサービスされるという特典付きでした。予約にはネット予約が便利です。
ハイアットセントリック金沢 (27)

ドリンクは何と!シャンパンまでok!!もちろんシャンパンをお願いしました。
ハイアットセントリック金沢 (16)

アペリティフは生ハム。

これが1,500円のリーズナブルなランチにもついてくるのです。凄いですね。
ハイアットセントリック金沢 (30)

悪いので、あとで追加で白ワインも頼んでしましました。

「Weekday Quick Lunch」は、「今週のアペタイザー」または「本日のスープ」のどちらかが選べます。
ハイアットセントリック金沢 (17)

私は「本日のスープ」で冷製のコーンポタージュ。料金がお安いランチなのにカップスープではなく、フルサイズ?のスープでした。
ハイアットセントリック金沢 (18)

妻は「今週のアペタイザー」で夏野菜のサラダ。こちらもしっかりボリュームありますね。
ハイアットセントリック金沢 (14)

パンは2種類出されました。
ハイアットセントリック金沢 (15)

オリーブオイルも。

そしてメインの「今週のおすすめディッシュ」は海老とホタテのシーフードドリアの1種類のみの設定。肉料理でなくてよかったです。
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熱々でボリュームがあって、海老がたっぷり使われていました。私でも満腹になりましたね。
ハイアットセントリック金沢 (35)

ランチにはコーヒーまたは紅茶がついています。

以上が「Weekday Quick Lunch」の内容です。
ハイアットセントリック金沢 (33)

こちらは追加で頼んだペストリーシェフデザートの「桃のムース(+300円)」

以上飲み食いして全部で一人2,300円ほど。空間や席の間隔が広く、安心して食事をすることができ、値段もリーズナブル。満足度超高しです!!
ハイアットセントリック金沢 (41)

ちなみに妻は今週にもランチを食べてきています。この日のメインはパスタでした。

そんな私も、色々なシーンで利用できるので何度でも行きたいくらいでした。機会があれば次回はディナーで美味しい料理を堪能したいです!ご馳走様でした。

FIVE - Grill & Lounge
石川県金沢市広岡1丁目5-2
 ハイアット セントリック 金沢
TEL 076-256-1559
Dining
朝食6:30~10:30 (L.O.10:00)
昼食11:30~14:30 (L.O.14:00)
夕食17:30~22:00 (L.O.21:30)
Lounge
10:30~22:00 (L.O.21:30)
無休


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大阪も感染者がだいぶ増えていますが、この内容はすでに1か月以上前の内容ですので、参考にされる場合は今の状況をご確認願います。

さて、新大阪駅ではいつも乗り継ぎのターミナル駅として利用することが多く、改札を出ることは久しくありませんでした。

今回、沖縄から大阪に到着してリムジンバスで新大阪駅に到着。この日宿泊する予定のホテルにチェックインする前に夕飯を食べることにしました。
紅白

新大阪駅で前々から行きたかった「赤白 新大阪店」へ向かいます。
紅白 (2)

しかし人気のお店なので案の定満席。名簿に名前を書いて先にホテルにチェックインすることにしました。

名簿に電話番号を書いておけば、10分ほど前に電話をしてくれるシステムになっていたので順番待ちをしなくても済むのと、この日は沖縄帰りで荷物が多かったこともあってありがたかったです。

前は並んで順番を待つ必要があったと思うのですが、コロナ禍でシステムを変えて密を避けるようにしたのでしょう?

そして20:20頃お店に入ることが出来ました。

カウンターだけの小さなお店です。詰めれば20名近く座っていたのかもしれませんが、いまは間に仕切りを設けるなで14名ほどに制限しています。
紅白 (18)

カウンターの中と外についてもビニールのシートで仕切られていました。

コロナ対策についてもバッチリです。

「紅白」についてはルクア地下バルチカ内のお店へは5年前に行っていて、こちらで書いています

こちらのお店はチャージなしというのがうれしいです。

こちらは泡物とその他ドリンクのリスト。
紅白 (3)

シャンパンはグラスの設定が2種類あったので、まずは2種類のシャンパンで乾杯です。私は安い方です。(笑い)
紅白 (5)

お店の名前の赤と白のグラスワインのリストです。赤白だけで14種類あります。
紅白 (9)

こちらのリストでハート印が付いているワインは、以下の料理との相性がいいとお店がおすすめのもので、今回は我々は白ワインについて一品だけそのマリアージュに従って飲み食べしてみました。
紅白 (17)

店内にはこのような掲示も。
紅白 (4)

料理のメニューです。それほど種類が多いわけではありません。

では、頼んだものを紹介していきます。
紅白 (6)

まずは、お店のスペシャリテの一品で、「大根 ポルチーニ茸のクリームソースかけ(180円)」。
紅白 (8)

コンソメで柔らかく炊いた大根は内部にも均一に出汁がしみています。

こちらのときはまだシャンパンを飲んでいます。
紅白 (10)

こちらは「冷製トマトのおでん トマトのジュレに柚子風味のラッキョジュレのせ(320円)」。
紅白 (11)

断面です。やはりジュレが肝でした。
紅白 (7)

そして「フォアグラの茶碗蒸し きのこの入った和風あんかけ(380円)」には「ナテーレヴェルガ」を合わせます。
紅白 (12)

マスカットのフレーバーです。
紅白 (14)

これは「ボイルドエッグ コンソメ煮 ハーブ入りスモークサーモンソース(180円)」。
紅白 (13)

「柔らかい甲殻類のフラン 玉ねぎのクリームソース 野菜と小エビのマリネをちらして(330円)」に入っていたのは白エビだったかな?洋風のテイストが入った茶碗蒸しみたいな味で美味しかったです。
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妻が頼んだ「砂ズリ グリーンマスタード(290円)」。砂ズリにグリーンマスタードという組み合わせもよかったようです。
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赤ワインは2人で3種類ぐらい頼んだ気がしますが、妻が頼んだのはグラスでは一番高かった「バローロ アウダチェ」。^^; フルボディの赤ワインです。

以上飲み食いして、小一時間ぐらいいて二人で6,300円強!コスパの良さは健在です。満足族度高しです。

我々がいる間に順番待ちは途切れずに次から次へとお客さんが入ってきていました。さすが人気店です。ご馳走様でした。

赤白(コウハク) 新大阪店
大阪府大阪市淀川区西中島5-16-1
 アルデ新大阪2F
TEL 06-6885-5089
10:30~22:30
無休


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昨年、TBS系で日曜劇場「グランメゾン東京」というドラマが放映されていました。

皆さんはご覧になっていたでしょうか?

その中で木村拓哉さん演じる天才シェフの尾花夏樹がかっこよく、グルメ系ということもあって我が家でも毎週観ていました。

番組のタイトルにつけられている「グランメゾン」という単語。元々は和製の単語で「フレンチレストランの中でも一流のレストラン」と言った意味なのですが、個人的には何となくですが、料理はもちろん、サービスやインテリアに至るまで最上級のレストランといった意味合いでとらえています。

さて今日紹介するのは、金沢片町に今年1月正式オープンした「A___Restaurant(ア レストラン)」という、ある意味ちょっと変わった名前の、気になるレストランです。

実は最初はもっと前にオープンする予定だったのですが、何らかの理由で延びていました。

運営は金沢市に本社がある株式会社OPENSAUCEというところが行っています。

社長は金沢に移住してきた宮田 人司さん。お生まれはタイです。

株式会社OPENSAUCEの取締役には、金沢の有名店「日本料理 銭屋」の高木さんや、ソフトバンクの孫社長の実弟、孫泰蔵さんなどが名を連ねています。

元々は、料理レシピのオープンソース化に挑戦することを目的に彼が立ち上げた会社で、いまは今日紹介するレストラン「A___Restaurant(ア レストラン)」や、金沢大野でクラフト・ジンの蒸留所を準備中というユニーク?な経営者です。

ちなみに孫泰蔵さんとは、20年以上前、彼がインディゴという会社の社長だったこと何度か仕事でお会いしたことがあります。

こちらのお店、基本はいわゆるフュージョン料理の範疇なのでしょうが、目指すは「世界中からシェフがやってくるカルーセルスタイルのレストラン」。「レシピのオープンソース化」を目指すので当たり前といえば当たり前の姿かもしれません。

「銭屋」の高木さんが参画している関係で、料理に和のエッセンスが取り入れられていたりします。

金沢片町の裏通り。昭和の、言っては失礼かもしれませんが古ぼけたビルの2階にお店はあります。少しわかりにくいです。えっ!こんなところに今話題のレストランがあるの!?と思うでしょう?
A_Restaurant

こちらがレストランの入り口。重厚な大きなドアです。
A_Restaurant (3)

入ってびっくりの空間。まずはいくつものスピーカーが積まれていたり、大きなお屋敷の書斎を連想させてくれる棚に色々なお酒が並べられていたりして度肝を抜かれます。上からは大きな陶器製のシャンデリアがぶら下げられていました。
A_Restaurant (4)

そして反対の方を向くと、天井がとても高く、レストランとしては異様なほど広々としたホール。大きなスクリーンに流れている映像。こちらもびっくりです。
A_Restaurant (11)

それもそのはず、元々昭和のころ建てられたときはボーリング場だったところ、その後昔のディスコなどを経ている場所をリニューアルしているのです。
A_Restaurant (18)

さらに奥には大きな額縁のように切り取られた空間が見え、その中が厨房になっています。

厨房もめちゃめちゃ広く、またそちらの方が一段高くなっていて明るいので、働いているシェフたちの動きが手に取るように見えるのです。まるで映像を観ているように。

インテリアは古い建具や木材を海外から取り寄せていて、手作り感があってとても面白い空間です。

さて、お店は火・金・土の3日間のディナーのみの営業。コースも1万円(税・サ込)の一種類のみ。意外とリーズナブルな設定ですね。

そしてこの広々とした場所に一日10人程度限定での営業という、ぜいたくに楽しめるレストランなのです。各テーブル間は5m以上離れていて、新型コロナウイルスの避けるべき3密についても自ずとクリア出来ていました。

ライティングやテーブルセッティングもgood!

空間としては全然違うのですが、冒頭書いたキムタク主演のTBSテレビでのお店「グランメゾン東京」を思い出してしまいました。

さて、食事のスタートは一斉で19時となっています。お店には18:30から入ることが出来、始まるまではカウンターバーで、アペリティフと食前酒を楽しむことが出来るようになっています。
A_Restaurant (16)

アペリティフとズワイガニとクリームソースのコルネ?
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我々はスパークリングを飲みながら開始を待ちます。わくわく感がとても高まりますね。うまい演出です。

時間になるとテーブルに案内されます。そして食のエンタテインメントが始まるのです。

メニューは春のメニューでした。季節によって変わるのかもしれません。

もちろん、会社としてのコンセプトである「料理レシピのオープンソース化に挑戦すること」を目指すレストランなので「世界最高峰のシェフのレシピからお母さんのレシピまで」幅広く取り入れた料理の品々です。

まず最初に出されたのは前菜で、左から並べられている順に「ヤリイカのタコス、竹炭のサブレ、根室産塩水ウニのタルト」。
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一口サイズのフィンガーフードのように食べられました。
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こちらは「筍のアイスクリーム」。少量ですが、お口直し的な位置付け?
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帆立貝の器に入れられて出されたのは「北海道野付産活帆立と福岡県久保田農園の野菜」です。和風のジュレソースを崩しながら食べますが、和のテイストが途中に挟まれるのはアクセントになっていいですね。
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この後、昨今流行りのガストロノミーとかイノベーティブ・フュージョンといったジャンルのお店では必ずと言っていいほど見ることが出来る、何だか科学の実験にでも使うような機材が運ばれてきました。
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野菜がたっぷり入れられたビーカーの大きな器の中にはたっぷりと野菜が入れられています。
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メニューには「スモークスープ」と書かれていましたが、この機材で作られたスープを和食で使われる漆塗りのお椀の中に注いで具材とマリアージュ。
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まさに食のエンターテイメントです。
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こちらは魚料理の「福井県若狭湾 甘鯛の道明寺蒸し」。

泡をどけると桜餅が現れました。その下には甘鯛。道明寺粉をまぶして蒸してあるので、とろみがあって味的には金沢の治部煮のような感じでした。
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パンは小さめなのが一人一切れ。お代わり可能かは聞きませんでした。
A_Restaurant (65)

お次は肉料理で妻のほうは「能登牛のすき焼き」ですが、私は肉が苦手ということを事前に伝えてあったので「中トロのすき焼き」に変えていただきました。ありがとうございます。
A_Restaurant (63)

こちらも食べる直前にすき焼き風味のタレをかけて完成です。味は濃厚ですが、後口はそれほどでもありません。
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これは「パセリとメレンゲと青林檎」と名付けられた一品。
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液体窒素を使ってソースを一瞬で凍らせたものを最後に振り掛けます。
A_Restaurant (78)

そして最後の料理は「ライスコロッケとフォアグラのフラン」です。
A_Restaurant (67)

切るとライスコロッケの中はこんな感じでした。
A_Restaurant (68)

こちらの「フォアグラのフラン」に浸けて食べたりしますが濃厚な味を楽しめます。

デザートは旬のイチゴを使った5種類から選ぶことが出来、私はタルトレット、妻はパフェを選びました。
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私のは誕生日バージョン。これまたありがとうございます。
A_Restaurant (85)

こちらは妻のパフェです。

ドリンクはコーヒー、紅茶・エスプレッソから。
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私は紅茶。
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妻はエスプレッソです。

最後に、飲んだワインの紹介です。

ワインはペアリングでお願いしています。5種類のワインが出されます。そして料理の半額5,000円(税・サ込)というリーズナブルな値段設定です。

当然のことながら料理に合わせて出してくれます。

まずは「Txakoli Rezabal Arri [2018]チャコリ・レサバル・アリ」。
A_Restaurant (27)

スペインの辛口白ワインです。微発泡ワインで「若さ」「フレッシュ」「果実味」「繊細な泡」をイメージできるワインでした。
A_Restaurant (41)

お次は「Savennieres Clos de la Coulee de Serrant [2017]ド・ラ・クレ・ド・セラン 」 フランス ロワールの白ワインでビオワインです。すっきりとした飲み口でフリーティでした。

3杯目は「シャトー・ド・ラ・スジョール マルペール ロゼ」。
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Merlot (メルロ), Cabernet Franc (カベルネ・フラン), Malbec (マルベック)のロゼワインです。
A_Restaurant (57)

4杯目はポルトガルの赤ワイン「ESPORAO」。
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最後に出されたのは「シャンパーニュ ラリエ(LALLIER)」。糖が加えられている少し甘めのシャンパンでした。

5千円という設定ですが普段飲めないワインを色々楽しめてよかったです。

19時スタートですべて飲み食べ終わったのは21:15頃。意外と早かったです。調理はもちろんサーブしてくれるスタッフの人数も多かったのでスムーズな対応でした。

料理長は今英之さん。最後に帰るときにご挨拶に出てくれました。

以上、飲み食いしていくらだったのでしょう?誕生日のお祝いに妻がご馳走してくれました。後が怖い……?^^;

ディナーのコースやドリンクのペアリングの設定価格から察するに、だいぶリーズナブルだったのではないかと思います。

そうそう!支払いはクレジットカードのみ。また完全予約制で予約は2日前までにネットからのみ可能なのでご注意を!

この内容と味、そして空間の良さやサービスの満足度を考えると、とてもいいレストランで、また行きたくなる一軒だということは断言できます。素晴らしいです。ご馳走様でした。

※この内容は3月末に行った時のものです。現在、営業時間や営業形態が変わっているかもしれませんので、ご確認の上、ご参考に願います。

A___RESTAURANT(ア・レストラン)
石川県金沢市片町2-23-12 中央コアビル2階
18:30~23:00
TEL 076-255-0088
19時からの一斉スタート
火・金・土曜のみの営業


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いま小松では一番全国から注目を浴びているレストラン「SHOKUDO YArn(ショクドウ ヤーン)」。

いや!石川県内を見渡しても3本の指に入るほどの注目店です。世のガストロノミーと称する人たちの舌をうならせているようです。

いわゆる「イノベーティブ・フュージョン」のジャンルなのでしょうが、そんな簡単なくくりで語ることが出来ないお店。正直、観光都市ではない小松で、このようなお店があること自体不思議かもしれません。

そのあたりはオーナーシェフの米田ご夫妻の思い入れがあって、使われる水や食材についても石川県へのこだわりを感じさせてくれるのです。

ちなみに美食のエキスパートがすすめるレストランガイドとして世界的にも有名な「ゴ・エ・ミヨ」2019年度版で米田ご夫妻は「明日のグランシェフ賞」を受賞されています。

お店は2015年の夏にオープンしていますが、私もオープンして2週間後ぐらいに行っています。この夏5周年ですね!?おめでとうございます。早いものですね。

4年半ぶりの訪問になりました。

今回、東京より友人夫妻が来るときにあわせてチョイスしました。前からおすすめしていたお店だったのですが、やっと実現することができました。

なお、お店の予約は2か月前から可能。この日の予約もちょうど2か月前の日が変わるような時間に入れたのですが、我々が予約完了したらすぐに満席になっていました。

前回はランチで、それも3千円というコースでしたが、今回はディナーで税サービス別15,000円のコースのみの設定になっています。

また、今年1月よりランチ・ディナー共に1コースのみの提供となったようです。ランチは税サ別で1万円です。

あと、前に行った時には写真撮影okですべてをブログでアップしました(その当時はダメだとは言われませんでした)が、その後、写真のネットでのアップは1~2枚ぐらいにしてほしいとのこと。

料理が出てきたときのサプライズがこちらのお店の肝の一つだからでしょう?

あと、料理の名前が書かれた紙(メニュー)が置かれているのですが、こちらも写真撮影はNG。

一ひねりというか、ダジェレ満載のネーミングで、思わず吹き出しそうなものもあったのですが、こちらも、お店に来て初めて驚きを感じてほしい?ということだと思います。

残念ながら全部覚えきることが出来ないため、覚えている範囲(お店側の意図としてはそこも期待していないと思いますが)で紹介します。

また、料理の写真も1~2枚ということだったので、今回はあえてまともにはアップしていません。テーブルで最後の仕上げにシェフが一手間加える様子をアップさせていただきました。
YArn (60)

しかし、ちょうど行った日の前日に地元の雑誌「月刊 金澤」が出て、「SHOKUDO YArn(ショクドウ ヤーン)」も4ページにわたって紹介されていました。いくつかはそちらで写真入りで紹介されているので参考にしてください。
YArn (2)

今回、2月のとある金曜日の夜にお邪魔しました。
YArn (21)

中にあるオリーブの木も元気。

まずは全員が泡物を頼みます。ディナーは15品出されます。
YArn (11)

本日の突き出しとして出されたのが、ワインを写した写真の右に見えるレジ袋のような半透明な袋の中に入れられて、ちらっと見えるのが「地物フキノトウの天ぷら」です。「ヤーゲンダッツ」と銘打たれた容器に入れられて出されました。

中身については普通にイメージする「フキノトウの天ぷら」ではもちろんありません!食べてのお楽しみです。

また「旨きサラダ」と名前が付けられた料理は、ハードブリックに巻かれていて、中には炭火で焼いた能登産のうまぎ、野菜、キヌアなどが入っています。キヌアにもひと手間かけられているようです。

「フキノトウの天ぷら」と「旨きサラダ」については「月刊 金澤」に写真と説明が出ていますのでそちらを参考に願います。
YArn (25)

こちらの写真は、肉NGの私には出なかったのですが「NIKUJAGA」という料理。使用しているお皿は白山市の「ニッコー」にわざわざオーダーしたもの。盛り付け位置も、発注段階で決められているということですね。

「炭火焼きとうもろこし」と銘打たれたものは、前にグルメで知られるアンジャッシュの渡部氏がお店に来た時に出されていた料理で、見た目は焼きとうもろこしのようですが、実は……、食べてみてビックリ!

あと「かつお追いかける。たらちゃん」「しらコッタ」などのネーミングの料理が出されました。

この写真は「ケ 加21」というカニを使った料理の時に、シェフがキッチンから出て来られて、かつお出汁をその場で作ってお椀に注いで完成の品となります。
YArn (41)

ライブ感満載ですね。ちなみにかつおは直前にかつお節から削ったものです。
YArn (39)

アルコールのほうは白と赤を頼んでたくさん飲みました。^^;

デザートとドリンクももちろん付いています。

デザートや最後に出される小菓子についても、ここまでこだわるか!というほど徹底したサプライズの仕掛け。凄いです。

あとお店で出されるパンは、小松市内の自家製酵母で作るパンをウリにされている「酵母パン うたたね。」に作っていただいているオリジナル。さすがに美味しい生地でした。
YArn (51)

食事に使用したこちらの「能登ヒバかほり箸」は持って帰ることが出来ます。

以上、料理の写真がないので、皆さんにどのように伝わったかはなはだ疑問なのですが、まずは一度お店に行かれて実際の料理を楽しんでみることが一番!

ちなみにディナーでは、飲みながら料理やデザートを全部食べ終えると3時間以上かかりました。ゆったりと楽しむことをおすすめしますが、一度行く価値のあるお店だと思いますよ!ご馳走様でした。

SHOKUDO YArn(ショクドウ ヤーン)
石川県小松市吉竹町1-37-1
TEL 0761-58-1058
12:00~12:30(L.O.)
18:00~19:30(L.O.)
日・月曜、火曜昼休み


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