時代が昭和の頃、全国の国道沿いには多くのドライブインが存在していました。

日本人の旅行スタイルとしてバスでの団体旅行が花盛りで、その旅の途中に食事兼休憩のためドライブインが必要だったわけです。

しかし、旅行スタイルの変化や高速道路の完備など環境が変わって、そんなドライブインの数は激減。今ではほとんど見かけなくなりました。

石川県南加賀エリアではその頃、九谷焼の販売を兼ねているドライブインが数多くあり流行っていた記憶があります。こちらの方もほとんど今は残っていません。

さて、今日紹介する「陶芸体験&ギャラリー 九谷満月」は、現在でもドライブインの様相を残している数少ないところかもしれません。

その「陶芸体験&ギャラリー 九谷満月」が、この７月13日にリニューアルグランドオープンしたのでランチを食べに妻と出かけてきました。

きれいになっていますね。

九谷焼の陶芸体験や販売を行っているのは変わらず、お店の前の方のエリアをリノベーションされていました。

販売エリアはとても広いです。

こちらは陶芸体験コーナー。

そして、元々団体客向けの飲食コーナーがあったわけですが、リニューアルされて「かま飯 まんぷく」となり、明るくいい雰囲気に変わっています。

そして団体のお客様にも対応できるような広さになっていました。

メニューです。

前は色々な飲食メニューがありましたが、釜めし専門になったようです。

ドリンクメニューです。

私は、「鮮魚のお刺身膳(1,900円)」で、標準の白米の釜めしから「太ごぼう×たっぷり舞茸の釜めし」に変更しています。こちらで2,300円になります。

出されたセットがこちら。さすがに器はほぼ九谷焼。

「太ごぼう×たっぷり舞茸の釜めし」は、もちろん炊き立て。よくかき混ぜて食べますが、お釜のサイズがちょうどのサイズなのでこぼさないようにするするためには非常にかき混ぜにくかったです。

味の方は、太ごぼうと舞茸のうま味が上品な出汁と相まってご飯にしみ出て美味しかったです。

お刺身の方も、甘エビ.アジ.フグ炙り、赤いか.バイ貝.カンパチ.マグロなど鮮度もよくよかったですよ。

あと、サラダと加賀黒米そうめん、そして地物野菜漬物が付いていました。

妻が頼んだのは、こちらのメニューの「うなぎ一枚のせ釜めし(2,800円)」。

わら焼きのうなぎに自家製黒糖たれと山椒麹仕込みの五目ご飯でした。

出汁茶漬けセットが付いていて、最後は名古屋のひつまぶしのようにこちらで〆ます。

団体のお客様がどのくらいいらっしゃるのかわかりませんが、「かま飯 まんぷく」は個人客も入りやすい雰囲気でした。ご馳走様でした。