今日紹介するのは金沢でも数店舗にいる女性寿司職人のお店です。

お店の名前は「おすしと和食 はた中」。
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ちょうど我々がお邪魔した後で、テレビ金沢の「となりのテレ金ちゃん」で紹介されていたようです。

さて、女性が寿司を握るお店については、金沢では沢柿木畠の「金澤 鮨 洋次郎」や金沢駅近くの「本店 加賀 彌助」などを私のブログで紹介したことがあります。
おすしと和食_はた中

場所は金沢駅の鼓門から歩いて5分ほど。個人的には普段あまり通らない道沿いでした。

ご覧のように1940年代の金沢町家を改装したお店で、今はやりのクラウドファンディングで資金を一部調達されていました。2019年4月に新しくオープンしています。
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店内も町家の雰囲気を残しての改装で、カウンター10席、テーブル16席と、思っていたよりは広いお店でした。
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オーナーの方は男性ですが、料理長として女性の方を寿司職人として迎えているのです。お店にはもう一人板前の男性の方がいらっしゃいました。

彼女は奈良県天川村という山里の出身。実家は老舗旅館だったようですが、芸大を卒業されていて、卒業後、京都の高級和食店やマレーシアのクアラルンプールの有名寿司店を経たのち、金沢には縁もゆかりもなかったようですがオーナーの誘いで金沢に移住してこちらのお店の料理長を務めているようです。少し変わった経歴かもしれません。

海外のお店で働いていたので、英語対応が可能。この日も日本在住の外国人のお客様が来られましたがばっちり英語で対応されていました。

またお店ではマニフェストなども作っているようで、オーナーや料理長の想いが伝わってきました。。

我々は事前に予約して伺いました。
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こちらは外に出ていたアラカルトのお品書きです(英語のメニューも準備されています)。

コースは「おまかせコース 旬(税込6,000円)」と「おまかせコース はた中(税込8,500円)」の2種類があって、品数は同じで内容と素材の違いです。

我々「おまかせコース はた中」を事前にお願いしてありました。
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最初に出されたのは椀物で「蓮蒸し」。先付替わりでしょうか?私が好きな料理の一つです。
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お刺身は、かつおわら塩たたき・しめ鯖・アラ。かつおわら塩たたきは握る直前にわらで炙られまあす。そして珍しく辛子で食べさせてくれました。
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これは何だったかな?(^^;
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焼き物の「甘鯛の松笠焼き」は炭火で焼いて皮の食感、そして香ばしく。身のうま味が引き出されていますね!?
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こちらは揚げ物の「サンマの梅シソ巻」です。脂の乗ったサンマでした。梅とシソが味を締めていました。
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こちらは蒸し物の「新イクラの茶碗蒸し」。アオサがアクセントでした。

そして握りに移ります。

握りは醤油につけずに食べる江戸前風。江戸前風なのでシャリには赤酢。砂糖を使用していないものと思われ、少し酢が勝っています。
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まずは甘えびから。ねっとりとした食感。
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アラは新鮮でコリっとして歯ごたえがいい。
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イサキは皮目を炙って冷水でしめた焼き霜で。皮の香ばしさと炙ってうま味が出ていました。
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こちらはシロカワカジキです。カジキにはシロカワとクロカワがあるのを初めて知りました。
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最後は手巻きで鉄火。
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食べ終わったと味噌汁が出されました。
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そしてデザートは加賀棒茶パンナコッタ。ほんのりとした加賀棒茶の風味です。

飲んだお酒についても紹介します。
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こちらがドリンクのメニュー。こちらに載っていない銘柄もいろいろあります。
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私は最初は生ビールを頼んでいます。
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妻は、上の写真右側の「どぶビール(税込800円)」という、料理長の出身、奈良の久保本家酒造の「生もとのどぶ 純米にごり 仕込12号+16」をビールで割ったもの。
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珍しいので頼んでします。私も一口飲みましたが、甘酒のような風味の後口にビールの爽やかさを感じるものでした。

そのあと日本酒は、岩手の川村酒造の「酔右衛門(よえもん)」の秋桜コスモスひやおろし純米吟醸(1合で税込950円)。
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ひやおろしで飲み口が爽やか、食中酒として最適でした。

お次は埼玉の「神亀(しんがめ)純米 ORANGE 生酒」。
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この2種類は一合で頼み2人で飲んでします。

妻は最後に「どぶビール」の酒を使用した「どぶソーダ(税込800円)」を。
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私の締めはハイボール(税込900円)です。

以上を飲み食いして一人11,000円ほどでした。お通しやサービス料などかからなかったので思ったより安くついた感じでした。

アラカルトの種類が多いので、軽く、また2軒目使いなどもできるお店として、さらにはコスパもよく、カジュアルに料理と寿司を楽しめるお店として、若い方でも気軽に利用できるいいお店だと思いました。ご馳走様でした。

おすしと和食 はた中
石川県金沢市此花町4-21
TEL 050-3503-3200
17:00~23:00
水曜休


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