うどんは、簡単に言えば小麦粉と水(+塩)だけで作られています。
素材的には、そんなに味の違いが出る食材ではないと思いますが、やはり食べるお店によって味が明確に違うのがわかります。
もちろん、どこのお店でも、といったわけではないのですが、今日紹介します「讃岐うどん 上原屋 本店」で食べた釜揚げうどんが本当に美味しかったです。
高松市の中心から栗林公園を過ぎてしばらく行ったところにお店はあります。
大通り沿いではないので、私もこれまで気づいていなかったお店です。
人気のお店でランチ時は長蛇の列ができると聞いていたので、我々はお昼休みの時間を前にずらして11時20分頃にお店に行きました。
その時間では、順番待ちもなくすんなりとオーダーすることが出来ました。
食べるスペースも広いです。11時20分頃でこの入りです。
まず、天ぷらやおかず類が並べられているエリアで、それらを取ってからうどんのオーダーです。(なぜかそばもありましたが)
うどんの種類はそれほど多くは無く、釜玉などもありませんでした。
実は、来る前に現地の人から、「香川のうどんのお店にはウリのメニューがあって、それにはお得な値段が付けられていることがある」そして「ここは釜揚げうどんが安かった」と聞いていました。
「かけうどんと同じ値段で釜揚げうどんを食べられるところはあまりない」といったことからです。
そこで、私はもちろん「釜揚げうどん小(250円)」を頼むことにしたのです。
讃岐うどんは、普通は茹でた後いったん冷水で締めますが、釜揚げうどんは茹でた後、冷水で締めないまま桶や丼(一部タライのところもある)に茹で汁と一緒にうどんを入れて出されます。
釜揚げうどんの特徴としては、冷水で締めたうどんのようなコシやエッジが少なく、表面にはぬめりがあるということですが、逆にうどん自体はモチッとした弾力のある食感と、うどんそのものの風味を味わうことが出来るのです。
個人的には、讃岐のあまりに強いコシのきいたうどんよりも、夏以外は釜揚げのほうが好きかもしれません。
そのまま、つゆにつけずに一本食べてみます。小麦の風味がダイレクトに鼻に抜ける感じです。
そして釜揚げうどんは、イリコダシのきいた濃いめのつゆにつけて食べるのですが、そのつゆにも負けない感じです。モチモチ感も半端なかったですよ。
あまりに美味しかったので、お土産用のうどんを買い求めてしまいました。^^;
一緒に食べたトッピングは、「じゃこカツ(180円)」と「たこ天(200円)」です。サイドメニューのほうが高くつきました。^^;
でも、「じゃこカツ」美味しかったです。じゃこ天は愛媛南予地方のご当時グルメですが、カツにすることによって、サクッとした食感の違いも楽しめました。
内部はこんな感じです。
「たこ天」は少し噛みごたえがありすぎました。^^;
こちらは一緒に行った人が頼んでいた「かけうどん大」と、
レンコンの天ぷら、たこ天です。
250円で、こんなに美味しい釜揚げうどんが食べられるとは、さすがに本場は違います。そして、こちらのお店の人気のほどがわかりました。参りました。ご馳走様でした。
讃岐うどん 上原屋 本店
香川県高松市栗林町1-18-8
087-831-6779
9:00~16:00