浜松のグルメといえば、うなぎと餃子が有名です。
我々の年代だと、「うなぎ=浜松」のイメージが強く、うなぎの生産量も静岡が日本一ではないかと思われている人が多いと思いますが、実は日本で一番うなぎの生産量が多いのは鹿児島県なのです。静岡県は第4位です。
しかしながら、過去の栄光?うなぎ屋さんの軒数については、静岡県、特に浜松市が一番なのです。
そして特徴的なのは、浜松は日本の中間点あたりなので、関東風、関西風、両方のお店が市内に混在しているという点。なかなか面白いですね。
ちなみに私のブログで昔紹介した同じ浜松のお店「川ます」は関西風でした。
関東風のうなぎの特徴は、一度蒸すという工程が入ることによって「外はカリっと中はふんわり」と仕上がるのです。
「うなぎの佳川」は、いわゆる大箱のお店で郊外型の和食レストランのような建物で目立ちます。
店内も仕切りで囲われたテーブル席が多く、グループや家族連れの方をターゲットにしているようで、ゆったりと食事が出来るスペースが確保されていました。
お品書きです。
うなぎ以外にも定食や御膳のセットメニューがありました。
我々は「うな重(2,600円税別)」を頼むことに。
「うな重」はうなぎ一切半使われています。ちなみに「上」は1尾使われています。
国産うなぎにこだわっていて、そして焼き方にも特徴があります。(もっとも、こちらのお店に限らず浜松のうなぎ屋さんでは、浜松産うなぎと謳えないところは辛いかも?)
溶岩石焼という溶岩石を熱して、その遠赤外線で焼くことによって、関東風の特徴である「外はカリっと中はふんわり」を、より強く感じさせてくれるように仕上げているのです。
タレも、創業40年を越える間、継ぎ足しているようです。
食べてみると、確かに「外はカリっと中はふんわり」と仕上っていましたが、でも浜松に来て食べた甲斐があったと思わせてくれるほどではなかったです。言ってみれば無難な味だったかもしれません。^^;
小鉢・吸物・漬物が付いていました。
吸物は肝が入っていました。
今年以降もうなぎの稚魚、しらすの漁獲高が厳しいのが続くと言われています。だんだんと庶民の手の届かないところに行ってしま「うなぎ」でしょうか……?寂しいですね。ご馳走様でした。
うなぎの佳川
静岡県浜松市中区船越町53-4
TEL 053-464-5300
月~土
ランチ11:30~14:30
ディナー17:00~20:30
日・祭日
11:30~20:30