その時宿泊したのが能登町の民宿だったので、夕方と朝方にその近くを駆け足で巡ってきました。
最初に紹介するのが「縄文真脇遺跡」です。
能登町真脇エリアは、縄文時代前期(約6,000年前)から晩期(2,300年前)までの約4,000年間、人々が住み続けて繁栄した全国でもまれにみる長期定住型遺跡で、国指定史跡となっています。
実は、ここへは30年ほど前、縄文真脇温泉を建築しているとき、象設計集団のワークショップに参加したことがあり、懐かしい場所なのです。
当時とはだいぶ変化していてきれいになっています。
こちらは、それら発掘されたものを展示している「真脇遺跡縄文館」。
遺跡から出土した、イルカの骨や彫刻柱などの遺物は重要文化財に指定されています。
隣接する公園?には、晩期の環状木柱列と、
中期の板敷き土壙墓が、出土した場所に復元されていました。
我々の祖先の、昔の生活の一部を垣間見ることが出来て勉強になりました。
縄文真脇遺跡
石川県鳳珠郡能登町字真脇48-100
TEL 0768-62-4800(真脇遺跡縄文館)
月曜、火曜休
お次は日本百景の一つ、九十九湾にある観光交流センター「イカの駅 つくモール」。
「道の駅」ではなく「イカの駅」です。2020年6月20日にオープンしていて、全長13メートルの巨大なイカのモニュメント「イカキング」が有名です。
国から新型コロナウイルス対策として交付された地方創生臨時交付金(いわゆるコロナ交付金)を充てて作られたため、一時批判の的となりマスコミなどでも取り上げられました。
しかし、有名になったおかげで、約6億400万円の経済効果があったようです。
館内では能登町の自然・産業など紹介があり、
あと、能登町の小木漁港は船内で釣ったばかりのイカを側線内で冷凍保存する「船凍イカ」が有名なので、中にあるレストランや物産販売コーナーでは、イカにちなんだ商品がいろいろ売られていました。
こちらでは、イカスミソフト(420円)を食べました。イカスミが練り込まれていると思いますが、まぁ、イカスミと言われなけらば味だけではわかりませんね。汗
あと、お土産で、このような物を買っています。
「のとジン」は妻が所望したもの。100mlで2,250円と少々お高め。
能登の材料を使ってイギリスで造られていました。
能登の材料を使ってイギリスで造られていました。
プラカップに入っていた「こんぶとチーズのおつまみスティックが意外と美味しかったです。
イカの駅 つくモール
石川県鳳珠郡能登町越坂18字18番1
TEL 0768-74-1399
9:30~17:00
レストラン
11:00~15:00(L.O.14:30)
水曜休
最後に紹介するのは「数馬酒造」。「竹葉」で知られる酒蔵です。
色々、面白い酒を造っているので立ち寄りましたが、店内で、宿泊した宿のご主人とばったり!びっくりでした。
店内です。それほど大きな酒蔵ではないと思いますが、作っている酒の種類は多かったです。
「地域食材特化シリーズ」という面白いコンセプトの酒が何種類かあったので、今回はその中から2本を買い求めることに。
こちらはイカに合う、その名も「いか純米(1,870円)」。
能登の能登の海洋深層水を仕込み水に用いて、酵母は海藻由来。冷やして飲むと、程よい甘みとフルーティがありながら、すっきりとした飲み口でした。
あと、牡蠣に合うという、その名もずばり!「Chikuha Oyster(1,870円)」。
能登産はざ干しコシヒカリを使用ていて、酵母はお聞きするとワイン酵母を使用しているとのこと。
酸味とミネラル感が牡蠣の味わいに良く合います。
あと、能登牛やジビエに合う酒などがありました。
こちらは酒蔵ですが醤油も作っています。調べてみると、醤油製造は数馬酒造の生業だったようで、昔から造っていました。
能登の里海醤油で海洋深層水仕込みで造られていますが、こちらはまだ使っていません。
能登町にはそれほどの時間滞在したわけではありませんが、他にも見どころがたくさんあります。また行きたいエリアです。ご馳走様でした。
数馬酒造
石川県鳳珠郡能登町宇出津ヘ-36
TEL 0768-62-1200
平日 9:30-17:00