あさぴーのおいしい独り言

石川を中心に西日本のグルメネタを気ままに書きます。(ご注意)あくまでも主観で書いていますので何かありましても責任は負いかねます。参考にされる場合はご留意を。また内容は訪問当時に知り得た情報(ネット含む)をもとに書いています。なお、コメントは承認後にアップしており、不適切な内容はアップをしませんので、あしからずご了承願います。

カテゴリ:石川県 > 金沢市・内灘町

今日で5月が終わります。前半は暑く後半は比較的過ごしやすく5月らしい天候でした。

仕事をしていない身だと平日自由に動けるのがうれしく、先週、妻が不在だったので一人で五月晴れの金沢の街を歩いて巡りました。

平日なので日本人の観光客は少なかったのですが、メジャーな観光地にはインバウンドの観光客が多数。アジア系より欧米系の方が目立ちました。

街中にコンパクトに観光地が集積しているのが金沢の特徴で、この日、私はすべて歩いて3時間弱で5か所ほど巡ることができました。

石川県の皆さんにはおなじみのところなので説明すらいらないと思います。
金沢駅
金沢駅と鼓門。
主計町 (4)
主計町。
ひがし茶屋街 (7)
ひがし茶屋街。この辺りは比較的人が少ない感じがしました。
金沢城
金沢城と、
金沢城 (4)
石川門。
金沢21世紀術館 (12)
金沢21世紀美術館には修学旅行でしょうか、高校生が多数いました。
金沢21世紀術館 (8)
久しぶりにタレルの部屋。
金沢21世紀術館 (5)
ヤン・ファーブルの「雲を測る男」。
金沢21世紀術館 (4)
そして交流ゾーンの壁画が淺井裕介の「積層する時間:この世界を描くこと」をテーマに描いた泥絵になっていました。能登の土などが使われて作られているそうです。
しいのき迎賓館 (2)
しいのき迎賓館。
金沢武家屋敷 (3)
長町武家屋敷跡。
金沢武家屋敷
大野庄用水が涼しさを演出。
金沢武家屋敷 (4)
こちらも比較的人が少なかったです。
せせらぎ通り
せせらぎ通り。

この日は小松で家と駅の間を歩いたのも含めて約2万歩ほど歩いています。
金澤ちとせ珈琲
途中でさすがに疲れたので香林坊アトリオの地下にある「金澤ちとせ珈琲 香林坊店」でお茶をしました。

「金澤ちとせ珈琲」へは、金沢駅にお店があった時や長坂台のお店には行ったことがあります。

とても便利な場所にあって大和の買い物客などが利用するコーヒー店なのです。
金澤ちとせ珈琲 (3)
少し見にくいですがメニューです。

いいお天気の中をたくさん歩いて喉が渇いたのでアイスコーヒーと、
金澤ちとせ珈琲 (2)
こちらに出ていたケーキを一つ頼みました。

ホットコーヒーはサイホンで淹れてくれるようですが、アイスコーヒー(550円)は事前に作られて冷やされていたものです。
金澤ちとせ珈琲 (5)
程よい酸味とたぶん深煎りなのでしょう、やや強めの苦みでしたが、おいしいアイスコーヒーでした。
金澤ちとせ珈琲 (4)
ケーキは「ふわとろチーズスフレ(605円)」です。

スフレのようなふわっとした食感に、ベリーソース酸味と中のチーズソースがいい塩梅でした。
金澤ちとせ珈琲 (6)
なお、ケーキとドリンクはセットで100円引になりました。

梅雨入り間近ですが、たまには金沢街ぶらも楽しいですね。ご馳走様でした。

金澤ちとせ珈琲 香林坊店
石川県金沢市香林坊1-1
 アトリオB1F
TEL 076-220-1010
10:00〜19:00
休みは香林坊アトリオに準ずる

今日は金沢まで行った折に買い求めたパンの紹介です。

それは、私はあまり行ったことがないエリアである木曳野の新興住宅街エリアに3月12日にオープンした「よなよなパン」という名前のパン屋さん。

パン屋さんといえば朝からオープンしているイメージがありますが、ここは午後からのオープンで少し遅い時間まで営業しています。
よなよなパン

外観や店内はパン屋さんらしくありませんね。
よなよなパン (6)

戻って調べてみると「サンソーホーム」という工務店の本社と同居になっていて、パンを置いている場所も専用ではない感じでした。

お店のインスタページには「お酒のおつまみにもおすすめのパンと見て楽しくなるパンを作っています。」と書かれています。

「お酒のおつまみに」というと、白山市にある「パンとさかな」というパン屋さんを思い出しました。
よなよなパン (7)

行った時間はオープン時間を30分ほど過ぎたころで店内には10種類ほどのパンが並んでいました。それほど個数は作っていないようです。

対応してくれたオーナーの女性の方は栄養士のようです。

では、買い求めたものを紹介します。
よなよなパン (14)

こちらはキューブ状の青い「カレーパン(250円)」です。
よなよなパン (15)

半分にカットするとこんな感じです。

中にはビーフカレーが詰められていました。青色というのは食欲を減退させる色として知られていますが、あえてこの色にしているのでしょうか…?
よなよなパン (10)

こちらは「れんこんパン(300円)」。
よなよなパン (11)

半分にカットするとこんな感じです。中にはシャキッとした食感のレンコンを使ったサラダが詰められていました。
よなよなパン (12)

「ハーブチーズ(220円)」はスパイシーな黒コショウが効いたワインのおつまみにもいい感じのパンでした。
よなよなパン (13)

半分にカットするとこんな感じです。

夕方になるとパンが売り切れているお店が多くありますが、営業時間の差別化でいいかもしれません。ただ、こちらのお店もパンが売り切れたら閉店かもしれませんが…?ご馳走様でした。

よなよなパン
石川県金沢市木曳野2丁目154
13:00~よなよな
定休日はインスタに記載

鮨が好きで、中でも醤油をつけないで食べる何らかの仕事が施されている握りが好きです。

しかし、そのようなお店はそれなりに高級なお店が多く、最近はそれほど行くことができなくなりました。

この日、金沢駅西に用事があり、ランチをどこかで食べようとネットで調べていたら、HPに「醤油を使わない、塩醤油と呼ばれる塩で食べる」と書かれていた鮨店を見つけました。

鮨処 西念 秀よし」という金沢市卸売市場近くに店を構えているところです。

HPも立派でランチタイムは色々なメニューがお値段お手頃で楽しめるようなので行ってみることに。

ランチタイムは予約を受けていないので、とある平日の12時過ぎにお店に到着。
秀よし

カジュアルな感じの外観。
秀よし (5)

店内に入ると、カウンター席が空いていたので妻と二人で座ります。
秀よし (3)
著名人のサインがたくさん飾られていました。

お昼の営業は、男性2人と女性の方の3名で切り盛りされていてHPでは親子2代と書かれていたのでたぶん親子なのでしょう。ただ、カウンター越しに会話をお耳に挟みましたが、そんなに仲がよろしくないようで…。汗

他のお店でもたまに見かけることがありますが、お客さんの前ではあまり言い合いはよろしくありませんね。

メニューです。
秀よし (6)

「本日の日替わり定食」と「週替定食」が1,100円とリーズナブルな設定です。

この日は平日で、近くで働くビジネスパーソンはこちらを頼んでいる人が多かったです。

出されている内容を見ると、1,100円とは思えないような内容でした。

我々は二人ともランチのメニューでは一番高い「上にぎり寿司定食(3,200円)」を頼むことに。

出されるまでに少し時間がかかりましたが、「本日の日替わり定食」の内容を見ているので期待が膨らみます。
秀よし (7)

出されたのがこちら。
秀よし (8)

ん?普通に醤油をつけて食べる鮨でした…。塩醤油と呼ばれる塩はどこにも振りかけられていません。
秀よし (9)

定食にはもずく酢とみそ汁が付いています。

上ではない「にぎり定食(1,600円)」ならばあきらめもつくでしょうが、期待が大きかっただけに少し残念でした。

今回は少し辛口の内容になってしまいましたが、より良いお店になっていただければと思います。ご馳走様でした。

秀よし
石川県金沢市西念3-2-32
TEL 076-223-0355
11:30~13:30
17:00~22:30(L.O.22:00)
日曜休

今回は金沢は片町周辺エリアを中心に巡っています。

中央通町の人気カフェ「アイソトープ(isotope)」でお茶した後、にし茶屋街まで向かいました。

目的は昨年9月24日にオープンした「パンや いのうえ」で朝食用のパンを買うこと。

場所は諸江屋さんの裏手あたりです。
パンや いのうえ

お店は昭和初期の町家をリノベーションしていて、いい佇まいですね。
パンや いのうえ (4)

店内も引き戸なんか昔の面影を残した造りになっていました。

オーナーご夫婦は東京でパン屋を経営していて、旅行で訪れた金沢を気に入り移住を決めたようです。

添加物を使わず昔ながらの製法で焼き上げたパンがウリで、お休みが毎月1日のみとなっていました。個人経営だと思うのですが、ほぼ休みなしというのは大変ですね。
パンや いのうえ (3)

お店に入ったのが12:28。平日でしたがパンの種類がだいぶ少なくなっていました。

元々、我が家が買うことが多い総菜パンはあまり作っていないようです。

また、このようなお店の場合朝パンを作って売切れたら閉店という感じのところが多いので、買いに行かれる場合は早めの時間がいいのかもしれません。
パンや いのうえ (5)

選択肢があまりなかったので、この日買い求めたのは1個だけ残っていたカンパーニュ。
パンや いのうえ (6)

サイズ的にも2人でこの1個で十分です。300円という値段はお得感があります。

ライ麦と全粒粉が20%含んでいて、酸味塩味が少なく、主食用としていい意味で優しい味のカンパーニュでした。

金沢のパン屋さんで移住してきた方が何軒かありますが、パン好きの石川県民を喜ばすことができるのか興味深々です。ご馳走様でした。

パンや いのうえ
石川県金沢市野町2-27-4
9:30~18:00
売り切れ次第終了
毎月1日定休

肉が苦手なことは何度も書いてきましたが昨年から肉料理についてもだんだんと食べられるようになってきました。

しかし、ジビエだけはなかなか食べる勇気がなくこれまで避けてきましたが、今回、記念日のとき妻がご馳走してくれるというので、そんなジビエ料理が出てくるイタリア料理店の「jibunchi(ジブンチ)」に初訪問してきました。
ジブンチ (43)

こちらのことは昔から知ってはいたのですが、肉料理が苦手ということで避けてきたのですが、今回は意を決しての訪問ということです。

「jibunchi(ジブンチ)」は漢字では「自分知」と書くようで、片町からは歩いて十数分。繁華街からはちょっと離れていました。

お店自体通り過ぎてしまうほどの飾り気のない外観。それでいて金沢のイタリアンの中では人気はトップクラス。期待が高まります。
ジブンチ (2)
ジブンチ (5)

こちらがメニューです、
ジブンチ (6)

夜はコース料理のみで8,800円。前菜4種類とメイン、パスタ、リゾット。デザート、ドリンクが付いていました。

メインとデザートはチョイスできましたが他は決められた内容となっています。
ジブンチ (7)

この日は記念日での訪問ということで、ワインもペアリングでお願いしています。ちなみに7種類の料理に合わせて7杯ということで、私は7杯でハーフボトルの量になるハーフペアリング(4,800円)で妻はワインボトル1本の量になるフルペアリング(8,800円)です。
ジブンチ (8)

最初の1杯はスパークリング。シャンパン製法と同じ瓶内二次発酵の「フェルゲッティーナ フランチャコルタ ブリュット」。イタリアトスカーナのフレッシュでフルーティはスパークリングでした。
ジブンチ (12)

これに合わせてのアミューズ的な一皿はブッラータ(モッツァレラ)チーズと旬のイチゴの組み合わせ。ビーツも添えられていました。

長土塀にある「magazzino38(マガジーノ38)」の、この日作られたフレッシュなブッラータを使用した一品で、フレッシュ感あふれるチーズに甘いイチゴ。そしてスパークリングの組み合わせは最高です。
ジブンチ (18)

2皿目は、これまた旬の「ホタルイカのサラダ」。切り干し大根のサクサクの食感と珠洲の大浜大豆の甘み、そしてプリプリのホタルイカ。味付けは素材の味を生かすため最小限。素敵です。
ジブンチ (15)

こちらに合わせて出されたのはイタリアヴェネト州の白で「ガルガネガ」。ミネラル感のあるフレッシュなすっきりとした飲み口の白でした。
ジブンチ (13)

野々市のニオールのパンが出されました。お店オリジナルで作ってもらっているとのことで、味付けされていない小麦そのものを味わうパンです。
ジブンチ (20)

3皿目は「能登牡蛎のオムレツ」。プリプリの大粒の能登牡蛎を少し塩みをきかせてソテー。プレーンなオムレツの上にのせてありました。
ジブンチ (19)

こちらには能登の日本酒「谷泉」がペアリング。同じ風土で育まれた食材との相性が悪いわけはありません。

前菜として最後の4皿目は、シェフ自身猟銃免許を持ちご自身で仕留めたイノシシを使った料理。
ジブンチ (22)

ラビオリに包んだイノシシ肉と白山市の「でっけぇなめこ」として有名な木滑なめこに能登115のシイタケをスープ仕立てにした一皿。
ジブンチ (25)

イノシシ肉は臭みもなく、スープに素材のうま味が全部出ていて滋味でした。
ジブンチ (24)

こちらには「ダミアン/ネカイ」。イタリアのオレンジワインで樹上で貴腐化するほど成熟したブドウを使用して作られている個性的な味のワインで、料理の個性にも負けない味でした。

以上で前菜は終了。この後がメイン料理。

こちらのお店は魚の選択肢はなく、牛・豚・鶏の3種類の中からのチョイスです。鶏以外は炭火焼きでした。

2人での1つのオーダーとなるので我々は牛でお願いしました。先ほどのメニューには書かれていないのですが、この日は能登牛があって+1,100円だったかな?で食べることができました。記念日ということでそれに変更しています。
ジブンチ (26)

出されたのがこちら。サラダがたっぷり盛られています。

炭火で塩梅よく焼かれ味付けされた能登牛。おいしかったです。
ジブンチ (28)

合わせているワインはイタリアトスカーナの赤で「カナイオーロ サンジョヴェーゼ」のキャンティ・クラシコ。フルボディで力強い味でした。

そしてパスタとリゾットに移ります。
ジブンチ (31)

パスタは熊肉を使ったボロネーゼ。濃厚な味で癖のない熊肉は初体験でした。
ジブンチ (32)

合わせるワインはフランス南ローヌ地方のヘリオセントリックの「セイム リヴァー トワイス」。辛口の赤でワイナリーの設立には日本人女性がかかわっているようです。
ジブンチ (35)

リゾットは土鍋で炊きあげて目の前に出されました。使われている魚はタラです。
ジブンチ (36)

いったん厨房に戻され混ぜられて再登場。いい塩梅でとてもおいしかったです。
ジブンチ (38)

こちらにはなんと!にごり酒がペアリング。福島県郡山市の酒蔵「仁井田本家」の「しぜんしゅ 生もと はつゆき 生」

確かにリゾットが和風のテイストな感じがしてなかなか合いましたね。。なるほどというマッチングです。
ジブンチ (41)

デザートは「ピスタチオいちごパンナコッタ」。記念日仕様で登場!いい年こいて恥ずかしかったです。
ジブンチ (42)

ドリンクは2人ともエスプレッソでした。

今回、妻がごちそうしてくれたのでいくらかかったかはわかりませんが、内容的には満足度高かったです。

この日は平日にも関わらす満席。人気なのが分かりました。ご馳走様でした。

jibunchi(ジブンチ)
石川県金沢市中央通町11-49
TEL 080-8996-2830
18:00~24:00
日曜休

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