あさぴーのおいしい独り言

石川を中心に西日本のグルメネタを気ままに書きます。(ご注意)あくまでも主観で書いていますので何かありましても責任は負いかねます。参考にされる場合はご留意を。また内容は訪問当時に知り得た情報(ネット含む)をもとに書いています。なお、コメントは承認後にアップしており、不適切な内容はアップをしませんので、あしからずご了承願います。

カテゴリ:和食系 > 居酒屋・炉端焼

小浜市編の飲食店の最後の紹介はディナーでお邪魔した人気の居酒屋の紹介です。

名前は「きらく亭」といい小浜駅から3分ほどのところにあります。
きらく亭
メイン通りには面していないので知る人は知るといった感じのお店でした。

人気店だと知って1週間ほど前に予約を入れて伺いましたが、食べログやGoogleでは17時からオープンとなっていますが17時半からの営業です。

ウリは種類豊富な日本酒と炭火で焼く「おばま醤油干し」。

一般的には魚をみりん干しして干物にしますが、小浜では醤油干しが特徴。みりんの余計な甘みがなく、かついい塩梅で味付けされた干物が人気です。

夕方から小雨が降り出したので観光を少し切り上げて小浜駅でしばし開店時間まで待ちました。

そしてオープン時間に伺います。
きらく亭 (2)
カウンターと小上がり席でそれほど大きくない居酒屋でした。
きらく亭 (3)
カウンターの上にはたくさんの種類の干物が並べられていました。

我々はカウンター席に座りお品書きを見渡します。
きらく亭 (8)
お造りと炭火焼。
きらく亭 (9)
天ぷら・串物・揚げ物。
きらく亭 (10)
一品料理。
きらく亭 (11)
肉料理・マリネ・酢の物。
きらく亭 (18)
日本酒のメニュー。
きらく亭 (5)
壁にもおすすめや本日の活魚などが掲げられていました。なかなかの種類です。
きらく亭 (7)
まずは生ビールで乾杯。
きらく亭 (6)
お通しは「サワラのたたき」だったかな?
きらく亭 (12)
お品書きをしばし眺めて頼んだのが、まずは穴子です。
きらく亭 (14)
小浜では近海で水揚げされた穴子のことを「ハモ」と呼ぶそうで、一方、一般的なハモのことは「辰ハモ」と呼ぶようです。北海道でも穴子のことを「ハモ」と呼んでいますね。まぁ、似てないこともないか…。

炭火のコンロが運ばれてきて自分で焼いて食べるのですが、これが美味しかった!焼くと醤油の風味がいい塩梅に出てきて酒がすすみます。
きらく亭 (16)
そして今や超高級魚「のどぐろ」。干物だと余計うま味が凝縮されたような気がしました。
きらく亭 (17)
きらく亭 (20)
あと、名前忘れましたが下のほうの干物をサービスしてくれました。ありがとうございました。
きらく亭 (21)
こちらは「小鯛酢(649円)」です。小浜と言えば「小鯛ささ漬」が有名ですが、上品に漬けられていておいしかったです。
きらく亭 (19)
「サザエ(890円)」は2個で歯ごたえシャキッ!

そして、小浜に来たなら食べたいと思っていた「甘鯛」の塩焼き。のどぐろもそうですが、甘鯛は塩焼きが一番です。おいしかったです。
きらく亭 (22)

福井や京都では「ぐじ」と呼ばれますが、ここ若狭地方のは「若狭ぐじ」と呼ばれて京都では珍重されています。

甘鯛は近年では石川県でもあまり獲れないのか、なかなかスーパーでも見かけなくなった感があります。そして、あったとしても値段が高くなっていて買えなくなりました。
きらく亭 (15)
生ビールの後は日本酒。お店の方がおすすめしてくれた美浜町の三宅彦右衛門酒造の「早瀬浦 特別純米冷用酒(968円)」を頼んでいます。飲みきりサイズの300mlでフルーティな香りですが、すっきりキレがありました。

他にも私はハイボール。妻も1杯何か頼んでいました。

以上飲み食いして2人で9千円弱!思っていたより安かったのでびっくり!

味の面でも干物が想像していたより美味しかったので満足満足!小浜に行かれたならお勧めの一軒です。ご馳走様でした。

きらく亭
福井県小浜市駅前町4-33
TEL 0770-53-5553
17:00~23:00(L.O.22:00)
水曜休

宇奈月温泉で観光をした後は少し早めの時間に移動することにしました。

温泉地なので個人的にディナーに適したお店が見つからなかったからです。

宇奈月温泉駅から富山地方鉄道で新黒部駅まで移動して、黒部宇奈月温泉駅から新高岡駅までは北陸新幹線を利用しました。

富山地方鉄道でそのまま富山駅まで行くことはできますが、せっかく北陸新幹線乗り放題チケットがあるのでそうしたわけです。

そして新高岡駅前にある「越乃海・山・技 魚山人」で夕食を食べることに。
越乃海・山・技 魚山人
この場所は立地的には最高ですが、通勤で利用する人はそれほどいないと思うので、ターゲットは出張で高岡に来るビジネス客や観光客でしょうね。
越乃海・山・技 魚山人 (3)
了解をいただき店内を撮影。なかなか広いお店ですが、富山市の株式会社遊屋というところが経営していて、このグループのHPを見る限りは富山県内に3軒のお店をやっていました。

我々は早めの時間の訪問で、小上がりの個室に案内されました。
越乃海・山・技 魚山人 (4)
お品書きです。
越乃海・山・技 魚山人 (5)
すべてを写していませんが、メニューの種類は多かったです。
越乃海・山・技 魚山人 (11)
富山の食材を使った料理と、
越乃海・山・技 魚山人 (12)
越乃海・山・技 魚山人 (6)
富山の地酒やウイスキー。

出張の人や観光客にはうれしいラインナップだと思いました。
越乃海・山・技 魚山人 (10)
まずは生ビールで乾杯。

では、頼んだものを紹介します。

これは今回の富山行きでどうしても食べたかった「白海老の刺身(2,580円)」。
越乃海・山・技 魚山人 (14)
写真で見ると炊きあがったご飯粒のようですが、甘みがあって海老の上品なうま味を感じる逸品。

ただ、ほんの少量ですがいいお値段です。汗
越乃海・山・技 魚山人 (16)
こちらは「アンチョビ焼キャベツ(480円)」。酒の肴に適しています。
越乃海・山・技 魚山人 (17)
「海鮮カルパッチョサラダ(1,080円)」は、それほど富山らしさを感じる魚ではなかったですが、魚介たっぷりだったのでよかったです。
越乃海・山・技 魚山人 (19)
こちらは「すりみ揚げ(680円)」です。富山と言えばかまぼこが有名なので「すりみ揚げ」のほうもお手のものでしょうね。

揚げたて熱々でおいしかったです。

そして〆に頼んだのは「海鮮大名巻 八貫(1,680円)」です。
越乃海・山・技 魚山人 (24)
こちらを妻と4貫ずつ食べましたが、私にとってはボリュームオーバーだったかな。

最後に、生ビールの後頼んだお酒について。
越乃海・山・技 魚山人 (20)
こちらは黒部市の銀盤酒造の「銀盤 特別純米」。

ひやおろしの季節だったのと、せっかく黒部市に行ったので、妻のリクエストで1合頼んだと思います。フレッシュでキレのいい飲み口でした。

あと私は、このメニューに出ている「三郎丸蒸留所のハイボール(680円)」を頼んでいます。
越乃海・山・技 魚山人 (21)
三郎丸蒸留所へは2回お邪魔したことがありますが、スモーキーな味は好みです。

そして妻は「生かぼす酎ハイ(580円)」を頼んでいました。

帰りの新幹線の予約時間がったので1時間ぐらいの滞在で、以上を飲み食いして2人で1万円を少し超えるくらいでした。

コスパ的にも満足できたのではないでしょうか。ご馳走様でした。

越乃海・山・技 魚山人
富山県高岡市京田641-1
TEL 0766-21-1158
11:30~14:00
17:00~23:30(L.O.23:00)
17:00~23:308L.O.23:00)
ランチのみ日曜日定休
無休(1月1日のみ定休日)

先日行われた加賀市の市長選で現職が敗れるという波乱(?)がありました。

加賀市は残念ながら南加賀唯一の「消滅可能性都市」になっていて、前の市長はそこから抜け出すためということで色々大胆な施策を打ってきました。しかし、それが逆に市民の反発を招いたということなのでしょう。

さて、加賀市は観光を基幹産業にしています。そのためには加賀市に来てくれるような施策が必要で、グルメの領域では「加賀カニごはん」とか「加賀パフェ」などをご当地グルメとしてPRしてきました。

そして今回、第3弾として9月13日から開始の「加賀ふぐ天めし」を打ち出してきました。

正直に書くと、私は「えっ!ふぐですか!?」と思いました。

確かに石川県は天然ふぐ類漁獲量で全国1位になったことがありましたが、漁獲量が多いのは能登や輪島の港で「加賀市=ふぐ」といったイメージは個人的にはありません。それに正直なところ「ふぐの天ぷら」ということにも?マークでした。

ふぐ料理と言えば代表的なのがふぐ刺しや鍋、雑炊、白子酢など。天ぷらというのはメジャーではありませんね。また県外の人が石川県の飲食で楽しみにしているのは、加能がに・のどぐろ・甘えびなどをなるべく生に近い形で食べたいといったことだと思うのです。

すみません。冒頭から否定的なことを書きましたが、あくまでも個人的に思ったことなのでご了承ください。で、まずは食べてみないといけないと思って出かけてきました。

「加賀ふぐ天めし」は加賀市内の5か所のお店でランチ限定で提供しています。全店2千円と共通の価格設定でした。
酒楽菜魚 芯

5店の中からチョイスしたのは山代温泉にある「酒楽菜魚 芯」という居酒屋。
酒楽菜魚 芯 (3)こちらは前は夜のみの営業。なのでこれまで一度も行ったことがなかったためお邪魔することにしました。「加賀ふぐ天めし」に参加するのに合わせてランチタイム営業を始めたのかもしれません。

酒楽菜魚 芯 (2)

入り口に出されていたランチの黒板メニュー。「加賀ふぐ天めし」以外にもランチメニューの設定がされていました。
酒楽菜魚 芯 (5)

店内は居酒屋そのもので、我々は取り外し可能なパネルで仕切られた小上がりの部屋に案内されました。窓がないので夜モードです。笑
酒楽菜魚 芯 (4)

少し待って出されたのがこちら。
酒楽菜魚 芯 (6)

「加賀ふぐ天めし」の他のお店は少し変化球の内容で提供しているところがありますが、こちらのお店のは直球勝負の天丼でした。
酒楽菜魚 芯 (11)

ウリはこだわりの自家製天ダレ。「香ばしく焼いたふぐの中骨と一緒に煮詰めた自家製の甘辛タレ」ということで最初からかけられているのではなく別添えでお好みでかけて食べる形です。

ふぐは石川県産天然ふぐを使用していて、4切れだったかな?そして天ぷらは、ふぐだけではなく季節の加賀野菜として、秋のバージョンではレンコン・かぼちゃ・ナス・万願寺唐辛子?・しし唐などがたっぷり使われていました。

このボリュームがウリなのだと思いましたが、さすがに私にはボリュームありすぎで、ご飯を残してしまいました。ごめんなさい。味のほうは揚げたての天ぷらなのでおいしかったです。
酒楽菜魚 芯 (10)

セットには加賀棒茶とアオサのみそ汁が付いています。
酒楽菜魚 芯 (9)

色々書きましたが今後「加賀ふぐ天めし」を他のところにも行って食べてみたいと思います。まずは「加賀ふぐ天めし」のご健闘を願っております。ご馳走様でした。

酒楽菜魚 芯
石川県加賀市山代温泉17-17
TEL 0761-77-6722
昼11:00~14:30 
夜18:00~23:30
日曜休

白山市は面積が広くて、合併前の旧町村の集落が点在しています。

なので小松に住む私でも足を踏み入れたことがない場所が色々あります。

今日紹介するのは福留町に4月18日オープンした居酒屋「ひろば あぐりん」。
ひろば あぐりん (5)
福留町自体は浅野太鼓がある町なので昔から知っていましたが、8号線から中に入ることはありませんでした。

何軒かの家が固まってある集落が点在していて、そのうちの一つに「ひろば あぐりん」はありました。

同じ建屋には「スナック オレンジ」やコインランドリーなどがあります。

一応居酒屋ですが、ランチ営業や、パン・たい焼きなども売られていると知り興味があり行ってみることに。

しかしながら情報があまりなく念のために営業時間少し前に電話を入れてやっているか確認の上伺いました。
ひろば あぐりん
オープン時間は11時ですが、まだ暖簾がかかっていません。中に入ると「今から準備します」と言って女性の方が6人掛けのテーブル席に案内してくれました。

メニューはありません。ランチは日替わり定食(?)1種類のみ。料金は今時何と500円(税抜)!。あくまでも税抜きですがワンコインランチなのです。

出されたのがこちら。
ひろば あぐりん (2)
メインは肉コロッケ(?)が1個。揚げたてです。
ひろば あぐりん (3)
小鉢としてきんぴらごぼうが添えられていて、あとはライス・漬物・みそ汁。
ひろば あぐりん (4)
おかずはさすがに種類は多くついていませんが、うれしいのはサラダがたっぷりだったこと。

ご飯は近くの農業法人「あぐり一石」のお米を使用しているようです。

帰りにパンを買いました。

この日はピザ・カレー・チーズの3種類のパンがあり、3つとも買いました。1個150円です。
ひろば あぐりん (9)
チーズはシンプル。
ひろば あぐりん (6)
ピザは、中にラタトゥイユのような野菜のトマト煮がたっぷり入っていました。
ひろば あぐりん (7)
カレーはほれほど辛くはありません。

この物価高にランチがワンコインで食べられるのはありがたいですね。ご馳走様でした。

ひろば あぐりん
石川県白山市福留町658-1
TEL 090-5336-1510
月・火・水
11:00~14:00
木・金・土
11:00~14:00
17:00~21:00
日曜休

山陰の旅2泊目の宿泊は松江市でした。

ホテルにチェックイン後、しばし休憩。

陽が傾いてきたころ、予約してあったディナーのお店に向かいます。

宿泊したホテルのすぐ隣にある「松江の台所 こ根っこや」という、松江市内に3軒お店を持っている根っこグループのお店です。根っこグループのお店はどこも人気のようです。
松江の台所 こ根っこや
宍道湖と言えば蜆(しじみ)が有名で、そんな宍道湖畔にある「しじみ館」という建物の2階にお店はありました。

ただ、「しじみ館」は閉館していてシャッターが締まっています。
松江の台所 こ根っこや (3)
1階には足湯が設置されていましたが、「しじみ館」の名残りでしょう。

2階に上がり店内へ。17:20ごろで先客は女性の方お一人。
松江の台所 こ根っこや (7)
ご覧のように宍道湖を眺めながら飲み食いできるスペースがありましたが、我々は2人だったので、中央付近のテーブル席に案内されました。
松江の台所 こ根っこや (5)
表に出されていたお品書き。色々島根県の名物料理が並んでしました。
松江の台所 こ根っこや (10)
今月のおすすめ。
松江の台所 こ根っこや (16)
ドリンク。
松江の台所 こ根っこや (12)
乾杯は地ビールで!ということで、「大山Gビール ピルスナー(980円)」と、
松江の台所 こ根っこや (13)
「松江城スタウト(980円)」を飲んでいます。「松江城スタウト」は黒ビールなので最初の一杯としてはミスりました。
松江の台所 こ根っこや (18)
お通しは「赤こんにゃく」です。

では、頼んだ料理を紹介します。
松江の台所 こ根っこや (21)
何度も書きますが宍道湖といえば蜆(しじみ)!その宍道湖のしじみを使った「しじみの酒蒸し大(1,320円)」は頼まないわけにはいきません。
松江の台所 こ根っこや (23)
「松茸の土瓶蒸し」のように、お猪口にしじみのエキスがたっぷりのスープを飲んで、そのあと身を食べます。粒が大きめでプリッとしていておいしかったです。

これは「ドギの唐揚げ(770円)」。ドギとは、北陸でも食べられる深海魚の「ゲンゲ(幻魚)」のこと。
松江の台所 こ根っこや (24)
私は魚は全般好きなのですが、このゲンゲを煮たものだけはコラーゲンのとろみが苦手です。

これは唐揚げなので食べました。
松江の台所 こ根っこや (25)
そして「ノドグロ塩焼き(2,580円)」。松江市出身の錦織圭選手の発言でブレイクとなったノドグロ。金沢にもノドグロ目当てで多くの観光客が来ますが、産地としては島根県沖がボリューム的には圧倒的の多いようです。

ただ、残念ながらこちらのノドグロは味的にたんぱくな気がしました。
松江の台所 こ根っこや (19)
これは「しめ鯖蒲鉾とあごの焼(790円)」。しめ鯖蒲鉾は見た目もそうですが、しめ鯖の風味を生かした蒲鉾でした。

最後の締めとして頼んだのは「しじみのピッツァ(900円)」です。
松江の台所 こ根っこや (28)
たぶん冷凍のピザにしじみの佃煮を散らしたものだと思います。

地ビールの後飲んだアルコールは、地酒として松江の王祿酒造の「王祿 王禄3種飲み比べセット(1,089円)」。
松江の台所 こ根っこや (20)
超王禄・丈径・80%の3種類の銘柄。なかなかカラーがはっきりした味を楽しめてよかったです。
松江の台所 こ根っこや (27)
あと「生姜ハイボール(638円)」と「松江ハイボール(638円)」を飲んでいます。

以上を飲み食いして締めて11,400円ほど。大体予想どり。島根のご当地グルメをリーズナブルに楽しめました。ご馳走様でした。

最後に余談ですが、実はこちらのお店にしたのには訳があって、宍道湖に沈む夕日と夕焼けを見ようと思っていました。
ホテル一畑 (15)
しかし、お店を出た後、宍道湖大橋まで歩いて行きましたが残念ながらご覧のように曇り空で見ることができません。残念でした。

松江の台所 こ根っこや
島根県松江市千鳥町36
 しじみ館2F
TEL 050-5594-9536
11:00~14:30(L.O.14:00)
17:00~21:00(L.O.20:30)
年末年始休

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