あさぴーのおいしい独り言

石川を中心に西日本のグルメネタを気ままに書きます。(ご注意)あくまでも主観で書いていますので何かありましても責任は負いかねます。参考にされる場合はご留意を。また内容は訪問当時に知り得た情報(ネット含む)をもとに書いています。なお、コメントは承認後にアップしており、不適切な内容はアップをしませんので、あしからずご了承願います。

カテゴリ: 文化芸術

いよいよゴールデンウィークです。

昨日から11連休という方もいらっしゃるでしょうが、しかし今年はカレンダーの祝日の並びがあまりよくないですね。そんなGWですが、皆さんはどのように過ごされる予定でしょうか?

私の場合は4月からずっとGWのようなものなので、休みの感覚がなくなりつつある今日この頃です。汗

今日は小松市と石川県におけるGWとその翌週に開催されるイベントとお祭りについてお知らせします。
ガルガンチュア音楽祭 (8)

まずは、GW期間中に金沢駅前の石川県県立音楽堂とその周辺を主な会場として開催される「ガルガンチュア音楽祭 2025」。
ガルガンチュア音楽祭 (2)

能美市にある「根上総合文化会館音楽ホール タント」で、今日そのうちの一つであるコンサートが開催され、私も聴きに行ってきました。
ガルガンチュア

小松市出身のヴァイオリン奏者の竹田樹莉果さん、金沢市出身のソプラノ歌手の石川公美さん他2名の音楽家の方々の演奏と歌で、私が好きなアルゼンチンのピアソラの名曲「リベルタンゴ」が演奏されるので是非聴きたいと思い行ったわけです。
ガルガンチュア音楽祭 (6)

「リベルタンゴ」はマリンバがメインの演奏。新鮮な音色でした。

料金大人千円で1時間ほどのミニコンサートでしたが楽しめました。

この音楽祭は毎年開かれていて、我が家もほぼ毎年石川県県立音楽堂まで聴きに行っていますが、今年は能美市のこちらのコンサートのみです。

音楽祭では中心となるのは5月3日から5日にかけての本公演です。今年のテーマは「世界をつなぐハーモニー」。詳しくはこちらのHPをご覧ください。

お次は「石川県小松市團十郎芸術劇場うらら」で5月4日と5日の2日間開催される「第26回日本こども歌舞伎まつりin小松」について。
日本子供歌舞伎まつり

こちらも毎年の恒例イベントです。

今回は、以下の4団体が演じます。

石川県小松市/こまつ歌舞伎未来塾 こまつ邦楽舞踊教室
愛知県豊田市/小原歌舞伎保存会
東京都/歌舞劇団 飛鳥しぶさわ座
石川県小松市/子供歌舞伎「勧進帳」実行委員会

最後は小松市最大の祭礼「お旅まつり」。

開催期間は5月9日(金曜日)~11日(日曜日)。
お旅祭り

曳山曳揃えと曳山子供歌舞伎上演が目玉です。

曳山曳揃えはコロナ禍以降、雨天で中止になったりして残念なことがありましたが、今年は無事8基勢ぞろいすることを願っています。

場所は細工町交差点で、日時は5月10日(土)15:00~20:00となっています。

曳山子供歌舞伎上演の当番の龍助町と八町のこども歌舞伎の2組が行います。

【龍助町】玩辞楼十二曲の内 義士外伝 土屋主税
【八町こども歌舞伎】旅衣小松緑弥栄 義太夫 勧進帳

皆さんもぜひご覧ください。

第26回日本こども歌舞伎まつり㏌小松
石川県小松市土居原町710
石川県小松市團十郎芸術劇場うらら
TEL 0761-20-5500
5月4日・5日12:00開場
開演 12;30~16:45(予定)

3年間日本を離れて母国に戻ることになったオーストリア人の方の送別会が、設計事務所家楽舎の木田さん宅で開かれました。今日はその関連する話題をお届けします。

オーストリア人のNさんとは、普段はそれほど懇意にしていたわけではありませんが、木田さん主催のパーティやコンサートなどで何回もご一緒させていただいています。
木田さん (6)

コロナ禍で、木田さんのところでのパーティは久しぶり。春爛漫の天候の中、持ち込みの送別パーティで楽しいひと時を過ごすことができました。
木田さん (10)

能登牡蛎の一斗缶蒸し焼きがおいしかったです。木田さん、いつもありがとうございます。
辻酒販 (9)

そんな中、初めて知り合ったのがフランス出身のアレクサンドールさんです。
辻酒販 (7)

彼はフランス語はもちろん、日本語、英語、ドイツ語、ロシア語など9か国語を話すことができるというすごい人で、影絵作家でもあります。
辻酒販
普段は山中温泉にある「辻酒販」でワインコーナーを担当されています。
辻酒販 (10)


ご挨拶がてら立ち寄りワインを買い求めました。
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買ったのは彼のおすすめのこの2本。イタリアワインの白と赤で、白は「ピポリ ビアンコ・グレーコ・フィアーノ」。華やかな香りを楽しめる飲み心地のいい白ワインでした。

赤はイタリアのサルデーニャ島で作られたフルボディの「サーラガト カンノナウ ディ サルデーニャ」。グルナッシュでスパイシーな風味の赤でした。
辻酒販1


あと、おつまみでこんなものも買っています。

「辻酒販」に立ち寄った日は山中温泉で「新山中温泉文化絵巻」というイベントが開催されていました。

町中にアートが展示された「アート散歩」を少し楽しみました。
山中温泉 (8)

これは金沢美術工芸大学の芝山昌也さんが率いる美術家チームによる現代美術作品展示で、「辻酒販」のすぐ裏手にある長谷部神社では入江徳俊さんの「ナード / Nerd」という作品。
山中温泉 (13)

奥村花菜さんの「溶けゆくいのり / Melting Prayer」という作品。
山中温泉 (7)

丹羽 啓さんの「大地より/ From the earth」という作品が展示されていました。

なお、このイベントは3月20日~23日に開催されていたのもので、イベントはすでに終了しています。

最後に紹介するのは加賀温泉駅の近くのパン屋さん「ブラン・ア・ポワ・ルージュ」です。

私のブログではすでにおなじみですが、冒頭紹介した送別会でアレクサンドールさんがこちらのパンを持ち込まれていました。
ブラン・ア・ポワ・ルージュ

山中温泉に行ったついでに買い求めています。

妻は毎度の「クロックムッシュ(280円)」を食べて、私はこちらの「クラムチャウダー(340円)」でした。
ブラン・ア・ポワ・ルージュ (3)

エビとブロッコリーの優しいクラムチャウダーソースがおいしかったです。

3月と4月は別れと出会いが起こる時節。今回も面白いつながりを発見できてよかったです。ご馳走様でした。

辻酒販
石川県加賀市山中温泉南町ロ-83-1
TEL 0761-78-3333


ブラン・ア・ポワ・ルージュ
石川県加賀市作見町ホ37-1
TEL 0761-75-7440
8:00~18:30
月曜休
第3土・日休(翌月曜は営業)

連載20年の歩みの9回目は旅行・美術館・博物館編です。

皆さんの中でも旅行が好きな方は多いと思います。グルメ好きとしては当然各地の美味しいものを食べてみたいということで、出張やプライベートでの旅行などで県外に行った折には事前に調べて食べに行きます。地元で日常的に食べるときと違い、旅先でハズレた時にはショックですよね。

あと、プライベートでの旅行では必ずと言っていいほど、その土地にある美術館・博物館を訪れています。

今日は、そんな旅行・美術館・博物館に関してのまとめ。あまり昔のものは参考にならないと思うので、ここ数年のものになります。

まずは、昨年の元日の能登半島地震の約2か月前、珠洲市で開催されていた「奥能登国際芸術祭」を観に行っています

こちらは旧保育所を会場に作られた山本基さんの「記憶への回廊」という作品。
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長年「塩」を用いたインスタレーションを制作している方で、青と白のドローイングのイメージを含め考えさせられる作品でした。残念ながら震災で一部が壊れてしまいました。

こちらの写真は、福井県坂井市にある「Brilliant Heart Museum」。
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アートディレクター戸田正寿氏の私設美術館で東尋坊雄島の雄大な全景を絵画のように切り取り、一枚の大きな絵を見ているように感じるアートな空間。時間を忘れて味わうことが出来ました。
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東京の「すみだ北斎美術館」は、葛飾北斎を単独テーマとした世界初の常設美術館として2016年11月にオープンした美術館です。

設計は、金沢21世紀美術館の設計などでも知られる世界的な建築家、妹島和世さん。外観は、葛飾北斎という浮世絵師のイメージとは違って、超現代的な建築です。
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この写真の構図を見た方も多いと思いますが、山梨県富士吉田市にある「新倉山浅間公園」です。ちょうど日が沈む時間に合わせて行きました。

「京都と富士を同時に見ることができる場所」として、特に海外の観光客に人気のスポットなのです。やはり日本のイメージそのものを一度に見ることができるというわけですね。

旅行と言えば、飲食店と同時に大切なのが宿泊施設です。

私が過去宿泊した中で印象的だった2つのホテルについて触れておきます。

まずは「東京ステーションホテル」。誕生したのは東京駅開業から一年後の1915年だそうで、歴史のあるホテルです。
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国の重要文化財に指定されてる建物の中にあるホテル。贅沢ですね。

こちらは世界的建築家故アルド・ロッシ氏設計の1989年開業日本初デザインホテル「ホテル イル・パラッツォ」。
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日本におけるデザインホテルの先駆けで、ロッシ氏とインテリアデザイナーの故内田繁氏とタッグを組んで日本ではじめて手がけた建築ですが、2023年に開業当初の理念を継承した新たな空間として「Re-Design」され生まれ変わっています。

最後に海外についても1つ触れておきます。

昔、時々海外出張もありました。
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シンガポールへ行ったときに現地の人に夕食後連れて行ってもらった、ホテル・マリーナベイ・サンズを通り抜けたところに広がる「ガーデンズ・バイ・ザ・ベイ」。
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植物園の中の巨大なスーパーツリーグローブを使用してのライトショーです。

この辺りは役得でした。

次回は、一応このシリーズの最終回として、今後のことについて書きたいと思います。

中旬に所要のため2日間東京へ。

半日くらい自由な時間があったので行きたいところを駆け足で巡りました。
パナソニック汐留美術館 (3)

一つはパナソニック汐留美術館で開催されていた「ル・コルビュジエ 諸芸術の綜合 1930-1965」を観ること。
パナソニック汐留美術館

スイス生まれのフランス人建築家、ル・コルビュジエ。近代建築の巨匠として世界的に有名ですが、日本では国立西洋美術館の設計で知られ世界文化遺産にも登録されています。
パナソニック汐留美術館 (2)

彼は日本の建築家にも多大な影響を与え、さらには建築以外にも絵画や彫刻の領域で顕著な芸術性を発揮しているのです。

今回の展示は、建築については晩年の作品が少し紹介されていましたが、主に絵画、彫刻、素描、タペストリーが展示されていました。

絵画や彫刻は素人の私からするとピカソの抽象画に近い感じがしましたが、色の配置が素敵でした。

展示は3月23日までで、土曜日・日曜日・祝日は日時指定予約が必要です(平日は予約不要)。
パナソニック汐留美術館 (5)

ちなみに妻は、ミュージアムショップでこんなものを買い求めていました。

パナソニック汐留美術館
東京都港区東新橋1-5-1
 パナソニック東京汐留ビル4階
10:00~18:00(入館は17:30まで)
閉館日:水曜(祝日は開館)、展示替期間、年末年始、夏期休業期間

お次は昨年3月に時を同じくして移転オープンした石川県と金沢市のアンテナショップについて。
銀座の金沢 (2)

金沢市のは、前は銀座1丁目のキラリトギンザにあった「dining gallery 銀座の金沢」を同じく銀座の5丁目に移転。名前も「KOGEI Art Gallery 銀座の金沢」と変更しています。
八重洲いしかわテラス (9)

また石川県のアンテナショップは、銀座の「いしかわ百万石物語・江戸本店」から八重洲に移転して、名前も「八重洲いしかわテラス」になっています。

ちなみに、私のブログでは、前のこの2つのアンテナショップについてはこちらの方で紹介しています。興味のある方は参考までのお読みください。

さて、金沢市のはアンテナショップというよりアートギャラリーで、前は日本料理「銭屋」監修のダイニングコーナーがあったりしたのですが、こちらでは完全に工芸アートギャラリーに変えていました。
銀座の金沢 (3)

1階は「アートとしての工芸表現に出会うギャラリー」。
銀座の金沢 (5)

2階は「暮らしに根差すライフスタイル工芸ギャラリー」となっていて、行った日は企画展として「カレーとラーメン展」というのをやっていましたが、すでに終了しています。
銀座の金沢 (6)

一方、「八重洲いしかわテラス」のほうは東京駅の八重洲口からすぐの便利な場所にあり、前の場所では3つのフロアに分かれていたのを1階のワンフロアのに集約しているのでわかりやすくなっていました。
八重洲いしかわテラス (7)

マジンガーZがお出迎え。
八重洲いしかわテラス (3)

加賀・金沢・能登の各エリアにおける色々な食品や工芸品など、こちらに来れば概ねそろえることが出来そうな品揃えでした。

また、奥のほうには「茶バル」があって、石川ならではの酒類・お茶等のおすすめを提供していました。
八重洲いしかわテラス (6)

こちらには伝統産品ですね。
八重洲いしかわテラス (8)

あと、石川県の地酒の好みとブランドをマッチングできるような仕掛けがあったり、インテリアのほうも伝統と現代を感じられるようなものになっていました。

東京にお住まいの方はもちろんですが。それ以外の方も東京に行った折に行ってみてはいかがでしょうか。

KOGEI Art Gallery 銀座の金沢
東京都中央区銀座5-1-8
銀座MSビル1・2階
TEL 03-6228-7733
11:00~19:00
年末年始休12/29~1/3)

八重洲いしかわテラス
東京都中央区八重洲2丁目1−8
 八重洲Kビル1階
TEL 03-6225-2177
10:30~20:00
無休

神奈川と静岡でアートを堪能した後、3日目東京に移動して行ったのが「東京ステーションギャラリー」。

昨年、「東京ステーションホテル」に宿泊しましたが、「東京ステーションギャラリー」にはいきませんでした。
東京ステーションギャラリー (3)

今回、妻のリクエストで「テレンス・コンラン モダン・ブリテンをデザインする」という展覧会を観るために行きました。
東京ステーションギャラリー (2)

イギリス生まれのテレンス・コンランはサーの称号を持つ家具やインテリアのデザイナーで、日本でも彼が設立したインテリアショップ「The Conran Shop(ザ・コンランショップ)」が知られています。
麻布台ヒルズ (28)

こちらは翌日行った麻布台ヒルズのコンランショップです。

私自身はそれほど知っていたわけではないのですが、内容を見てみると、本当に幅広いジャンルで活躍された人なのだなぁ、というのが感想でした。

「東京ステーションギャラリー」の紹介ページには「本展は、パターン・デザインした食器やテキスタイルなどの初期プロダクト、家具デザインのためのマケット、ショップやレストランのためのアイテム、発想の源でもあった愛用品、著書、写真、映像など300点以上の作品や資料に加え、彼から影響を受けた人々のインタビューを交えながらさまざまなコンラン像を浮かびあがらせます。」と書かれていましたが、まさにそんな感じの展覧会でした。
東京ステーションギャラリー (11)

このフライヤーに写っているのは、コンランと彼がデザインした「コーン・チェア」。
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コンランショップの紙袋デザイン。モダンです。
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展覧会は一部撮影可能なエリアがあったので紹介します。
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バートン・コート自邸内の仕事部屋。
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コンランがデザインした家具の模型など幅広い展示で、
東京ステーションギャラリー (13)

インテリアに関連する人たちにとっては勉強になる展覧会だと思いました。
東京ステーションギャラリー (18)

お土産に、コンランのイラストが入っている
東京ステーションギャラリー (16)

こちらのフレンチフライを買っています。

あと、今回本当は「三菱一号館美術館」を観たかったのですが、残念ながら長期休業中で外観だけ撮影しています。
三菱一号館美術館 (2)

ちなみに「三菱一号館美術館」は三菱がジョサイア・コンドルに設計を依頼して作られた日本で最初の洋風貸事務所です。こちらは当時の様子を忠実に再現して作られています

東京ステーションギャラリー
東京都千代田区丸の内1-9-1
TEL 03-3212-2485
テレンス・コンラン モダン・ブリテンをデザインする
2024年10月12日(土)~2025年1月5日(日)
10:00~18:00
※金曜日は20:00まで開館
※入館は閉館30分前まで
月曜休館(ただし12/23は開館)
10/15(火)、11/5(火)、12/29(日)~1/1(水)休館

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