メモリアルイヤーでの北海道旅行だったので、今回は少々贅沢に普段は行かないようなところをチョイスしています。
余市に来た目的は、先日紹介した「ニッカウヰスキー 北海道 余市蒸溜所」でガイドツアーに参加することと、今日紹介する「Yoichi LOOP(ヨイチループ)」でワインペアリングディナーを楽しむことでした。
「Yoichi LOOP(ヨイチループ)」はオーベルジュで「ワイナリーの空き部屋に泊まる」をコンセプトに作られています。
ホテルと朝食の紹介は後日しますが、今日はディナー編です。
ディナーの設定は「余市の四季を五感で感じるコース」一種類のみで22,000円(+サービス料10%)で全9品。
内容的にはヌーヴェル・キュイジーヌと呼んだ方がいいかもしれないヨーロッパ各国料理のテイストに少し和のテイストが入ったものでした。
シェフはミシュラン三つ星の「カンテサンス」や札幌「Le Musée IDEA」などで修業した若手のホープ成田 汐哉氏。2025年1月よりYoichi LOOPの二代目料理長となっています。
ディナーは18:00からの一斉スタート。
このホテルは、余市のワインにフォーカスした「ワインを楽しむホテル」なので、出される料理とワインのマリアージュを楽しむのが最適だと思い、ワインペアリングでお願いしました。
ペアリングは12,100円(+サービス料10%)で料理の品数と同じ9杯出されます。
この日のメニューです。

メインの食材のみが記載されていて、どんな料理が出てくるかは出されるまではわかりません。もちろん出されたときにお店の方が詳しく説明してくれました。
お聞きすると内容は約2か月ごとに変わるそうです。
あと、ワインについてはそれほど詳しいわけではないので、ソムリエの方が説明してくれた内容と、ラベルを写してあったので帰ってから調べてわかる範囲で書いているので、もしかしたら間違っているところもあるかもしれません。ご了承願います。
では順番に料理とワインを紹介していきます。
最初は「森の香り」と題されたコンソメスープ。
カラマツの葉が引き詰められた器の上に熱した器が重ねられ、椎茸が浮かんだスープが入れられていました。
カラマツの葉が熱せられて出す香りがスープに纏わり複雑な味に進化する感じです。
こちらにペアリングされたワインは「2018 北のぼ ブラン・ド・ブラン」。

日本語だと「白の白」。最初の一杯として白ブドウのみで作られるスパークニング。
余市の木村農園のシャルドネ100%。爽やかな一杯でした。
2品目は「とうもろこし」と題されたプリンのようなもの。見た目はプリンのようですが卵は使われていないとのこと。確かに食感や食べた感じは上品な甘さのプリンのような感じでした。
こちらにペアリングされたワインは「北ワイン ケルナーレイトハーベスト2023」。

先ほどと同じく木村農園で契約栽培された遅摘みのケルナーを使用した少し甘口の白。しかし酸味も程よくあって最初の白としてはいい感じでした。
3品目は「ズッキーニ」。

揚げられた大きく切られたズッキーニの下には、甘えびを使ったなめろうが敷かれていました。
こちらには、自社ワイナリーのフィールド・オブ・ドリームスが手掛けた二木町余市川ワインナリー製「天満月(あまめつき)2024」。

ミュラートゥルガウは白とオレンジ、プラスソーヴィニヨン・ブランで11%と軽めの飲み口の白でした。
4品目は「積丹町産 雲丹」。
剥いたままの雲丹がたっぷり乗せられたクリームパスタです。剥きたてなのでねっとりとしたウニの食感とうま味そのまま味わうことが出来ます。
こちらには、同じく二木町のノース・クリーク・ファームの「Northpaw Trio 2025」。

名前の通りシャルドネ70% ピノノワール15% リースリング15%の3種類ぶどうを使って作られている珍しいワイン。酸味・コク・苦みのバランスがいいワインでした。
5品目は「ヒグマ」。名前を見て、あの熊のこと?と少し驚きました。
北海道のヒグマの肉を使用、ブラックペッパーと赤ワインで煮込まれていて、肉の臭みもなくジビエが苦手な2人も問題なく食べられました。添えられているのは「インカのめざめ」です。
ペアのワインは余市のアリマックスが手掛ける「SNOW ROVER Rouge(スノー ロ-バ- ル-ジュ)」。

ぶどうはツヴァイゲルト、アルモノアール、ピノノワールの3種でミディアムライトの味わいでした。
6品目は魚のメインで「メヌキ」。メバル科の深海魚で高級魚として扱われる白身。皮目を炙ってありカリッとした食感と香ばしさ。
ソースはバターと白ワインで作るブールブラン。主にムール貝料理などに使用されるソースで濃厚な中にも素材の味を引き立てるソースでおいしかったです。
出されたパンはふわふわでとてもおいしくお代わりできました。
こちらには合わせるのは、三笠市にあるドメーヌタプコリータのワイン「ハマダヴィンヤード シャルドネ 2024」。

濃めのソースに対してシャルドネのフレッシュな飲み口の白でした。
7品目は口休めとしてのグラニテ「小鹿菊」。
カモミールの仲間の小鹿菊で、確かにカモミールのような風味がしました。
8品目はメインの肉料理で「蝦夷鹿」。
ご覧の食材です。ジビエですが、こちらも先ほどの熊肉のように臭みはありません。
生ハムが乗せられています。かけられている白いソースは何だったか忘れましたが濃厚でした。
ワインはお待ちかねの「ドメーヌ・タカヒコ」の「ヨイチ・ノボリ パストゥグラン2023」。

こちらは「Yoichi LOOP(ヨイチループ)」のために作ってもらっている赤ワインで、必ず3年寝かしてから提供しているそうです。
「ドメーヌ・タカヒコ」のワインは人気でなかなか飲めないのですが、ここでは必ずペアリングに入っています。
ぶどうはピノ・ノワールを主体にドイツ生まれのツヴァイゲルトという品種がブレンドされていて、料理に負けないしっかりとした味の赤でした。
8品目は「ワタリガニ」のパエリアです。
最初にテーブルを回り見せてくれ、その後取り分けてくれました。
余市で水揚げされたワタリガニで、山椒を利かしてスパイシーに味付けされています。
こちらには合わせるのは、余市のドメーヌ ブレスの「ユア・ストーリー・バッカス 2025」。


ライムとパッションフルーツのようなアロマで、フレッシュですっきりとした飲み口の軽めの白でした。
最後に出されたデザートは「クルマバソウ」と名付けられたハーブアイス。
アイスの下にはナッツなどが敷かれ、ベリーソースがかけられていました。
こちらには余市に平川ワイナリーの「レザミティエ 2019年」。

瓶内二次発酵で4年間の長期熟成を経た辛口のロゼスパークリングワイン。口の中を締めてくれました。
すべての料理とワインを堪能したあと、せっかくなので「ドメーヌ・タカヒコ」のワインをもう一杯飲むことにしました。

勧められたのが「ナナ・ツ・モリ オーリー」。珍しいたワインで「ドメーヌ・タカヒコ」の自社ぶどうを樽内で一年間熟成したことで生じた澱を集め、数ヶ月置くことにより再度生じた上澄液体を集めたワインだそうです。生産量は年間100〜200本程度で「ドメーヌ・タカヒコ」では最も生産量が少ないワインなのです。
スタッフの方は非常に親切で色々聞きながら美味しくいただくことが出来ました。
これらがこの日飲んだワイン10種類です。1杯40mlなので10杯でも400ml。ボトル半分ちょっと超えるぐらいです。量的にはそれほどでもありません。
そして全体通しての感想は「お値段以上~♪」の満足感。ご馳走様でした。
後日、ホテルの施設と朝食について紹介します。
Yoichi LOOP(ヨイチループ)
北海道余市郡余市町黒川町4-123
TEL 050-5890-7010
12:00 一斉スタート制(ランチ営業は金・土・日)
ディナー 18:00 一斉スタート制
月曜休



















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