週刊少年マガジンなどで連載していた寺沢大介さんの漫画「将太の寿司」はご存じでしょうか?

私は読んだことがありませんが、主人公の関口将太が寿司職人として成長していく様を描いた漫画らしいです。

その関口将太にあこがれて日本に寿司職人になるために韓国から来た若者が、今日紹介する東京麻布十番の「すし家 祥太」の初代大将でした。
すし家 祥太 (2)
わずか1年余りでミシュラン掲載店にまで育て上げ人気のお店になりましたが、昨年10月で「すし家 祥太」を離れて帰国しているようで、現在は2代目の大将にお店は引き継がれています。

話は変わりますが、昨年末に金沢「志の助」へ行った時に、大将から息子さんが、その「すし家 祥太」で修業中であるとお聞きして、所用で東京に行った折にディナーをしてきましたので書きたいと思います。

「すし家 祥太」は銀座にある超高級鮨店「鮨かねさか」を基幹店にするグループが経営しているお店です。

「鮨かねさか」はディナーで楽しむと6万ぐらいはかかるお店のようで、当然ながらそんなお高いお店は行くことができません。

しかし、「すし家 祥太」は東京麻布エリアの中では比較的リーズナブルに江戸前寿司を楽しめます。麻布十番駅から徒歩2分の便利な場所です。

毎年志の助に足しげく通う東京の友人夫妻を誘って、2か月ほど前に予約を入れて伺いました(予約は電話では不可。Tablecheckのみ)。
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茶室をイメージしたカウンター席7席だけの非常に小さなお店です。
すし家 祥太 (4)
ディナータイムは17:30と20:00の2回一斉スタート。カウンター内では1分刈り?の大将と「志の助」の息子さん。他男性一人と女性お一人が働いていました。

鮨かねさかグループでは、きりっとした雰囲気の職人さん象徴として男性寿司職人は原則丸刈りがスタイルだと話されていました。

我々4人は20時からのスタート。他の3人は海外からのお客さん。もちろん料理・鮨の紹介は英語。

我々がお願いしたコースは「夜おまかせコース(税サ込17,600円)」。こちらはリーズナブルなコースで他に「特選おまかせコース(税サ込28,600円)」の設定があります。

「夜おまかせコース」のこの日の内容は料理が4品、握り14貫、そして椀物と玉子が付くコースになっていました。

値段の割には貫数が多いと思われるかもしれませんが、握りはスモールサイズ、たぶん普通のにぎりに比べるとシャリは3分の1。おつまみ感覚で楽しめる感じかな。ちなみに江戸前で赤酢を使用していました

では飲み食いしたものを紹介していきます。
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まずはマスターズドリームで乾杯!
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最初に「紅ズワイガニのすり流し」が出されました。熱々の餡です。
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そして「えび芋と青菜の煮物」。この2品でビールは空っぽに。
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この後からは握りで、最初に一貫は「ヒラメ」。基本江戸前なので何らかの仕事がしてあるので、そのまま口の中に。小ぶりな握りなので、まさにおつまみ感覚です。
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「シマアジ」。
すし家 祥太 (13)
「アオリイカ」。甘いです。
すし家 祥太 (14)
焼き物で「太刀魚」。脂が乗っています。
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千葉勝浦沖で獲れたマグロの「ヅケ」。煮切り醤油にさっとくぐらせた軽めの「ヅケ」です。
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こちらは紀州沖のマグロで「中トロ」。
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トラフグの白子を焼いたもの。すだちを絞って食べますが、中は濃厚でクリーミーな仕上がり。日本酒がすすみます。
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「コハダ」は〆の塩梅よく。
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そして、志の助でも最後のほうに出される「ネギトロ手巻き」。
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「鯵」には当たり葱が乗せられていました。
すし家 祥太 (24)
「かすご(春子・小鯛の幼魚)」。江戸前では酢で〆たネタにはおぼろ(エビのすり身)が乗せられていますね。
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「車海老」。こちらも小ぶり。
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「赤貝」。
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「ホタテ貝柱」。
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ここで「べったら漬け」が出されて、いったん口に中をリセット。
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「持鑓(モチヤリ)※子持ちのヤリイカのこと」は、ヤリイカの雌で春先に卵を持った状態で出回ります。
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軍艦巻きは「ウニ」。
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「穴子」は口の中でとろけました。
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ラスト前に椀物が出されました。「ねぎま汁」はその名の通り焼かれた葱とマグロの切り身が2つずつ入れられています。
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最後は細巻きのトロとタクアンの「トロたく」と玉子。玉子はデザート代わりです。
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一応、ここまでがコースで、大将にお願いして、最後の一貫を「志の助」の息子さんに握ってもらいました。お客さんの前で握るのは初めてのようでしたが「イシダイ」です。
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ではビールの後飲んだ日本酒について。
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新潟の〆張鶴の純米吟醸「純」。
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福井の黒龍「いっちょらい」。こちらも純米吟醸です。

この2つは食中酒としてよかったです。

もう1種類何か頼んだはずですが、写真未撮影なのでわかりません。

以上、盛りだくさんの内容で一人22,000円強。コスパ的にも内容についても満足できました。

何はともあれ、志の助の息子さんが無事に修業の年季明けを迎えて、親子一緒に「志の助」の板場に立つ日が見られることを願っております。ご馳走様でした。

すし家 祥太
東京都港区麻布十番3-3-10
 LANIビルⅡ 1F
TEL 03-6722-6588
ランチ12:00~14:00
ディナー17:30~22:30
※ランチ12:00から、ディナーは17:30と20:00の一斉スタート
月曜、日曜休