加賀市橋立と言えば漁港があり、昔は北前船の寄港地として栄えた場所です。
橋立漁港で水揚げされた新鮮な魚介を食べさせてくれるところは周辺にありますが、これまでは和食系が主流でフレンチを食べさせてくれるお店はありませんでした。
そんな加賀橋立で、前は平井屋という料亭だった建物を大幅にリノベーションして、新しくオーベルジュ「KITAMAE BASE 加賀橋立」に変わり昨年11月にオープンしました。
近年、この周辺ではゲストハウスや民泊をするところが増えていて、こちらもそのような宿泊を提供するサービスを行う(株)北前BASEという会社が始めています。
オープンは昨年の11月6日。お聞きすると加能ガニの解禁の日に合わせたと話されていました。
内部は平井屋のころの面影はほとんどありませんが、階段がある吹き抜けの壁には九谷焼のタイルが貼られていて、こちらはそのまま活用していました。

九谷焼タイルは先代の徳田八十吉氏作。人間国宝だった氏の作品がこれほどたくさん保存されているのは素晴らしいと思いました。
オーベルジュということですが、現時点ではディナー付きの宿泊プランを設定している部屋は特別室、いわゆるスイートルームに宿泊する人のみとなっていて、
今回部屋の見学をさせていただいた中では、こちらの日本海を一望できる客室の「波の間」と、
今回部屋の見学をさせていただいた中では、こちらの日本海を一望できる客室の「波の間」と、
和モダンコンセプトの「風の間」の2部屋が対象となっています。
こちらは「波の間」のベッドルームです。
ちなみに1泊2食付きで2人利用で一人10万円前後の料金プランになっていました。館内飲食料金すべて含まれているオールインクルーシブです。
1階にはリーズナブルな料金設定の部屋もあり、こちらは朝食付きのプランの設定がありました。なお、部屋の作りは各部屋で違いました。
1階の宿泊客はお風呂はこちらの貸切のお風呂になっていて2つあります。
さて、ランチ営業ですが、基本メニューはフレンチのコース提供で3,000円。メインは肉と魚の2種類からのチョイス。お肉には5,000円の能登牛コースの設定があります。
前日までの予約が必要で、コースや肉か魚かについても基本事前に伝えることが必要でした。
シェフは能登出身で金沢ニューグランドホテルで腕を磨いた後、フランスのアルザス地方の三つ星レストラン「ル・クロコディール」で修業するなどしていて、この度、こちらの総料理長になっています。
食べる場所は橋立の海を眺めることができるラウンジ「藍籠処(あいろどころ)」。
ベランダに出ると開放感あるれるビューです。
我々はボックスシートのテーブルに案内されました。
ラウンジ兼用なのでボックスシートなのでしょうが、テーブルとの距離があり食事をするには少々不向きでした。
まずスープが出されます。カブのポタージュ。滑らかな舌触りでした。
そして前菜盛り合わせ。
生ハム、キッシュ、カリフラワーのブランマンジェ、黒オリーブ・アンチョビなどで作るタプナードソースで和えたイカとしめじなど盛りだくさん。
色々な味を楽しめてよかったです。ワインが飲みたくなりました。
パンは2種類出されました。
メインに移りますが、私は魚料理でお願いしています。
近くに橋立漁港があるので、たぶん、橋立で採れた魚介を使っているのでしょう。日によって素材が違うようです。この日はスズキでした。
ソースはバターと白ワインで作るブールブラン。主にムール貝料理などに使用されるソースですが、少し和風にアレンジしているので、クセがそれほどないソースでよかったです。
妻は肉のチョイスで、この日はイベリコ豚のソテー。
粒マスタードを使ったソースです。美味しかったそうです。
デザートはりんごのコンポートとガトーショコラ。りんごのコンポートには加賀棒茶のジュレがかけられていました。
ドリンクはコーヒーか紅茶が選べました。
ディナー付きはスイートルーム宿泊者しか味わえないので、なかなか利用できないと思います。この辺りはもう少し考えてほしい気がしますが、何れにせよインバウンドか県外からの観光の人向けのオーベルジュだと思います。ご成功をお祈りしています。そしてご馳走様でした。
KITAMAE BASE 加賀橋立 藍籠処(あいろどころ)
石川県加賀市田尻町浜山2-81
KITAMAE BASE 2F
TEL 0761-71-2657
完全予約制
前日21:00までに要予約
11:30~14:30
水曜休




















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