仕事をしなくなると、ヒマになったけどお金がない状態になります。

そして、グルメブログをやっているとどうしてもエンゲル係数が高くなりがちですが、何とかお金をかけずにネタを作ってくためもあって、過去のコンテンツを有効活用した連載を始めることにしました。

まずは、いわゆる「まとめ」シリーズとして料理そのものにフィーチャーした内容で書いていこうと思います。ただ、あまり昔に行った内容を取り上げても何なので、一応、ここ2年程度の期間に絞ります。

記念すべき第1回目は小松市のご当地グルメ「小松うどん」。

小松のうどんは私が子供のころから慣れ親しんできたソウルフードの一つ。昔は、街中にたくさんのうどん・そば・丼物を提供するお店があり、そこから出前を取ることが多々ありました。

そんな慣れ親しんだ味ということで、時々食べたくなることがあります。

小松うどんは江戸時代から小松の名物として知られていて、かの松尾芭蕉も奥の細道の旅の途中で食べた記憶が残っているほど。文化庁が認定する「100年フード」にも認定されています

「小松うどん定義八か条」は以下の通りです。

一、小松市内で製造された麺であるべし
一、手打ち・手打ち風のものであるべし
一、加水量は、小麦粉重量に対して35%以上52%未満を基準とすべし
一、食塩水濃度10%を基準とするべし
一、白山水系の水で仕込むべし
一、出汁は、うるめ、むろあじ、さば節等を主に用い、昆布をふんだんに使いひくべし
一、具材は”じのもん”を出来る限り使うべし
一、こまつの発展を願い、茹で上げるべし

さて、小松うどんを提供するお店は昔に比べるとだいぶ少なくなりました。

小松市には小松発祥の「中佐」と「加登長」といううどん店があり、「中佐」では、中・西・北など、両方とも暖簾分けで店舗数を拡大していきましたが、現在は本店と中店のみになっています。また、「加登長」は小松にはお店はなくなってしまい、現在は金沢に10店舗ほど存在しています。

その小松うどんを作っている製麺所に併設されているのが「味の中石食品 めん塾」。
めん塾
めん塾1

この日食べたのは「ミニうどん(冷)」と「冷製肉汁うどん」でした。
味の中石 名代めん塾

こちらは小松空港にもお店があって「特製月見うどん」を食べています
中佐本店

先ほど名前が出た「中佐」の本店も外せない一軒です。この日は「冷やしたぬきうどん」を食べています
小松うどん道場 つるっと
小松うどん道場 つるっと1

小松駅そばの「小松うどん道場 つるっと」では「富樫カレーうどん」と「弁慶肉うどん」を食べています
穂の香1

7月17日リニューアルオープンした、カニの時期の「香箱かにとれんこんのすり流しうどん」が有名な「うどん工房 穂の香」。
元気 源右ェ門

豆腐店直営の「元気 源右ェ門(げんえもん)」で食べたのは「東風(こち)うどん」
武兵衛2
武兵衛1
武兵衛

小松うどんのお店としては一番新参の「小松 武兵衛」。3種類の「つけ汁うどん」を食べていて、「特製カレーつけ汁うどん」「炙り鴨のつけ汁うどん」「濃厚魚介のつけ汁うどん」です。
お多福

最後は人気店「お多福 小松店」。お得なランチメニューの「ちょこっと小えび天丼とミニうどん」と食べています

他にも小松うどんを食べさせてくれるお店は何軒かありますが、今回はうどんなど麺類をメインに提供しているところの紹介でした。

皆さんも小松うどん食べに来てください。
ご馳走様でした。