加賀百万石の城下町である金沢は昔から美食の街でした。

北陸新幹線が金沢に延伸した10年前以降、国内外から観光客がより多く訪れるようになりました。

私がグルメブログを始めた20年前。最初のころ夜に行って紹介したことがある金沢の繁華街片町に隣接する場所にある「味処 大工町 よし村」を紹介しています。

今回、20年ぶりに行ってランチタイムにお昼のコースを食べてきました。ちなみにランチは予約のみの営業で4,400円からとなっています。
よし村

建物の間口はそれほど広くはありません。

店内に入るとカウンター席があり、奥と2階に個室がある割烹料理店です。
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文字が全く見えないと思いますが、カウンター越しの上のほうに色々な加賀料理が書かれたお品書きが貼られていますが、これは毎日書かれているとのことでした。品数もさることながら毎日とはすごいですね。
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最初に出てきたのが、先付けの品。春を感じる内容です。
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「旬のホタルイカの鍋仕立て」は熱々でプリプリのホタルイカがおいしかったです。
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これらを見て飲まないわけにはいきません。生ビールを1杯だけ頼みました。
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お造りはガスエビ・カジキ・ほうぼう。
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蒸し物は「蓮蒸し」。もちっとした食感で滋味を楽しめるので大好きです。ゆり根が張り付けられていました。
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焼き物は「桜マスの幽庵焼き」。ふきみそで食べさせてくれました。

そして目の前で上げてくれる天ぷら。まず稚鮎です。
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私も初めて知りましたが、川を遡上する前の稚鮎は七尾湾に住んでいるとのこと。それが網に入ってきたものらしいです。味的にはワカサギのような感じでした。
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あと、春の山菜の行者ニンニク・こごみ・ふきのとうも出されました。

旬を感じる季節の一品、それも稚鮎は偶然に獲れたものという貴重品ですね。
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酢の物は能登のもずく。
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締めの食事は細めのうどんでした。氷見うどんかな?
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デザートはブラッドオレンジとマンゴーゼリー。

板場で働いている料理人が3名で手際よく次々に出される料理の数々。値段以上の満足を得ることができるお店でおすすめです。ご馳走様でした。

味処 大工町 よし村
石川県金沢市大工町22番地
TEL:076-232-3001
11:30~14:00(昼食時要予約)
17:00~21:30(L.O.21:00)
日曜休
※日・月曜連休の場合は月曜休業