過日紹介したGW後半の過ごし方のブログ記事。
今日はその「ガルガンチュア音楽祭 2024」に行く前にランチを食べたお店の紹介です。

それは「おでん懐石 金澤かが美」という、いまやご当地グルメとして全国的にも有名になった「金沢おでん」を現代的な懐石風の料理として楽しむことが出来るお店。
こちらは、柿木畠に本店あって、近江町市場やクロスゲート金沢にも支店を出している「あまつぼ」が経営。各店とも「金沢おでん」がメインとなっていますが、ここ「おでん懐石 金澤かが美」は「懐石」という文字が付いている通り、他のお店に比べて少し高級路線になっています。
10数年前に福岡や大阪に住んでいた時に、おでんを懐石風に食べさせてくれるところへは何軒か行っていますが、金沢ではこれまでそのようなところはあまり知りませんでした。
「金沢おでん」が全国的にも注目されてきている今、選択肢が増えることがいことだと思います。
そして、これから夏に向かっていくわけですが、懐石風に一品一品だされるので、暑い季節にも適した形での提供が可能だと思います。
GWということで事前に予約をしてありました。
お店は築100年の古民家をリノベーションしています。
店内に入ると、しつらえよくモダンで清楚な空間が広がっていました。我々は2人なのでこちらのカウンター席へ。
奥にはテーブル席、2階にも部屋があって、大人数のお客さんはそちらに案内していました。
たぶん、客層は観光客が中心なのでしょう。この日もカウンター席は我々以外はすべて県外からの観光客の人たちでした。
ランチのお品書きです。3つのコースが設定されていましたが、我々は一番安い「ミニ懐石」にしています。
こちらは「季節の前菜三種」「白身魚の薄造り」「おまかせおでん」「食事」「デザート」という内容です。

まずは生ビールを頼みます。ハートランドでした。
最初に出された「季節の前菜三種」。
「白身魚の薄造り」は真鯛の昆布締め。上品に締められていました。
そして「おまかせおでん」が出されますが、懐石なのでおでんは基本一品一品器に盛られて出されます。
大きな鍋に色々なタネが入っていますが、都度ひと手間を加えて出してくれるわけです。
最初は大根と絹揚げ。大根に乗せられているのはふきのとう味噌。上品な苦味で、澄んだ出汁にマッチしていました。
お次はレタスとトマト。レタスは食感を残してあり、トマトには粉チーズがかけられていて甘かったです。
金沢おでんの代表格の一つ、車麩。真ん中には半熟煮卵が入れられていました。
カウンターの料理人の方のお話では、海外の方はこの車麩が苦手だそうで、相当の方が食べずに残すそうです。出汁が染みて一番おいしいのにもったいないですね。
そうそう!同じく「金沢おでん」トリビアですが、「金沢おでん」はお出汁に醤油と味りんが使われていないということでした。これは初耳でした。
そうそう!同じく「金沢おでん」トリビアですが、「金沢おでん」はお出汁に醤油と味りんが使われていないということでした。これは初耳でした。
締めの食事はおでんの出汁を使った雑炊。
ご飯は茶飯で、とろろ昆布が乗せられていて、これが美味しかったです。
デザートはイチゴとアイスクリーム。
最後に生ビールのあとに飲んだ日本酒について。
アルコールメニューです。
能登の酒蔵のお酒も色々。
この後、コンサートを聴くのでほどほどに!ということで、3種類の酒を飲み比べることが出来る「飲み比べ(1,500円)」というのがあったので、それを一つお願いしました。
こちらの中からチョイス出来、妻は能登の酒蔵の「白菊 純米大吟醸」「竹葉 能登純米」「遊穂 純米吟醸」をチョイスしていました。私は一口ずつ飲みました。
能登の酒蔵は、地震の被害が大きかったところが多いですが、他の酒蔵と協力しながら徐々に酒造りを始めているところもあり、個人的にも色々な酒を買ったり、お店で飲んだりしています。
おでんというと、カジュアルな料理というイメージですが、このように懐石風に出されると、格が上がると言いますか高級感が出てきますね。ご馳走様でした。
おでん懐石 金澤かが美
石川県金沢市本町2丁目2-3
TEL 076-255-2707
11:30~14:00 L.O.13:30)
17:30~22:00 L.O.21:30)
















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