加賀市橋立の個人的なイメージというと、橋立港の加能ガニ。
もちろん、冬のカニ以外にも新鮮な魚介類が獲れる南加賀随一の漁港です。また、このエリアに建つ家は赤瓦が特徴で国の重要伝統的建造物群保存地区に指定されています。
しかし観光地としてのイメージは薄く、近年北前船の寄港地として日本遺産に登録され知られるようになりましたが、観光地としての整備は遅れていると感じます。
観光素材としては既存の「北前船の里資料館」や「北前船主屋敷 蔵六園」へは私は行ったことがありますが、むかし北前船貿易で栄え、当時の栄華を忍ばせてくれる建築がいたるところにあって、うまく整備すれば面白いエリアになるかもしれません。
さて、そんな橋立に古民家と蔵を改装した一棟貸しコンドミニアムが何軒かできています。
今日は、その内の一つである「MAGONDO(マゴンド)」の見学と、併設しているレストランでランチをしてきたので紹介したいと思います。
「MAGONDO(マゴンド)」は、橋立の加佐の岬にある「加佐ノ岬倶楽部」が経営。4月18日グランドオープンしています。
私は何度も「加佐ノ岬倶楽部」に行って飲食していますが、このような新しい展開をしているとは知りませんでした。
伺った日、ちょうど「加佐ノ岬倶楽部」の宮本さんがいらっしゃったので、コンドミニアムのほうを見学させていただきました。
MAGOICHI・MAGONI・MAGOSANと3棟の古民家や蔵を改装した一棟貸しの宿泊施設、民泊(コンドミニアム)となっています。
MAGOICHIとMAGONIは定員2人でMAGOSANは5人です。
こちらはMAGOICHI。少し丘の様なところにあって、移築したと言っていたかな?
館内はこのような感じです。
完全な和の空間ですが、畳と囲炉裏があって、奥の方の寝室にはベッドが置かれていました。
こちらはMAGONIです。100年以上昔に建てられた蔵を改装していました。木の香りがして癒されそうです。
館内はこのような感じ。和洋折衷の空間です。
MAGOSANは、一番広くて一軒家の間取りをほぼそのまま利用。モダンで機能的に改装されていました。
各棟とも長期滞在が出来るようにキッチンやランドリーなどの設備が完備されています。
宿泊料金は各棟とも一棟貸し料金でMAGOICHI・MAGONIが1泊17,600円。MAGOSANが35,200円となっていて、食事は別料金です。
そして、これらの宿泊施設の管理棟がカフェ&BARとなっていて、今回そちらでランチを楽しんできました。
店内はオリジナルの雰囲気を大切にしながらモダンに改装。いい雰囲気です。
こちらは半個室で、作家さんの食器などがギャラリーのように売られていました。山下一三さんのもありました。
オーナーの宮本さんの想いとしては「北前船主の里橋立町にある古民家カフェ。昔の賑わいを取り戻し、活性化させたいという思いで設立しました。」ということ。
もちろん、コンドミニアムの飲食機能を兼ねているわけですが、宿泊しなくてもランチのみを楽しめるのはいいですね。
ちなみに、夕食と朝食は、このように別料金で楽しめます。
我々が食べたランチメニュー「MAGOランチ」はこんな感じになっていました。
出されたのがこちら。
1,995円で少量ずつのおかずが色々並んでいて、バランス的にも良さそうですね。
魚はサワラの西京焼、肉はローストビーフでした。
全体的に味付けは上品で塩分控えめな感じで良かったです。
なお、ご飯はピロール米で炊き立て!美味しかったですよ。
「MAGOランチ」にはデザートとドリンクが付いていて、デザートはこちらの棒茶プリンか米粉クッキー。
ドリンクは4種類からのチョイスで我々2人はコーヒーお願いしています。
宮本さんによれば、橋立でまだ建物を買っているそうで、これからも色々新しい試みを提案していきたいということでした。
機会があればコンドミニアムにも宿泊してみたいと思います。ご馳走様でした。
MAGONDO(マゴンド)
石川県加賀市橋立町ム2
TEL 0761-71-2810
カフェ10:00~17:00
水・木曜休
BAR営業日 金・土曜日
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