「秋」と言えば、私のブログのテーマでもある「食欲」、そして「芸術の秋」。

しかし、今年は秋になっても日中は暑いくらいの日が続いて、何となく秋の実感があまりない感じがします。

今日は、そんな「芸術の秋」の話題です。

毎年秋に墓参のため、夫婦で神奈川や東京都内を旅します。ただ、現在ブログでアップしている一連の内容とは別の旅です。

今年の旅はアートの世界に浸った旅でした。

旅の後半に大人の文化祭として東京美術館巡りを愉しみました。
アーティゾン美術館

まずは「アーティゾン美術館」。ここは前はブリジストン美術館だったところで、東京駅から徒歩で10分くらい歩いたところにあります。
アーティゾン美術館 (27)

こちらの美術館は、日時指定予約制となっていて、行くときに気が付いて当日慌てて予約を入れると、平日ということもあって大丈夫でした。

そのときに行われていた展示会は3つ.
アーティゾン美術館 (4)

「ジャム・セッション 石橋財団コレクション×山口晃 ここへきて やむに止まれぬ サンサシオン」。
アーティゾン美術館 (17)

「創造の現場―映画と写真による芸術家の記録」。
アーティゾン美術館 (22)

「石橋財団コレクション選 特集コーナー展示 読書する女性たち」。この3つで一般1,200円で見ることが出来ました。
アーティゾン美術館 (7)

石橋財団コレクションは、西欧の近代絵画と日本の近代絵画を中心にコレクションされていて、現在約3,000点を数えるほどになっています。
アーティゾン美術館 (21)

山口晃のジャムコレクションは、なかなか面白い見せ方をしていて、他の2つの企画展共々見ごたえがありました。

白山市出身の画家、中川一政の絵もありましたよ。

ここでは詳しくは紹介しませんが、内容はこちらをご覧ください。11月19日(日)まで開催されています。

アーティゾン美術館
東京都中央区京橋1-7-2
10:00〜18:00
祝日を除く毎週金曜日は20:00まで
入館は閉館の30分前まで
大人1,200円
月曜休館

お次は東京都現代美術館で開催されていた「デイヴィッド・ホックニー展」。
デイヴィッド・ホックニー展 (2)

イギリス生まれの彼は、現代で最も革新的な画家の一人として知られ、絵画、ドローイング、版画、写真、舞台芸術といった分野で多彩な作品を発表し続けています。現在86歳ですが、精力的に活動を続けています。
デイヴィッド・ホックニー展 (3)

日本では27年ぶりとなる大規模な個展で、世界初公開の自画像、近年の風景画の傑作〈春の到来〉シリーズやCOVID-19によるロックダウン中にiPadで描かれた全長90メートルにもおよぶ新作まで120点余の作品を一堂に観ることが出来て、こちらも見ごたえがありました。
デイヴィッド・ホックニー展 (14)

「デイヴィッド・ホックニー展」は11月5日(日)までです。

デイヴィッド・ホックニー展
東京都現代美術館
東京都江東区三好4-1-1(木場公園内)
TEL:03-5245-4111(代表)
一般 2,300 円

お次は新宿のSOMPO美術館で、この10月17日から来年1月21日まで開催されている「ゴッホと静物画ー伝統から革新へ」展。
SOMPO美術館 (2)

ゴッホといえば、多くの人が知っている著名なポスト印象派の画家ですが。
SOMPO美術館 (22)

この展覧会では、17世紀オランダから20世紀初頭までヨーロッパの静物画の流れの中にゴッホを位置づけ、ゴッホが先人達から何を学び、それをいかに自らの作品に反映させ、さらに次世代の画家たちにどのような影響をあたえたかを探るような展覧会になっています。
SOMPO美術館 (16)

ゴッホといえば、有名な絵としては「ひまわり」があります。
SOMPO美術館 (13)

1987年にこの「ひまわり」を損保ジャパンの前身である旧安田火災が58億円で落札したことが大きなニュースになったことが記憶の片隅にあります。

その「ひまわり」の実物を今回初めて見ることが出来ました。
SOMPO美術館 (15)

それ以外にも「アイリス」をはじめ25点のゴッホ作品が集結しています。

他には、クラウス、ドラクロワ、マネ、モネ、ピサロ、ルノワール、ゴーギャン、セザンヌ、ヴラマンク、シャガールなどの静物画を見ることが出来るなど、とても充実した展覧会でした。

なお、週末は混雑するのでネットでの事前予約がおすすめです。

SOMPO美術館
東京都新宿区西新宿1丁目26-1
10:00~18:00
ゴッホと静物画ー伝統から革新へ
2023.10.17(火)- 2024.01.21(日)
一般2,000円
月曜/展示替期間/年末年始休館
※ 祝日・振替休日の場合は開館

最後は、表参道の「ルイ・ヴィトン 表参道店」の7階にあるアートスペース「エスパス ルイ・ヴィトン東京」で開催されていた「ケリス・ウィン・エヴァンス展」について。
ケリス・ウィン・エヴァンス展

残念ながらルイ・ヴィトンの製品を我が家では現在は持っていませんが、さすがに高級ブランドのお店にあるアートスペース。
ケリス・ウィン・エヴァンス展 (2)

3面が総ガラス張りの空間は、太陽の光が燦燦と差し込み透き通った感じ。
ケリス・ウィン・エヴァンス展 (6)

我が家とは、異次元というか異空間な作りでした。
ケリス・ウィン・エヴァンス展 (13)

ケリス・ウィン・エヴァンスは、ウェールズ出身のアーティストで、ネオンを用いた作品を制作することで知られています。

その中にポツンと松の木が植えられた鉢が置かれていて、天井からはベネチアンガラスのシャンデリア、ガラスの彫刻、白いネオンサインが吊り下げられていました。

これらの作品の説明は、こちらをご覧ください

なお、2024年1月8日まで展示されています。

今回紹介した4つの展覧会は、個々に違った楽しみ方が出来ました。いいアートに触れるということは心身の健康にとても必要な要素だと思いました。

ケリス・ウィン・エヴァンス展 「L>espace)(…」
会場:エスパス ルイ・ヴィトン
東京都渋谷区神宮前5-7-5
TEL 0120-00-1854
12:00〜20:00
休館日:ルイ・ヴィトン 表参道店に準ずる
無料
2023.7.20〜2024.1.8

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