9月に入っても暑い日が続いていた初旬の休日。

いいお天気の日のうちに少しドライブでもと思って朝早くから出かけました。

向かったのは福井県坂井市。小松からは下道でも車で小一時間で到着します。まぁ、小松からだと金沢に行くぐらいの感覚ですね。

まず紹介するのは「坂井市龍翔博物館」。
坂井市龍翔博物館 (2)

前は、「みくに龍翔館」という名称で、合併する前の三国町の郷土資料館的な位置づけの施設。私も一度だけ行っていて、こちらで少しだけ紹介しています

三国の歴史や風土、暮らし、ゆかりの偉人などを紹介されていたものを、今回内外共に完全リニューアル。「坂井市龍翔博物館」として6月3日に再オープンしています。
坂井市龍翔博物館 (7)

館内に入ると目に飛び込む、こちらの千石船の5分の1の模型は、「みくに龍翔館」のときからあったものです。
坂井市龍翔博物館 (26)

こちらは高さ11mの三国祭の山車。

そして3階から上へ行く階段のところに「エッシャーに捧ぐ」というプレートが掲げられていました。
坂井市龍翔博物館 (21)

三国にある三国港突堤を設計したしたのがオランダの技師、G・A・エッシャー(オランダ語読みではエッセル)です。そして彼の5男がだまし絵で知られる有名な画家、M・C・エッシャーなのです。
坂井市龍翔博物館 (17)

M・C・エッシャーの代表的な絵に「滝」というのがありますが、水路の無限ループが描かれているさまに私は子供のころ夢中になった記憶があります。
坂井市龍翔博物館 (24)

この「坂井市龍翔博物館」の展示物の中にも、だまし絵のような絵がいくつか飾られていました。
坂井市龍翔博物館 (5)

そして、4階に上がると、こんな部屋になっていました。展望室です。
坂井市龍翔博物館 (4)

空や雲、二次などが壁と天井一面に描かれていて、三国町出身のアートディレクター戸田正寿さんがプロデュースしています。

小高い場所に建つ建物の4階からは、三国港や日本海を眺めることが出来ました。

この日はいいお天気だったのでよかったです。

坂井市龍翔博物館
福井県坂井市三国町緑ケ丘4丁目2-1
TEL 0776-82-5666
9:001~7:00(入館は16:30まで)
水曜休館(祝日の場合は翌日)
年末年始(12月29日から1月3日)
入館料 個人 400円

続いて紹介するのは、「坂井市龍翔博物館」から歩いて行ける距離にある「ONOメモリアル」という小さな美術館。
ONOメモリアル (10)

こちらの美術館は「ショートケーキのような小さな美術館」と呼ばれ、ご覧のように印象的なキューブ状の建物が遠くからも見ることが出来ます。。
ONOメモリアル (11)

米国の雑誌「LIFE」がジャンクアートの世界の7人」として選んだ一人が、この建物の主だった故小野忠弘氏なのです。

彼はこの場所に居とアトリエを構えて活躍。地元で美術教師を務める傍ら、廃材を交えて制作する「ジャンク・アート」の作家として世界的に有名になりました。

彼の死後、遺族から作品100点や建物と土地の寄贈を受け改修。「BLUE CAKE(ブルーケーキ)」の愛称を持つ新しいギャラリーを加えでできた美術館なのです。
ONOメモリアル (2)

今回、企画展「エッシャー←手紙→戸田正寿展」が開催されていたので、小野忠弘氏の作品を見ることはできませんでした。
ONOメモリアル (19)

先ほどの「坂井市龍翔博物館」の4階の展望室を横浜市在住のカメラマン梅津忠夫さんが撮影したパネルが飾られているのと、三国町在住の木村まちこさんのダンスと、福井市出身の荒井結さんのチェロ演奏、などの映像が流れていました。
ONOメモリアル (3)

また、住まいだった部分には、彼がアトリエとして使っていた部屋が公開されていて、アートディレクター戸田正寿さんの作品集などを見ることが出来ました。

是非、「坂井市龍翔博物館」とセットで見に行かれてはいかがでしょうか。

ONOメモリアル
福井県坂井市三国町緑ケ丘3-6-13
TEL.0776-82-5666(坂井市龍翔博物館まで)
開館3月までの金曜・土曜・日曜・祝祭日
10:00~16:00
※ただし12~2月は休館
無料



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