今回の大阪で利用したホテルはなんば駅上の「ホテルロイヤルクラシック大阪」。

設計は新国立競技場の設計で知られる隈研吾氏。カテゴリー的にはシティホテルです。
この場所は前は「新歌舞伎座」があったところ。その跡地に建ったホテルですが、その経緯から建物の意匠として、前の「新歌舞伎座」の外観デザインを取り入れて作られています。
連続する桃山風唐破風が大きな特徴だった旧「新歌舞伎座」そのものが低層階部分の外観となっています。ちなみに旧「新歌舞伎座」は、故村野藤吾氏の設計となる名建築でした。

東京の歌舞伎座も隈研吾氏が意匠設計を行っていて、さらには、大阪上本町に移転した、こちらの新歌舞伎座のほうも隈研吾氏が手掛けているのです。
何となく和風旅館のような感じもしてホテルらしくないといえばそうですが、一歩中に入ると現代的なインテリアです。
インバウンド需要を見越して作られたホテルのようで、メインのターゲットは外国人です。
あと、ブライダル需要にも力を入れている作りです。調べてみると、ここは冠婚葬祭のベルコグループが事業主でした。なるほど。
ブライダル需要についてはコロナ禍のあと、どのように推移していくかによって、このホテルの今後の経営に大きな影響を及ぼすのではないかと思いました。
フロントロビーは11階。意外とシンプルなインテリア。
しかし、「ホテル&ミュージアム」ということで、館内いたるところにアートが飾られています。エレベーターホール、客室廊下といったパブリック・スペースと客室などに、100点以上の美術作品が展示されているのです。
1階のエスカレート脇にある村上隆氏の作品「祈り」。

同じく1階のエントランスには、フロレンティン・ホフマン氏の「Lookout Rabbit」。

エントランスホールを見上げると、デイル・チフーリ氏の「Peridot Green Chandelier」というグリーンのガラスのシャンデリア。
などといったアートの数々。色々なところに飾られているので、探して歩くのも楽しいですよ。
今回利用した部屋はスタンダードのツイン。
インテリアはシンプルで落ちついた空間になっていました。
17階の西向きの部屋だったので、景色的にはそれほどではありません。
朝食は11階のフロント横にある宿泊者専用のレストラン「ハフ」で取ることになっていました。
明るい空間で大きな窓があって、開放感あるスペース。
バイキング形式で、こちらは和・洋・中の料理が並ぶエリア。中華系の料理が多かった気がします。インバウンド需要で特に中国からのお客さまに期待して中華料理の調理人がいるのかもしれませんが、この日、中国人のお客様はあまり見かけませんでした。
こちらのコーナーで、卵料理のオーダーをすると、その場で作ってくれます。
私は具を全部入れたオムレツをお願いしています。
バター風味たっぷりでした。
あと、料理はこんなものを取ってきています。チャーハンはパラパラチャーハンでした。
ヨーグルトとフルーツです。
妻はこんなものを食べています。
そして、こちらのデザートコーナーからは、小さなパフェ。コーヒーと共にデザートです。
妻は小さなホットケーキ。
大人一人3,850円という値段で、私はたぶん元が取れていないと思います。汗
「ハレとケ」と言いますが、たまにはいいホテルで心と体をリフレッシュするのもいいかな?ご馳走様でした。
ホテルロイヤルクラシック大阪
大阪府大阪市中央区難波4-3-3
TEL 06-6633-0030
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