「ベジタリアン」や「ヴィーガン」という言葉をよく聞くようになっています。
「ベジタリアン」はわかると思いますが、「ヴィーガン」はまだ聞きなれないかもしれません。
私のブログでは、約5年ほど前に小松市の中ノ峠ミュージックラボにある「ヴィーガンカフェ ヘヴンズキッチン ヘルズバー」について紹介したことがあります。
「ヴィーガン」のことについて、そちらで書いていますので参考にしていただきたいのですが。この度、同じ小松市内にヴィーガン対応のベーカリーショップがオープンしたので紹介したいと思います。
それは小松の山あいにある瀬領地区にある、瀬々らぎの森の温泉カフェ「ラプティトゥポルト」に併設されている「モリスベーカリー」という名前のお店。
「ラプティトゥポルト」については、私のブログではこちらで書いています。
ちょうどこちらのお店に行ったあと、週明けの月曜日の地元新聞にパン屋さんが大変だ!という内容の記事が掲載されていました。
高級食パンのお店や全国チェーンのパン屋さんなどが相次いで閉店になっている、といった内容でした。
理由としては、原材料費の高騰が主な要因ですが、高級食パンのお店や全国チェーンのパン屋さんは、開業が容易な反面、飽きられたりして人気が長続きしないこともあります。
話を本題に戻します。
「モリスベーカリー」は、先ほども書きましたが、ベジタリアン・ヴィーガン対応のベーカリーショップです。
アレルギー対応のパン屋さんは何軒もありますが、ベジタリアンやヴィーガン対応のパンを本当に望んでいる人が石川県にどのくらいいるのかは知る由もないのですが、望んでいる方にとっては待望のお店かもしれません。
ニッチ市場を狙うというのは、差別化を図る意味でも重要ではあります。
「モリスベーカリー」の「モリス」とは、ウィリアム・モリスという19世紀イギリスの詩人でありデザイナーの方で、インテリアの世界では植物の模様の壁紙やステンドグラスなどで知られている方です。
オーナーがウィリアム・モリスのことを好きなので、そのような店名にしているようです。
そういえば、「ラプティトゥポルト」のカフェでもウィリアム・モリスの壁紙が使われていました。
店内は広いです。
イートインコーナーがあり、買ったパンやスイーツを店内でドリンクと共に飲み食いすることが出来ます。
パンの種類はたくさんありました。クロワッサン・メロンパン惣菜パン・サンドイッチ・マフィンなどなど。
ヴィーガン対応ということで、肉・魚介類そのものはもちろん、動物性由来の原材料は一切使っていません。卵や牛乳、バターやハチミツなどもそうなのです。
今回、我々は翌朝食べるパンだけを買い求めていて、買った3個ともフォカッチャにしました。
国産小麦を使用していて、生地はとても柔らかでした。
こちらは「ローズマリーフォカッチャ(200円)」。
シンプルにローズマリーの風味を楽しむフォカッチャです。
こちらは「SOYミートとナスのボロネーゼ(280円)」。SOYミートのしぐれ煮が使われていると思います。
あと「舞茸と蓮根のほうれん草ジェノバ(280円)」です。
「舞茸と蓮根のほうれん草ジェノバ」をカットすると、こんな感じ。ほうれん草がたっぷり使われていました。
これら3種類を妻とシェアして食べていますが、正直に書くと、動物性由来の原材料を使っていないので、コクというかうま味が少し物足りないかな?と思います。
途中でも書きましたが、パン屋にも原材料高騰という逆風が吹く中、ヴィーガン対応パンがどの程度受け入れられるか興味があります。
ちなみに、「ラプティトゥポルト」は、6月に公開予定の映画「スパイスより愛を込めて。」の撮影場所にも使われています。映画の名前の通りカレーを巡って繰り広げられる青春群像を描いた映画のようです。公開が待ち遠しいですね。ご馳走様でした。
モリスベーカリー
石川県小松市瀬領町カ125-1
TEL.0761-46-1565
10:00~17:00
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