全国各地に屋台村が増えているようです。
屋台といえば、私は福岡に住んでいたことがあるので、博多中洲の屋台を思い出しますが、屋外のオープンな空間ということで、コロナ禍で増えているのかもしれません。
さて、今日紹介する鹿児島にある「かごっまふるさと屋台村」は、約2年前までは、もっと北寄りの場所にあって、その名の通り屋外に屋台が並ぶ雰囲気でした。
私も3回ほど行っていて、一番最後に行ったときのことはこちらで紹介しています。
その後、いつの間にか閉鎖になっていたので残念に思っていました。
今回、鹿児島に出張に行くことになり、事前にネットで調べたら、昨年7月に場所を変えて再オープンしたということを知り、今回是非行ってみたいと考えていました。
前は屋外にお店が並んでいたので、雨の時などはお店の中以外は営業が出来ないことがありましたが、今回はビルの地下なのでそのような心配はありません。
ただ、屋台=屋外というイメージはスポイルされてしまったかもしれませんね。
そんな「かごっまふるさと屋台村」ですが、昨年7月オープンということで、施設は新しくきれいです。
色々なお店がありました。普通、屋台というと夜のイメージがありますが、ここでは建物の中ということもあってランチタイムに営業しているお店が多くあります。どこに入ろうか迷うほどです。

実は、行こうと思っていたお店は事前に調べてあったのですが、そのお店はこの日お休みでした。汗
そこで再度何軒かのお店を確認した上でチョイスしたのが、今日紹介する「桜島灰干し家 ゆうすい」です。
お店の名前に「桜島灰干し」という文字が入っていますが、調べてみると「桜島の火山灰と塩麹で作る」干物のようです。桜島と言えば噴火で出る灰を思い浮かべますが、ある意味厄介者である火山灰を有効利用しているわけです。
「灰干しすることで水分(魚臭)を取り除き、魚の臭みである、水分をじっくり火山灰で吸収することでアミノ酸を時間をかけて熟成し、本来の旨味をそのまま凝縮します。」という効果があるようです。
話は少し脱線しますが、「灰干し」というと徳島県の鳴門わかめを思い出しました。このわかめが美味しかった記憶があります。しかし、ダイオキシン対策法などの影響で生産量が大きく減少してしましました。その点。鹿児島では灰は桜島からもたらされるので問題ないわけです。
本題に戻します。
そんな桜島灰干し料理を中心として提供する「桜島灰干し家 ゆうすい」。

ランチタイムメニューには、こちらの平日のみのもの(770円)と、

すべての曜日に設定されているランチメニューがありました。
私は平日メニューから「桜島灰干しさば炙り焼き定食」を頼むことに。
まずは冷奴と漬物が出されます。
そしてメインの桜島灰干しさば炙り焼き。少し小ぶりのサバですが半身で骨が全くなかったので食べやすかったです。
灰干しで熟成されているのがウリですが、私の舌では、それほど塩焼きさばとの違いが判りませんでした。でも、美味しかったですよ。
ご飯は白米と玄米を選べたので、玄米でお願いしています。もちろん味噌汁も付いていました。
一緒に行った人は「桜島灰干し白身魚フライ定食」を頼んでいました。こちらは油で揚げていないヘルシーなフライでした。
桜島という鹿児島を代表するシンボルの火山灰を活用した特徴あるお店で、鹿児島に来たという実感を感じました。ご馳走様でした。
桜島灰干し家 ゆうすい
鹿児島県鹿児島市中央町11
鹿児島中央ターミナルビル地下1F
ランチタイム(水曜日以外毎日)
11:30~14:00(L.O.13:30)
ディナータイム(毎日)
17:00~23:30(L.O.23:00)
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