一昨日紹介した「和琉酒菜(わりゅうしゅさい) 藍(らん)」という沖縄料理の居酒屋。
そちらで生ビールと、40度の泡盛古酒のボトルを3人で空けしこたま飲んだあと、一人がもう一軒!と言い出しタクシーで向かったのは、ゆいレールの安里駅の近くにある1972年創業の老舗沖縄料理店「うりずん」。
沖縄の古民家を利用したお店の外観が風情ありますが、1972年創業ということで50年以上経っているわけです。
沖縄以外から来た客人をもてなす接待などで使われることが多いお店のようで、人気なので満席のことが多いようですが、この日は雨模様の天気だったのと、少し遅めの時間だったのでそれほど混んでいませんでした。
また、海外のガイドブックなどにも紹介されているのか、海外からのグループ客がいました。
我々は1階のテーブル席へ案内されました。2階にも多くのお客さんが入る広さの部屋があるようです。
こちらの写真はカウンターにいたお客さんが帰った時を見計らって写した写真ですが、壁には壺に入れられた泡盛がぎっしり並べられていました。
泡盛は米と黒麹で造る蒸留酒のことを言いますが、こちらのお店では首里に古酒蔵を構えていて、独自にブレンドした泡盛を甕に入れてオリジナルの古酒を育てているというこだわりようです。
メニューです。写真と説明書きが添えられた親切なメニュー。普段沖縄料理になじみのない観光客にもわかりやすいです。
kkおちらはドリンクメニュー。
kkおちらはドリンクメニュー。
では、飲み食べしたものを紹介していきますが、2軒目でだいぶ酔っていたので、うる覚えのところがあり自信ありませんがご容赦を。
料理の方ですが、まずこちらは「ドゥル天(713円)」はお店の人気ナンバーワンメニュー。それもそのはず。こちらのお店発祥のメニューだそうです。珍しい琉球王朝時代の宮廷料理でもあります。
田芋といわれる里芋に似た沖縄独特の芋に、豚肉・かまぼこ・しいたけを混ぜて練り合わせ、カラリと揚げている、いわば「田芋のコロッケ」。粘りを感じる芋と他の食材の味が混ざって美味しかったです
「豆腐チャンプル(594円)」は、沖縄の堅豆腐と青ねぎだけで作ったシンプルなチャンプルー。いい塩梅で炒められていました。
こちらは私は食べていませんが「足てぃびち(950円)」です。
長時間かけてトロトロに煮込んであるコラーゲンたっぷりの豚足。昆布が添えられていました。
こちらも私は食べていませんが、「スーチキ(594円)」。
調べてみると沖縄では「スーチカー」と呼ぶことが多いようですが、昔の沖縄の家庭では豚肉を塩漬けにして保存し湯掻いて塩抜きして食べていたようです。
「島らっきょうの浅漬け(594円)」は、沖縄のらっきょうでエシャレットに似た形。軽く塩漬けしてあるものを細切りにしてありました。私の好きな料理で、沖縄に来た時は食べたい品の一つなのですが、お店や時期によってはない時があります。
最後に沖縄のビールの後に頼んだ泡盛について。
「からから」と呼ばれる徳利に入れられて出されました。しかし泡盛は何を頼んだかは覚えていません。汗
昔の沖縄にタイムトリップした気分にさせられ、料理も美味しくて、何度も行きたくなるお店でしたね。ご馳走様でした。
うりずん
沖縄県那覇市安里388-5
TEL 098-885-2178
17:30~24:00(L.O.23:30)
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