日本全国うどんが有名な土地は多々あります。
讃岐・博多・大阪・水沢・氷見・五島・稲庭……など。
お店の数で言うと、讃岐うどんが頭一つ抜けているかもしれません。
さて、うどんと言うと工場で作られているものを除けば「手打ち」が一般的でしょうが、秋田県の稲庭地方や富山県の氷見では「手延べ」うどんが知られています。
もちろん、「手打ち」や「手延べ」うどんも、同じ素材(うどんは小麦粉と水と塩のみで作られてます)を使っているので、味そのものはそれほど変わらないかもしれませんが、食感やのど越しなどが違います。
個人的には「手延べ」うどんが好きなのですが、加賀地方ではなかなかメニューにあるお店が少ないのが現状です。
もちろん、小松うどんも好きなので、日常的に稲庭うどんを食べたいと思うことはないのですが、たまたまメニューにあると、ついつい頼んでしまします。
今日紹介する金沢市大額にある「うどん そば 藤七」は、創業40年以上経っているお店です。老舗ですね。
オープン時間の11:30に店内に入りました。
お品書きです。
うどん・そば・丼が並んでいます。こちらでは昔から多くある飲食店の形式です。
私は、事前にこちらのお店に稲庭うどんがあることを知っていたので、最初から稲庭うどんを頼むことに決めていました。
頼んだのは「いなりうどん(900円)」です。普通のうどんより300円高かったです。
ちなみに秋田県直送の稲庭うどんだそうです。
出されたのがこちら。
澄んだ汁に、短冊状に切られた薄揚げとネギが浮かんでいます、そしてその下に少し細めの稲庭うどんが見えます。見た目そうめんのような感じです。
もっとも、そうめんも冷や麦もうどんも基本同じで、太さだけが違うので当然なのですが。
やはりのど越しがいいですね。
出汁は上品で稲庭うどんに合っている気がしました。美味しかったです。
段々とこのようなお店が少なくなっていくことが寂しいですが、少しでも長く営業していただけるとうれしいです。ご馳走様でした。
うどん そば 藤七(とうしち)
石川県金沢市大額3-167
TEL 076-298-5963
11:30~21:00
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