山中温泉の「花紫」。創業120年の高級旅館で知られています。
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大昔に一度お邪魔したことがあります。あまり記憶は残っていませんが、典型的な和風旅館だったと思います。
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そんな「花紫」ですが、7月12日にリニューアルオープンしています。リニューアルのコンセプトは「現代における日本の文化サロン」。
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今回宿泊はしていないので部屋などの紹介はできませんが、エントランスからフロント、そしてロビーまで、モノトーンのインテリアでまとめられていて、シックな雰囲気に大変身していました。
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フロントの前にはギャラリーが出来ていました。
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こちらは「現代の和」を表現した茶房です。宿泊客のおもてなしに使われているようです。

そして8月1日より、リニューアルされたこの空間を利用しての「和のアフタヌーンティー」がスタートしていて、早々妻と一緒に行ってきました。

普通「アフタヌーンティー」といえば紅茶ですが、こちらでは日本茶を中心に楽しむ「和のアフタヌーンティー」となっているわけです。

私は甘いものがそれほど得意ではありませんが、「和のアフタヌーンティー」とはどのようなものか興味があったので行ってみることにしました。

1日2組限定で料金は一人5,000円です。
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正式な「アフタヌーンティー」では3段重ねのティースタンドが一般的なようですが、こちらでは2段。簡単な食事は別な器に盛られて提供されます。

まず出されるのは「フレッシュブレンドティー」。
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この日は「巨峰とマスカットのフレッシュブレンドティー」でした。

ほんのり甘さを感じるフレッシュな冷たいお茶。真夏に飲む最初の一杯として美味しくいただくことが出来ました。
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2杯目と3杯目に飲むお茶は、こちらのメニューに書かれている中から1種類好きなものを選びます。
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最初にこちらの茶葉の見本でお茶の特徴などを説明をしてくれます。

私と妻は二人とも「オリジナルティー」をお願いすることに。

私は紅茶で「打越紅茶+紫蘇」。妻は煎茶で「打越煎茶+ミント棒茶+レモンバーベナ」。
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こちらの写真の左側が私の「打越紅茶+紫蘇」。右側が「打越煎茶+ミント棒茶+レモンバーベナ」です。
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最初は急須でいれてくれます。
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私のはほんのり紫蘇の香りが鼻に抜けます。好きなお茶でした。

妻のも少し飲みましたが、すっきり爽やかな後口で美味しかったです。
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2杯目は、日本酒のお燗をするような「酒タンポ」というのかな?に入れられて、温泉旅館の一人用鍋で使われる固形燃料で温められて出されました。
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一の皿は、こちらが食事となる「季節のお寿司」で野菜の握り寿し。

香の物として水茄子と新生姜の甘酢漬が添えられています。

寿司は小ぶりで、これだけでお腹がいっぱいになることはありません。
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二の皿は「間味」で、厚焼玉子・クリームチーズの味噌漬あん最中・水寒天(とうもろこし・黒豆・枝豆)・野菜(きゃらぶき)の佃煮・棒茶のカヌレです。
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後ほど「棒茶のメレンゲ」も出されました。
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二の皿は「甘味」で、冷やしぜんざい・季節の果実・青梅甘露煮・干菓子・上生菓子です。
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こちらは「冷やしぜんざい」。甘さ控えめでよかったです。

普段これだけ甘いものを食べることが無いため、少々戸惑いましたが、こちらのはそれほど甘くない味付けで、すべて食べることが出来ました。

まぁ、5,000円と少々お高いですが、午後のひと時を鶴仙渓を望みながらゆったりとした気分に浸って優雅に過ごすことが出来るので、たまにはこんな贅沢もいいかもしれません。ご馳走様でした。

山中温泉 花紫
石川県加賀市山中温泉東町1丁目ホ17-1
TEL 0761-78-0077
アフタヌーンティーは完全予約制



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