グルメブログをやっていると、「いつもいい所ばかりへ食べに行っていますね!?」と言われることがあります。
しかし、それほど高いお店に行っているわけではありません。
というより、たぶん、それほどお値段が高いところに行くよりも、軒数を稼ぐために数をこなすことを優先しているかもしれません。汗
今回「日本料理つづら」へは久しぶりにお邪魔しました。
「ミシュランガイド北陸 2021 特別版」では2つ星に輝いている名店です。
白江町の「和餐 伸」という和食のお店のところにあったころは何度か伺いましたが、こちらに移転してからは遠いこともあって、2度ほどしかお邪魔していません。
前回9年ほど前に伺ったとき、何と!カメラのバッテリーを入れ忘れたというチョンボがあって、結局紹介できず仕舞いでした。
今回、初めての紹介となりますが、ここはミシュラン2つ星なので、お高いお値段と思われますが、ランチタイムにはお弁当で3,850円(税・サ別)からのお値段設定。比較的気軽に楽しめる日本料理のお店なのです。
この日は夜にお邪魔しました。
数寄屋造りの立派な店舗。店内も贅沢に空間を使っています。
我々が案内されたのは、お茶室の部屋。庭が見えて2人で静かに食事をするには最適でした。お茶会の後、懐石料理を楽しむにもいいお店ですね。
夜は一番安いコースが1万円(税・サ別)。その上は15,000円となっていました。
我々は1万円でお願いしました。
1万円と15,000円の違いは品数は2品ほど増えて、ネタのクオリティも上がるようです。

では、料理について紹介しますが、まずは生ビール。
お通しがわりでしょうか、「オクラと蓴菜」と「夏野菜の白和え」が最初に出されました。
どちらも上品なお味でした。
お凌ぎで「アカイカと甘えびの昆布締め、玉子」。
甘いアカイカ、ほんのりと昆布の香りが付いた甘えび、いい塩梅でした。
椀物は「胡桃豆腐と鯛の吸い物」。クルミの濃厚な味に負けない出汁のうま味。
お造りは「なめら」。「きじはた」ですね。夏が旬です。甘みを感じる白身で美味しかったです。
そして、蒸し暑い季節でしたが出されたのが「葛鍋、才巻エビと新生姜」。
ご覧のように七輪に入れられた炭火で炊かれます。
葛の季節と言えば季節でしたが、葛は冷たくして食べるものとぃつたイメージが私にはあります。ただ、風邪をひいたときには葛湯を飲むように、新生姜と葛のコンビは体が温まり、のどにも良さそうです。
焼き物はの鮎は庄川と犀川の食べ比べ。
ちょうど行った日の前日が石川県の河川での鮎釣りの解禁日。この日が犀川で獲れた鮎の最初。ラッキーでした。庄川の鮎は畜養されたものです。
蓼酢につけて食べます。
手前のが犀川で獲れた鮎。小ぶりですが香魚と呼ばれるだけあって、舌だけではなく鼻でも美味しさを感じることが出来ました。
もちろん頭から骨まで食べられます。
これは「イチジクごまだれ掛け」。
黒ゴマのコクのある風味と白ゴマの甘みのある味わいを愉しむことが出来ました。

デザートは「青梅の蜜煮」。冷えていてほんのり甘い蜜の味と青梅のさっぱりとした酸味を楽しめます。
最後にはお抹茶が出されました。お茶室で飲むのはまた格別でした。
1万円のコースは内容・ボリュームとも満足でしたが、ネタはそれほど高級なものは使われていません。
最後に飲んだアルコールについて。3種類ほど頼んでいます。
こちらは最後に頼んだ「手取川 大吟醸 古古酒」です。美味しかったです。
以上を飲み食いして一人15,000円強。
東京などでミシュラン2つ星のお店に入って楽しむと3万円ほどは覚悟すべきかもしれませんが、こちらではこの値段で愉しむことが出来るのが嬉しいですね。ご馳走様でした。
日本料理つづら
石川県小松市千木野町3-81
TEL 0761-23-3389
11:30~14:00
17:00~22:00
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