日本人が好きなイタリア料理。
しかしイタリア料理と一口に言っても、日本に色々な地方があり料理の個性が違うように、イタリアも地方でテイストや味が違うわけです。
ピッツァだけを見ても、ローマやミラノ、ナポリなどで違うようにです。あんまりいい例えではないか……。
今日紹介するのはイタリアトスカーナ地方の料理を楽しむことが出来るお店です。
トスカーナ地方といえば、代表的な都市はフィレンツェ。ご存じルネサンス時代の中心都市。
私はイタリアには2度行きましたが、残念ながらフィレンツェには行ったことがありません。
お店の名前は「トラットリア クアクア(TRATTORIA QUA QUA)」。
イタリア語で「Qua Qua」は「ガーガー」という鳴き声とか「ここ、ここ」っていう意味なのだそうです。
大都市ではトスカーナ料理を楽しむことが出来るお店は色々あるのでしょうが、石川県ではあまり知りません。
また、イタリアでトラットリアとは、日本でいえば大衆向けのレストランのことですが、ただ「大衆向けのレストラン」と言っても範囲は広いようです。
ちなみに、ブログを書き始めてから最初のころの15年前にイタリアミラノに行ったときのことをこちらで書いていますが、リストランテとか他のイタリアの飲食店のことなど紹介しています。
こちらは前々から人気のお店だということは知っていましたが、少しだけ街の中心からは離れていることもあって、いままで行く機会がありませんでした。
さて、この日は珍しく平日少し遅めのランチタイム。念のため予約を入れて伺いました。
外観はイタリアトリコロールカラーに近い?
店内もイタリアンな感じ?です。
でも一番イタリアンな雰囲気を感じさせてくれたのは、カメリエーラ(言い換えればウエイトレスですが、その呼び方では彼女に失礼)の女性のかたでしょう。メニューを説明するときの発音からが違いました!
オーナーシェフの方は小松出身のようですが、イタリアトスカーナで11年半ほど働いておられ、2013年夏にこちらのお店をオープンさせています。
ランチメニューはこちらの3種類。
我々は真ん中の「プランツォ(1,600円)」を頼むことに。前菜盛り合わせ、パスタ、パン、ドルチェ2種類、カフェまたはソフトドリンクという内容になっています。
まずは前菜盛り合わせが出されます。
内容の説明がなかったので、いい加減なことは書けないので説明は割愛しますが、どれも美味しかったです。
全てが冷製ではなく、温かいものはちゃんと温かく出されました。ワインが飲みたくなりました。
パンはフォカッチャです。これは美味しかったです。
パスタは、普段あまり食べることが出来ないものということで、こちらのパスタのメニューから、私は「兵庫アナゴと黒オリーブのスーゴ 全粒粉のメッツィリガトーニ リヴォルノ風」です。
リヴォルノ風とはトスカーナのリヴォルノの漁師料理で「タラをトマトソースやハーブと煮込む料理」なのだそうで、アナゴと黒オリーブを煮込んだスード(ソース)でした。
またメッツィリガトーニとは、メニューにパスタの実物が貼られてありますが、ショートパスタで形状はマカロニと同じように穴の開いた円筒状。外側には波状の筋が入っています。
アルデンテで、ソースを絡めて食べると口の中で魚介の風味が広がりました。とても美味しかったです。
妻のほうは「鶴来産ブロッコリーのくたくたソースのフジッリアンチョビ風味」。
フジッリとは、小さく厚いらせん状のパスタのこと。日本ではカールマカロニかな?
あんまりソースがかかっていないように見えますが、私も少し食べましたが、ブロッコリーがいい仕事していました。
最後のデザート。左側はパイ生地に近いようなケーキでした。
ドリンクはこちらからのチョイス。私はアイスティー、妻はアメリカーノです。
ランチだったのでスピーディに済ませましたが、本当ならば昼間でもワイン片手にゆったりとした食事を楽しむのがいいような内容でした。
1,600円でこの内容。満足度高しです。夜にもお邪魔したいお店でした。ご馳走様でした。
トラットリア クアクア(TRATTORIA QUA QUA)
石川県金沢市増泉2-7-11
TEL 076-272-8865
11:30~14:00(L.O.13:30)
17:30~22:30(L.O.21:30)
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