毎年2月に「鮨 志の助」に行くことを目的に金沢に来る友人夫妻。
昨年はコロナ禍でやむなく中止に。今年もまん延防止措置が出ていましたが、何とか来ることが出来たので、2年ぶりに「鮨 志の助」に行ってきました。
「鮨 志の助」へは、小松にお店を出した1999年から、私は何十回もお邪魔しています。
ただ2007年に金沢の今の場所に移転してからは、小松からは遠くなったので通算7度目ぐらいになるでしょう?
季節ごとの旬のネタをおまかせスタイルで食べさせてくれる「鮨 志の助」。ここ数年はいつも友人夫妻が来る2月に行くことが定番になっているため、ネタの種類が似ているのが少し残念ですが、また紹介したいと思います。
18時のオープン時間にお邪魔しました。
コロナ禍で通常はカウンター席10席のところ、8席に間引いての営業。満席でした。
お聞きすると、やはり緊急事態宣言が出されているときは遠方からのお客さんがめっきり減ったようですが、奥様とお二人で切り盛りされているので何とかやってこられたと話されていました。
まずは瓶ビールで乾杯です。
最初に出されたのが、こちらの「あん肝」。濃厚です。
上出長右エ門窯の九谷焼の皿に乗せられて出された「寒ブリ」は脂が乗っていて、もみじおろしで食べると後口もよく食べることが出来ます。
「鮨 志の助」では使用している器は、九谷焼中心ですが名品を使用していて、そちらも楽しむことが出来ます。
志の助の酒肴の定番「万寿貝バター焼き」。
「加能ガニ」はカニみそがたっぷり乗せられていて、そのまま食べてもいいのですが、3杯酢も出されたので途中からかけて食べました。
お造りは「ガスエビ」「鯛の昆布締め」。昆布締めが上品。
この後は握りに移ります。
最初から「のどぐろ」が出てきました。炙ってあるのでうま味がにじみ出ています。
「梅貝」は私の好きなネタ。上品な固さで噛むと奥深い貝の滋味が口中に広がります。
「甘えび」は、握る前に殻から身を外して握られます。プリプリの身の上には青い卵が乗せられています。
「たらの白子」は軍艦巻き。おろしとポン酢で。
「あぶとろ」。まぐろのトロの炙りです。脂のノリが半端ないです。
「ヤリイカ」は甘い!
山本長左氏の九谷焼の小さな器に入れられて出され「うに」は濃厚でした。
「アジ」は小ぶりなのを一枚一枚その場で皮をはぎ、刻んで握りに。こちらも美味しいです。
「ネギトロ」は中トロの部分とネギの白い部分を適度に刻んで、手巻きで食べさせてくれます。
「うなきゅう」。ウナギとキュウリ。こちらも手巻きです。うなぎの香ばしい風味にきゅうりの食感が合わさっていい感じ。
あと、追加で久しぶりに「なみだ巻き」をお願いしました。
昔、小松にお店があったころに食べたものとは少し違っていて、ワサビの茎を甘辛いタレに漬け込んだものが中に入れられています。
では、最後に飲んだ日本酒について。
小松の東酒造の神泉大吟醸。
九谷焼と江戸硝子を融合させた、能美市の清峰堂の九谷和グラスで飲みます。
「神泉」は蔵元まで時々買いに行くほどですが、食中酒としてはとてもいい銘柄です。
あと、確か菊姫の大吟醸だったかな?を飲んでいます。
おつまみ5品と握り10貫、そしてあら汁が付いて一人22,000円ほどでした。
2年ぶりの「鮨 志の助」でしたが、変わらずの丁寧な仕事ぶり。安定の味でした。ご馳走様でした。
鮨 志の助
石川県金沢市入江3-73
TEL 076-216-5280
12:00~14:30
18:00~21:30
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