世の中、熟成肉だとか熟成魚などという言葉を聞くようになってきてしばらく経ちます。
一言で「熟成」と言っても、熟成の度合いによって味やうま味が違ってくるでしょうが、いずれにせよ熟練の技が必要だと思います。
ある意味ブームなのでしょうが、こと石川県をはじめ新鮮な魚介を食べることが出来るところでは、魚については熟成をウリにしているお店は少ないのではないでしょうか?
個人的には、素材の良さと料理人の腕に期待したいので、それほど「熟成」というワードに興味があるわけではありません。
さて、今日紹介するのは大阪ミナミの人気の居酒屋です。
緊急事態宣言は解除されていましたが、大阪は移行期間中で、アルコールの提供は20時半まででした。
静岡から移動してきて、ホテルにチェックイン。近くのこちらのお店で一人で一杯やることにしました。
「鯛之鯛 難波店」という店名にある通り、鯛をウリにしているのでしょう。
また熟成魚もウリの一つで、専用の冷蔵庫で鮮魚を0~3℃程度に保ちながら熟成させているとグルメサイトの紹介ページで書かれていました。
お店は近鉄・阪神の大阪難波駅の上あたり、難波フロントビルの地下にあります。
店中は奥に長い作り。私は一人だったので、カウンター席に案内されましたが、一人客は私だけ。
少人数のグループ客が多く、テーブル席はほぼ満席でした。
メニューです。
本日のおすすめ。
ネットと情報では明石より直送の「昼網鮮魚」がおすすめということ。
まずは生ビールの中(505円)と付き出し。
大阪では、それほど刺身を頼むことはないのですが。今回は熟成魚を食べてみたいということで、「お造り盛り合わせ(638円)」を頼むことに。
刺身はハマチ、ヒラメ、本マグロ、甘えびの4種類。熟成魚はカンパチと金目鯛の2種類盛られています。
刺身は、醤油とポン酢を付けて食べますが、熟成魚は塩かワサビを付けて食べるといいということで、それに従って食べてみました。
どうなのでしょう?熟成魚、確かにうま味は増しているようですが、食感というか他の要素については好みの問題でしょうね。値段との兼ね合い次第ですが、北陸の新鮮な魚のほうが私には美味しく感じました。
こちらは「明石たこのサラダ(879円)」。
明石のたこは有名ですね。
私も大阪に住んでいるときに、明石の料理旅館「人丸花壇」で蛸づくし会席を食べに行ったことがあります。
このたこは確かにおいしかったです。
普段食べない「さざえつぼ焼(680円)」も頼んでみました。
濃いめの味付けです。
最後に肝を食べますが、若いころは苦味が苦手でしたが、いまは大好物!違いが判る大人です。
そして、これらを食べた後、店名にある鯛を食べていないことに気が付き頼んだのがこちらの「名物 鯛みそ(439円)」。
これは酒の肴でした。これ一つで何杯も飲めそうな味。少々辛いので海苔に巻いて食べるとちょうどいい感じです。最初に頼めばよかった!?
最後に生ビールの後に頼んだアルコールについて。
ドリンクメニューに白州と山崎のハイボールの文字が見えたので、久しく飲んでいないこちらの2杯も頼んでいます。一杯725円でした。
締めて5,000円を少し超えるぐらい。コスパもよく色々なメニューがあり、こだわりのウリまであるのでいいお店だったと思います。ご馳走様でした。
鯛之鯛 難波店
大阪府大阪市中央区難波4-7-14
難波フロントビルB1
TEL 050-5594-6123
平日17:00~23:30(L.O.23:00)
土日祝16:00~23:30(L.O.23:00)
無休
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