今日で石川県金沢市が対象となっていた「まん延防止等重点措置」が解除になります。

これまでアルコールを飲んだ内容のアップを控えていましたが、今回からアップしていきます。

さて、今日紹介するお店の場所は、前は「一献」というミシュランで星を2つ獲得された日本料理の名店でした。

残念ながら閉店。女将の「まずは一献!」で宴が始まる粋なお店でしたが、残念です。

そのあとを、引き継がれたのが、今日紹介する「鮨 いくた」なのです。昨年9月にオープンしています。
鮨 いくた

外観は、見た感じでは「一献」のときのままのようです。
鮨 いくた (4)

店内はカウンターはそのままですが、他は手を加えられていると話されていました。

「鮨 いくた」のご主人の生田さんは、金沢東山のミシュランの星一つを獲得されている「鮨みつ川」で、光川さんが東京にお店を出した際に「鮨みつ川」を任されていた方です。

夜はおまかせのコースのみで税込み11,000円です。
鮨 いくた (5)

まずは薄張りグラスで出される生ビールで乾杯。

「鮨みつ川」では、刺身以外のおつまみや料理はそれほど出されませんでしたが、こちらでは6品ほど出てきました。
鮨 いくた (6)

最初に出されたのはアイナメの刺身。

そして「蒸しアワビ吸い物」です。
鮨 いくた (7)

アワビを食べるのは久しぶりかもしれません。上品な出汁が効いていて、じゅんさいが入っていました。
鮨 いくた (9)

お次は、サワラのたたき。藁で炙って香りづけ。そして新玉ねぎの漬けが乗せられているもの。

新玉ねぎの甘みが加わっていて、サワラの上品な脂と香りとのハーモニーが心地よい一品でした。
鮨 いくた (10)

こちらはホタルイカとイチゴ。珍しい組み合わせです。下にはホタルイカのミンチが敷かれていて、漬け込まれたホタルイカの塩気とうま味、イチゴの酸味が合わさって不思議な味?

フグの白子を焼いたものにワラビとワサビ菜が添えられています。
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フグの白子は中が熱々で注意が必要。注意しながら噛むと、中からとろ~りとクリーミーなうま味が口の中に広がりました。
鮨 いくた (12)

料理ものの最後は毛蟹の酢の物。小さめの毛蟹のそれも半分でしたが、甲羅に身と内子が詰められ、上に足の身が乗せられていました。

ここから握りに移ります。江戸前風で握りに何らかの味付けがされているので、そのまま食べることができます。
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最初の一環はアカイカ。「鮨みつ川」で出されるイカと同じように、3枚におろしてシソを絡めてある握り。まぁ、元々は、90歳になって最後?の現役引退を宣言された小松弥助の森田さんの得意技?切ったところからうま味を感じるイカの身の処理の仕方。熟知されています。
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こちらは七尾湾でとれる赤西貝。コリっとした食感がいいです。
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フクラギ。皮目をワラで炙ってあります。
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サヨリ。これからの季節はいいですね。
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こちらは桜鱒の漬け。すごい脂が乗っていました。
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コハダは、大きめのサイズで身が厚かったです。これからの初夏からが旬ですが、5月だとサイズ的にはコノシロに近かったのかも?
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穴子は脂が乗っていました。
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最後は手巻きでメジマグロの漬けでした。マグロの手巻きで締めるのも「鮨みつ川」流?

あとどこかでキジハタが出されたと思うのですが、写真写し忘れたかな?
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最後にお酒について。こちらがドリンクメニュー。
鮨 いくた (8)

色々料理の流れに応じて、おすすめの日本酒を3~4種類ほど出していただきました。すべて純米酒ですっきりとした飲み口のお酒が多かったです。

以上飲み食いして、2人で2万8千弱。料理や握りはバラエティ豊かで味の面でも変化があって楽しめましたし、美味しかったです。おすすめのお店だと思います。ご馳走様でした。

鮨 いくた
石川県金沢市片町1-4-4
TEL 076-254-1422
12:00~14:30 最終入店13:00
18:00~22:00 最終入店20:30
不定休


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