先週末、友人のお店に行くために和倉温泉まで日帰りの旅。

そのついでに、何件かグルメブログのネタ探しを兼ねてお店を回り、その合間に少しばかり観光をしてきました。
和倉温泉 (2)

和倉温泉には何度か泊まりに来ていますが、あまり観光エリアという認識は個人的にはなく。観光は能登島や七尾市内のほうが色々見どころが多いかもしれません。
和倉温泉 (3)

久しぶりに来てみると総湯が新しくなっていました。

さて、グルメの話題は後日アップするとして、今日はミニ観光編として2か所を紹介します。
和倉温泉お祭り会館

まずは2020年6月1日オープンしたばかりの比較的新しい観光施設の「和倉温泉お祭り会館」。

前は「和倉温泉観光会館」だったところをリニューアルして「和倉温泉お祭り会館」に変わっています。

中には、七尾市を代表する4つの祭り「青柏祭」「石崎奉燈祭」「お熊甲祭」「能登島向田の火祭」を紹介する内容の展示がされていました。
和倉温泉お祭り会館 (5)

「青柏祭」は、国重要無形民俗文化財、ユネスコ無形文化遺産に認定されていますが、今年の実施は現時点では、まだどのようになるかは決定していないようです。

また「石崎奉燈祭」は日本遺産に認定されています。能登はお祭りが本当に多いですね。
和倉温泉お祭り会館 (8)

元々観客席が設置されているホールだったところなので、天井が高く、「青柏祭」の「でか山」や「石崎奉燈祭」の「奉燈」は実物大のものが展示されています。

「青柏祭」や「石崎奉燈祭」は実際の祭りを見たことがないのですが、「でか山」は間近で見ると、本当に迫力がありました。
和倉温泉お祭り会館 (10)

あと大きなスクリーンで各お祭りの紹介映像などが流れていました。

入館料金は大人800円。七尾市の施設ではなく民間の運営なのでしょうか?地元のお祭りのPRにもなるので、もう少し料金が安かったらよかったかな?と感じました。

和倉温泉お祭り会館
石川県七尾市和倉町2-13-1
9:00-17:00(最終入館 16:30)
第2・第4水曜、年末年始休館

お次は、和倉温泉お祭り会館から近くにある青林寺
青林寺 (7)

正式には「曹洞宗 白巖山青林寺」といいます。

この冬のJRの「Japanese Beauty Hokuriku キャンペーン」のポスターに採用されて、一気に有名になりました。

私も、これまで知らないところで、今回初めて行くことに。

見どころは「御便殿」というお部屋。

明治42年に大正天皇が能登に行啓した折、そのためだけに建てられた建物の一部を青林寺境内に移築して保存されています。昭和天皇の宿泊にも使用されました。

普通はこのような施設は使用後は取り壊されるのだそうで、こちらは色々な理由から取り壊されず、結果、全国で2カ所しか残されていない御便殿なのだそうです。

2017年1には国指定登録有形文化財として登録されています。。
青林寺 (14)

こちらは、当時、皇太子だった大正天皇がお休みになられたところです。でかい座布団はシルクですよ!
青林寺 (15)

また、この昭和天皇が宿された部屋の天井は折上げ格天井仕様という、御格式の高い仕様になっています。
青林寺 (16)

また、廊下の床は秋田杉。木目が美しいです。年輪を数えると1枚の板だけで110年ほどの年輪が読めるを使用しているようです。すごいですね。今ではなかなか手に入らないということでした。

そして、こちらのウリは部屋の中に置かれている座卓の上から水平に構えたカメラで写したときのインスタ映えする写真です。
青林寺 (3)

ネットでもきれいな写真がいっぱい掲載されていますが、我々が行った時期や時間帯では、こんな感じにしか写すことができませんでした。

5月の新緑の季節が絶好の時期かもしれませんね。

この手の写真は京都の瑠璃光院が有名ですが、石川県も負けていないです。

ちなみに「2021年4月より御便殿のみ拝観の場合は、御厚志500円をお納めください。」と書かれていましたが、我々がお邪魔した3月の中旬でも、そのようになっていました。

もちろん、「御便殿」の保存のために使われています。皆さんも是非どうぞ!

曹洞宗 白巖山青林寺
石川県七尾市和倉町レ部61
TEL 0767-62-2836
9:00~16:00
※事前に電話で確認されてから行かれることをお勧めします


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