横浜で宿泊したホテルが横浜中華街の近くだったので、ディナーは横浜中華街で取ることにしました。
平日だったからかコロナ禍だからか、中華街の人出はそれほどでもなかったです。
今回チョイスしたのは「聘珍樓 横濱本店」です。
こちらは日本に現存する最古の中国料理店ということで、由緒あるお店なのです。
高級中華のお店なので普段なら選択しないのですが、今回の旅行で「Go To トラベル」キャンペーンで頂いた、そこそこの金額の地域共通クーポンをこの日と翌日までに使う必要があるだろうということで、こちらのお店でちょっと贅沢することにしました。
お店はメイン通り沿いにあります。立派な店構えですね。
大きくて店内も広いお店で最大400名ほど入ることができるようですが、行ったのは2階の一角にお客さんを集中させていました。
広いスペースでさらに客席の間隔も相当広いので、感染対策には十分でした。
我々は、こちらに来る前にホテルのクラブラウンジで軽く飲み食いしてくる予定だったので、こちらではあまり食べる量は抑えようということから、アンチエイジング薬膳料理の例湯ライトンコース(一人前税抜4,000円)を事前に予約してありました。
ちなみに同じ薬膳料理のプレミアム壺蒸しスープが付いたコースの場合は一人前税抜8,000円となっていて、「薬食同源」で知られる中国の考え方に基づいてメニュー構成や食材の選択、調理方法も考えられています。
しかし我々の4,000円のコースは、プレミアム壺蒸しスープではなく、「例湯(本日のスープ)」になっています。
ちなみに「例湯」とは香港などで日常的におかずと一緒に食べるスープのことです。
乾杯は青島ビール。青島ビールも美味しくなった気がしました。
まず出された「チーホージャン三種前菜の盛り合わせ」がこちら。
上から「巻き海老のスパイス揚げ」「茹で鶏肉の唐辛子ニンニクソース」「くるみ飴炊き」
ただ私は「茹で鶏肉の唐辛子ニンニクソース」がダメなので「クラゲ」に変えてもらっています。
次に出された「例湯」は何だったかな??椎茸とクラゲだったかな?忘れました。でも、一口飲むと体に良さそうなのはわかりました。
今回の旅行でたくさん記事を書かないといけないので、時間がかかってこの辺りのことになると記憶がだんだんなくなっています。(^^;
お次の「大海老の唐辛子酢漬け蒸し」は、ピリ辛でプリンプリンの海老の食感が印象に残っています。
海老以外の食材、山芋・唐辛子・舞茸・ニンニクなどは免疫力を高める効果があるようです。
「グリーンカールの腐乳炒め」グリーンカールはレタスの仲間です。それを豆腐を原料にした腐乳で炒めた料理です。発酵調味料でお腹の調子を整えます。
締めは「汁なし黒胡麻担々麺」。
黒胡麻はアンチエイジング食材で、ピリ辛のタレをよく麺に絡ませて食べます。麺はコシがあって美味しかったですよ。
デザートは「なつめのマーライコウ」。2人分です。
我々は、アンチエイジング薬膳料理の例湯ライトンコース以外に、ちょうど旬だった上海蟹のオス(税別7,300円)とメス(税別6,300円)1パイずつ予約してありました。
上海蟹は3年前に中国に行ったとき食べたことがあります。
上海蟹は、中国の上海近くの湖や川で獲れるモクズガニの一種で、あちらでは「大閘蟹(ダージャーシエ)」と呼びます。特に江蘇省の「陽澄湖」が有名です。
基本、ズワイガニと同じように、メスは内子、オスはゼラチン質の白子と身が美味しいです。
雌がたくさんの卵を抱く10月(旧暦で9月)と、雄が白子を持つ11月(旧暦で10月)が美味しいと言われていて、ちょいど我々が行った11月初旬は両方とも旬だということで欲張って両方頼んでみることにしました。
こちらがオス。
こちらがメス。
ズワイより殻が固いので、意外と捌くのが大変。こちらのお店は1パイ当たりのお値段が高いのですが、すべてお店の方が捌いてくれるのでありがたいです。
出されたこちらがメス。
こちらがオスです。
ショウガや黒酢などで作ったタレで食べます。メスの内子は濃厚でした。
どうでしょう?メスは値段のことを考えると香箱のほうがいいかな?
上海蟹を食べるときはやはり紹興酒が合いますね!?
紹興市で生産される老酒のみ紹興酒と呼ぶことができます。
紹興酒テイスティングセットというのがあったので、そちらを頼んでみることにしました。
紹興酒テイスティングセットには2種類あって、我々はその両方の計5杯をシェアして飲んでみることに。
紹興酒テイスティングセット1は「塔牌紹興酒 陳年10年」と「紹興貴酒 陳15年」の2種類。
あまり紹興酒を日頃飲んでいないので、それほど語ることはできませんが、やはり今回頼んだ料理には合うように感じました。
特に「紹興貴酒 陳15年」は、長期熟成でシェリー酒のような風味を感じる芳醇な香りがあって、すっきりとした飲み口ながらまろやかな味でよかったです。
紹興酒テイスティングセット2はお店の名前が冠されたオリジナルブレンドの「聘珍樓紹興酒」と長期熟成の「古越龍山 陳年10年」、そして「蘭亭 陳10年」の3杯でした。
「古越龍山」ブランドは紹興酒生産数量が1位だそうです。
何れも飲みやすい紹興酒でした。
でも、アンチエイジング薬膳料理を食べてもお酒を飲みすぎてはだめですね!?(^^;
たまには贅沢な中華もいいかな!?ご馳走様でした。
たまには贅沢な中華もいいかな!?ご馳走様でした。
聘珍樓 横濱本店
神奈川県横浜市中区山下町149
中華街大通中央
TEL 045-681-3001
[月~金]
11:30~15:00/17:00~22:00(ラストオーダー21:00)
[土・日・祝]
11:00~22:00(ラストオーダー21:00)
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