先日のシルバーウイークから本格的に旅行する人が増えているような気がします。
10月に入ると「Go to トラベル」キャンペーンに東京が対象に加わり、さらにその流れが加速するようです。
一方、このコロナ禍において、星野リゾートの星野代表が提唱するマイクロツーリズムという言葉を初めて知ることになりました。
まぁ、近場の旅行という意味なので、特段新しくできた用語ではないとは思いますが、横文字だと何となくいいイメージで捉えられていますね。
今日は、シルバーウイークの白峰まで足を延ばしたときの話題です。プチ・マイクロツーリズムです。
さて本題です。白峰地区はご存じの通り豪雪地帯です。
冬になると多くの雪が積もり、いまでこそ道が整備されて真冬でも車で行き来は簡単なのですが、昔は住んでいる人にとっては、冬の間はまさに「籠る」という言葉がぴったりくるような生活を送っていたわけです。
そんな白峰には、重要伝統的建造物群保存地区、いわゆる「重伝建地区」があります。
この日はそんな重伝建に登録されている「山岸十郎右衛門家」が一部公開されているという情報を聞いて出かけることにしたわけです。
白峰は江戸時代は幕府直轄地(天領)だったところで、旧山岸家は白山ろく十八か村における取次元(大庄屋)を勤めた家柄。旧山岸家住宅は、そんな大庄屋がいまから180年前に建てた家屋なのです。いまはだれも住んでいなくて白山市が所有管理しています。
入館料は無料で、地元の方の説明も受けることができます。
公開は一部のところのみで、立派だったであろうお庭の側から入り、縁側越しに見ることができます。家の中には入ることができません。
仏間の立派な天井が印象的でした。
11月3日までの土・日・祭日、10時~16時で公開されています。
最後にグルメブログとしてグルメネタを一つ。
この帰りに立ち寄ったのが、山下ミツ商店。
堅豆腐が有名ですが、国産大豆と天然にがり、そして霊峰白山の名水を原料に使った商品を色々作っています。
買い求めたのは「焼きいなり」。
これは元々は加賀市の加賀守岡屋が売り出したもので、羽田空港で空弁としても人気となっています。
使われている厚揚げがこちらの山下ミツ商店のもの。
羽田空港でちゃんとしたパッケージのを買うと、800円ほどしたと思うのですが、こちらの山下ミツ商店で買うと500円でした。
加賀守岡屋で作っているのではなく、山下ミツ商店で作っているのでしょうが、味的にはほぼ同じではないでしょうか?
2個入りで「鶏ごぼう」と「ちらし」。出汁がしみ込んでいる分厚くて大きい油揚げの中に「鶏ごぼう」と「ちらし」が詰められていました。
私は「ちらし」を食べています。
香ばしい大豆の風味と酢飯の相性もよかったです。ご馳走様でした。
山下ミツ商店(白峰工場)
石川県白山市白峰イ23
TEL 076-259-2024
10:0018:00
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