夏になると飲食店では夏季限定のメニューを加わえるところが多いと思います。
蕎麦屋さんの場合は、真冬でも冷やした蕎麦を食べることが出来るわけですが、夏野菜などの季節の食材を使って、より夏の季節にふさわしいメニューを設定してくれるところも多々あって、私もそんなメニューを見つけると、ついつい頼んだりすることがあります。
蕎麦屋では、いわゆる「変り種蕎麦」として蕎麦に色々練り込んだり、具材として乗せたりして夏向きの涼しさを演出するような形で実現しています。
蕎麦との相性のいい夏向きの具材を使ったメニューとしては「すだち蕎麦」などが有名ですね。大阪福島に「蕎麦 まき埜」というお店があって、そちらの「すだち蕎麦」が美味しくて有名です。私も大阪に住んでいた時に行きました。
ちなみに今日紹介します小松三日市商店街にある「ふる里の味 すみげん」は、「蕎麦 まき埜」にフグの子を卸しているようです。
さて「すみげん」は、いわゆる乾物屋さんですが、2016年3月より店内で蕎麦の飲食を始めています。そして今では早い時間に蕎麦が売切れになる日があるほど人気の蕎麦屋さんになっているのです。
乾物屋さんだけに、自慢のかつお節を使って作る出汁が秀逸です。
今回、この6月6日から夏季限定でメニューに加わった「ごまトマト蕎麦」を食べに出かけました。
「ごまトマト蕎麦」は2種類。「冷かけ」と「つけ」があって、どちらも小松特産のフルーツトマトと、すみげん特製の出汁、そして練り胡麻が使われています。「冷かけ」「つけ」共一日5食限定です。
昨年から食べることが出来たのですが、昨年は行くことが出来なかったので、今年はスタート早々に食べに出かけました。
席にはアクリル板の仕切りが出来ていて、新型コロナウイルス対策もバッチリです。
私は「冷かけ」を頼みました。出されたのがこちらです。
普通の蕎麦とは違っていて、なかなかそそられるビジュアルではないですか!?
胡麻が沈んでいるので、よくかき混ぜて食べます。
すみげん自慢の出汁の旨み、胡麻のほのかな甘味、そして小松市特産のフルーツトマトをふんだんに使っていて酸味がプラスされ、うまくバランスが取れた汁になっています。
フルーツトマトはそれほど甘いものを使っていなくて、どちらかというと酸味を多めに感じる夏向きなものでよかったです。
一方の「つけ」のほうはより胡麻の風味が増していて、少し甘めのタレにつけての蕎麦になります。こちらの方も機会があれば食べてみたいと思います。
一方の「つけ」のほうはより胡麻の風味が増していて、少し甘めのタレにつけての蕎麦になります。こちらの方も機会があれば食べてみたいと思います。
昨年新作メニューとして出すとき、小松産の食材を使いたいという思いが強く、何度も試作を繰り返して今の味にたどり着いたとお聞きしました。その甲斐があったのではないでしょうか!?
これから本格的な夏がきますが、「ウイズ コロナ」のなか、熱中症にも気を付けながら、冷たく美味しいそばを食べて夏を乗り切っていきましょう!ご馳走様でした。
ふる里の味 すみげん
石川県小松市三日市町9
TEL 0761-22-4214
9:30~19:00
蕎麦は11:30~売切れ次第終了
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