いままで石川県庁にほど近い場所にあった「Boulangerie YAMANEKO(ヤマネコ)」。
金沢であれほど人気だったお店をやめて、なぜかほく市に移転されたのか?
理由はそれほど詳しくは知りませんが、いまのお店は一軒屋の素敵なお店で、ビルの1階のテナント店で営業していた時に比べると、自分の思っていた通りのお店で営業が出来るようになったと話されていました。
金沢のお店では色々なレストランなどにも卸していらっしゃったようですが、いまはほとんど?やめて、お店での販売に徹していらっしゃるようです。
さて店名の「菜虫化蝶(なむしちょうとなる)」。少し聞きなれない単語ですが、「菜虫化蝶(なむしちょうとなる)」とは、七十二候の一つで二十四節気の「啓蟄」の末候にあたる3月15日~3月19日ごろのことを指します。
意味的には「青虫が羽化して紋白蝶になる」ということらしいです。
ちょうど、こちらのお店が移転オープンしたのが3月18日なので、その時節に合わせた名前ということですね。
移転する前から知っていたのですが、なにぶんにも遠いのでなかなか行けませんでした。
今回やっと、お盆の時期にお店の営業を確認した上で向かいました。
外観はシンプルな中にも、何か違うぞ!と感じさせてくれます。
店内も温かい空気感を感じる作りになっていました。
こちらの場所はイートインコーナーだと思っていましたが、帰って調べると待ちスペースのようですね。
人気のお店で毎日多くのお客様で賑わっているということなので、パンが残っているか心配だったのですが、11:20頃お店に到着すると珍しく?誰もお客さんが居ませんでした。
パンが焼き上がってお店に出されるのが朝9時と、午後3時の2回。我々が行った時は朝の焼き上がりからだいぶ時間が経過していたのですが、お盆時期だったのが幸いしたのかもしれません。
ショーケースの中に色々なパンが並んでいます。「Boulangerie YAMANEKO(ヤマネコ)」の時とは違って、対面販売に変わっています。これもオーナーのかたの考え方なのでしょう?
ハード系からデニッシュ、クロワッサンなど選ぶのが楽しくなる見せ方です。
他にお客さんがいないこともあって、これ幸いに、お店の方とお話をしながらパンを選ぶことが出来ました。
では買い求めたものを紹介します。
私が食べたのはこちらの「ハーブ ソーセージ(300円)」。お値段高めですが、生地はフォカッチャで、棒状に伸ばしてソーセージに巻きつけて焼きあげています。外側には白ゴマ・ヒマワリの種・亜麻仁・オーツ麦がたくさん付けられていて、とても美味しいパンでした。
切るとこんな感じです。娘にも同じものを買っています。
珍しくハード系のパンも買いました。「カントリーブレッド(640円)」。
コンテチーズとカシューナッツがたっぷり入っています。
カットして食べますが、噛むと素材のうま味がすぐに口の中に広がり、余韻も長く残ります。こちらも本当に美味しかったです。
あと、「ライ50(夏)贅沢フルーツ」と命名されたパン?320円です。
一個まるごどだと味が濃いので飽きると思うので、3分割して食べてくださいと言われました。
こちらの写真は、二人で食べるためにカットした半分のサイズということになります。
白ワインとグランマエニに漬けこんだ5種類(甘夏・マンゴー・アプリコット・パイン・白無花果(イチジク)」のドライフルーツと、クルミ・カシューナッツを混ぜ込んであります。
パンと言うより洋菓子ですね。おやつ代わりに食べました。確かに濃い味でした。
妻が食べた「タイニーアマン(200円)」は、デニッシュ生地にグラニュー糖とカソナードが付けられ焼かれてキャラメリゼとなっています。バターの風味もいいですね。
何れのパンもとても手が混んでいて、他のお店には売っていないようなものばかりです。
お店の名前がちょっと覚えにくいですが、移転しても益々面白くなってきた感がありますね。これからも美味しいパンを作ってください。期待しています。ご馳走様でした。
菜虫化蝶(なむしちょうとなる)
石川県かほく市白尾ニ13
9:00~14:00
15:00~18:00
(完売次第閉店)
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